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2021/10 倉敷へ、鳥取へ(22)片上のブルートレイン

まだまだ続く10月の岡山への旅の話題。

ひきつづき、旧同和鉱業片上鉄道線・吉ヶ原の保存車の話題。

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【2021年10月21日13時28分】 岡山県久米郡美咲町・柵原ふれあい鉱山公園

昨日、ご紹介したDD13は無蓋貨車を連ねた鉱石列車の他、客車列車を牽いていたのも片上鉄道の特徴。廃線まで17 m級オープンデッキの客車が多くの学生などを乗せて通勤通学時間帯の輸送力列車として活躍していた。
通称・片上のブルートレイン、あと10年、いや、5年早く生まれていたら、その姿を撮るべく片上鉄道線に“出撃”していたはず。

  ♪ 動き始めた汽車に~ ひとり飛び乗って~~

「喝采」の歌詞だが、これは手動扉だった旧型客車の時代ならでは...の話。自分にとっては写真で見るだけの世界だが、国鉄末期、つまり80年台まで列車の最後部は細い鎖が1本、デッキの客扉は自由に開け放つことができる...
そんな客車を連ねた列車がローカル線の基本だったというのだから。
片上鉄道末期、学生さんたちが線路上を歩いて駅構内に入って、ホームと反対側から乗り降りしている写真を見たことがある。いまなら、大騒ぎになりそうなものだが、当時としてはそのあたりも大らかだったのだろうか。
この日は吉ヶ原駅に旧国鉄オハ35系の譲渡車がいたが、黄福棚原駅のところに新設された“車庫”には、片上オリジナルの17メートル級客車が。

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