2月14日の西武線。(1)昼下がりの「保谷7号」(前編) [東京鐵話]
自分でもよく分からないのだが、最近の拙ブログ、すっかり「西武鉄道ブログ」と化して
しまっている。ただ、自分自身、西武沿線で暮らしたことがあるわけでも無く、
特に気になる電車が居るわけでも無く...
実際のところ“成り行き上”というところが大きいのだが...
先日、西武多摩湖線を撮影に行ったときの話題をご紹介した(→ こちら)。
その中で「“ついで”に立ち寄った」「寄り道をした」と、勿体ぶった書き方をしている
箇所があった。別にやましいことをしていたわけではない。
いつか、近い将来、また訪れるはずの拙ブログの“ネタ切れ”。
その日の“埋め合わせ”記事を書くための「小ネタ」を集めに行ったのだが、そのときに
西武線のある形式の電車の写真がどうしても必要になってしまって。
HDDを漁ってみたのだが、やっぱり。富山地鉄の電車なら、たぶん全車の写真が揃うが、
西武の車両では...。その形式の電車を撮ったことは一度も無かった。
【2018年2月14日12時10分】 西武池袋線・ひばりヶ丘-保谷
その“お目当ての電車”は、吉祥寺からアクセスしやすい新宿線も走ることがあるが、
池袋線の方が確実性が高いと聞いて。(そんなことすら、知らなかった)
調べてみたら、保谷駅とひばりヶ丘駅の間の踏切が撮りやすいというので、
公休日の水曜、ポカポカ陽気に誘われて、保谷まで足をのばしたのだった。
…… ……
2018年2月14日(水)晴れ
ふだん、買い物によく訪れる吉祥寺。とはいえ、話題のお店を回って...なんて訳は無く、
ちょっと安いところで日用品を買って、100均に立ち寄り、チェーン店で丼物...
オッサンの休日など、そんなものだが。
さて。そのときに必ず通りかかる吉祥寺駅北口のバス乗り場、関東バスと西武バスが
ロータリーに、ひっきりなしに入ってきては、多くの乗客を乗せて...
その中で「保谷駅ゆき」という西武バスを結構、頻繁に見かけるような気が。
ということで。
【2018年2月14日10時58分】 西武池袋線・保谷駅南口
10:28発の「吉63系統」は数名の乗客、閑散とした車内だった。
前乗り式なので、ICカードをタッチしようとしたら...
途中で運賃が変わるのだそうで、降車バス停を運転手に自己申告して運賃を払って
乗車する形式だった。保谷までは238円(ICカード)だった。
吉祥寺通りから青梅街道、東伏見稲荷神社の脇を通って30分ほどで終点・保谷駅南口。
その終点は、駅前広場の下に到着...のはずが、何だか“駅前らしさ”が希薄で。
ブロガーの端くれとしては「駅前のバスターミナルに到着」の写真が撮りたかったが...
乗ってきたバスのお尻が見えている写真を撮るのが精一杯だった。
【2018年2月14日11時00分】 西武池袋線・保谷駅南口
その保谷駅南口は、バス停上のペデストリアンデッキの...
「駅の入口がわかりにくい橋上駅舎」などというランキングがあったら、
絶対に上位に入ってきそうな、何だか不思議な配置だった。
でも、ここは素通りだったのである。
もともと、保谷は西武線の車両基地のあった駅。いまも運転上の拠点となる駅であるのは
変わらないようで。広大な敷地に留置線が並んでいて、遠~~~~くの方には
蒸気機関車と古典的電気機関車がシートを被せられた状態で保管されているのも
確認できるのだが...
昼下がりの留置線で休んでいたのは...
【2018年2月14日11時11分】 西武池袋線・保谷駅付近(開いている踏切から撮影)
ピンク色の9000系である。初めて見たが、なかなかインパクトのあるカラーで。
【2018年2月14日11時13分】 西武池袋線・保谷駅付近(開いている踏切から撮影)
その、長い踏切。そのすぐ横に、保谷止まりの電車が折返しを待っていて。
東京メトロ10000系と西武2000系が並んでいた。
【2018年2月14日11時12分】 西武池袋線・保谷駅付近(開いている踏切から撮影)
その傍らには保線基地もあって。保線車両も間近に見られるのである。
そんな踏切が(たぶん)「保谷1号」。もちろん、踏切にも“名前”がある。
踏切標識に名前を書いてくれているところも多いが、その命名というのは各事業者毎に
方針が違っていて。例えば、いすみ鉄道だと、有名な「第2五之町踏切」とか、
普段、よく訪れる「広畑踏切」「第1森宮踏切」...、各々に名前が付けられている。
でも、私鉄では前後の駅の名前を使うところが少なくないようで。
西武線の場合、起点側の駅の名前に、その駅から数えて何番目かを示す数字を付けて
踏切の名前を付けているみたい。
(ただし、立体交差化とか整理統合で欠番になっている箇所が多数ある)
この日の撮影地は「保谷7号踏切」だった。ということで淡々と、ひばりヶ丘駅方面へ。
【2018年2月14日11時42分】 西武池袋線・ひばりヶ丘-保谷
都立保谷高校のグラウンド裏にある、クルマが通れない小さな踏切が「保谷7号踏切」。
踏切の上り側は雄大なカーブ、反対側は、遠くにひばりヶ丘駅が見える直線区間。
東京都内とは雖も、保谷まで来れば沿線には畑が多く残っており、電車に影が落ちない
のが、ありがたいところ。意外と眺めが良いのである。
ちなみに、向かい側の踏切標識の「×」印に「保7」の文字を確認できる。
【2018年2月14日11時29分】 西武池袋線・ひばりヶ丘-保谷
お昼時は、ひばりヶ丘駅を発車して直線区間を進んでくる、上り・池袋/メトロ方面の
電車をスッキリと撮ることができる。
いきなりのお出ましは特急「レッドアロー」だった。
【2018年2月14日11時30分】 西武池袋線・保谷-ひばりヶ丘
ちなみに、この踏切でそのまま“回れ右”、下り電車にカメラを向ければ、
保谷駅から大きなカーブを描いて、こちらに向かってくる下り電車を撮ることができる。
ただ、たぶん夏場の夕方くらいしか光線が回らないのでは?!
下り電車については、曇りの日の撮影地かも知れない。
【2018年2月14日11時31分】 西武池袋線・ひばりヶ丘-保谷
引き続き、上り電車にカメラを向け続けるわけで。
ひっきりなしに電車がやってくるので、全く退屈しない場所で。クルマも来ないので
ノンビリした撮影である。9000系の準急電車である。
でも、この日の“お目当て”は、黄色い電車ではなかった。
いつでも簡単に撮れる、それほど頻繁に走っていると思っていたら、いざカメラを
向けてみれば、なかなか、その形式が来なくて...。その形式が撮れたら、さっさと
退散しようと思っていたが、意外な長期戦になるのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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しまっている。ただ、自分自身、西武沿線で暮らしたことがあるわけでも無く、
特に気になる電車が居るわけでも無く...
実際のところ“成り行き上”というところが大きいのだが...
先日、西武多摩湖線を撮影に行ったときの話題をご紹介した(→ こちら)。
その中で「“ついで”に立ち寄った」「寄り道をした」と、勿体ぶった書き方をしている
箇所があった。別にやましいことをしていたわけではない。
いつか、近い将来、また訪れるはずの拙ブログの“ネタ切れ”。
その日の“埋め合わせ”記事を書くための「小ネタ」を集めに行ったのだが、そのときに
西武線のある形式の電車の写真がどうしても必要になってしまって。
HDDを漁ってみたのだが、やっぱり。富山地鉄の電車なら、たぶん全車の写真が揃うが、
西武の車両では...。その形式の電車を撮ったことは一度も無かった。
【2018年2月14日12時10分】 西武池袋線・ひばりヶ丘-保谷
その“お目当ての電車”は、吉祥寺からアクセスしやすい新宿線も走ることがあるが、
池袋線の方が確実性が高いと聞いて。(そんなことすら、知らなかった)
調べてみたら、保谷駅とひばりヶ丘駅の間の踏切が撮りやすいというので、
公休日の水曜、ポカポカ陽気に誘われて、保谷まで足をのばしたのだった。
…… ……
2018年2月14日(水)晴れ
ふだん、買い物によく訪れる吉祥寺。とはいえ、話題のお店を回って...なんて訳は無く、
ちょっと安いところで日用品を買って、100均に立ち寄り、チェーン店で丼物...
オッサンの休日など、そんなものだが。
さて。そのときに必ず通りかかる吉祥寺駅北口のバス乗り場、関東バスと西武バスが
ロータリーに、ひっきりなしに入ってきては、多くの乗客を乗せて...
その中で「保谷駅ゆき」という西武バスを結構、頻繁に見かけるような気が。
ということで。
【2018年2月14日10時58分】 西武池袋線・保谷駅南口
10:28発の「吉63系統」は数名の乗客、閑散とした車内だった。
前乗り式なので、ICカードをタッチしようとしたら...
途中で運賃が変わるのだそうで、降車バス停を運転手に自己申告して運賃を払って
乗車する形式だった。保谷までは238円(ICカード)だった。
吉祥寺通りから青梅街道、東伏見稲荷神社の脇を通って30分ほどで終点・保谷駅南口。
その終点は、駅前広場の下に到着...のはずが、何だか“駅前らしさ”が希薄で。
ブロガーの端くれとしては「駅前のバスターミナルに到着」の写真が撮りたかったが...
乗ってきたバスのお尻が見えている写真を撮るのが精一杯だった。
【2018年2月14日11時00分】 西武池袋線・保谷駅南口
その保谷駅南口は、バス停上のペデストリアンデッキの...
「駅の入口がわかりにくい橋上駅舎」などというランキングがあったら、
絶対に上位に入ってきそうな、何だか不思議な配置だった。
でも、ここは素通りだったのである。
もともと、保谷は西武線の車両基地のあった駅。いまも運転上の拠点となる駅であるのは
変わらないようで。広大な敷地に留置線が並んでいて、遠~~~~くの方には
蒸気機関車と古典的電気機関車がシートを被せられた状態で保管されているのも
確認できるのだが...
昼下がりの留置線で休んでいたのは...
【2018年2月14日11時11分】 西武池袋線・保谷駅付近(開いている踏切から撮影)
ピンク色の9000系である。初めて見たが、なかなかインパクトのあるカラーで。
【2018年2月14日11時13分】 西武池袋線・保谷駅付近(開いている踏切から撮影)
その、長い踏切。そのすぐ横に、保谷止まりの電車が折返しを待っていて。
東京メトロ10000系と西武2000系が並んでいた。
【2018年2月14日11時12分】 西武池袋線・保谷駅付近(開いている踏切から撮影)
その傍らには保線基地もあって。保線車両も間近に見られるのである。
そんな踏切が(たぶん)「保谷1号」。もちろん、踏切にも“名前”がある。
踏切標識に名前を書いてくれているところも多いが、その命名というのは各事業者毎に
方針が違っていて。例えば、いすみ鉄道だと、有名な「第2五之町踏切」とか、
普段、よく訪れる「広畑踏切」「第1森宮踏切」...、各々に名前が付けられている。
でも、私鉄では前後の駅の名前を使うところが少なくないようで。
西武線の場合、起点側の駅の名前に、その駅から数えて何番目かを示す数字を付けて
踏切の名前を付けているみたい。
(ただし、立体交差化とか整理統合で欠番になっている箇所が多数ある)
この日の撮影地は「保谷7号踏切」だった。ということで淡々と、ひばりヶ丘駅方面へ。
【2018年2月14日11時42分】 西武池袋線・ひばりヶ丘-保谷
都立保谷高校のグラウンド裏にある、クルマが通れない小さな踏切が「保谷7号踏切」。
踏切の上り側は雄大なカーブ、反対側は、遠くにひばりヶ丘駅が見える直線区間。
東京都内とは雖も、保谷まで来れば沿線には畑が多く残っており、電車に影が落ちない
のが、ありがたいところ。意外と眺めが良いのである。
ちなみに、向かい側の踏切標識の「×」印に「保7」の文字を確認できる。
【2018年2月14日11時29分】 西武池袋線・ひばりヶ丘-保谷
お昼時は、ひばりヶ丘駅を発車して直線区間を進んでくる、上り・池袋/メトロ方面の
電車をスッキリと撮ることができる。
いきなりのお出ましは特急「レッドアロー」だった。
【2018年2月14日11時30分】 西武池袋線・保谷-ひばりヶ丘
ちなみに、この踏切でそのまま“回れ右”、下り電車にカメラを向ければ、
保谷駅から大きなカーブを描いて、こちらに向かってくる下り電車を撮ることができる。
ただ、たぶん夏場の夕方くらいしか光線が回らないのでは?!
下り電車については、曇りの日の撮影地かも知れない。
【2018年2月14日11時31分】 西武池袋線・ひばりヶ丘-保谷
引き続き、上り電車にカメラを向け続けるわけで。
ひっきりなしに電車がやってくるので、全く退屈しない場所で。クルマも来ないので
ノンビリした撮影である。9000系の準急電車である。
でも、この日の“お目当て”は、黄色い電車ではなかった。
いつでも簡単に撮れる、それほど頻繁に走っていると思っていたら、いざカメラを
向けてみれば、なかなか、その形式が来なくて...。その形式が撮れたら、さっさと
退散しようと思っていたが、意外な長期戦になるのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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