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ことでんレトロ最終章 20210731(11)香東川鉄橋

そろそろ、トップ写真に困る時期。最近は、このブログを更新するのが精一杯の状況が続き、<鉄>活動は事実上、休止している。
ということで、30年前、1991年のある夜。東京駅で撮った1枚。

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【1991年頃】 東海道本線・東京駅

185系の引退で、東海道本線の夜行普通列車の歴史にもとうとう終止符が打たれて。
快速「ムーンライトながら」になってからも何度か利用したが、懐かしいのは、やはり、「大垣夜行」だった時代。

自分は、下り第375M列車、上り第372M列車、サロ組込みの165系11両編成の時代。

いや、閑散期なら、まだしも、繁忙期にあの満席の硬いボックスシートで一晩過ごせ、と言われたら間違いなく拒否だが、それでも懐かしさがこみ上げてくる。
まだJRが発足してまもない頃、景気も良く社会全体に活気があった。JR各社も競い合うように新車を次々に導入していたが、それでも、大半の車両は国鉄から承継したもので。「国鉄型」とか「国鉄色」という言い方も聞かなかった。

この写真を撮ってから、いつの間にか、30年が経って。この頃、中学生だった自分...

もし、タイムマシンができたなら、この時代に戻ってみたいと思うのである。

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ことでんレトロ最終章 20210731(10)珍編成を讃岐らしく!?

まず、謝らなければならないことがある。
日々、まったく何も考えずにこのブログを書いている。そんな中で撮影地を調べたり、特定の車両のことを知りたかったり...ネット検索すると、時折、拙ブログの記事がヒットする。時には気づかず、それをクリックしてしまう。

そうして、「へぇ~、自分とよく似た撮り方をする<鉄>も居るんだぁ~」と感心して暫し読み耽ってしまう。
しばらく読み進める内に気づくのである。

「あっ!! コレ、俺のブログだ!!」
毎日、何も考えずに書いているので、自分の撮影記を新鮮な気持ちで自分自身が読んでいるということもある、そんな<変態鉄>である。

そんなわけで...

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【2002年頃】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

20年ほど前の琴電琴平駅。ことでんが大きく変わりつつあった頃の1枚である。もちろん、そんなことはまったく意識せずにシャッターを切っている。

琴電琴平駅周辺の様子は20年経っても大きくは変わっていない。
見づらい画だが、奥側の1番ホームには京王5000系の1100形が折返し待ちしている。白地に緑と黒のアクセント、いわゆる「SOGO色」である。

よ~~~く、目を凝らせば、画面の左端、架線柱にかかる位置だが、琴平留置の編成が停まっているのも、20年変わらないシーンである。
琴平線はファンタンゴレッドを纏った電車が中心で、まだ黄色いカラーは見かけなかったと記憶している。

それから約20年後の夏。この日は手前側の線路にレトロと600形の併結4連が入線しており。

さて、この同じネガに...

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ことでんレトロ最終章 20210731(9)羽床のストレート <後編>

忙しさの山場は過ぎつつあって。面倒な仕事はあと1~2件だろうか。週明けまでにそれを解決すれば、ちょっとだけノンビリした時間を過ごすことができそう。
ということで、“出撃”の計画を考えているところ。本当はクラウドファンディングで話題のあの路線のキハ...ではなくて、貨物列車を撮りに行きたいのだが、たぶん近場で...ということになりそう。

まもなく小湊鐵道線も一部区間の復旧が完了して運転再開の予定。再開後のダイヤが発表されたが、機関区への出入りができない上総牛久駅以遠の区間は車両の差し替えができないので、2両のキハ200形を使い続けるのだろうか。
ということは検査の都合もあるし...

久々に上総大久保のカーブなども行ってみたいが、車両不足のため、里見駅での交換無しというパターンみたい。
ヨンマルがロケーションの良い牛久以遠の区間に入るのは10月以降になりそうだが、はたして。

さて、8月1日のことでんレトロの話題。残念ながら目論みハズレで「順光での編成写真」にはならなかったが、羽床のストレートで。

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【2021年8月1日10時35分】 高松琴平電鉄琴平線・滝宮-羽床

これまで、レトロ2連は何度も撮っている。
だからこそ、茶色いレトロ電車と黄色い600形、いつかの長尾線の再現...にはならないものの、600形とレトロ電車の併結運転の姿を撮れたのも“収穫”だった。

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ことでんレトロ最終章 20210731(8)羽床のストレート <前編>

昨日に続いて“現実逃避”に他ならないのだが、朝からブログを書いている。なぜか昨夜は寝られなくて夜中に何度も目が覚めて...
まぁ、そういうこともあるので...ただ、仕事中、眠いのは辛いのである。

もう明日までの仕事を期限通りに終わらせることは、すっかり諦めているのである。無理なものは無理っ!!

そんなわけで趣味活動に使える時間をとることができず、そうなると冒頭のこの部分に書くことがなくなってしまっており。
その中でも水島臨海鉄道のクラウドファンディングは順調な滑り出しを見せているようで、18日朝の時点で600万円を超えてきて。まだまだ半分だが、1日も早い達成を...と思っている。

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【2021年8月1日11時10分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

さて、8月1日のことでんの話題。2日目は琴平線でのレトロ運転である。600形電車2両をレトロでサンドウィッチするという珍しい編成。だから、まずは4両編成の姿がよく見えるように撮りたかった。

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ことでんレトロ最終章 20210731(7)明日に備えて... <後編>

昨日はお休みをいただいたこの話題。実は仕事がちょっとマズいことになっている。そもそもブログを開いていること自体、現実逃避以外の何ものでも無い。
何だか毎度のことになっているのだが...

この時期はアレコレ重なるもので。

ということで、今日の記事はちょっと短めに。

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【2021年7月31日16時54分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅

長尾線レトロを追った7月31日の夕方、その長尾線での貸切運行を終えたレトロ電車は仏生山車両所に入庫、翌日の琴平線での運行に備えて組成作業が行われていた。その様子をホームから。

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ようやく、終わって。いよいよ、始まって。

行きたいのに、行く機会がなかなか無いこの路線。
興味を持つキッカケは20年ほど前。キハ20形が、ほぼそのままのスタイルで定期列車として運用されている路線がある...と知ったことから。

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自分が撮るようになって、まもなくしてJRのイベントでの貸し出しに合わせて国鉄色に塗色変更される車両があって。
グレーをベースに青色のラインが入った旧水島色も落ち着いた姿で、そちらも好きだった。

このとき、まさか、ずっとキハ20形が残るとは思っても居なかった。

JR久留里線のキハが転入してキハ20形を置き換えることになったのが8年ほど前だろうか。そこでとうとうキハ20形も終わりかと思えば...

検査期限に余裕があるとのことで、キハ205号車だけその後もイベント用に残り。引退後も車両基地である倉敷貨物ターミナル構内に留め置かれ、10月の「鉄道の日」イベントなどで展示運転が行われたり。
そのキハ205号車の痛みが激しくなってきたのが今回のキッカケみたいで。

  https://readyfor.jp/projects/mizurin1970

合わせて、キハ37・38形の国鉄色への復元も言われており...
いまの時期、目標額の1,300万円というのは、決して低いハードルではなかろうが、キハたちが美しい姿を取り戻せるよう...
成功することを影ながら願っている<変態鉄>なのである。キハ205号車については、車体の傷みの修復と構内での展示運転に支障ない形でのリフレッシュということだろうが...。
美しい国鉄色を取り戻して欲しいと願っている。

でも、<鉄>どうしの会話でも話題になることがあるが、やはり、車両の塗色というのは撮る上で大事なのである。

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ことでんレトロ最終章 20210731(6)明日に備えて... <前編>

昨日の夜は...

いつも通り、深夜1時過ぎに床に就いたのだが、ちょうど眠りに就いた頃に...
屋根にあたる雨の音とウーウーと鳴り響く防災無線のサイレンの音で目が覚めた。<変態鉄>の自宅...というかアパートの周囲は最寄り駅名に「丘」と付くだけあって、周囲よりちょっと高いところで。
でも、東京の街は意外と川が多くて。しかもそれが暗渠化されて久しいので、あまり、普段、川沿いに住んでいることを意識しない地区も多くて。わが地元の杉並区も、大雨が降ると中小河川が溢れる値域があるのだが。

どうやら、深夜に防災無線が避難指示を告げていたのは隣の世田谷区だったみたいで。

それにしても、あのサイレン音で目が覚めたら、なかなか寝付かれずに。結局、4時頃までネットを見て過ごしていた。
ちなみに今日は、ワクチン接種(2回目)なのである。この記事を書いて“予約投稿”に設定したら、接種会場に向かう。強い雨の中で...

そんな中、気になっていた、あの路線。来週から一部、運転再開が発表され。担当者さんもコーフンしているのか、HPの運行状況の表示が「意味の分からない日本語」になっていたが...。
小湊鐵道線、先日、伺った通り、里見-上総中野間が先行して21日に復旧することが発表され。後は、今週いっぱい、秋雨前線が停滞すると言われていることが気になるが、何とか予定通りに復旧して欲しいと願う次第。
<鉄>としては、現在、五井機関区と線路が繋がっていない上総牛久以遠の区間、どう考えても現在の車両数では運用が回らなくなることが気になっている。五井から応援の車両を陸送する...などという噂もあるが。

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【2021年6月24日11時59分】 小湊鐵道・上総大久保-月崎

いずれにせよ、野田っぽりにも1ヶ月半ぶりにキハの姿が戻ってくる。これは<鉄>としても嬉しいこと。

それにしても、ここ数年、各地の鉄道を取り巻く環境は厳しくなっており。コロナによる乗客減に加えて異常気象、大雨による被害が重なって。山間部のローカル線では大雨被害がそのまま廃線の危機に繋がりそうな雰囲気である。

さらに明日は、いよいよ水島臨海鉄道のクラウドファンディングが始まる。キハ205号車の再整備、これは実現して欲しいと思っている。
小湊キハ40形も含めて、国鉄型キハが、いま熱いのである。

さて、一方...

まもなく、1世紀近くにわたった現役生活を終えることが発表されている、ことでんレトロ電車。
その最後の姿を記録したくて、2週連続で讃岐入りを計画した<変態鉄>、念願の白山バックのレトロ電車も撮れて。
翌8月1日は、琴平線での運行が予定されており。こちらは一転、レトロ2連では無く、2両のレトロが600形2連をサンドウィッチする編成で。

「とりあえず入庫しているレトロを撮れれば...」と訪れた仏生山、組成作業を間近で見られて...

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ことでんレトロ最終章 20210731(5)やっぱり、仏生山。

路面電車以外で吊り掛け駆動の電車というのは、いま、どれくらい残っているのだろうか。江ノ電のように新型車として見えない外観で、乗ってビックリ...という例もあったが。営業用車では、皆無では無くても、あまり思い浮かばなくなってきている。
国鉄では昭和30年代に入ると、101系通勤型電車を皮切りにカルダン駆動へと移り変わっていったが、中小私鉄ではメンテナンスのために車両の構造・性能を一定にした方が良いという考え方のもと、ある種、“時代遅れ”と言われそうな仕様で新製する...ということは、たびたび行われており。

そう、小湊鐵道のキハ200形も同じ流れ。最後の213・214号車は1977年製。20年近くをかけて徐々に置き換えていったが、この当時、国鉄ではキハ40形の投入が始まっており、DMH17エンジン搭載というのは、もはや20年くらい前の仕様といわれても。
ことでんレトロは100年近く活躍したが、“最後の吊り掛け電車”の1つである遠州鉄道の30形、冷房付き、電気ブレーキ常用といったちょっと変わり種の吊り掛け電車だったかと。
引退を前に「特別運行」されたとき、撮って録って、と楽しんだ。
(路面電車以外での最後の新製吊り掛け車は江ノ電だったかと)

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【2016年8月6日12時03分】 遠州鉄道線・さぎの宮-積志

ことでんのレトロ電車が引退したら、いよいよ吊り掛け電車も終焉に近づくかと。冷房使用時期を避けて三重県のあの路線...くらいしか、吊り掛けの乗車音が録れる路線が思い当たらない。
でも、あの盛大なサウンド、アレこそが“電車の音”と思っている<変態鉄>である。

長尾線を2往復、4回ともほぼ同じ地点での撮影だったが、自分の中では“3勝1敗”の受け止めだった。
これで、ホテルに戻って...

迷ったが、瓦町で降りずに...

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ことでんレトロ最終章 20210731(4)もう一度、白山バック

昨日の記事では、20年ほど前の120号車の姿をご紹介できたので、今日のトップ写真は、再掲ではあるものの、やはり、2002年頃の1枚。
<変態鉄>が高松琴平電鉄を撮るようになった頃には、既に瓦町はいまの駅ビルだった。あの旧駅舎は写真で見ただけ、その気になれば間に合ったのに、当時はそんなことにまったく興味を持てなかった。それだけ若かったということかも知れないが...

その2002年頃、ちょうど「ことでんそごう」デパートが...という時期。瓦町駅近くの線路に長尾線の予備車が止められているのは、いまと変わらず。

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【2002年頃】 高松琴平電鉄長尾線・瓦町駅付近

この頃は、この300号車が、ことでんの前身、琴平電鉄開業時からの生え抜きの1両であることなど知るよしも無く。何となく旧型電車を撮りたい...というくらいの気持ちで、鉄道誌のガイドを読んで、その通りの場所で撮ったという感じだった。「そごう色」の電車が増え始めた頃で、まだまだ3線とも大半の電車はファンタンゴレッドにオパールホワイトの塗り分け塗装だった時代である。
まさか、このときから20年間、現役で走り続けるとは思っていなかった。

丸窓に復元され、新製時の焦げ茶色単色塗装になる...その前の姿を撮っていた。

さて、2021年7月31日の高松琴平電鉄長尾線、レトロ電車をどうしても“白山バック”で撮っておきたかった。

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ことでんレトロ最終章 20210731(3)まさか、ここは20年ぶりの???

ここに来て、緊急事態宣言が9月下旬まで延長されるという報道が出てきており。まぁ、延長になるのは織り込み済みだったので、何の驚きも無いのだが。
結局、2021年は1年間の大半が緊急事態宣言下というヘンな年になりそう。

いっそ、黙っていたら「緊急事態」で、感染状況が落ち着いたら「通常事態宣言」をするように改めては...などと思う<変態鉄>である。

この状況が続けば、レトロ電車も「お別れ運転」無しにフェードアウト...という最悪の事態が起こるかも。それが心配である。

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【2021年7月31日12時27分】 高松琴平電鉄長尾線・長尾駅

もし、「お別れ運転」があったとしても、それが<変態鉄>の仕事が忙しい時期に重なる可能性はあるわけで。
そうなれば、コレが自分にとっては最後の「長尾線レトロ」になるかもしれず。決して、そうなって欲しいと思わないが、でも、そうであるからこそ、今回は天気にも恵まれ、自分自身、納得のできるカットを残したい...という気持ちが強かった。

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