関鉄常総線「さらば、100」(7=最終回)車窓から [常総線のキハとその仲間たち[関東鉄道]]
記事にしたい撮影記や訪問記が溜まっている拙ブログ。
ネタ切れの時とは反対に、本文は意外とすぐ書けるのだが、実はいつも悩むのは
この冒頭部分。できるだけ本文(「続きを読む」から下側)と無関係な話を
書くというのが、自分の“こだわり”になっているのだが、なかなか...
自宅と会社を往復するだけの日々だと、出だしの話題が思いつかない。
それならば、冒頭に余計なことを書かずにいきなり始めたら良いのだろうが...
何だかそれもできなくて。
【2017年1月8日11時01分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
というわけで、(どういう訳だ??)
1月8日の関東鉄道常総線・水海道車両基地の撮影会の話題。
とうとうキハ100形とお別れの時。受付時に貰ったスケジュールでは、
復路、車両基地から守谷駅に帰る臨時列車の所要時間が、不自然に長いと
思っていたのだが...
…… ……
2017年1月8日(日)曇りのち雨
今回、キハ100形が廃車となるのは、保守部品の入手が困難となり整備が難しい
ことが理由として挙げられていた。そんな中、長らく休車になっていた同車を
車両基地構内の100メートルほどとはいえ、動いている姿を見られたのは
<変態鉄>としては大満足だった。
【2017年1月8日12時05分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
そのサプライズが終わると、すぐ3両編成のキハの臨時列車に戻るように
促された。仮設階段のある場所までキハがゆっくりと前進してきて...
往路と違って、号車指定はなく完全に自由席だと伝えられた。
ということで3号車キハ317号車に空席を確保。
参加者が乗車してくるのを待ちわびたかのように、オルゴールのチャイムに続き
お別れの車内放送。
帰りの列車の集合時刻が、12:10なのに守谷駅到着が12:58と予告されていた。
もちろん、車両基地奥の線路から洗浄線でスイッチバックして本線に出るまで
信号機の関係もあって数分は要するのだが...、でも、長過ぎ。
【2017年1月8日12時19分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地(車内から撮影)
動き出した臨時列車、まずはいつも通り、南奥側の洗浄線付近まで引き返す。
その車窓にキハ100形の姿が見えてくる。
車両基地から本線に出るのは、12:34頃とのことだった。
それまでの20分余り、普段の撮影会の時の臨時列車とは違う経路で
車輌基地内を走行しながら、撮影会では安全確保のためにキハ100形の周囲の
決まった場所でしか撮れなかったが、今度は車窓から、いろいろな方向で
キハ100形の最後の姿を見ることが出来るように...との企画だったとのこと。
【2017年1月8日12時21分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地(車内から撮影)
キハ317号車の運転台越しに見えてきたキハ100形。
2両ともヘッドライトを輝かせて待機している。
ここでスイッチバック。運転士さんが車内を移動。
乗り込むと、先ほど撮影会が行われた付近まで前進。
【2017年1月8日12時25分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地(車内より撮影)
方向幕はこの形式にはレアだった快速表示。
101、102両方の運転台には運転士さんの姿。しかも...
【2017年1月8日12時25分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地(車内から撮影)
キハ100形の前身は国鉄キハ30形“通勤型ディーゼル動車”、
その最大の特徴は、両開きの外吊り扉だった。
キハ101号車は、その外吊り扉を全開にして待ち構えていた。
「キハ100」という形式は水海道以北で路線バス型の車内運賃収受式ワンマンに
対応した改造を行ってからの形式、全部の扉を開けたシーンは意外とレア。
キハ側のシートに座った人たちが窓を全開にして撮影。交代で皆さん、
代わりばんこに窓からカメラを突き出して...
自然発生的に座席のまわりに列ができて順番に譲り合って撮影...の車内。
【2017年1月8日12時26分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地(車内から撮影)
そして、臨時列車が動き出す。キハ100形2両とDD502ディーゼル機関車の並び。。
これで本当の本当にお別れである。
【2017年1月8日12時27分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地(車内から撮影)
本線に向けて前進する車内から必死になって撮ったのだった。
普段は、水海道車両基地を出庫後、いったん水海道駅まで入って駅で折り返して
守谷に向かうことが多いのだが、この日は直接上り線に入るルートがとられた。
【2017年1月8日12時34分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地(車内から撮影)
車内放送でも紹介されていたが、キハ3連の臨時列車の出発に合わせて
キハ100形が汽笛を鳴らして、送り出してくれた。
鳴り止まない汽笛の音をバックに水海道車両基地から遠ざかる臨時列車、
12:34発、12:58着でも不自然に所要時間が長すぎると思っていたら...
守谷駅をすぐ前にして、新守谷駅の3番ホームに入線。
12:49着56発まで7分停車。常総線の取手-水海道間は全国でも珍しい
非電化複線区間である。対向列車の行き違いで停める必要も無く、
ダイヤもそれほど過密な訳では無く、終点を目前にして“バカ停”の必要は
なかったはずなのだが...
新守谷駅は2面3線式のホームを備えている。でも、単なる中間駅であって、
3番線はそれほど必要性のあるものでは無いわけで。
すかさず車内放送。
「新守谷駅の3番線は、いまでは早朝の回送列車が使うだけで...」
普段は入線しない方のホームに入るようにわざわざ停車するようなダイヤ設定。
最後の最後まで芸が細かいのであった。そんな新守谷駅、最近はTVや映画の
ロケ地としても露出が増えているとか。
新守谷駅を出たところで最後の車内放送。
「本日はキハ100形の卒業式に...」、合わせて2月に新車が入ってくることが
告知されたのだった。
…… ……
「午後の部」参加者でごった返す守谷駅。
受付時に1日フリーきっぷを貰っていたので、新守谷駅近くとか小絹駅の先とか
「午後の部」参加者を乗せた臨時列車の走行写真を狙うチャンスはあったが...
【2017年1月8日9時41分】 関東鉄道常総線・守谷駅
<変態鉄>はすでにアタマの中を切り替えていた。
そう、この日は大相撲1月場所初日。15時からの某公共放送のTV中継に
間に合わせるには、急いで帰らないと。階段を駆け上り、TX線の乗換口に
向かうのだった。
都心に近づく頃には傘が必要なくらいの降り方になった。撮影タイム中に
雨に降られなかっただけでもラッキーだったのか!?
そんな撮影会から、すでに1ヶ月以上。筑西市内の施設で静態保存されている
2両のキハたちを見に行きたいと思っているのだった。(おわり)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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書くというのが、自分の“こだわり”になっているのだが、なかなか...
自宅と会社を往復するだけの日々だと、出だしの話題が思いつかない。
それならば、冒頭に余計なことを書かずにいきなり始めたら良いのだろうが...
何だかそれもできなくて。
【2017年1月8日11時01分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
というわけで、(どういう訳だ??)
1月8日の関東鉄道常総線・水海道車両基地の撮影会の話題。
とうとうキハ100形とお別れの時。受付時に貰ったスケジュールでは、
復路、車両基地から守谷駅に帰る臨時列車の所要時間が、不自然に長いと
思っていたのだが...
…… ……
2017年1月8日(日)曇りのち雨
今回、キハ100形が廃車となるのは、保守部品の入手が困難となり整備が難しい
ことが理由として挙げられていた。そんな中、長らく休車になっていた同車を
車両基地構内の100メートルほどとはいえ、動いている姿を見られたのは
<変態鉄>としては大満足だった。
【2017年1月8日12時05分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
そのサプライズが終わると、すぐ3両編成のキハの臨時列車に戻るように
促された。仮設階段のある場所までキハがゆっくりと前進してきて...
往路と違って、号車指定はなく完全に自由席だと伝えられた。
ということで3号車キハ317号車に空席を確保。
参加者が乗車してくるのを待ちわびたかのように、オルゴールのチャイムに続き
お別れの車内放送。
帰りの列車の集合時刻が、12:10なのに守谷駅到着が12:58と予告されていた。
もちろん、車両基地奥の線路から洗浄線でスイッチバックして本線に出るまで
信号機の関係もあって数分は要するのだが...、でも、長過ぎ。
【2017年1月8日12時19分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地(車内から撮影)
動き出した臨時列車、まずはいつも通り、南奥側の洗浄線付近まで引き返す。
その車窓にキハ100形の姿が見えてくる。
車両基地から本線に出るのは、12:34頃とのことだった。
それまでの20分余り、普段の撮影会の時の臨時列車とは違う経路で
車輌基地内を走行しながら、撮影会では安全確保のためにキハ100形の周囲の
決まった場所でしか撮れなかったが、今度は車窓から、いろいろな方向で
キハ100形の最後の姿を見ることが出来るように...との企画だったとのこと。
【2017年1月8日12時21分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地(車内から撮影)
キハ317号車の運転台越しに見えてきたキハ100形。
2両ともヘッドライトを輝かせて待機している。
ここでスイッチバック。運転士さんが車内を移動。
乗り込むと、先ほど撮影会が行われた付近まで前進。
【2017年1月8日12時25分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地(車内より撮影)
方向幕はこの形式にはレアだった快速表示。
101、102両方の運転台には運転士さんの姿。しかも...
【2017年1月8日12時25分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地(車内から撮影)
キハ100形の前身は国鉄キハ30形“通勤型ディーゼル動車”、
その最大の特徴は、両開きの外吊り扉だった。
キハ101号車は、その外吊り扉を全開にして待ち構えていた。
「キハ100」という形式は水海道以北で路線バス型の車内運賃収受式ワンマンに
対応した改造を行ってからの形式、全部の扉を開けたシーンは意外とレア。
キハ側のシートに座った人たちが窓を全開にして撮影。交代で皆さん、
代わりばんこに窓からカメラを突き出して...
自然発生的に座席のまわりに列ができて順番に譲り合って撮影...の車内。
【2017年1月8日12時26分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地(車内から撮影)
そして、臨時列車が動き出す。キハ100形2両とDD502ディーゼル機関車の並び。。
これで本当の本当にお別れである。
【2017年1月8日12時27分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地(車内から撮影)
本線に向けて前進する車内から必死になって撮ったのだった。
普段は、水海道車両基地を出庫後、いったん水海道駅まで入って駅で折り返して
守谷に向かうことが多いのだが、この日は直接上り線に入るルートがとられた。
【2017年1月8日12時34分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地(車内から撮影)
車内放送でも紹介されていたが、キハ3連の臨時列車の出発に合わせて
キハ100形が汽笛を鳴らして、送り出してくれた。
鳴り止まない汽笛の音をバックに水海道車両基地から遠ざかる臨時列車、
12:34発、12:58着でも不自然に所要時間が長すぎると思っていたら...
守谷駅をすぐ前にして、新守谷駅の3番ホームに入線。
12:49着56発まで7分停車。常総線の取手-水海道間は全国でも珍しい
非電化複線区間である。対向列車の行き違いで停める必要も無く、
ダイヤもそれほど過密な訳では無く、終点を目前にして“バカ停”の必要は
なかったはずなのだが...
新守谷駅は2面3線式のホームを備えている。でも、単なる中間駅であって、
3番線はそれほど必要性のあるものでは無いわけで。
すかさず車内放送。
「新守谷駅の3番線は、いまでは早朝の回送列車が使うだけで...」
普段は入線しない方のホームに入るようにわざわざ停車するようなダイヤ設定。
最後の最後まで芸が細かいのであった。そんな新守谷駅、最近はTVや映画の
ロケ地としても露出が増えているとか。
新守谷駅を出たところで最後の車内放送。
「本日はキハ100形の卒業式に...」、合わせて2月に新車が入ってくることが
告知されたのだった。
…… ……
「午後の部」参加者でごった返す守谷駅。
受付時に1日フリーきっぷを貰っていたので、新守谷駅近くとか小絹駅の先とか
「午後の部」参加者を乗せた臨時列車の走行写真を狙うチャンスはあったが...
【2017年1月8日9時41分】 関東鉄道常総線・守谷駅
<変態鉄>はすでにアタマの中を切り替えていた。
そう、この日は大相撲1月場所初日。15時からの某公共放送のTV中継に
間に合わせるには、急いで帰らないと。階段を駆け上り、TX線の乗換口に
向かうのだった。
都心に近づく頃には傘が必要なくらいの降り方になった。撮影タイム中に
雨に降られなかっただけでもラッキーだったのか!?
そんな撮影会から、すでに1ヶ月以上。筑西市内の施設で静態保存されている
2両のキハたちを見に行きたいと思っているのだった。(おわり)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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