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房総にディーゼルを求めて(2)京葉臨海鉄道 <後編> [鉄分の濃い旅行記録]

体調の方は一進一退というか、「もう大丈夫かな...」と思ったら痛みが来たり。
仕事の方は相変わらず。そんな中、自分の...(趣味活動に全く関係ない部分で)
ちょっと日々の生活の中に我慢ならないものがあって。

自らにとっての「大きな変革」に向けて歩み出そうか...と、そんなことを思う
今日この頃。でも、その前に。<変態鉄>としては空が真っ青でキレイなこの時期、
やはり<鉄>活動をしたいと思いながら。でも、3連休は仕事で。

思えば、今月の初め、真っ青な空の下で京葉臨海鉄道の青色の機関車を撮ったのが
11月唯一の“晴れ写真”になったのだった。磐越西線のキハを撮ったのは10月末。

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【2018年10月28日13時52分】 磐越西線・笈川-堂島

もう一度くらい、“秋晴れのキハ”を撮りたいと思いつつ...う~ん。
というわけで、今月唯一の「晴れ写真」をご紹介。

13時を過ぎると、京葉臨海鉄道は列車が頻繁にやってくる時間帯。
いよいよ、光が機関車前面に回り始めて。

……  ……

2018年11月2日(金)晴れ

正午過ぎにやって来たのは、浜五井駅の北側、旭硝子正門前踏切。
到着してすぐに、不意打ち的にやって来たのは...

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【2018年11月2日12時20分】 京葉臨海鉄道・浜五井-京葉市原

国鉄DD13型ディーゼル機関車の車体そのまま、国鉄からの譲渡車、KD55 103号機。
この機関車こそが、京葉臨海で<変態鉄>が一番気になっている1両。
順光にならなかったのが残念ではあるものの、これが撮れただけで来た甲斐が
あったというもの。

そして、この...

ダイヤを見ても12時台に浜五井駅を発車する上り列車は設定が無いのである。
これ以外の列車は、ほぼ時刻通り。ということで、推定だが浜五井駅 11:25発の
第206列車が1時間程度の延発だったのはないか...と考えた次第。

貨物列車の場合、旅客列車と違って、ダイヤはあくまで“目安”程度であって、
早発や延発というのは珍しいモノではなく。もちろん、旅客列車とは違って
そんな時刻変更や突発的な運休などの情報も、一般に公開される情報でもなく。

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【2018年11月2日12時47分】 京葉臨海鉄道・京葉市原-浜五井

そういう意味でも、踏切脇での撮影で、しかも見える範囲に浜五井駅の場内信号機。
列車の接近が確実に把握できる場所での撮影というのは安心材料である。

そんなわけで...

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【2018年11月2日13時09分】 京葉臨海鉄道・京葉市原-浜五井

今度はダイヤ通り。13時をまわって下りの場内信号機が青に変わった。
ということは、あと数分でカーブの向こうから貨物列車がやってくるはず...

そして。踏切機が鳴動して...、貨物列車は意外とゆっくりとやってくる。
踏切が鳴り出してから、カメラを調整しても間に合うくらいのペースである。

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【2018年11月2日13時09分】 京葉臨海鉄道・京葉市原-浜五井

KD55 102号機が牽く第507列車である。どうやら、500番台がコンテナ列車、
200番台がタンカー列車の番号になっているようで。

KD55 102号機は先ほどの103号機と1番違いだが...

角型ヘッドライトにオリジナルのDD13型よりも一回り以上大きく見えるボンネット、
103号機とは見た目がかなり違っていて。でも、よく見ればキャブあたりの雰囲気
少しだけ、“国鉄型っぽさ”が感じられるのである。ちなみに、この102号機は
国鉄からの譲渡ではなく自社発注機なのだそうで。

屋根回りが厳つい感じなのは、千葉貨物駅構内で無線操縦による入換運転があり、
それに対応する機器を積んでいるため。

と、第507列車を撮りつつも...

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【2018年11月2日13時15分】 京葉臨海鉄道・浜五井-京葉市原

すぐ向こうの浜五井駅構内には、進入してきた上り列車の姿が確認できて。
すかさず、回れ右!!

EOSくんを載せたままの三脚をもって10 mほど前進。踏切から浜五井駅側を向いて。
すぐに交換して発車するのが、第208列車。
KD55 201号機が牽引するタンカー列車である。

線路に沿った道路は東京湾岸道路。クルマは多くても人通りは決して多くないが、
ちょうど工場の交替のタイミングなのか、出退勤の方が線路沿いの歩道を歩いて
いて、こうして列車を撮っていると写り込んでしまうこともあって。

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【2018年11月2日13時40分】 京葉臨海鉄道・浜五井-京葉市原

これまた、新型のKD60 2号機が牽く第506列車。だんだん上り列車には光が回らない
時間帯に入ってきて。全国の「臨海鉄道」では、なぜかDD13タイプの機関車の
新製を続けており。もちろん、エンジンは小型でパワーのあるイマドキのものに
なっているが、車体の感じなどは昭和30年台に、国鉄初の量産型ディーゼル機関車
として登場したときから、そう大きく変わらない印象の機関車を増備している。

とはいえ、こちらは2000年台に入ってから新製された機関車である。

さぁ、14時になって、下り列車に対して順光になってきた。
しかも、そう、サクラダ順光で撮れる時間帯に入ってきて。

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【2018年11月2日14時10分】 京葉臨海鉄道・京葉市原-浜五井

折しも、そんなタイミングでやって来たのが、浜五井駅に14:20着の第209列車。
試作的要素が強かった機関車と言われる、KD60 1号機の牽引である。

いつかこの光線状態の中で、KD55 103号機を撮ってみたいものだが...

これにて、京葉臨海鉄道の貨物列車の撮影は終了。カメラをバッグにしまって、
予めケータイで呼んでおいたタクシーに乗って五井駅へと戻ったのだった。
歩いてくるときは苦労したが、タクシーに乗ってしまえばあっという間。
ものの5分ほどで駅前に戻ってきたのだった。

……  ……

さて、ここで迷いに迷っていた<変態鉄>。そう、今いるのは内房線の五井駅。
この日の宿泊地は外房線の茂原駅前。直接行ける公共交通機関はない。

思いつく経路は2つ。

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【2018年11月2日14時55分】 小湊鐵道線・五井駅

そう、こちらのキハ。上総中野経由で、いすみ鉄道に入れば大多喜駅で茂原ゆきの
路線バスに乗り継ぐこともできるし、そのまま大原駅まで乗り通して外房線でも。
「房総横断きっぷ」を使えば、1,700円で大原駅まで行けて、しかも、キハ旅が
楽しめるわけで。<鉄>としては、こちらを選んでも良いのだが...

いかんせん、時間がかかりすぎるわけで。

209系電車の堅いシートに座っている...のも楽しいものでは無いが、内房線で
蘇我駅まで戻って外房線に乗り換える、というのが料金面でも所要時間でも
どう考えても合理的。

ちょうど14時台には小湊鐵道に上総中野ゆきがあったのだが、ここは、<鉄>よりも
早くホテルに到着してゆっくりしたい...という気持ちが勝るのだった。
自動改札機にPASMOをタッチして、JR線ホームへ。

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【2018年11月2日14時44分】 小湊鐵道線・五井駅

ちょうど、向かい側が小湊鉄道線ホーム。停車中のキハを眺めながら、JR世代の...
いわゆる“走ルンです”の電車を待っているというのも...

意外と踏ん切りの付かない性格の自分、ちょっとモヤモヤしながら。
15:02発の千葉ゆき、異音検知のため木更津駅で車両点検を行った...とかで、
6分ほどの遅れでやって来た。

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【2018年11月2日15時22分】 外房線・蘇我駅

そしてやって来たのは蘇我駅。夕方のラッシュが始まりつつあるのだろうか。
駅構内は多くの人たちで賑わっており。

そんな中...

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【2018年11月2日15時28分】 外房線・蘇我駅

そう、ここからは<速報版>で書いた通り。
今度の外房線は総武快速線からの直通電車で、外房線では最長の15両編成。
ということでホームの北端まで歩いて行けば、当然、そんな場所は誰もおらず。

京葉線のE233系が到着すると...

続けて外房線の電車がE217系15両編成で到着。この駅で特急「わかしお11号」を
先に通してからの発車となる。

やはり、千葉以降では通勤時間帯以外、15両編成では持て余す状況かと。
ホーム端に停車する増結車側の車内は閑散としており、だから、この電車に、
すぐには乗り込まずに、隣のホームに到着する特急列車との並びを...

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【2018年11月2日15時31分】 外房線・蘇我駅

ということで、コレを撮ったら...
そのあとのことは<速報版>で語った通り。
結局、後続電車では大網まで満員で立ったままで。

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【2018年11月2日16時37分】 外房線・茂原駅

それでも16時半過ぎに夕暮れ迫る茂原駅へと到着したのだった。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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