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小湊鐵道「キハ40形 観光急行」を撮りに(1)

自分のような「非電化ローカル線」が好きな者にとって、千葉県を走る小湊鉄道線というのは、まさに“最後の楽園”かも知れない。
キハ...ディーゼル動車ばかりに注目が行きがちだが、その鉄道情景の素晴らしさも忘れてはならないポイント。

春の房総は、サクラと菜の花があまりにも有名になりすぎた感があって。カメラマンがたくさん集まってくると...そう思うと憂鬱で、どうしても敬遠がちになってしまう自分なのだが、それでも、やはり、春の行楽シーズン、小湊の魅力は長編成のキハ。3連のキハ200形のローカル列車には2人の車掌さんが乗務して、補充券の束を手に車内を動き回って車内精算、そして、ホーム有効長の短い駅が続く上総牛久以遠の区間では、2両目と3両目の乗務員室からお互いに手で合図し合って安全確認。まさに「古き良き鉄道情景」、それが残っていることも魅力的。

多くの観光客が訪れる、その騒々しさを我慢してでも乗りに撮りに行きたい魅力があるわけで。

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【2024年4月14日17時54分】 小湊鉄道線・五井駅

17時半、帰路に就いて。そういう意味では、キハの終着駅が五井駅。
でも、到着したキハ200形3連、「連結作業を行います!!」のアナウンス。向かい側、「こみなと待合室」のところに待機していたキハ200形がホーム側へと進んできて...

ぬぁんと、久々に見るキハ200形の4両編成ができあがり。
もちろん、その連結作業も、運転士さん、車掌さんと駅の助役さん、そして、作業服姿の職員。多くの職員が見守る中で、確実に、そして、手早く行われていくのだった。

そんなシーンに出会うことができたのも、この日の“収穫”だっただろうか。写真としては、17時半の薄暗い中、そして、多くの“ギャラリー”たちがスマホのカメラを向けている中で...
このシーンを、こう撮ることが<変態鉄>の限界だったのである。

ということで、4月14日の小湊鐵道撮影記。

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