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梅雨入り直前の只見川沿いは...(0)ぷろろーぐ [会津・越後のキハ[只見・磐越西線]]

実は只見線を撮りに行くときに最大のネックとなるのは、宿泊地の確保なのである。
やはり、便利なのは...というか妥当なのは会津若松駅周辺にホテルを確保して、
ということになるのだが、この予約を確保するのがハードルが高いのである。

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【2019年5月30日9時04分】 只見線・会津桧原-会津西方

聞けば、若松駅周辺のホテル、客室稼働率は9割に迫るのだとか...
県をあげて台湾などからのインバウンド誘致に力を入れた結果、とのことだが、
特に紅葉の時期と雪のある時期は、もうどうしようもないくらいの混雑で。

なぜ、そんなことを書くのか...

……  ……

実は次(?)の只見線出撃を決意したのである。

10月下旬に1週間の休みが確保できる見込みで。(あくまで「見込み」!!)
事前に会津若松駅前のホテルに4泊で予約を。さすがに、4ヶ月近く前なら...と
思ったら予約サイトの画面では、すでに禁煙シングルが「残り2」だった。

後は仕事の日程に問題が生じないことを祈りながら...

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【2019年6月26日12時12分】 福島県会津若松市・会津若松駅前

“そのとき”が近づいてきたら「夢街道会津」号の予約を入れれば良いわけで。
新幹線乗り継ぎでも3時間以上かかるところを、乗換なしで4時間半。
何と言っても、運賃3,010円(「早割5」適用時)というのが...。

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【2019年6月26日12時44分】 磐越西線・会津若松駅

GV-E400系の営業運転開始に伴い、会津路を走るキハたちにも「激変」の時が
近づいてきている予感。あの只見川沿いの美しい景色の中を走る国鉄型キハの姿を
撮れる、その残された期間は僅かだと思っている。

昨秋以来の「只見線キハ」、今シーズンが“勝負の時”だと思っている。

...ということで。

もう反論の余地がないほどの、完璧なまでの<葬式鉄>に成り下がっている
<変態鉄>なのである。

いままで“詰まらない”とか、「エンジン音が味気ない」とか...

「キハ好き」でありながら...

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【2008年5月9日15時33分】 因美線・美作河井-知和

58系急行型ディーゼル動車が“狙い目”。
そこで、40系が来たら「ハズレ」という感じの時期が長かった。

でも...

何度も書いているとおり...

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【2019年6月28日9時10分】 磐越西線・会津若松駅

いま、只見線を走っている「キハ40系」。1977年に製造開始、5年間にわたって
888両が全国に投入された。そう、1978年生まれの<変態鉄>にとっては、
自分と“同い年”のキハ。

そう思うと親近感がわいてくる...というか、撮りたくなるモノで。

でも、首都圏では烏山線(栃木県)を最後にキハ40形の運用は既に終了していて。

国鉄時代に事故廃車があったほかは、全てJR旅客6社に承継されたが東海からは
姿を消しており。四国も徳島地区にわずかに残るだけ。とうとう“最後の牙城”でも
あった東北地方の非電化路線でも、置換え計画が動き出して。

昨年秋の初訪問は、会津地方の霧の前に撮ることもできずに“撃沈”。
3度目の訪問となった、今年1月には雪に凍えながら、何とか...あの俯瞰も。
そして、通算5度目の出撃は、前回から1ヶ月しか経っていない6月26日。
勤務シフトの関係で、仕事をやりくりすれば水曜、木曜は休みがとりやすく。


今回もまた、水曜朝のバスタ新宿からスタートなのである。


2019年6月26日(水)晴れ

「何だか朝早くから妙に電車が混んでいるなぁ...」と、呑気にそんなことを
思っていたら、この日は平日だったのである。休みなのは自分だけ。
満員電車に揺られて、7時過ぎの京王線新宿駅。

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【2019年6月26日7時09分】 東京都渋谷区代々木・バスタ新宿

人の流れに逆らってホーム笹塚寄りのエスカレーターを上がれば「ルミネ口」。
ここから都営線の方に向かう途中の階段を上って...というのは、普段の<変態鉄>
の通勤経路と同じなのである。階段を上がって甲州街道に出れば「バスタ新宿」は
すぐ隣である。

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【2019年6月26日7時23分】 東京都渋谷区代々木・バスタ新宿

慣れてきた...ということか。バスタ内のコンビニで買い物して。
乗車開始の放送が入ってから乗車口へ。いつも通り、JRバス関東車による
7:30発「会津夢街道1号」である。

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【2019年6月26日8時56分】 埼玉県羽生市弥勒・東北道羽生PA

羽生PAで休憩。首都高を過ぎて川口から蓮田くらいまでだっただろうか、故障車
による車線規制でいくぶん渋滞気味だったが、それでもほぼ定刻の運転。

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【2019年6月26日10時36分】 福島県白河市泉田・東北道阿武隈PA

阿武隈PAで運転手さんが交替して。ここを過ぎれば、まもなく郡山JCT。
磐越道に入るとすぐ。列車利用で会津若松に向かうときは郡山からの磐越西線に
乗り換えてからが長いという印象だが、高速道路の方が後から建設された分、
鉄道敷設当時とは土木技術に違いがあって。大規模なトンネルも含めて
ショートカットが可能だから...というのは、全国各地で見られる現象である。

実際、郡山JCTを過ぎて30分少々で猪苗代駅前に到着である。

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【2019年6月26日11時41分】 JRバス関東「夢街道会津1号」車内(猪苗代付近)

ここまで来ると進行方向右側、高速道路の北側に磐梯山が見えてくる。
それが楽しみでもあったのだが...

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【2019年6月26日11時31分】 JRバス関東「夢街道会津1号」車内(猪苗代付近)

今回、気づいたのはそれと反対側の車窓。遠くに見えているのは、猪苗代湖。
高速バスの車内から湖面が見えるということは今回の“新発見”。

それにしても、出発時はドン曇りだった空、会津若松に近づくにつれて青空に。
幸先良いスタートである。

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【2019年6月26日12時12分】 福島県会津若松市・会津若松駅前

高速道路も順調そのもの。会津若松インターを通過して、アピオ入口バス停には
12時ちょうど。定刻よりも数分早く。ここから駅前までの一般道がクルマも多く
意外と時間がかかったが、それでも定刻よりも少し早く12:10頃に会津若松駅前。

ひとまず、ホテルで荷物を預けてチェックインの手続き。それだけ済ませたら、
再び、会津若松駅へと向かうのだった。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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