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5月、阪堺モ161形車を撮りに(10)モ161号車に乗って

自分がデジタルカメラを使い始めたのは2007年のこと。初代EOS 5Dだった。フィルム時代とは変わった点が多々あって。その中で、初めて意識するようになったのが「ホワイトバランス(WB)」、まぁ、簡単に言えば“色味”のこと。
<変態鉄>は、そもそもテキトーな人間なので「AWB(オートホワイトバランス)」という設定で撮っていることが多い。

でも、撮影地では熱心な<鉄>の皆さんが、お仲間どうしで「いま、どれくらい??」「5,200K(ケルビン)くらいじゃない??」というような会話。いわゆる“色温度”をチェックして、カメラの設定を細かく調整しているようで。
このWB、EOSくんにも「太陽光」「曇り」といったモードの設定があって。これを変えると、色が全然違って見えて写真の雰囲気が大きく変わるのである。RAW撮影なので撮った後で編集のところで変更することはできるのだが、それでも、その時、その場所の雰囲気を正しく再現するために、色調を細かくチェックする人が多いようで。
それでも、自分は「オート」なのである。その、“AWB”、初代5Dでは、絶対に信じてはダメ...というくらい、撮ってビックリ、何だか気持ち悪い色調の画像に仕上がっていたり...泣かされたが、急速な勢いで進歩し、いまの「Rシリーズ」になってからは、常にオート設定にしているが、撮った後にそれに不満を感じることは、ほぼ無くなった。

そのプリセットされたWBの設定の中には「蛍光灯」「白熱電灯」というモードがある。例えば、蛍光灯下で写真を撮ると画面全体が黄緑色に染まってしまう。その分をカメラが計算して調整して自然な色調に仕上がる...ということだが。
白熱電灯もそのまま撮ると写真全体がオレンジ色っぽく染まってしまう。でも、自分は「電球色」の場合、その“色被り”した画の方が好きだったりする。そのあたりが、やはり<変態野郎>なのだろうが...

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【2022年5月1日16時57分】 阪堺電気軌道上町線・天王寺駅前電停

モ161号車に乗って。その車内を撮ると、実際にこの目で見た景色とは全然違って見えて。この記事に貼る写真も、色調には悩んだのだった。お読みいただく皆さんは“ヘンな色調”と思われるかも知れないが、自分としては、あの車内の雰囲気が伝わるような画にしたくて...

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