関鉄常総線「さらば、100」(5)待ち時間の楽しみ [常総線のキハとその仲間たち[関東鉄道]]
日付変わって昨日、14日は「茶色くて甘いもの」の一大消費キャンパーンが
実施されていたとか...
もちろん、自分には何の関係も無いことなのだが。
2月14日が何のお祝いの日なのかということすら、よく知らない。
まして、なぜチョコレートを貰うのかが全く理解できないのである。
さてさて、まだまだ続くこのシリーズ。
1月8日の関東鉄道常総線・水海道車両基地で開催された撮影会イベント。
【2017年1月8日11時11分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
この日で“卒業”となるキハ100形の撮影会だったが、<変態鉄>として
気になるのは、もちろんそれだけでは無かった。
自分の撮影タイムが終わった後はロープの外側で、それらを観察して...
…… ……
2017年1月8日(日)曇りのち雨
自分が指定された「2号車」の撮影タイムは10:55~11:20の25分間。
「そのとき」はあっという間に過ぎていった。あとは、3号車のメンバーの
撮影タイムが終わるまで物販コーナーのある事務棟周辺で待機するように
指示されていた。
<変態鉄>としては線路際を探しながら、いろいろと。
車両基地の中に入って撮影できる機会は少ない。こういう機会には普段は撮れない
シーンもできるだけ撮っておかないと。
【2017年1月8日11時09分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
もちろん、撮影会が行われている傍らでは通常の業務が行われているわけで。
日中も水海道駅での折返し間合いに車両基地に帰ってきたり、入れ替わりに
出庫したりという運用も数多く設定されており、交替の運転士さんが
マイ座布団を小脇に挟んで、列車の方に向かっていく姿なども。
構内通路付近から、通常通りの基地南半分の様子を。
そして...
【2017年1月8日10時47分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
この日のメイン・キハ100形に加えて、撮影会に“ゲスト出演”している
車輌たち。中央に停車中のオレンジ色ツートンは、この日の撮影会臨時列車。
キハ313-キハ314編成である。
一番手前に停まっているのは...
【2017年1月8日11時22分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
カバを思わせる独特の風貌。DD502号ディーゼル機関車である。
筑波、鹿島...と同社系の各路線に“兄弟分”がいたが、現存するのはこれだけ。
車籍は残されており、一応、現役なのだが貨物列車が廃止され、工事列車に
使われる機会も無くなり、いまや、エンジンをかけるのも難しい状況とか。
【2017年1月8日10時45分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
長らく塗色も色あせてボロボロの外観だったのだが、昨年の5月に外観塗装だけ
修復された。その“お披露目撮影会”にも参加したのだが...(→ こちら)
【2017年1月8日11時20分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
この日は、通路沿いの線路に停車中。
セミセンターキャブの車体を真横から撮れるようなチャンスもあった。
なぜか、参加者の皆さん、自分の撮影タイムが終わったら、他の車輌には
目もくれずに物販コーナーの建物に戻って休憩しているようで。
そんな中、いつまでも撮り続けるのが<変態鉄>。
【2017年1月8日11時31分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
この機関車の特徴でもあるのが、この台車まわり。
1956年(昭和31年)に製造された、ロッド式ディーゼル機関車である。
【2017年1月8日11時29分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
ちなみに<変態鉄>の好みとしては、こういうセミセンターキャブの
ディーゼル機関車を撮る場合は、こちらの短い側から撮りたいのである。
何だかこちらの方がバランスが良く見えるような気がしてならない。
ディーゼル機関車の“心臓部”、エンジンが入っているのは長い方の“鼻”。
そして、もう1両。
国鉄(国鉄清算事業団)とJR九州・東日本から、片運転台のキハ35・36形、
両運転台のキハ30形、合わせて40両がちょうど昭和が平成に変わる前後に
関東鉄道常総線に譲渡されている。
【2014年12月21日11時30分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
関鉄の車籍に入ったのは、その中の39両、計画変更で2000番台の形式を持つ
自社発注の新車を投入することになり、キハ35形の1両は部品取りに使われた後に
解体されたという。その後の新車投入で、2011年までにキハ101・102の2両を
除いて淘汰され、その最後の2両が、2017年1月付で廃車になるということで
開催されたのが、今回の撮影会だった。
【2017年1月8日11時14分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
そんな、常総線の一時代を築いた国鉄の通勤型ディーゼル動車キハ35系の仲間、
この日のイベント会場のすぐ脇で、もう1両、ボロボロの車体を晒していた。
車両番号を見れば、キハ301、この日のメインだったキハ100形もワンマン化までは
キハ300形だったわけで、同形車、ただの番号違いなのだが...
でも、マニアとしては、この車番にコーフンせずには...
実は、この1両だけは来歴が異なるのである。前所有者はJRではなく「筑波鉄道」、
常磐線の土浦と水戸線・岩瀬駅を結んでいたが、1984年に全廃となった路線。
その「筑波鉄道」だが、廃線の数年前までは「関東鉄道筑波線」だった。
廃線直前に事故廃車があり、その代替で国鉄高崎機関区のキハ30形が譲渡された。
それが廃止後、水海道に転属、それがこの廃車体、キハ301号車。
【2017年1月8日10時24分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
そう、他の仲間たちが廃車後、海外譲渡のために搬出されてからも
この301号車だけは残っていたのは、筑波線の生き残りという希少性から
意図的に残されたものなのか?? と、マニアとして妄想していたのである。
でも、近くに居た関鉄職員の方にその疑問をぶつけてみたら...
倉庫代用のような存在に過ぎず、真鍋機関区出身という希少性から意図的に
「保存」したものでは無いのだとか。筑波時代は前面の方向幕が埋め込まれ、
水海道転入直後は、本来のキハ35系とは顔立ちが違っていたのは有名だが、
「これだけは座席が緑色だったから、社内ではグリーン車と呼ばれていました」
筑波鉄道の車両はシートモケットが緑色で、常総線では異彩を放っていたみたい。
…… ……
1号車から3号車、各車の参加者に与えられた撮影タイムが各25分、合計75分。
10:18に水海道車両基地に到着、帰りの列車に乗るための集合時刻は12時。
どう考えても時間が余りすぎる...と最初から思っていたのだが。
「関東鉄道はサプライズが大好き...」
イベント開始時から、何らかの“サプライズ”があることがアナウンスされていた。
果たして...
【2017年1月8日11時47分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
3号車のメンバーの撮影タイムが終わった11:45過ぎ、全参加者に、
再びキハ100形の前に集まるよう、指示が出された。
タラコ色のキハ101号車のいる線路の前方にロープが張られ...
全員が集まったところでキハ101号車のハンスコが取り外されると...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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実施されていたとか...
もちろん、自分には何の関係も無いことなのだが。
2月14日が何のお祝いの日なのかということすら、よく知らない。
まして、なぜチョコレートを貰うのかが全く理解できないのである。
さてさて、まだまだ続くこのシリーズ。
1月8日の関東鉄道常総線・水海道車両基地で開催された撮影会イベント。
【2017年1月8日11時11分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
この日で“卒業”となるキハ100形の撮影会だったが、<変態鉄>として
気になるのは、もちろんそれだけでは無かった。
自分の撮影タイムが終わった後はロープの外側で、それらを観察して...
…… ……
2017年1月8日(日)曇りのち雨
自分が指定された「2号車」の撮影タイムは10:55~11:20の25分間。
「そのとき」はあっという間に過ぎていった。あとは、3号車のメンバーの
撮影タイムが終わるまで物販コーナーのある事務棟周辺で待機するように
指示されていた。
<変態鉄>としては線路際を探しながら、いろいろと。
車両基地の中に入って撮影できる機会は少ない。こういう機会には普段は撮れない
シーンもできるだけ撮っておかないと。
【2017年1月8日11時09分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
もちろん、撮影会が行われている傍らでは通常の業務が行われているわけで。
日中も水海道駅での折返し間合いに車両基地に帰ってきたり、入れ替わりに
出庫したりという運用も数多く設定されており、交替の運転士さんが
マイ座布団を小脇に挟んで、列車の方に向かっていく姿なども。
構内通路付近から、通常通りの基地南半分の様子を。
そして...
【2017年1月8日10時47分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
この日のメイン・キハ100形に加えて、撮影会に“ゲスト出演”している
車輌たち。中央に停車中のオレンジ色ツートンは、この日の撮影会臨時列車。
キハ313-キハ314編成である。
一番手前に停まっているのは...
【2017年1月8日11時22分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
カバを思わせる独特の風貌。DD502号ディーゼル機関車である。
筑波、鹿島...と同社系の各路線に“兄弟分”がいたが、現存するのはこれだけ。
車籍は残されており、一応、現役なのだが貨物列車が廃止され、工事列車に
使われる機会も無くなり、いまや、エンジンをかけるのも難しい状況とか。
【2017年1月8日10時45分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
長らく塗色も色あせてボロボロの外観だったのだが、昨年の5月に外観塗装だけ
修復された。その“お披露目撮影会”にも参加したのだが...(→ こちら)
【2017年1月8日11時20分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
この日は、通路沿いの線路に停車中。
セミセンターキャブの車体を真横から撮れるようなチャンスもあった。
なぜか、参加者の皆さん、自分の撮影タイムが終わったら、他の車輌には
目もくれずに物販コーナーの建物に戻って休憩しているようで。
そんな中、いつまでも撮り続けるのが<変態鉄>。
【2017年1月8日11時31分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
この機関車の特徴でもあるのが、この台車まわり。
1956年(昭和31年)に製造された、ロッド式ディーゼル機関車である。
【2017年1月8日11時29分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
ちなみに<変態鉄>の好みとしては、こういうセミセンターキャブの
ディーゼル機関車を撮る場合は、こちらの短い側から撮りたいのである。
何だかこちらの方がバランスが良く見えるような気がしてならない。
ディーゼル機関車の“心臓部”、エンジンが入っているのは長い方の“鼻”。
そして、もう1両。
国鉄(国鉄清算事業団)とJR九州・東日本から、片運転台のキハ35・36形、
両運転台のキハ30形、合わせて40両がちょうど昭和が平成に変わる前後に
関東鉄道常総線に譲渡されている。
【2014年12月21日11時30分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
関鉄の車籍に入ったのは、その中の39両、計画変更で2000番台の形式を持つ
自社発注の新車を投入することになり、キハ35形の1両は部品取りに使われた後に
解体されたという。その後の新車投入で、2011年までにキハ101・102の2両を
除いて淘汰され、その最後の2両が、2017年1月付で廃車になるということで
開催されたのが、今回の撮影会だった。
【2017年1月8日11時14分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
そんな、常総線の一時代を築いた国鉄の通勤型ディーゼル動車キハ35系の仲間、
この日のイベント会場のすぐ脇で、もう1両、ボロボロの車体を晒していた。
車両番号を見れば、キハ301、この日のメインだったキハ100形もワンマン化までは
キハ300形だったわけで、同形車、ただの番号違いなのだが...
でも、マニアとしては、この車番にコーフンせずには...
実は、この1両だけは来歴が異なるのである。前所有者はJRではなく「筑波鉄道」、
常磐線の土浦と水戸線・岩瀬駅を結んでいたが、1984年に全廃となった路線。
その「筑波鉄道」だが、廃線の数年前までは「関東鉄道筑波線」だった。
廃線直前に事故廃車があり、その代替で国鉄高崎機関区のキハ30形が譲渡された。
それが廃止後、水海道に転属、それがこの廃車体、キハ301号車。
【2017年1月8日10時24分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
そう、他の仲間たちが廃車後、海外譲渡のために搬出されてからも
この301号車だけは残っていたのは、筑波線の生き残りという希少性から
意図的に残されたものなのか?? と、マニアとして妄想していたのである。
でも、近くに居た関鉄職員の方にその疑問をぶつけてみたら...
倉庫代用のような存在に過ぎず、真鍋機関区出身という希少性から意図的に
「保存」したものでは無いのだとか。筑波時代は前面の方向幕が埋め込まれ、
水海道転入直後は、本来のキハ35系とは顔立ちが違っていたのは有名だが、
「これだけは座席が緑色だったから、社内ではグリーン車と呼ばれていました」
筑波鉄道の車両はシートモケットが緑色で、常総線では異彩を放っていたみたい。
…… ……
1号車から3号車、各車の参加者に与えられた撮影タイムが各25分、合計75分。
10:18に水海道車両基地に到着、帰りの列車に乗るための集合時刻は12時。
どう考えても時間が余りすぎる...と最初から思っていたのだが。
「関東鉄道はサプライズが大好き...」
イベント開始時から、何らかの“サプライズ”があることがアナウンスされていた。
果たして...
【2017年1月8日11時47分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
3号車のメンバーの撮影タイムが終わった11:45過ぎ、全参加者に、
再びキハ100形の前に集まるよう、指示が出された。
タラコ色のキハ101号車のいる線路の前方にロープが張られ...
全員が集まったところでキハ101号車のハンスコが取り外されると...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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