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20220918 阪堺電車「モ161形車の撮影会ツアー」(3)

インターネットが普及して、しかも、SNSなどで誰でも発信者になれるようになって。仕事でも趣味活動でも、見ず知らずの人たちともフツーに話せるようになって。
実際に(リアルの場で)お会いして話をするのなら、交わされるコトバも、まさに“文字通り”ではなく、さまざまなことを踏まえて相手の意図を踏まえて聞くことが出来るが、やはり、ネットでは...
コトバの文字通りの意味を額面通りに...とならざるを得ないし、その発信者・発言者の背景にあるものも全く分からないまま、その一言だけが切り取られて。

そういう意味で、自分は、とりわけ趣味活動の中で「絶対に近づきたくない」と思う相手というのが。特に Twitter 上に多いような気がするのが...。
それは、文末に「べき」「~~すべき」と付けてくる奴。仕事でも趣味でも一貫して、そういう人間とは距離を置きたいと思っている。

もちろん、リアルの場では、耳を傾けなければいけない意見や、あるいは、こちらに落ち度があってのご指摘のことも少なくないが...

別に親しくも何でも無い、特に顔を見たことも名前を聞いたこともない人が発する「べき」というコトバ。
日常生活で「べき」というコトバ、言う機会は意外と少ない。そもそも、このコトバ、使っている場面の大半は発言者自身の価値観・考え方を相手に一方的に押しつける事にしかならない場面が多く。
でも、<鉄>の世界では、このコトバを発する人間が非常に多い気がするのである。

やはり、この趣味をしていると鉄道事業者の公式アカウントを覗くことが多いのだが、そのツイートのリプライに「※※形は廃車にして、※※線を走っていた※※形を導入して置き換えるべき」「※※線と直通運転するべき」などと、必死にコメントを付けているユーザーが少なからず。
(まぁ、ネットだけでは無くリアルの車庫公開とか撮影会とかのイベントでも、職員を捕まえては、同じような自説を開陳して困らせている<鉄>は多いが...)
沿線で写真を撮っていても「※※号を撮るときは、※※の地点で※※な撮り方をするべきです」(← オレ、何度も撮ったことがあるけど!!)みたいな。

まぁ、こういうことばかり言っている面倒くさい奴が<変態鉄>なのである。つまり、人からアレコレ言われるのがキライな性格、趣味活動でも基本的には“一匹狼”、同好の仲間で集まってワイワイというのも好まないタイプ。
撮影会もマイペースで撮れるものが嬉しいのである。

そういう意味でも、9月18日の阪堺電車の撮影会は4両の車両を決まった範囲で撮るだけ、人数も絞られており、マイペースで撮れるという<変態鉄>にはもってこいの設定だった。

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【2022年9月18日12時31分】 阪堺電気軌道・大和川検車区

モ161形車3両の真ん中に居た、モ351号車。“目立ってなんぼ”の広告塗装車の中で青と白の落ち着いた色調の電車も“還暦”。阪堺の“ヌシ”的存在になっているモ161号車は検査入場中だったため、この日の撮影会を“欠席”。
でも、決して、モ351号車はその“バーター”ではなく。モ161形車の影で、あまり目立たないだけでトラムを撮る者として、決して軽視してはならない貴重な車両だと思っている。

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