関鉄常総線「さらば、100」(4)そして、撮影会。 [常総線のキハとその仲間たち[関東鉄道]]
パソコンなど、デジタル機器にとことん弱い自分。昨年11月にNote PCを買い換え、
ようやく、Windows 10での操作方法にも慣れてきたかと思ったら...
自宅にあるインクジェットプリンター兼スキャナーが Canon の10年くらい前の
機種なのだが、そのドライバーが Windows 10 に非対応で更新する予定もない
というのを知って。でも、それ自体は、Windows 7 の旧Note PCが生きているので、
当面、対応できる...とそのまま放置していた。拙ブログの昨日の記事でも
そのスキャナーが活躍している。
でも...
つい最近、別件で、Canon の公式サイトを見たら、ぬぁんと...
とうとう、プリンターのインクが生産中止になってしまい、流通在庫をもって
販売終了なのだとか...。「7色のインクタンク」というちょっと割高なインク。
1色でも欠けたら、カラー印刷はエラーになるので...う~ん。
仕事関係は、もう1台モノクロのレーザープリンターがあるので心配ないが、
写真の印刷が...
で、買い換えようと思って調べて見たら...
最近のスキャナーは、フィルムスキャンに非対応。簡易なフィルムスキャナーも
あるのだが、でも、それは本当にトイ的なシロモノで。書棚に一杯の、
<変態ガキ鉄>時代から撮りだめた写真のネガたちが...嗚呼。
どうやら、EPSONならフィルムスキャン対応機種があるみたいで...
これを機に長年愛用したCanonから“宗旨替え”するべきがどうか、いま、
悩んでいるのである。プリンターとスキャナーを別々にするべきなのか??
カメラ関連でも“大型設備投資”を検討中にもかかわらずの今回の問題。
あぁ、出費ばかりがかさんでいく。どうしたものやら...
ということで(?)、引き続き、1月8日の関鉄常総線・水海道車両基地での撮影会。
【2017年1月8日10時44分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
イベント開始から待つこと25分余り、いよいよ自分の乗っていた
2号車の撮影タイムがやって来て...
…… ……
2017年1月8日(日)曇りのち雨
物販コーナーを見終えて、構内通路近くのロープが張られた付近で待機していたら
撮影を終えて戻ってきた1号車のメンバーと入れ替わりに、自分たちの撮影タイム。
撮影タイムは11:20までの20分余り、気合いを入れて集中して。
【2017年1月8日10時53分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
列になって構内通路を歩いてキハ100形の前に向かった。
号車ごとに3班に分かれて...とはいえど、70名余りが2両のキハを囲むわけで。
関東鉄道の撮影会イベントは、いつもマニア心をよく掴んだ進め方で。
最初の10分間ほどは、2両のキハの前に全員で集まって。
「最初は、近めの撮影です!!」と、スタッフの声。
皆さん、キハの顔が入る場所で、サイドがち正面がち...それぞれ上手くバラけて。
【2017年1月8日10時53分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
自分は、まず、正面がちの構図から。
タラコ色の101号車は「快速 下館」、青のツートンカラー102号車は「快速 守谷」。
でも、これは実はハプニングだったそうで。
常総線は取手-守谷-水海道-下館と、茨城県内を南北に結ぶ全長51キロの路線。
全線が非電化でキハたちが活躍するが、そのうち、水海道以北の区間で
車内運賃収受式(路線バス型)ワンマン運転が実施されている。旧国鉄とJRから
譲受したキハ30形改めキハ300形に、整理券発行機や運賃箱の取り付けを
行ったのが、キハ100形。ただ、新車たちに追われ、末期には水海道-下館ローカル
での使用が中心だった。TX線開業後、テコ入れ策として守谷-下館間に快速が
設定されるようになったのだが、そちらは新型車が中心。キハ100が充当されるのは
少なかった。<変態鉄>としても、守谷乗り入れのキハ100形は、
踏切事故による車輌不足の折の代走運用で撮ったことがある程度。
だから、守谷-下館の快速運用は無かったわけではないものの、あまり多くは
無かったはずのシーンであって。
【2017年1月8日10時56分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
「最後にお見せするはずだったのが、最初に出てしまって...」
進行役の職員の方、すぐに気づいて幕回しを指示したわけで。
各号車の撮影タイム、その最後に掲出予定だった幕が最初に撮れたのだった。
【2017年1月8日10時58分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
その幕回しの途中で出てきたのが、<速報版>のトップにも使ったこのシーン。
終点・下館の少し手前にあるのが下妻。映画「下妻物語」の舞台である。
なお、定期列車では「快速・下妻ゆき」という設定は存在しない。
早朝に1本だけ、下妻始発の下館ゆき快速はあるのだが...
【2017年1月8日11時01分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
もともと掲出予定だった、そして、末期の同車にとって最も日常的な姿。
それは、水海道-下館間の普通列車での運用。その姿で。
2両とも旧国鉄キハ30形。1966年(昭和41年)日本車輌で落成、JR九州に承継。
1990年(平成2年)に廃車後、関東鉄道へ譲渡。車体塗色は何度か変わっており、
末期には、101号車が国鉄時代の“首都圏色”、タラコ色の塗りつぶし、
102号車が関東鉄道の前身・常総筑波鉄道の車両をイメージしたという
“常総筑波色”、青とクリーム色のツートンカラーを纏っていた。
【2017年1月8日11時03分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
11時過ぎからは「遠めの撮影タイム」。今度はキハの前、30~40メートル離れてた
ところに並んでの撮影となった。中望遠が使いやすい、鉄道写真として最も
バランス良く撮れる(はずの)位置である。
国鉄時代は非冷房だった同系も、関鉄転入後に冷房化改造を施工。
自動車用を流用したサブエンジン方式で冷房化が行われたが、排熱部分が
床下にあるため、駅停車中に度々オーバーヒートすることが指摘され、
後に屋根上に放熱ユニットを増設している。
関鉄内部では「スーパークーラー」などと呼ばれていたらしいのだが、
それが国鉄キハ30形からの外観上の最も大きな変化。
少しローアングルから撮れば、それも隠れて、まるで国鉄キハ30形の撮影会。
【2017年1月8日11時04分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
と、「遠めの撮影タイム」を良いことに引いた構図で。
ロッド式の個性派ディーゼル機関車DD502号機との並びシーンも
この日が、本当に最後の最後の撮影。(キハ100形2両は1月中に搬出済み)
【2017年1月8日11時06分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
そして、運転士さんが乗り込んで、方向幕を回すのである。
その途中でレア表示の「快速 水海道」も出てくるわけで。
【2017年1月8日11時07分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
最後は行き先だけの簡素な表示。このキハにはこれが一番似合っているような。
「キハの車体に触ってみても構いません」
早くも撮影タイムも終了が近づき、最後の5分間は、完全にフリー。
<模型鉄>の皆さんだろうか、床下機器の記録写真を撮り続ける人たちや、
キハの前に立って記念撮影をする人など...
【2017年1月8日11時12分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
<変態鉄>は反対側、下館サイドに回ってみた。
こちらは幌付き。両運転台車でもちょっとだけキハの表情が違って見える。
102号車の最後の本線走行はしばらく前のイベント時だったと記憶している。
その日、<変態鉄>は仕事で参加することが出来なかったのだが、たしか、
キハ310形併結の3両編成で走ったことを読んだような...おぼろげな記憶。
この「快速」マークは、そんなイベント運転の際に掲出されたものかと思う。
(当日、ちゃんと質問しておけば良かった...嗚呼)
【2017年1月8日11時13分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
というわけで、謎の「快速」マークを掲出...というかステッカーを貼った姿。
現役時代は、曜日指定でタラコ色の101号車と“常総筑波色”の102号車が
交互に登板していた。国鉄型が好きな<変態鉄>としては、タラコ色の101号車が
動くことになっている日を狙って出撃していたので、こちらのカラーは撮ることが
少なかったのだ。でも、無くなるとなれば撮っておかないと...
正面アップも1枚。
【2017年1月8日11時14分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
「終了の時刻です!!」
あっという間の25分間、構内通路の向こうには3号車の皆さんがすでに
スタンバイしていた。まさに“後ろ髪を引かれる思い”、キハの前を
後にして、物販コーナーのある事務棟のところまで戻ったのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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自宅にあるインクジェットプリンター兼スキャナーが Canon の10年くらい前の
機種なのだが、そのドライバーが Windows 10 に非対応で更新する予定もない
というのを知って。でも、それ自体は、Windows 7 の旧Note PCが生きているので、
当面、対応できる...とそのまま放置していた。拙ブログの昨日の記事でも
そのスキャナーが活躍している。
でも...
つい最近、別件で、Canon の公式サイトを見たら、ぬぁんと...
とうとう、プリンターのインクが生産中止になってしまい、流通在庫をもって
販売終了なのだとか...。「7色のインクタンク」というちょっと割高なインク。
1色でも欠けたら、カラー印刷はエラーになるので...う~ん。
仕事関係は、もう1台モノクロのレーザープリンターがあるので心配ないが、
写真の印刷が...
で、買い換えようと思って調べて見たら...
最近のスキャナーは、フィルムスキャンに非対応。簡易なフィルムスキャナーも
あるのだが、でも、それは本当にトイ的なシロモノで。書棚に一杯の、
<変態ガキ鉄>時代から撮りだめた写真のネガたちが...嗚呼。
どうやら、EPSONならフィルムスキャン対応機種があるみたいで...
これを機に長年愛用したCanonから“宗旨替え”するべきがどうか、いま、
悩んでいるのである。プリンターとスキャナーを別々にするべきなのか??
カメラ関連でも“大型設備投資”を検討中にもかかわらずの今回の問題。
あぁ、出費ばかりがかさんでいく。どうしたものやら...
ということで(?)、引き続き、1月8日の関鉄常総線・水海道車両基地での撮影会。
【2017年1月8日10時44分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
イベント開始から待つこと25分余り、いよいよ自分の乗っていた
2号車の撮影タイムがやって来て...
…… ……
2017年1月8日(日)曇りのち雨
物販コーナーを見終えて、構内通路近くのロープが張られた付近で待機していたら
撮影を終えて戻ってきた1号車のメンバーと入れ替わりに、自分たちの撮影タイム。
撮影タイムは11:20までの20分余り、気合いを入れて集中して。
【2017年1月8日10時53分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
列になって構内通路を歩いてキハ100形の前に向かった。
号車ごとに3班に分かれて...とはいえど、70名余りが2両のキハを囲むわけで。
関東鉄道の撮影会イベントは、いつもマニア心をよく掴んだ進め方で。
最初の10分間ほどは、2両のキハの前に全員で集まって。
「最初は、近めの撮影です!!」と、スタッフの声。
皆さん、キハの顔が入る場所で、サイドがち正面がち...それぞれ上手くバラけて。
【2017年1月8日10時53分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
自分は、まず、正面がちの構図から。
タラコ色の101号車は「快速 下館」、青のツートンカラー102号車は「快速 守谷」。
でも、これは実はハプニングだったそうで。
常総線は取手-守谷-水海道-下館と、茨城県内を南北に結ぶ全長51キロの路線。
全線が非電化でキハたちが活躍するが、そのうち、水海道以北の区間で
車内運賃収受式(路線バス型)ワンマン運転が実施されている。旧国鉄とJRから
譲受したキハ30形改めキハ300形に、整理券発行機や運賃箱の取り付けを
行ったのが、キハ100形。ただ、新車たちに追われ、末期には水海道-下館ローカル
での使用が中心だった。TX線開業後、テコ入れ策として守谷-下館間に快速が
設定されるようになったのだが、そちらは新型車が中心。キハ100が充当されるのは
少なかった。<変態鉄>としても、守谷乗り入れのキハ100形は、
踏切事故による車輌不足の折の代走運用で撮ったことがある程度。
だから、守谷-下館の快速運用は無かったわけではないものの、あまり多くは
無かったはずのシーンであって。
【2017年1月8日10時56分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
「最後にお見せするはずだったのが、最初に出てしまって...」
進行役の職員の方、すぐに気づいて幕回しを指示したわけで。
各号車の撮影タイム、その最後に掲出予定だった幕が最初に撮れたのだった。
【2017年1月8日10時58分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
その幕回しの途中で出てきたのが、<速報版>のトップにも使ったこのシーン。
終点・下館の少し手前にあるのが下妻。映画「下妻物語」の舞台である。
なお、定期列車では「快速・下妻ゆき」という設定は存在しない。
早朝に1本だけ、下妻始発の下館ゆき快速はあるのだが...
【2017年1月8日11時01分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
もともと掲出予定だった、そして、末期の同車にとって最も日常的な姿。
それは、水海道-下館間の普通列車での運用。その姿で。
2両とも旧国鉄キハ30形。1966年(昭和41年)日本車輌で落成、JR九州に承継。
1990年(平成2年)に廃車後、関東鉄道へ譲渡。車体塗色は何度か変わっており、
末期には、101号車が国鉄時代の“首都圏色”、タラコ色の塗りつぶし、
102号車が関東鉄道の前身・常総筑波鉄道の車両をイメージしたという
“常総筑波色”、青とクリーム色のツートンカラーを纏っていた。
【2017年1月8日11時03分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
11時過ぎからは「遠めの撮影タイム」。今度はキハの前、30~40メートル離れてた
ところに並んでの撮影となった。中望遠が使いやすい、鉄道写真として最も
バランス良く撮れる(はずの)位置である。
国鉄時代は非冷房だった同系も、関鉄転入後に冷房化改造を施工。
自動車用を流用したサブエンジン方式で冷房化が行われたが、排熱部分が
床下にあるため、駅停車中に度々オーバーヒートすることが指摘され、
後に屋根上に放熱ユニットを増設している。
関鉄内部では「スーパークーラー」などと呼ばれていたらしいのだが、
それが国鉄キハ30形からの外観上の最も大きな変化。
少しローアングルから撮れば、それも隠れて、まるで国鉄キハ30形の撮影会。
【2017年1月8日11時04分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
と、「遠めの撮影タイム」を良いことに引いた構図で。
ロッド式の個性派ディーゼル機関車DD502号機との並びシーンも
この日が、本当に最後の最後の撮影。(キハ100形2両は1月中に搬出済み)
【2017年1月8日11時06分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
そして、運転士さんが乗り込んで、方向幕を回すのである。
その途中でレア表示の「快速 水海道」も出てくるわけで。
【2017年1月8日11時07分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
最後は行き先だけの簡素な表示。このキハにはこれが一番似合っているような。
「キハの車体に触ってみても構いません」
早くも撮影タイムも終了が近づき、最後の5分間は、完全にフリー。
<模型鉄>の皆さんだろうか、床下機器の記録写真を撮り続ける人たちや、
キハの前に立って記念撮影をする人など...
【2017年1月8日11時12分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
<変態鉄>は反対側、下館サイドに回ってみた。
こちらは幌付き。両運転台車でもちょっとだけキハの表情が違って見える。
102号車の最後の本線走行はしばらく前のイベント時だったと記憶している。
その日、<変態鉄>は仕事で参加することが出来なかったのだが、たしか、
キハ310形併結の3両編成で走ったことを読んだような...おぼろげな記憶。
この「快速」マークは、そんなイベント運転の際に掲出されたものかと思う。
(当日、ちゃんと質問しておけば良かった...嗚呼)
【2017年1月8日11時13分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
というわけで、謎の「快速」マークを掲出...というかステッカーを貼った姿。
現役時代は、曜日指定でタラコ色の101号車と“常総筑波色”の102号車が
交互に登板していた。国鉄型が好きな<変態鉄>としては、タラコ色の101号車が
動くことになっている日を狙って出撃していたので、こちらのカラーは撮ることが
少なかったのだ。でも、無くなるとなれば撮っておかないと...
正面アップも1枚。
【2017年1月8日11時14分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
「終了の時刻です!!」
あっという間の25分間、構内通路の向こうには3号車の皆さんがすでに
スタンバイしていた。まさに“後ろ髪を引かれる思い”、キハの前を
後にして、物販コーナーのある事務棟のところまで戻ったのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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