ひたちなか海浜鉄道開業記念祭 2019(4)阿字ヶ浦駅にて [鉄分の濃い旅行記録]
今日の話題に入る前に。
いま、迷っているのは7月の「海の日」のところの連休。「ことでんレトロ」に
“参戦”することは決定しており、航空券も手配したのだが...
【2017年12月17日11時35分】 高松琴平電鉄琴平線・滝宮-羽床
システム的には“1両完結”のレトロ電車。4両を自由に編成して運用できるのが
特徴なのだが...
この記事を書くのにあたって、再度、「ことでん」の公式サイトを見ていて
<変態鉄>は重大な過ちを犯していたことに気づいたのである。
一般に、多くの<鉄>は編成の両端にパンタグラフが来る(前パン)の方が
迫力のある写真も撮れるし、見た目のバランスも良い...ということで好む。
現在の4両の「レトロ電車」、500号車だけ高松築港方、他の3両は琴電琴平方に
パンタグラフがある。それは「ことでんレトロ」を撮る<鉄>にとっては
“いろはの「い」”である。てっきり、<変態鉄>は、7月運転分の編成は
琴平側から「500+23」だとばかりに思っていた。となれば、連結面のところに
パンタグラフが2個並ぶ“寄りパン”編成。そのバランスの悪さこそが...
と、狙っていたのだが...
だから、先日の「予告記事」(→ こちら)にも、そういう風に書いたのだが...
…… ……
ぬぁんと...
不覚だった。あんなことをブログに書いてしまって...
恥ずかしい限り。一番、バランスの良い2両編成になる...ということだった。
編成順位を逆に読んでいたのである。う~ん、穴があったら...と言ったところ。
【2015年5月3日10時00分】 高松琴平電鉄琴平線・岡本-一宮
問題は、その帰り。日曜の日中に1往復だけのレトロ電車。沿線で撮って、仮に
仏生山での入庫風景まで撮影したとしても、リムジンバスで空港に行けば、
羽田ゆきには余裕を持って間に合うことになる。
となれば、日帰り!?
荷物は軽くなるし、それはそれで良いのだが。あるいはホテルを確保しておいて
他に気になっている路線を!? ただ、大相撲中継も気になるところ。
でも...
【2015年9月5日10時54分】 水島臨海鉄道港東線・水島-東水島
夏至の前後にしか撮れない...といえば、この路線も。
こちら側は“貨物専業”のマニアックな路線なのだが、朝一番の貨物列車を...
ただ...
【2010年10月27日10時32分】 山陽電鉄網干線・網干駅
こちらの復刻塗装も気になるところ。ちょっと調整してみたいと思っている。
尤も、その前に仕事が間に合うかどうかが問題なのだが...
さて、それでは5月12日の「ひたちなか海浜鉄道開業記念祭」の話題。
那珂湊駅近くの踏切でキハ205号車を撮った後は、下り列車で終点の阿字ヶ浦駅へ。
【2019年5月12日12時21分】 ひたちなか海浜鉄道湊線・那珂湊駅付近
2019年5月12日(日)晴れ
12:56発の阿字ヶ浦ゆきは、キハ11-5 と -6 の2両編成。オレンジ色の帯で、
東海の頃の雰囲気は良く残っている。向かい側のホームでは、到着した勝田ゆき
3連の最後部、キハ205号車の切り離し作業が進められており。
そちらも気になるが...
那珂湊駅を出て次が殿山、ここからは(かすかだが)海沿いを走る路線の雰囲気が
楽しめる区間。とはいえ、車窓から海が見えるのは、ほんの僅かな区間だが。
キハ11形編成の方もワンマン解除になっており。
平磯駅と磯崎駅の中間付近で車掌さんがマイクをとって、周辺に学校が開校するのに
合わせて2021年に新駅が開業することが決まったというアナウンス。
「高田の鉄橋」駅に続く新駅となる訳で。第3セクター化されてから“攻め”の
姿勢に転じているということか。
【2019年5月12日13時11分】 ひたちなか海浜鉄道湊線・阿字ヶ浦駅
ということで、終点の阿字ヶ浦駅。普段は閑散としている無人駅なのだが...
近くには海水浴場があって、かつては国鉄からの海水浴臨時列車が乗り入れていた
訳で、側線や機回し線と思われる後、給炭設備と思われる遺構など、かつての栄華を
思わせるものも残っているのだが...
この日に限っては駅前は大変賑わっており。
【2019年5月12日13時12分】 ひたちなか海浜鉄道湊線・阿字ヶ浦駅
駅の構内踏切だったあたりでは、ギターを持ったお姉さんが、カッコ良く...
コンサートが開催され。駅舎で1日フリーきっぷの裏面にスタンプを。
そこまでは“予定通り”。この駅でのお目当ては駅前のイベント会場ではなくて...
でも、その駅舎で観光協会の人だろうか!?
通りかかる人たちに抽選券を配布していた。駅前のテントで抽選会を行っており。
地元の皆さんが...といった感じ。抽選会といっても割り箸が大きなコップのような
円筒形の容器に大量に入っていて、そこから1本取り出す...という、何だか学校の
文化祭のような手作り感満載の...。賞品は地元特産品の「干し芋」と
チリンチリンチリン...
<変態鉄>が、その割り箸を1本取り出すと。ベルを鳴らして...
ぬぁんと...
「いちご」1箱が当たったのである。正直言うと“当たってしまった”感が強く。
そう、三脚とカメラバッグを持って。これから、この日の“メイン”、
キハ205号車の臨時列車を撮りに行くのに...
まさに、いま畑でもいできたような...、スーパーで買うような透明なプラケースに
入ってはいるものの、上を覆うシートなどあろう筈もなく。真っ赤に熟して
美味しそうな香りが漂ってくる。何と言っても驚くほどの大粒ばかりで。
正直、嬉しいけれどちょっと困ったのだった。でも、折角の「いちご」。
バッグに押し込むわけにはいかなくて、常に三脚と反対側に持つように
細心の注意を払いつつ。
【2019年5月12日13時13分】 ひたちなか海浜鉄道湊線・阿字ヶ浦駅
<変態鉄>のお目当ては、このキハの「無料公開」だった。数年前まで現役だった
キハ222号車である。キハ20形の“北海道耐寒耐雪バージョン”がキハ22形。
北海道と北東北を中心に長年活躍したのだが、同型車が北日本の各地の私鉄にも
存在しており。この車輌は羽幌炭礦鉄道の出身。自社発注で新製してしまうあたり
北海道の炭礦鉄道の活況ぶりを表している...とも言えそうだが、残念ながら
このキハ、新製から8年ほどで転機が訪れる。そう、エネルギー政策の転換による
炭鉱の閉山とそれに伴う炭礦鉄道の廃線である。1971年に茨城交通(当時)に
譲渡され、2015年まで現役を続けた。
貴重な炭礦鉄道の生き残りではあるものの、海に近い場所で屋外保存。
見た目にもわかるような荒廃ぶりは、キハ好きの<変態鉄>としては心配で
ならないのだが...。
【2019年5月12日13時15分】 ひたちなか海浜鉄道湊線・阿字ヶ浦駅
普段は留置されている姿(外観)をフェンス越しに眺めるだけの同車。
この日に限り、車内公開が行われていたのである。北海道で過ごした時間の何倍もの
年月を温暖な茨城の海岸沿いで過ごしたキハではあるものの、その“故郷”が
わかるような仕様になっており。この写真を見るだけでも... (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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いま、迷っているのは7月の「海の日」のところの連休。「ことでんレトロ」に
“参戦”することは決定しており、航空券も手配したのだが...
【2017年12月17日11時35分】 高松琴平電鉄琴平線・滝宮-羽床
システム的には“1両完結”のレトロ電車。4両を自由に編成して運用できるのが
特徴なのだが...
この記事を書くのにあたって、再度、「ことでん」の公式サイトを見ていて
<変態鉄>は重大な過ちを犯していたことに気づいたのである。
一般に、多くの<鉄>は編成の両端にパンタグラフが来る(前パン)の方が
迫力のある写真も撮れるし、見た目のバランスも良い...ということで好む。
現在の4両の「レトロ電車」、500号車だけ高松築港方、他の3両は琴電琴平方に
パンタグラフがある。それは「ことでんレトロ」を撮る<鉄>にとっては
“いろはの「い」”である。てっきり、<変態鉄>は、7月運転分の編成は
琴平側から「500+23」だとばかりに思っていた。となれば、連結面のところに
パンタグラフが2個並ぶ“寄りパン”編成。そのバランスの悪さこそが...
と、狙っていたのだが...
だから、先日の「予告記事」(→ こちら)にも、そういう風に書いたのだが...
…… ……
ぬぁんと...
不覚だった。あんなことをブログに書いてしまって...
恥ずかしい限り。一番、バランスの良い2両編成になる...ということだった。
編成順位を逆に読んでいたのである。う~ん、穴があったら...と言ったところ。
【2015年5月3日10時00分】 高松琴平電鉄琴平線・岡本-一宮
問題は、その帰り。日曜の日中に1往復だけのレトロ電車。沿線で撮って、仮に
仏生山での入庫風景まで撮影したとしても、リムジンバスで空港に行けば、
羽田ゆきには余裕を持って間に合うことになる。
となれば、日帰り!?
荷物は軽くなるし、それはそれで良いのだが。あるいはホテルを確保しておいて
他に気になっている路線を!? ただ、大相撲中継も気になるところ。
でも...
【2015年9月5日10時54分】 水島臨海鉄道港東線・水島-東水島
夏至の前後にしか撮れない...といえば、この路線も。
こちら側は“貨物専業”のマニアックな路線なのだが、朝一番の貨物列車を...
ただ...
【2010年10月27日10時32分】 山陽電鉄網干線・網干駅
こちらの復刻塗装も気になるところ。ちょっと調整してみたいと思っている。
尤も、その前に仕事が間に合うかどうかが問題なのだが...
さて、それでは5月12日の「ひたちなか海浜鉄道開業記念祭」の話題。
那珂湊駅近くの踏切でキハ205号車を撮った後は、下り列車で終点の阿字ヶ浦駅へ。
【2019年5月12日12時21分】 ひたちなか海浜鉄道湊線・那珂湊駅付近
2019年5月12日(日)晴れ
12:56発の阿字ヶ浦ゆきは、キハ11-5 と -6 の2両編成。オレンジ色の帯で、
東海の頃の雰囲気は良く残っている。向かい側のホームでは、到着した勝田ゆき
3連の最後部、キハ205号車の切り離し作業が進められており。
そちらも気になるが...
那珂湊駅を出て次が殿山、ここからは(かすかだが)海沿いを走る路線の雰囲気が
楽しめる区間。とはいえ、車窓から海が見えるのは、ほんの僅かな区間だが。
キハ11形編成の方もワンマン解除になっており。
平磯駅と磯崎駅の中間付近で車掌さんがマイクをとって、周辺に学校が開校するのに
合わせて2021年に新駅が開業することが決まったというアナウンス。
「高田の鉄橋」駅に続く新駅となる訳で。第3セクター化されてから“攻め”の
姿勢に転じているということか。
【2019年5月12日13時11分】 ひたちなか海浜鉄道湊線・阿字ヶ浦駅
ということで、終点の阿字ヶ浦駅。普段は閑散としている無人駅なのだが...
近くには海水浴場があって、かつては国鉄からの海水浴臨時列車が乗り入れていた
訳で、側線や機回し線と思われる後、給炭設備と思われる遺構など、かつての栄華を
思わせるものも残っているのだが...
この日に限っては駅前は大変賑わっており。
【2019年5月12日13時12分】 ひたちなか海浜鉄道湊線・阿字ヶ浦駅
駅の構内踏切だったあたりでは、ギターを持ったお姉さんが、カッコ良く...
コンサートが開催され。駅舎で1日フリーきっぷの裏面にスタンプを。
そこまでは“予定通り”。この駅でのお目当ては駅前のイベント会場ではなくて...
でも、その駅舎で観光協会の人だろうか!?
通りかかる人たちに抽選券を配布していた。駅前のテントで抽選会を行っており。
地元の皆さんが...といった感じ。抽選会といっても割り箸が大きなコップのような
円筒形の容器に大量に入っていて、そこから1本取り出す...という、何だか学校の
文化祭のような手作り感満載の...。賞品は地元特産品の「干し芋」と
チリンチリンチリン...
<変態鉄>が、その割り箸を1本取り出すと。ベルを鳴らして...
ぬぁんと...
「いちご」1箱が当たったのである。正直言うと“当たってしまった”感が強く。
そう、三脚とカメラバッグを持って。これから、この日の“メイン”、
キハ205号車の臨時列車を撮りに行くのに...
まさに、いま畑でもいできたような...、スーパーで買うような透明なプラケースに
入ってはいるものの、上を覆うシートなどあろう筈もなく。真っ赤に熟して
美味しそうな香りが漂ってくる。何と言っても驚くほどの大粒ばかりで。
正直、嬉しいけれどちょっと困ったのだった。でも、折角の「いちご」。
バッグに押し込むわけにはいかなくて、常に三脚と反対側に持つように
細心の注意を払いつつ。
【2019年5月12日13時13分】 ひたちなか海浜鉄道湊線・阿字ヶ浦駅
<変態鉄>のお目当ては、このキハの「無料公開」だった。数年前まで現役だった
キハ222号車である。キハ20形の“北海道耐寒耐雪バージョン”がキハ22形。
北海道と北東北を中心に長年活躍したのだが、同型車が北日本の各地の私鉄にも
存在しており。この車輌は羽幌炭礦鉄道の出身。自社発注で新製してしまうあたり
北海道の炭礦鉄道の活況ぶりを表している...とも言えそうだが、残念ながら
このキハ、新製から8年ほどで転機が訪れる。そう、エネルギー政策の転換による
炭鉱の閉山とそれに伴う炭礦鉄道の廃線である。1971年に茨城交通(当時)に
譲渡され、2015年まで現役を続けた。
貴重な炭礦鉄道の生き残りではあるものの、海に近い場所で屋外保存。
見た目にもわかるような荒廃ぶりは、キハ好きの<変態鉄>としては心配で
ならないのだが...。
【2019年5月12日13時15分】 ひたちなか海浜鉄道湊線・阿字ヶ浦駅
普段は留置されている姿(外観)をフェンス越しに眺めるだけの同車。
この日に限り、車内公開が行われていたのである。北海道で過ごした時間の何倍もの
年月を温暖な茨城の海岸沿いで過ごしたキハではあるものの、その“故郷”が
わかるような仕様になっており。この写真を見るだけでも... (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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