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5月、阪堺モ161形車を撮りに(9)やはり、住吉 <後編>

こんなブログでも、11年近く続けていると、やはり、お読みいただいている方と実際に出会うケースもあるわけで。まぁ、稀に...という位だが「読者です!!」と言っていただけることもあって。
嬉しいというより恥ずかしいというのが先に来るのだが...

拙ブログ唯一の“取り柄”とも言えるのが「毎日更新」の方針を貫いていること。駄文を長々と続けるのは、仕事の文書でも何でも最悪のパターンだろうが、でも、そんなことお構いなしにテキトーなことを、思いつきで書いている。
そうすると、訊かれることとして「毎日、あの記事を書くのに、どれくらいの時間がかかるものですか??」との質問。

いや、コレが難しい。1つの記事を書くのに、書くことが泉のように湧き上がってきて10~20分もしないで気づけば1記事できている...という日もあれば、どう書こうか全然浮かばない日もあって。
ちなみに、自分の記事つくり、今回のような撮影記の場合、掲載予定の写真を選ぶことからスタートする。RAW画像なので、1日の撮影分(数百~1000コマ)から、ブログに掲載しようと思うコマを選んで現像(編集・調整の上、jpeg形式などに変換すること)して、それを1つのフォルダに保存しておく。
ここから、8~10枚を取り出しながら、その1枚1枚の写真に説明を付けるような感じで記事を書き進めていくようにしている。

だから、写真を見た瞬間に、それを撮ったときのこと、そのとき考えていたこと、なぜ、そんな撮り方をしたのか、周囲はどんな感じだったか...アレコレがパッと何かの光が灯るように浮かんでくるときと、写真をどれだけ見ても「コレ、どこでどうやって撮ったっけ??」となるときが。
そういうときは、1つの記事が書けるまでに2~3時間を要するわけで。何か、気持ちの浮き沈み...というか、記事を書きたいと思うときと面倒になるときが、あるサイクルで巡ってきているような...
その「書きたい」気持ちになっている日が仕事の公休日と重なったりすると、その1日の間に1週間分の記事が書けてしまうことも。実は、この5月1日の撮影記も、一気に書き上げて「下書き」設定で保存していたモノを、予約投稿の形で毎晩1つずつ公開している次第。

と、舞台裏を明かしてしまうくらい、冒頭に書く小ネタに困っている日々なのである。

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【2022年5月1日15時47分】 阪堺電気軌道上町線・住吉電停付近

引き続き、5月1日の阪堺電車撮影記。16時になると、だいぶ建物の影が目立ってきて。撮影はそろそろ終盤戦。

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5月、阪堺モ161形車を撮りに(8)やはり、住吉 <前編>

むかし、まだ若かった頃、「なぜ、年寄りは、あれほどまでに早起きなのか!?」と、そう思っていた。でも、40台も半ばになってくると、少しその早起きの理由が分かってきた。
自分の場合、仕事の関係上、夜遅くなることが多いのだが、夜と言うより未明に寝ても、朝6時、7時、早いときは4時台にトイレに行きたくなって目が覚めるのである。そして、いったん目が覚めると二度寝できなくなって。
早朝、体は疲れていても目が冴えてしまって、そのまま布団の中にいるのも退屈で、モゾモゾと動き出すのである。最近は毎朝、それの連続。その分、会社では常に睡魔との闘いを強いられるのだが...

高齢者に早起きが多いのは、もしかしたら、トイレに行きたくなるだけなのではないか...とそんな仮説を立てている。

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【2022年5月1日15時15分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山四丁目電停

さて、9月に入り、昼間は猛暑でも朝晩は少しずつ落ち着きを見せてきた中で、それでも拙ブログは5月の大型連休の阪堺電車撮影記を。5月1日に大阪入りして4日の夜のヒコーキで帰るまで、今回は、100%阪堺電車だった。その1日目、この日はモ161号車の上町線(天王寺駅前-あびこ道)運用。

ほぼ全線の主な撮影地は“制覇”してしまっており、その分、ネタ切れ感の強い撮影ではあった。その初日、最後の撮影地に選んだのは...

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5月、阪堺モ161形車を撮りに(7)帝塚山四丁目 <後編>

5月の撮影と言えば...
田園風景をゆくローカル線なら水の張られた田んぼに写る姿も狙い目だが、何と言っても<鯉のぼり鐵>。4月の訪問時は<サクラ鐵>だったが、それよりも遙かにリスクが高いのである。
まず、毎年、同じところに見られるものではない。サクラも古くなって伐採される木も増えているが、でも、昨年、撮れた地点ならば翌年も撮れる可能性が...
一方の鯉のぼりは、小さな子がいる家庭が揚げるものなので、1件あたり数年間。どこのお宅が...など分かるはずも無く。

しかも、<鯉のぼり鐵>の最大の困難は「風」。“鯉のぼりのある風景”を撮るのなら、ちょうど良い風が吹いてくるまで待てば良いが、鉄道写真の場合、お目当ての電車が来た...その瞬間に思い通りの風が吹いていない限り、ただ、掲揚ポールが写っただけの写真に成り下がってしまう。

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【2022年5月1日15時14分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山三丁目-帝塚山四丁目

でも、帝塚山四丁目電停付近のお宅のベランダに鯉のぼりを確認。そうなれば、挑戦せずには居られなかったのである。

帝塚山四丁目電停のホームの手前に立って。

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5月、阪堺モ161形車を撮りに(6)帝塚山四丁目 <前編>

撮っていて苦しい...というか、どうやって撮ろうかと。現役で残るモ161形車は全部で4両、ある意味、ファンサービスなのかも知れないが、その中でも昨年秋に修復されたモ161号車が運用に入る機会が多くなっており。
一昨年まで、事実上、貸切専用車のような位置づけで住吉大社初詣輸送でも、“殿”で出てくるかどうか...という立ち位置だった頃は、自分もモ161号車を見るとコーフンしていた。古豪モ161形車の中でも“別格”の車両だった。でも、クラウドファンディングもあって美しい姿を取り戻してからは、そのお披露目も兼ねて運転される機会が増え、今年の正月輸送でもモ161号車だけが動くということが多く。

逆に、撮っていない数年間で塗装が変わった162、164、166号車、残り3両に会えるのを楽しみにしていた<変態鉄>だったのである。
だから、「モ161号車が天王寺駅前-あびこ道」というのは、一番、撮り方に困る状態になっており。

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【2022年5月1日14時42分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山四丁目電停

ちょっとでも変化を付けようと、普段、よく撮る地点であっても、1つ隣の踏切で。

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5月、阪堺モ161形車を撮りに(5)住吉から松虫へ

訪れる度に同じようなカットを...
どうしても、遠くに行けば行くほど“安全策”に徹してしまうのが自分の悪いクセかも知れない。全区間で6 km、でも、電停間の距離は数百メートル、歩きながら、もっと工夫した撮り方を探してみれば良いのだが...
クルマ、自転車、歩行者...、さまざまなリスクを抱えながらの撮影となるのが、路面電車撮影の辛いところ。

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【2022年5月1日14時06分】 阪堺電気軌道上町線・阿倍野-松虫

予報の通り、午後になると徐々に雲がとれて青空が広がり始めた大阪の街。午後は定番の撮影地を回るしか無かったのである。

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秋の訪れを感じる夷隅へキハを追って <速報版>

ずっと迷っていたのだが、最終的に、朝起きて決断した。

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【2022年9月4日12時38分】 いすみ鉄道・総元-西畑

ドン曇りだと、普段、逆光に苦しめられる地点でキハ28が撮れる...と期待して。朝6時半の井の頭線から新宿経由で東京駅へ。
でも、大多喜に着くと同時に太陽が顔を出して。ということで、撮影地は急遽、変更で西畑へ。後続の下り列車をこの定番ポイントで撮ってみた。

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5月、阪堺モ161形車を撮りに(4)初めての阿倍野

天王寺駅前からあびこ道まで、ちょうど6 km。両端を含めて14個の電停があって。阪堺電車を定期的に撮りに訪れるようになって5年ほど、その間に全区間歩いて、ほぼ全区間でカメラを構えていた。
その中で、最も“手薄”だったのが、

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【2022年5月1日12時47分】 阪堺電気軌道上町線・阿倍野-天王寺駅前

阿倍野電停周辺。「モ161号車」「上町線(天王寺駅前-あびこ道)運用」となれば、正月の訪問時にたくさん撮っている訳で。自分にとって最後まで残った、阿倍野電停周辺での撮影しか考えつくことがなかったのである。

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5月、阪堺モ161形車を撮りに(3)神ノ木電停に行ったが...

「隣の芝生は~」ではないが、普段、撮影していて「あぁ、ココで撮ったらスッキリ撮れそう!」と思う場所がいくつも。でも、そういう地点、大抵の場合「晴れれば常に逆光」みたいな...。
そればかりは方角の問題なので仕方ないのだが、そういう地点を見つける度に「曇りの日に撮ってみよう」と、アタマの中にインプットしておいて。

でも、青く見えるのは隣だったから...だったのかも知れない。

そういう地点、いざ、曇った日に勇んで赴けば、全然、思ったように撮れない“ハズレ”の撮影地だったりするもので。

帝塚山4丁目で専用軌道へと入った上町線、南海高野線の線路を跨ぐため西に進路を変えながら急勾配を一気に駆け上る。そのサミットにあるのが神ノ木電停。
普段は住吉・浜寺方面のホーム端で西を向いて撮るのだが、向かい側の天王寺駅前ゆきホームの階段の踊り場付近から帝塚山方向を見るとスッキリ撮れるのでは無いか...と思っていた。

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【2022年5月1日10時41分】 阪堺電気軌道阪堺線・安立町電停

雨は止みそうな感じだが、空にはまだまだ灰色の雲が立ちこめており。

それならば、逆光となる神ノ木電停の、その撮影ポイントを訪れるのにはうってつけ。安立町電停でモ161号車を撮ったら、すぐ後続の天王寺駅前ゆきに乗って、神ノ木電停に向かったのだった。

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5月、阪堺モ161形車を撮りに(2)最初は安立町電停

 ♪ 小ぬか 雨降る 御堂筋 ~

一度聞いたら忘れない歌声だと思う。そして、間違いなく名曲である。<変態鉄>にとって大阪の街のイメージはこの曲によるところが大きいのかも。
でも、この朝の雨は「小ぬか雨」という感じでは無く、傘をさしていても濡れてしまうようなザーザー降りだった。しかも、阪堺電車が走っているのは御堂筋では無く阿倍野筋。

たぶん、20分ほどでモ161号車が戻ってくるはず。雨に濡れるのがイヤで、屋根のあるところでテキトーに撮ってしまおう...と、安立町電停でカメラを構えた<変態鉄>だったのである。

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【2022年5月1日10時11分】 阪堺電気軌道阪堺線・安立町電停

依然として雨脚は強く。周囲は朝10時とは思えない夕方のような薄暗さ。迫ってくる電車のヘッドライトの光がレールにバラストに反射して...
そんな雨の日ならではの光景を画にできる腕前があれば良いのだが、<変態鉄>が、どう転んでもそんな撮り方はできないわけで。

雨の中、久しぶりにカメラに防水カバーをかけて、モ161号車を待ち続けたのだった。

ここまで乗ってきたモ504号車が折返し天王寺駅前ゆきとして戻ってきて。

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5月、阪堺モ161形車を撮りに(1)ぷろろーぐ

早いもので9月に入っており。今月は中旬にかけて仕事がバタバタする時期が続くことになる。それを見越して8月下旬に“臨時出社”を重ねてはいたものの、それとは別の業務も入ってくることが決まっていて。
気になっているところはあるのだが、なかなか“出撃”できない日々が続くことになりそう。

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【2022年5月1日10時19分】 阪堺電気軌道阪堺線・安立町電停

今年は8月が、確かに暑かったが、それ以上に雨のぐずついた天気の日が多かったような。梅雨が圧倒的に短く終わったと思ったら、梅雨も夏も秋雨も6月から8月にかけてダラダラと雨のシーズンが続くような気候に変化してきているのかも知れない。
そんなことを思った2022年の夏である。思えば、昭和の頃、自分が小学生くらいまでの夏はもっと夏らしかったような気がする。いや、あの当時、小学校のグラウンドで朝行われていたラジオ体操は楽しみだったが、体育が苦手だった<変態ガキ鉄>には、昼からの小学校での「プール教室」は苦痛以外の何物でも無く。
あの頃はあの頃でイヤなこともたくさんあったが、でも、夏の空は真っ青だったような気がするのである。

真っ青な空に沸き立つ入道雲...あの景色が懐かしく思えてくる今年の夏だった。

と、書いているものの9月に入って4ヶ月遅れで、5月の連休の撮影記。まさか...だった。4月中旬、突然発表された大型連休の阪堺電車モ161形車の運行、大慌てで伊丹までのヒコーキを確保して...

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