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2月、阪堺モ161形車を追って(1)モ164号車

“虫の知らせ”というのだろうか。今シーズンは、何かイヤな予感がしていた。
今年は、初詣輸送の終了後、1月5日から31日まで比較的長期に渡り、モ161形車の営業運転を行う...と。
1月中は連日、モ162号車とモ164号車が代わる代わる運用され。でも、その期間、そんな時に限って仕事の関係で大阪を訪れることはできなかった。

ただ、2月に入っても、アプリで見る限り、ほぼ毎日のようにモ161形車を示す赤いアイコンが動いていて。雨の日を除けば、2月に入ってからもほぼ毎日、モ161形車が稼働していたのだった。しかも、通常の営業運転で。

本来、コロナ禍の減便を引きづっており、わざわざ古豪モ161形車を出さなくても運用車両数は足りているのである。それでも、ほぼ毎日のように...

いつまで続くかも分からない。2月に入ってからは、毎朝、アプリで赤いアイコンを探すことと、自分の公休日の大阪の天気を週間予報でチェックすることの繰り返しになった。そして、2月13日に日帰りの強行軍ながら大阪へ。この日は青空が広がって。朝から我孫子道折返しの大阪市内運用ながら、焦げ茶色のモ164号車が動いてくれて。しかも、夕方からはモ162号車も走って...。

でも、それから帰ってすぐ、阪堺電車の公式インスタグラム上でモ164号車が休車に入ることが予告され。

そして、とうとう<変態鉄>の46歳の誕生日に「今日からモ164号は休車となります。」と。
昨年のモ166号車に続き、モ164号車にも、とうとう、この日が来てしまったのである。1928年(昭和3年)に製造されて以来96年、ずっと生え抜きで大阪の街を走り続けた古豪。

長らく4両体制だったモ161形車もとうとう稼働車は2両だけになって。思えば、モ164号車は、<変態鉄>が初めて阪堺電車のイベントに参加した時に乗った電車でもあった。

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【2018年4月5日15時51分】 阪堺電気軌道上町線・天王寺駅前-阿倍野

阪堺電車は広告塗装も含め、数年で塗装が変遷しており。撮影記に入る前に、<変態鉄>がこれまで撮ってきた、モ164号車のさまざまな塗色をご紹介したい。

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