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2023年正月 阪堺電車を撮りに関西へ(12)

拙ブログでは、いまだ正月の撮影記を続けているのだが、世の中は確実に季節が進んでいる。今年のサクラは例年より早めになるのだとか...
そんなシーズンに合わせて、土休日にモ161形車が定期運行に“予告登板”している。そう聞けば行きたくなるもので...

いろいろな意味で自分の首を絞めることにもなるのだが、それでも、行かずには居られない。現在、日程を調整中なのである。

  ♪ わかっちゃいるけど やめられねぇ

仕事のことではいろいろあって。本当はいま“出撃”など考えられる時期ではないはずだが、それでも、モ161形車を撮りたいのである。

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【2023年1月3日12時08分】 阪堺電気軌道阪堺線・我孫子道-安立町

ということで、まずは正月の阪堺電車撮影記。1月3日も前日と同様、正午にモ161形車が動き出す展開となった。
前日は、住吉鳥居前に駆けつけたが、この日は...

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2023年正月 阪堺電車を撮りに関西へ(11)

いつの間にか...3月になっており。ホント、そんな感じである。今年は平年より早くサクラが咲きそうなのだとか。
<変態鉄>は相変わらず、仕事がバタバタしていて。

天気も良いし、暖かくなってきたので趣味活動を...と思っているのだが、もともと休みが不規則な仕事。4月に入るまで2日以上続けて休めるタイミングがないのである。

でも、それでも...
3月中に最低1回、できれば、あと2回、大阪に行こうと思っている。そう、狙いはもちろん阪堺電車である。モ161形車の運行を...

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【2023年1月3日10時29分】 阪堺電気軌道阪堺線・我孫子道-安立町

そう、今年も「撮り初め」は阪堺電車だった。寒い中、いつ動くかわからない電車を待っているのも辛いものだが...
でも、雨がパラつく時間帯もあった初日、1月2日とは打って変わって、3日は気持ちの良い青空が広がって。寒いには違いなくても、それでも、何だか少し暖かいような気がして。我孫子道の車庫をずっと覗いていても仕方ないので、我孫子道電停の安立町側の柵沿いに立って、やってくる電車たちを撮っていた。

「目立ってなんぼ」の精神で原色系の鮮やかなデザインが多い、阪堺の広告電車。モ161形車と「堺トラム」を除いて基本的に全て広告車になっており。
モ602号車は「黄金糖」の広告である。

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2023年正月 阪堺電車を撮りに関西へ(10)

東京の人間にとっては「浜寺駅前」と言われても、どこなのかちょっとわかりにくいのだが...
堺市の南側、大阪湾に面した海岸の街である。古くは砂浜海岸だったようで夏場は海水浴客で賑わったほか、このエリア、別荘地としても知られていたそうで。阪堺電車は堺市内に入って、中心部を紀州街道上の併用軌道(センターリザベーション)で抜けると、最後は南海本線を跨いで海側に出て。
その大阪湾の海こそ見えないが、広大な浜寺公園の入り口の手前に終点・浜寺駅前電停があって。

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【2023年1月3日9時39分】 阪堺電気軌道阪堺線・浜寺駅前電停

何とも言えない懐かしい佇まいの駅舎は、営業時間こそ短くなったものの乗車券発売所として活用されており。

でも、そんな佇まいも間もなく見納め。
並行している南海本線の高架化事業の進展で、船尾電停との中間にある南海線をオーバークロスするところ、地平を走っている南海線を高架で越えているが、ここが高架化のネックになるということで、紆余曲折あった末、まもなく単線の新線に切り替えとなり、南海線の東側を走るように変更される。

まもなく見納めとなる浜寺駅前電停周辺を観察しに行ったのだった。

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2023年正月 阪堺電車を撮りに関西へ(9)

いま、本当は呑気にブログを書いているような状況ではなく...。
<鉄>としての趣味活動の自分ではなく、会社員としての“本業”の方がマズい状況になっており。いや、自分が何かやらかした訳ではない。
「遠くない将来、きっと来るのだろうなぁ」と思っていたピンチは、実は目の前に来ていた...ということで。
でも、そうであるからこそ、「一丁、やってやろうじゃないの!!」とアドレナリンのようなものが漲ってくるようなところもあって。長い人生、何度か“転機”のようなものが訪れるのだろうなぁ...と、そのピンチを、なぜか他人事のように冷静に受け止めている自分なのである。

そんなことを言いつつ、ブログは引き続き、正月の阪堺電車、住吉大社初詣輸送の撮影記。

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【2023年1月3日8時54分】 阪堺電気軌道阪堺線・我孫子道-大和川

自分にとっての初日となった1月2日は、心残りなところもあったが、モ162号車とモ161号車を撮ることができて。

だんだん傾向も分かってきた。モ161形車は早朝からレギュラーメンバーとして運用に入っていなければ(確率は低い)、正午ごろまでは登板機会はなく。

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2023年正月 阪堺電車を撮りに関西へ(8)

まもなく、あの震災の日から12年になる。自分が小学生だった頃...まだ昭和の頃、「まもなく東京にも大震災が来る」と。

偶然だが、自分が通っていた小学校、定年を迎える直前、旧制学校出身の先生が多かった。低学年の担任は、そういう、定年前の女性の先生の役割だったようで、まぁ兎に角、怖かった。今だったら新聞沙汰になりそうなことも当たり前で。何かすれば叩かれるのは当然だったし、授業参観の日に教室の後ろにいる保護者を怒鳴りつけたり...。

でも、そういう世代の人たちだから、直接は経験していなくても関東大震災のことも身近なこととして、見聞きしたことを色々話してくれたし、もちろん戦災の経験も。
だからこそ、当時60年が経過することで「まもなく東京にも大震災が来る」と、避難訓練などのときに、緊張感のないガキども(= 自分たち)は厳しく叱られていたのである。そんな<変態鉄>も、明後日、9日で45歳になる。四捨五入すれば「アラフィフ」である。気持ちだけは若いつもりだが...

関東に...と言われ続けたのに、高校生の頃に阪神淡路の震災、そして、12年前にあの東北の震災。その他にも熊本も記憶に新しいし、大阪でもあった。
あれだけ「来る」「来る」と言われつつ、幸い、いまのところ、<変態鉄>はそういう経験をしていないのである。

その東北の震災の日。あの3月11日は、富山の<鉄>にとって...

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【2011年3月11日11時41分】 北陸本線(当時)・富山-東富山

北陸本線の伝統の特急、485系「雷鳥」号の最終運行や、高山本線のキハ58・28形の引退。翌12日のダイヤ改正を前に多くの<鉄>が結集していた。
自分も居ても立っても居られない気持ちで、キハ58系の最後の運転を撮るべく富山へ。朝の運行を終えて、富山運転センターに引き上げられるときには吹雪になって。気づけば、ニット帽はカチカチに凍っていた。目を開けているのも辛い中、必死に撮った最後のカット。
そして、夕方の運用までホテルに戻って、のんびりしている時、ただならぬ揺れに見舞われたのだった。

この、富山に最後まで残ったキハ28・58形の1両が、つい先日、いすみ鉄道での運行を終え、展示予定の国吉駅に回送された...とのことで。時の流れの速さを実感するのである。

だからこそ、いま、面倒くさがらずに、後回しにせずに撮っておかないと...

特に、そう思っている路線の1つが阪堺電車。その、2023年1月2日の撮影記。

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2023年正月 阪堺電車を撮りに関西へ(7)

ブログを始めた頃、もう10年以上前だが、やはり多くの人に見てもらいたい...という純粋な気持ちが。(今は何も気にせず、書きたいことを書いている)
文章の書き方のコツとか、いろいろと「ブログの訪問者数を増やす方法」みたいなのが紹介されていたが、その中の1つに「トップ写真は目立つものにするべき」というのがあった。

ただ、自分の場合、やはり、人様にお見せできるような写真を撮る腕前があろうはずもなく。何だか同じような写真ばかりになるので...
ということで、たまに昔の写真をHDDから掘り起こしてきて。今日は、ちょうど10年前の今日、2013年3月6日の朝。当時は、この写真を撮った瞬間、思わずガッツポーズが出た。そんな月岡駅での朝のすれ違いシーンである。

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【2013年3月6日7時15分】 富山地鉄上滝不二越線・月岡駅

増結クハは、このあと、175号車を残して2両が引退、朝の上滝線の輸送力列車にも、観光列車編成を間合い運用で充当するようになると「雷鳥色」の電車どうしのすれ違いもなくなり...

良い感じで撮れたかと思うと、露出をミスしていて極端に明るかったり暗かったりする画になったり(当時は「jpeg」撮影だったため一発勝負だった)、良い感じのカットを期待したら、そういう日に限って、増結クハが“60形顔”の175号車でやってきたり...

いろいろと不運もあって、何度めかの挑戦だった。
この「20形」電車も数年前に全て姿を消し。それ以来、なかなか富山地鉄を訪れることもできていない。

世の中はコロナ禍が終わりに向かって、徐々に動き出しているのに、実は<変態鉄>の趣味活動には暗雲が立ち込めているのである。いま、計画している“出撃”が終わったあとは...う〜ん。

さて、引き続き1月2日の阪堺電車撮影記。引き続き、モ161号車は運転されていたが、そろそろ周囲も暗くなってきて、まもなく撮影は終了時刻に...

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2023年正月 阪堺電車を撮りに関西へ(6)

3月は、例年、JRグループのダイヤ改正がある関係で<鉄>にとっても「別れの季節」である。
自分が、これまで「あぁ、これで線路端でカメラを向けることも無くなるのだなぁ...」と、<鉄>の道から足を洗うと思ったことは何度かあった。尤も、その都度、1ヶ月も経たないうちに<鉄>活動を再開しているのだが。

自分が経験した“別れ”の中でも忘れられないものの1つが、自分の<鉄>としての“原点”でもあった名鉄岐阜市内線の廃止。生まれてはじめて走っている電車に向かってカメラを構えたのが、1991年夏のこの路線だった。

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【2005年3月頃】 名鉄岐阜市内線(当時)・金宝町-徹明町

その後、新型車両の投入などで活性化が図られるとともに、逆に自分としては“写欲”は...、ただ、旧型車両は全廃になるのではなく予備車的に残されており。クルマ社会と街路の狭い昔ながらの城下町、そして地元の無理解もあって、2005年春、中部国際空港の開港とほぼ時を同じくして姿を消したのだった。

当時も休みの度に新幹線で岐阜の街を訪れて。
1991年当時、市内線(新岐阜駅前?忠節)の中心的な存在だった570形、最末期には早朝だけ運用に入っており。まだ寒かった早朝の岐阜の街を歩き回って。

早いものであれから18年が経って。確か、美濃町線や揖斐線は廃止時と変わらず、線路跡がハッキリ残っている区間もあったような...。もう一度、線路跡を歩いてみたいと思っている。

さて、引き続き、正月の阪堺電車撮影記。住吉鳥居前電停近くでモ161形車を撮ったら...

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2023年正月 阪堺電車を撮りに関西へ(5)

昨日まで、水島と高松へ。うどんも食べて...
久々に「羽田周辺、航空路混雑のため」ということで40分近く遅れて。23時近くになったのに電車は軒並み満員で、かつての東京が少しずつ戻ってきたような。

その旅行中、ホテルで Twitter をチェックしていた時。ぬぁんと...
昨年同様に5月の大型連休を想定していたが、今年は3月〜4月、<変態鉄>の忙しい時期の、それも休みにくい土日にモ161形車を運用する...というリリースが。

「給料なるものを貰う立場」になって以来、ずっと同じ業種で働いているので、実は土日休みの仕事をしたことがないし、お盆や暮れにまとまった休みがとれたことも無い。かわりに、<鉄>としては「平日朝のみ」のようなレア車両の運用は、その気になれば容易に撮りに行くことが可能で。
そう、例えば、富山地鉄モハ10020形を上滝線に何度も撮りに行くことができたのも、そのおかげだが。
でも、一度は土日休みのフツーの会社員というのも経験してみるべきだろうか!? そうすれば、土日開催の車両基地公開や撮影会も行くことができるし...
そんなことを思う今日このごろ。

さて、この話題を再開したい。今年の阪堺電車、住吉大社初詣輸送。

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【2023年1月2日13時32分】 阪堺電気軌道阪堺線・住吉鳥居前-細井川

1月2日も、正午過ぎからモ161形車も動き出して。

「筑豊色」のモ162号車が撮りたくて...

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讃岐に赤い電車を追って <速報版>

天気予報に反して、午前中いっぱい灰色の雲がたちこめ、そして、冷たい雨が落ちてくる時間帯もあった讃岐。

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【2023年3月2日15時17分】 高松琴平電鉄長尾線・高松築港駅 

ことでん長尾線を走る「追憶の赤い電車」を撮りに。

快速「マリンライナー」で岡山に戻って空港...までは良かったものの、関東地方周辺に低気圧があって羽田も強い北風。「羽田周辺の航空路混雑のため」として、結局、40分近く遅れたNH660便で羽田、そうしたら「京成線内の沿線火災のため」、京急線のダイヤが乱れており、さらに「架線支障物の影響」で山手線も...。帰宅できたのは12時前、どっと疲れがでた最終日だった。

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水島の「小ガマ」ちゃん <速報版>

午後の港東線の不定期貨物。

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【2023年3月1日14時32分】 水島臨海鉄道港東線・水島-東水島

基本的に、DD200−601号機がコキ車2〜3両を牽いて走るのだが、日によってJR貨物のDE10だったり、また、運休だったり(そもそも不定期列車)。
そんな中、機関車の検査スケジュールの関係で、水曜日は、水島臨海鉄道のDD501号機が充当されることが多いのだそうで。

午前中、倉敷貨物ターミナルの様子を見に行くと、DD501号機のエンジンがかかっているような...
13時過ぎに水島駅に戻れば、40分近く歩いて板敷踏切へ。直前になってクルマに乗った<鉄>、お二方が来たのを見て確信したのだった。

カーブの向こうから姿を見せた小さな機関車は、ゆっくりと運河沿いを走り抜けていった。

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