8月の富山に「ちてつ」を追って（７）いよいよ、モハ10026号車が... [雷鳥色の電車たち［富山地鉄］]
最近、パソコンの調子が悪い。以前もそういうことがあって...
慌てて秋葉原の“レッツノート修理工房”に持ち込んだら、問題なしと言うことに
なったのだが。パソコンの前を離れると、しばらくして休止状態に入るわけだが、
そこから復帰できなくなる...というのが最近の悩み。
もしかしたら、再インストールで解消できるのかも知れないが、また、1日がかりで
再インストールというのも、なかなかそんな気分になれなくて。
もしかしたら、また、来月、Microsoftから送りつけられる「重要な更新」で
自然に解消するかも知れない...と勝手に期待しているのである。
さて、そんな中、引き続き拙ブログは、8月下旬の富山地鉄の話題。
いよいよ、26日、「10026号 撮影会」である。
朝7時、電鉄富山駅から始まるのだった。
…… ……
2018年8月26日（日）晴れ
ホテルの自室で簡単に朝食を済ませたらチェックアウト。
駅の南北を結ぶ地下通路を抜けて電鉄富山駅に向かうのだが、昨晩の激しい雨は
すでにあがっていたものの、それにしても蒸し暑く。地下に入るとメガネが真っ白
に曇ってしまって...。青空は戻ってきていたものの、＜撮り鉄＞には厳しい天気。
でも、貴重なシーンを撮るべく...
【2018年8月26日7時08分】 富山地鉄・電鉄富山駅
電鉄富山駅に着いたのは7時前、少し時間まで余裕があったが、それでも長い列。
ロッテリアの前あたりまで続く行列に加わったのだった。
この日の「10026号撮影会」の“参加資格”は、この日限定デザインの
1日フリーきっぷ（2,500円）を購入すること。枚数限定のこのきっぷを買えば、
イベントの参加証が得られ、イベント列車に乗車したり、稲荷町車両基地などでの
撮影会に参加できたり...
定刻7:15より少しだけ早く、受付が始まった。1日フリーきっぷを購入すると
首からかけるタイプの参加証と、この日のスケジュールなどが書かれた資料が
手渡され。地鉄の担当者3名、手際の良い作業でどんどん列は進んでいき...
数分で＜変態鉄＞にも順番が回ってきた。
電車の入線は7:15過ぎ、発車は7:48とのこと。まずは2両編成で本線の越中舟橋まで
走ることになっていた。参加証を示して乗車することも、先行する営業列車で
撮影地に駆けつけて撮影することも、どちらもできることになっていた。
【2018年8月26日7時08分】 富山地鉄・電鉄富山駅
もちろん、＜変態鉄＞は撮影を選択。バッグからEOSくんを取り出して“臨戦態勢”。
モハ10025－モハ10026編成の＜乗り鉄＞なら平日の朝、早起きすれば“上滝朝３”で
楽しむことができる。
朝の時間帯、東向きに走る本線では下り方のモハ10026号車に光が回るはず。
ということは、撮影地は...
でも、まずは入線シーンを電鉄富山駅で。
【2018年8月26日7時11分】 富山地鉄本線・電鉄富山駅
「改札開始」の合図を待っているうちに、稲荷町車両基地からの回送電車。
分かってはいたものの、やはり、この2両編成というのは...
地鉄電車を撮ってきた中で、この2両編成が本線上を運行する姿を撮るのは2度目。
【2018年8月26日7時12分】 富山地鉄・電鉄富山駅
先に隣の4番ホームには7:28発の第115列車、宇奈月温泉ゆきが停車中。
こちらも“ダイコン色”の14760形の運用で。地鉄の新旧電車の並び、たぶん、
＜変態鉄＞が、まだ地鉄電車を撮ろうと思う前の時代、90年台くらいまで日常的に
見られていたシーンである。
ここまで撮ったら、いよいよ改札開始。
【2018年8月26日7時16分】 富山地鉄・電鉄富山駅
参加者はめいめいに駅構内へと。もちろん、＜変態鉄＞は4番ホームの先端へ。
そう、こちら側が貴重なシーンなのである。モハ10026号車がその顔を見せて
くれている。地鉄マニアとしては、このシーン、ヨダレが出てきそうなくらい、
スゴいシーンなのである。
滅多に見ることができないモハ10026号車の顔、でも、それだけでは無い。
普段は常にクハ175号車と繋がっている連結器にも、ちゃんとカバーがかけられて。
ちなみに、オデコのところ“10026”という車号標記のすぐ上あたりの塗装が
剥げている。もともとは、ここの部分に大きなヘッドライトが付いていて3灯
だったはず。その時代、＜変態鉄＞は本の中の写真でしか見たことが無いが...
後に中央のライトが撤去されて左右のシールドビームだけが残って、いまの顔に
なっていたはず。塗装が剥がれているのはその撤去痕だろうか!?
さて、このとき、＜変態鉄＞は7:28発の宇奈月温泉ゆきの発車をずっと待っていた。
だが、しかし...
駄菓子菓子。
【2018年8月26日7時23分】 富山地鉄・電鉄富山駅
この日もめまぐるしく天気が変わる朝。ちょうど、発車するタイミングになって
太陽が顔を出して。そうすると大きな屋根が架けられている電鉄富山駅、列車の
側面が黒つぶれしてしまって、編成写真としては...
陽が翳るタイミングを狙っているうちに、後続電車が入線してくる時刻に。
【2018年8月26日7時30分】 富山地鉄・電鉄富山駅
諦めて、7:41発の第1015列車・上市ゆきで撮影地に先行することにした。
1番から4番まで全部のホームで電車が発車待ちする...という電鉄富山駅の賑わう
時間帯である。10030形が2本、一番奥のホームには14760形、全部“かぼちゃ”。
その中で、モハ10026号車の“だいこん色”、かつて昭和40年台頃、特急用として
使われる車両に採用されたのが、立山のライチョウをイメージした塗り分け、
いまの“だいこん電車”である。
…… ……
さて、7:41発の上市ゆき。電車を越中三郷駅で降りて。
でも、このすぐあと、7:48に10020形編成の臨時電車は電鉄富山駅を発車。
狙っていた撮影地は、越中荏原駅との中間にある常願寺川鉄橋。この時間帯は東岸
三郷側が順光になるので、越中三郷駅で下車したのだが、歩いて15分ほどの距離。
途中の農道沿いで正面がちに撮るという“妥協案”を思い描きつつ、向かったが、
その農道への入口がよく分からなくて。
「あぁ～っ、もうダメっ!!!」
もう間に合わないことは確定的。時計を見て、電鉄富山駅で受け取った資料に
書かれた時刻を確認して...、県道脇に三脚を置いたのである。
貴重な撮影機会だったのに...
【2018年8月26日7時59分】 富山地鉄本線・越中荏原－越中三郷
完全に時間切れである。本当は農道を進んで行った先の小さな踏切を渡って...
順光側から、モハ10026号車を先頭に走ってくる姿を撮りたかった。
逆光側からの中途半端な1枚になってしまったが、幸いしたのは車体色。
白い塗色は光が回っていなくても、黒つぶれはそこまで深刻にはならず。
残念な、不本意な1枚だったことには違いないが、“撃沈”とは言えない...
ビミョーな1枚になってしまったのだった。
ちなみにこの写真、電車の後ろに踏み切り待ちをしている乗用車がかすかに見えて
いるのだが、そこが常願寺川の東側の堤防。周囲は公園のようになっていて、
そこから午前中は、常願寺川鉄橋を渡る下り電車を撮ることができる。
【2018年8月26日8時13分】 富山地鉄本線・越中荏原－越中三郷
「えっ、時間切れで鉄橋までたどり着けなかったのではないの!?」
だから、代わりに14760形の下り普通電車を撮った...と言うことでは無い。
これが、通常運用での撮影と撮影会イベントの違い。
やはり、地鉄電車の富山側では一番メジャーな撮影地、その常願寺川鉄橋の
順光時間帯に「撮影会臨時列車」を設定するということで...
越中荏原 ←→ 越中舟橋・寺田間を、ちょうどこの鉄橋を挟む区間を、9時までに
3往復するような設定になっており。あと4回、常願寺川鉄橋で撮って、最後の
上り臨時電車に乗車して電鉄富山に戻れるようなスケジュールになっていた。
やはり皆さん、ここに集まるのは自然な流れ。でも、撮影足場は広すぎるくらい。
堤防上から、河川敷に下りる道沿いから、川の流れを配したローアングル...
百名単位で“同業者さん”が集結したとしても余裕で撮れるくらい。
まずは、斜め前から典型的な列車写真を撮るべく構図を調整して...
タテ位置に決めたのだったが...
【2018年8月26日8時18分】 富山地鉄本線・越中三郷－越中荏原（後追い）
やってしまった。
見事なまでの“串パン”である。残されたチャンスはあと3回。
何としても、モハ10026号車に光が回っている、この時間帯、“会心の1枚”を
残したい...、ファインダーを覗きながら構図の微調整を続けたのだった。（つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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なったのだが。パソコンの前を離れると、しばらくして休止状態に入るわけだが、
そこから復帰できなくなる...というのが最近の悩み。
もしかしたら、再インストールで解消できるのかも知れないが、また、1日がかりで
再インストールというのも、なかなかそんな気分になれなくて。
もしかしたら、また、来月、Microsoftから送りつけられる「重要な更新」で
自然に解消するかも知れない...と勝手に期待しているのである。
さて、そんな中、引き続き拙ブログは、8月下旬の富山地鉄の話題。
いよいよ、26日、「10026号 撮影会」である。
朝7時、電鉄富山駅から始まるのだった。
…… ……
2018年8月26日（日）晴れ
ホテルの自室で簡単に朝食を済ませたらチェックアウト。
駅の南北を結ぶ地下通路を抜けて電鉄富山駅に向かうのだが、昨晩の激しい雨は
すでにあがっていたものの、それにしても蒸し暑く。地下に入るとメガネが真っ白
に曇ってしまって...。青空は戻ってきていたものの、＜撮り鉄＞には厳しい天気。
でも、貴重なシーンを撮るべく...
【2018年8月26日7時08分】 富山地鉄・電鉄富山駅
電鉄富山駅に着いたのは7時前、少し時間まで余裕があったが、それでも長い列。
ロッテリアの前あたりまで続く行列に加わったのだった。
この日の「10026号撮影会」の“参加資格”は、この日限定デザインの
1日フリーきっぷ（2,500円）を購入すること。枚数限定のこのきっぷを買えば、
イベントの参加証が得られ、イベント列車に乗車したり、稲荷町車両基地などでの
撮影会に参加できたり...
定刻7:15より少しだけ早く、受付が始まった。1日フリーきっぷを購入すると
首からかけるタイプの参加証と、この日のスケジュールなどが書かれた資料が
手渡され。地鉄の担当者3名、手際の良い作業でどんどん列は進んでいき...
数分で＜変態鉄＞にも順番が回ってきた。
電車の入線は7:15過ぎ、発車は7:48とのこと。まずは2両編成で本線の越中舟橋まで
走ることになっていた。参加証を示して乗車することも、先行する営業列車で
撮影地に駆けつけて撮影することも、どちらもできることになっていた。
【2018年8月26日7時08分】 富山地鉄・電鉄富山駅
もちろん、＜変態鉄＞は撮影を選択。バッグからEOSくんを取り出して“臨戦態勢”。
モハ10025－モハ10026編成の＜乗り鉄＞なら平日の朝、早起きすれば“上滝朝３”で
楽しむことができる。
朝の時間帯、東向きに走る本線では下り方のモハ10026号車に光が回るはず。
ということは、撮影地は...
でも、まずは入線シーンを電鉄富山駅で。
【2018年8月26日7時11分】 富山地鉄本線・電鉄富山駅
「改札開始」の合図を待っているうちに、稲荷町車両基地からの回送電車。
分かってはいたものの、やはり、この2両編成というのは...
地鉄電車を撮ってきた中で、この2両編成が本線上を運行する姿を撮るのは2度目。
【2018年8月26日7時12分】 富山地鉄・電鉄富山駅
先に隣の4番ホームには7:28発の第115列車、宇奈月温泉ゆきが停車中。
こちらも“ダイコン色”の14760形の運用で。地鉄の新旧電車の並び、たぶん、
＜変態鉄＞が、まだ地鉄電車を撮ろうと思う前の時代、90年台くらいまで日常的に
見られていたシーンである。
ここまで撮ったら、いよいよ改札開始。
【2018年8月26日7時16分】 富山地鉄・電鉄富山駅
参加者はめいめいに駅構内へと。もちろん、＜変態鉄＞は4番ホームの先端へ。
そう、こちら側が貴重なシーンなのである。モハ10026号車がその顔を見せて
くれている。地鉄マニアとしては、このシーン、ヨダレが出てきそうなくらい、
スゴいシーンなのである。
滅多に見ることができないモハ10026号車の顔、でも、それだけでは無い。
普段は常にクハ175号車と繋がっている連結器にも、ちゃんとカバーがかけられて。
ちなみに、オデコのところ“10026”という車号標記のすぐ上あたりの塗装が
剥げている。もともとは、ここの部分に大きなヘッドライトが付いていて3灯
だったはず。その時代、＜変態鉄＞は本の中の写真でしか見たことが無いが...
後に中央のライトが撤去されて左右のシールドビームだけが残って、いまの顔に
なっていたはず。塗装が剥がれているのはその撤去痕だろうか!?
さて、このとき、＜変態鉄＞は7:28発の宇奈月温泉ゆきの発車をずっと待っていた。
だが、しかし...
駄菓子菓子。
【2018年8月26日7時23分】 富山地鉄・電鉄富山駅
この日もめまぐるしく天気が変わる朝。ちょうど、発車するタイミングになって
太陽が顔を出して。そうすると大きな屋根が架けられている電鉄富山駅、列車の
側面が黒つぶれしてしまって、編成写真としては...
陽が翳るタイミングを狙っているうちに、後続電車が入線してくる時刻に。
【2018年8月26日7時30分】 富山地鉄・電鉄富山駅
諦めて、7:41発の第1015列車・上市ゆきで撮影地に先行することにした。
1番から4番まで全部のホームで電車が発車待ちする...という電鉄富山駅の賑わう
時間帯である。10030形が2本、一番奥のホームには14760形、全部“かぼちゃ”。
その中で、モハ10026号車の“だいこん色”、かつて昭和40年台頃、特急用として
使われる車両に採用されたのが、立山のライチョウをイメージした塗り分け、
いまの“だいこん電車”である。
…… ……
さて、7:41発の上市ゆき。電車を越中三郷駅で降りて。
でも、このすぐあと、7:48に10020形編成の臨時電車は電鉄富山駅を発車。
狙っていた撮影地は、越中荏原駅との中間にある常願寺川鉄橋。この時間帯は東岸
三郷側が順光になるので、越中三郷駅で下車したのだが、歩いて15分ほどの距離。
途中の農道沿いで正面がちに撮るという“妥協案”を思い描きつつ、向かったが、
その農道への入口がよく分からなくて。
「あぁ～っ、もうダメっ!!!」
もう間に合わないことは確定的。時計を見て、電鉄富山駅で受け取った資料に
書かれた時刻を確認して...、県道脇に三脚を置いたのである。
貴重な撮影機会だったのに...
【2018年8月26日7時59分】 富山地鉄本線・越中荏原－越中三郷
完全に時間切れである。本当は農道を進んで行った先の小さな踏切を渡って...
順光側から、モハ10026号車を先頭に走ってくる姿を撮りたかった。
逆光側からの中途半端な1枚になってしまったが、幸いしたのは車体色。
白い塗色は光が回っていなくても、黒つぶれはそこまで深刻にはならず。
残念な、不本意な1枚だったことには違いないが、“撃沈”とは言えない...
ビミョーな1枚になってしまったのだった。
ちなみにこの写真、電車の後ろに踏み切り待ちをしている乗用車がかすかに見えて
いるのだが、そこが常願寺川の東側の堤防。周囲は公園のようになっていて、
そこから午前中は、常願寺川鉄橋を渡る下り電車を撮ることができる。
【2018年8月26日8時13分】 富山地鉄本線・越中荏原－越中三郷
「えっ、時間切れで鉄橋までたどり着けなかったのではないの!?」
だから、代わりに14760形の下り普通電車を撮った...と言うことでは無い。
これが、通常運用での撮影と撮影会イベントの違い。
やはり、地鉄電車の富山側では一番メジャーな撮影地、その常願寺川鉄橋の
順光時間帯に「撮影会臨時列車」を設定するということで...
越中荏原 ←→ 越中舟橋・寺田間を、ちょうどこの鉄橋を挟む区間を、9時までに
3往復するような設定になっており。あと4回、常願寺川鉄橋で撮って、最後の
上り臨時電車に乗車して電鉄富山に戻れるようなスケジュールになっていた。
やはり皆さん、ここに集まるのは自然な流れ。でも、撮影足場は広すぎるくらい。
堤防上から、河川敷に下りる道沿いから、川の流れを配したローアングル...
百名単位で“同業者さん”が集結したとしても余裕で撮れるくらい。
まずは、斜め前から典型的な列車写真を撮るべく構図を調整して...
タテ位置に決めたのだったが...
【2018年8月26日8時18分】 富山地鉄本線・越中三郷－越中荏原（後追い）
やってしまった。
見事なまでの“串パン”である。残されたチャンスはあと3回。
何としても、モハ10026号車に光が回っている、この時間帯、“会心の1枚”を
残したい...、ファインダーを覗きながら構図の微調整を続けたのだった。（つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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