お正月の大阪で(16)夜の帳が下りても... [ちん電[阪堺電気軌道]]
月曜の東京、昼間は暖かかった。聞けば、サクラの時期の暖かさなのだとか...
“暖冬傾向”とは言われていたものの、何だかヘンな天気である。
1ヶ月前、寒さに耐えながら大阪でカメラを構えていたのが、遠い昔のような
気になってしまう。すでに暦の上では春になって。
会社からの帰り、自宅近くのスーパーに立ち寄ったら...
そう、今年も「春のパン祭り」が始まったのである。花形の皿はもらえるのか...
<変態鉄>の挑戦がスタートしたのだった。
そんなわけで(?)、引き続き1月3日の阪堺電車撮影記。
夕暮れの住吉大社に初詣、そのまま浜寺駅前ゆき電車に乗って堺東駅前のホテルへ
戻るつもりだったのだが、再び天王寺駅前へと向かっていくモ161号車の姿を
見かけてしまったとなっては...
…… ……
2019年1月3日(木)晴れのち曇り
すでに“撮影可能時間帯”はゆうに過ぎており。
<変態鉄>が向かったのは我孫子道電停だった。ここなら下りホームで乗客を
降ろすのに少し停車時間があって。上下線のホームは踏切を挟むように千鳥状に
配置されており、停車中の下り電車(と我孫子道止まり)は線路沿いの細い路地から
撮ることができる。
【2019年1月3日17時12分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停
ただ...
そう、軽量三脚しか持っていなかったのである。こういう、夜のホームなどで
長時間露光で撮影するのを、<鉄>の用語で“バルブ”という。
天体撮影などのような“バルブ開放撮影”をするわけでもないのに、なぜか...
である。いくら、EOSくんとEFレンズの手ブレ補正機能があるからといって、
長時間露光では確実にカメラを支持できる頑丈な三脚は必需品。
“手ブレ撃沈”は覚悟の上、それでもモ161号車を撮れる...わずかな可能性に
賭けたのだった。
【2019年1月3日17時20分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停
幸い、電車は次々にやってくるので試し撮りには困らないで。
とはいえ、“金太郎塗り”のモ505号車がやってきたので、これを記録して...。
前の電車がホームにいる間に後続電車はホームのすぐ後ろまで...
そう、このとき後ろから迫っていたが、
【2019年1月3日17時21分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停
お目当てのモ161号車だった。白飛びして見づらいが「赤・あびこ道」表示。
この時間帯、徐々に初詣客のラッシュも一段落しつつあり。
てっきりこのままこの日の運用は終了...だと、そう勝手に思っていた。
でも、いったん車庫側に入ったモ161号車、すぐに折返しの天王寺駅前ゆきとして
上りホームに据え付けられたのだった。尤も、上り電車はヘッドライトの関係で
この場所ではちょっと撮ることができず...
それでも...
電車が天王寺駅前まで行って折り返して戻ってくるまでには約1時間。
寒くて暗くて...、でも、来ると分かったら撮らずには居られないわけで。
さらに1時間の“残業”を決めたのだった。
【2019年1月3日17時24分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停
通常ダイヤでは電車の半数ほどは我孫子道止まりなので、そのせいもあってか
我孫子道電停の下りホームは有効長が長くとってあって。
多くの場合、前の電車がホームに停車中だったら、後続電車はホーム手前の
場内信号機(?)の付近で待機しているのだが、時折、“縦列停車”することもある。
思いっきりカメラを引いて。こう見ると、<変態鉄>がカメラを構えている路地は
かなり狭いものであることが伝わるだろうか??
【2019年1月3日17時35分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停
やはり明るい色合いの広告塗装車の方が撮りやすいのかも知れないが、
<変態鉄>が撮りたいのは、古豪モ161形車なのである。
【2019年1月3日17時48分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停
と、思ったら戻ってきたのは“金太郎塗り”のモ166号車だった。
こちらも「赤・あびこ道」で到着である。
【2019年1月3日18時18分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停
車体色の関係もあって撮るのが難しかったのは、やはり“堺トラム”。
でも、Abikomichi 表示の堺トラムを記録できたのはラッキーだった。
【2019年1月3日18時27分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停
そして、今度は浜寺駅前ゆきとして、もう1両の“金太郎塗り”モ505号車が
戻ってきたら、その次が...
【2019年1月3日18時29分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停
モ161号車がやって来た。白熱電灯の車内照明を再現、ペイントを剥がしてニス塗りに
復元した車内、そして濃緑色の車体...、やはり他の電車とは風格が違うのである。
…… ……
実際には手ブレ写真の山が気づかれていったのである。でも、それを“織り込み済み”
と割り切ってレリーズスイッチを握り続けたことが“勝因”だったかも。
夜のホームに停まるモ161号車...当初、予定に無かったカットを撮って、
この日の撮影を終えたのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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“暖冬傾向”とは言われていたものの、何だかヘンな天気である。
1ヶ月前、寒さに耐えながら大阪でカメラを構えていたのが、遠い昔のような
気になってしまう。すでに暦の上では春になって。
会社からの帰り、自宅近くのスーパーに立ち寄ったら...
そう、今年も「春のパン祭り」が始まったのである。花形の皿はもらえるのか...
<変態鉄>の挑戦がスタートしたのだった。
そんなわけで(?)、引き続き1月3日の阪堺電車撮影記。
夕暮れの住吉大社に初詣、そのまま浜寺駅前ゆき電車に乗って堺東駅前のホテルへ
戻るつもりだったのだが、再び天王寺駅前へと向かっていくモ161号車の姿を
見かけてしまったとなっては...
…… ……
2019年1月3日(木)晴れのち曇り
すでに“撮影可能時間帯”はゆうに過ぎており。
<変態鉄>が向かったのは我孫子道電停だった。ここなら下りホームで乗客を
降ろすのに少し停車時間があって。上下線のホームは踏切を挟むように千鳥状に
配置されており、停車中の下り電車(と我孫子道止まり)は線路沿いの細い路地から
撮ることができる。
【2019年1月3日17時12分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停
ただ...
そう、軽量三脚しか持っていなかったのである。こういう、夜のホームなどで
長時間露光で撮影するのを、<鉄>の用語で“バルブ”という。
天体撮影などのような“バルブ開放撮影”をするわけでもないのに、なぜか...
である。いくら、EOSくんとEFレンズの手ブレ補正機能があるからといって、
長時間露光では確実にカメラを支持できる頑丈な三脚は必需品。
“手ブレ撃沈”は覚悟の上、それでもモ161号車を撮れる...わずかな可能性に
賭けたのだった。
【2019年1月3日17時20分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停
幸い、電車は次々にやってくるので試し撮りには困らないで。
とはいえ、“金太郎塗り”のモ505号車がやってきたので、これを記録して...。
前の電車がホームにいる間に後続電車はホームのすぐ後ろまで...
そう、このとき後ろから迫っていたが、
【2019年1月3日17時21分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停
お目当てのモ161号車だった。白飛びして見づらいが「赤・あびこ道」表示。
この時間帯、徐々に初詣客のラッシュも一段落しつつあり。
てっきりこのままこの日の運用は終了...だと、そう勝手に思っていた。
でも、いったん車庫側に入ったモ161号車、すぐに折返しの天王寺駅前ゆきとして
上りホームに据え付けられたのだった。尤も、上り電車はヘッドライトの関係で
この場所ではちょっと撮ることができず...
それでも...
電車が天王寺駅前まで行って折り返して戻ってくるまでには約1時間。
寒くて暗くて...、でも、来ると分かったら撮らずには居られないわけで。
さらに1時間の“残業”を決めたのだった。
【2019年1月3日17時24分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停
通常ダイヤでは電車の半数ほどは我孫子道止まりなので、そのせいもあってか
我孫子道電停の下りホームは有効長が長くとってあって。
多くの場合、前の電車がホームに停車中だったら、後続電車はホーム手前の
場内信号機(?)の付近で待機しているのだが、時折、“縦列停車”することもある。
思いっきりカメラを引いて。こう見ると、<変態鉄>がカメラを構えている路地は
かなり狭いものであることが伝わるだろうか??
【2019年1月3日17時35分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停
やはり明るい色合いの広告塗装車の方が撮りやすいのかも知れないが、
<変態鉄>が撮りたいのは、古豪モ161形車なのである。
【2019年1月3日17時48分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停
と、思ったら戻ってきたのは“金太郎塗り”のモ166号車だった。
こちらも「赤・あびこ道」で到着である。
【2019年1月3日18時18分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停
車体色の関係もあって撮るのが難しかったのは、やはり“堺トラム”。
でも、Abikomichi 表示の堺トラムを記録できたのはラッキーだった。
【2019年1月3日18時27分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停
そして、今度は浜寺駅前ゆきとして、もう1両の“金太郎塗り”モ505号車が
戻ってきたら、その次が...
【2019年1月3日18時29分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停
モ161号車がやって来た。白熱電灯の車内照明を再現、ペイントを剥がしてニス塗りに
復元した車内、そして濃緑色の車体...、やはり他の電車とは風格が違うのである。
…… ……
実際には手ブレ写真の山が気づかれていったのである。でも、それを“織り込み済み”
と割り切ってレリーズスイッチを握り続けたことが“勝因”だったかも。
夜のホームに停まるモ161号車...当初、予定に無かったカットを撮って、
この日の撮影を終えたのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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