夏の来た北東北へ(4)久慈駅にて [鉄分の濃い旅行記録]
今日の話題に入る前に。
台風が近づいている。経路にあたる地域の皆さま、どうぞお気をつけ下さい。
それにしても「猛烈な雨と風が...」と繰り返す天気予報。TVニュースは、
野々村県議にかけられた嫌疑よりも、安倍ちゃんのオセアニア歴訪よりも
やはり、いまは台風一色!! 関東の雨・風のピークは金曜とのこと。
丸善石油「モーレツ100ダッシュ」
「不謹慎だぁ!!」というお叱りはご容赦を。
“猛烈”と聞けば、このTV CMを思い出さずには居られないのが<変態鉄>。
小川ローザの、きわどくも爽やかな映像...、う~ん、昭和史に残る名作だと思う。
【2014年6月24日8時56分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅
さて、しばしの中断を挟んでしまったこの話題。
いよいよ、この旅のメインでもある「三陸鉄道北リアス線」なのだが...
「ローカル線のキハでのんびり」を期待していたのだが...
…… ……
2014年6月24日(火)晴れ時々曇り
9時に久慈駅に着いたときには、青空がひろがっていた。
JR線の久慈駅とは同じ構内ながら(震災前までは直通列車もあった)、駅舎も改札も別。
八戸線のキハで到着し、ホームの先端の構内通路付近が、三陸鉄道の車庫ウォッチングの
ベストポジションか。形式は「36形」ばかりだが、多種多様な車両がいる三陸鉄道。
阪急交通社のヘッドマークをつけた茶色いレトロ車単行がホームに、その他の車両は
車庫の方に居たわけだが...
今度の宮古ゆきは10:30発。1時間半近く時間があったので、駅前を散歩。
【2014年6月24日8時58分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅付近
震災と津波の影響で、長期にわたって不通区間があった北リアス線、
震災直後、比較的被害が軽かった区間から運転を再開、一時は運賃を無料にして
被災地を走った姿は、震災復興のシンボル的な形で、TVでも多く取り上げられたのは
記憶に新しいところ。
最後まで不通になっていた区間も4月6日に運転を再開した。
そんなこともあってか、駅前広場にはシニア層を中心にかなりの観光客。
でも、駅前も含めて町の雰囲気は...、典型的な地方都市といった感じか、
お世辞にも、あまり景気の良さそうな雰囲気ではなかった。
【2014年6月24日9時00分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅付近
「駅前デパート」、こちらは最近、「まっすぐ、真剣」な某公共放送の、
朝の連続テレビ小説に、登場したとか、しなかったとか...。
ちょっとした観光名所のような感じになっていた。
【2014年6月24日9時31分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅付近
久慈市長が久慈さんだったのは、以前の記事でも触れたような気がするが...
さて、この北リアス線、地元にとっても悲願の路線だったのだ。
宮古-久慈間を結ぶ路線、国鉄時代に建設が決定しており、宮古線・久慈線として
一部区間は開業していた。しかし、国鉄再建法で普代-田老間の建設は凍結。
この区間の開業と同時に、既に開業していた宮古線・久慈線の区間も
国鉄から引き継ぐ形でできたのが三陸鉄道北リアス線、1984年(昭和59年)4月に
国鉄赤字線転換の第3セクターの一番手としての誕生だった。
地元にとっては念願悲願の全線開通、小旗を振って初列車を迎える写真は、
いろいろなところで紹介されている。
【2014年6月24日9時31分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅付近
駅前にあった幟。黒で書かれた区間が北リアス線、南リアス線の最後の復旧区間。
【2014年6月24日9時06分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅
さて、小ぶりな駅舎内へ。
【2014年6月24日9時26分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅
向かって左側が出札窓口、ここで乗車券と硬券入場券を買い求めた。
右手には駅ソバ。ウニの駅弁はすでに売り切れている旨の紙が出ていた。
発車1時間前ながら、すでに駅舎内には多くの人。
後ろの窓に映り込んでいる朱色は八戸線のキハのタラコ色。
「開業30周年」のボードの後ろに居るのは能年さん?、「あまちゃん」の。
ご存知の通り、同番組中では「北リアス鉄道リアス線」の名称で登場している。
【2014年6月24日9時34分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅
という訳で、所ジョージ、あっ、間違えた。所狭しといろいろなものが展示されて
いるのだが、自分には全く分からない。テキトーに撮ってみただけ。
【2014年6月24日9時35分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅
という訳で、もう1枚。夜遅い仕事の自分、「あまちゃん」の時間はベッドの中。
話題になっているのは知っていたが、見たことはなかったのだ。
【2014年6月24日9時43分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅
発車まではまだまだ時間があったが、少し早めにホームへ。
手作り感溢れる飾り付けが何とも言えない。JR線の線路とホームを跨線橋で越えて
片面ホームの三陸鉄道乗り場。
【2014年6月24日9時45分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅
柵がある側には36-100形だろうか、すでに方向幕が抜かれ、使われていない感じの
ディーゼル動車が留置されていた。車内を覗くとリクライニングシート装備??
【2014年6月24日10時16分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅
10時を回る頃になると、シニア層の団体客を中心にホームは溢れんばかりの人だかり。
まもなく入線時刻。今日は3両編成での運転とのこと。
ホーム先端では駅員さんが大漁旗を持って入線してくる列車を出迎え。
【2014年6月24日10時16分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅
自分が待っていた所にはレトロ車が停車。新車36-700形2両を後ろに繋いだ3両編成。
ドアが開くと同時に、そのオバサンたちが血相を変えて猛然と車内の座席に向かって
猛ダッシュしていったのであった。座れることは期待していなかった自分、
連結面側の車掌台に荷物を置いて、ゆっくりとホームで写真撮影。
さぁ、まもなく発車時刻。3両編成の車内はすでに超満員だった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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やはり、いまは台風一色!! 関東の雨・風のピークは金曜とのこと。
丸善石油「モーレツ100ダッシュ」
「不謹慎だぁ!!」というお叱りはご容赦を。
“猛烈”と聞けば、このTV CMを思い出さずには居られないのが<変態鉄>。
小川ローザの、きわどくも爽やかな映像...、う~ん、昭和史に残る名作だと思う。
【2014年6月24日8時56分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅
さて、しばしの中断を挟んでしまったこの話題。
いよいよ、この旅のメインでもある「三陸鉄道北リアス線」なのだが...
「ローカル線のキハでのんびり」を期待していたのだが...
…… ……
2014年6月24日(火)晴れ時々曇り
9時に久慈駅に着いたときには、青空がひろがっていた。
JR線の久慈駅とは同じ構内ながら(震災前までは直通列車もあった)、駅舎も改札も別。
八戸線のキハで到着し、ホームの先端の構内通路付近が、三陸鉄道の車庫ウォッチングの
ベストポジションか。形式は「36形」ばかりだが、多種多様な車両がいる三陸鉄道。
阪急交通社のヘッドマークをつけた茶色いレトロ車単行がホームに、その他の車両は
車庫の方に居たわけだが...
今度の宮古ゆきは10:30発。1時間半近く時間があったので、駅前を散歩。
【2014年6月24日8時58分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅付近
震災と津波の影響で、長期にわたって不通区間があった北リアス線、
震災直後、比較的被害が軽かった区間から運転を再開、一時は運賃を無料にして
被災地を走った姿は、震災復興のシンボル的な形で、TVでも多く取り上げられたのは
記憶に新しいところ。
最後まで不通になっていた区間も4月6日に運転を再開した。
そんなこともあってか、駅前広場にはシニア層を中心にかなりの観光客。
でも、駅前も含めて町の雰囲気は...、典型的な地方都市といった感じか、
お世辞にも、あまり景気の良さそうな雰囲気ではなかった。
【2014年6月24日9時00分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅付近
「駅前デパート」、こちらは最近、「まっすぐ、真剣」な某公共放送の、
朝の連続テレビ小説に、登場したとか、しなかったとか...。
ちょっとした観光名所のような感じになっていた。
【2014年6月24日9時31分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅付近
久慈市長が久慈さんだったのは、以前の記事でも触れたような気がするが...
さて、この北リアス線、地元にとっても悲願の路線だったのだ。
宮古-久慈間を結ぶ路線、国鉄時代に建設が決定しており、宮古線・久慈線として
一部区間は開業していた。しかし、国鉄再建法で普代-田老間の建設は凍結。
この区間の開業と同時に、既に開業していた宮古線・久慈線の区間も
国鉄から引き継ぐ形でできたのが三陸鉄道北リアス線、1984年(昭和59年)4月に
国鉄赤字線転換の第3セクターの一番手としての誕生だった。
地元にとっては念願悲願の全線開通、小旗を振って初列車を迎える写真は、
いろいろなところで紹介されている。
【2014年6月24日9時31分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅付近
駅前にあった幟。黒で書かれた区間が北リアス線、南リアス線の最後の復旧区間。
【2014年6月24日9時06分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅
さて、小ぶりな駅舎内へ。
【2014年6月24日9時26分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅
向かって左側が出札窓口、ここで乗車券と硬券入場券を買い求めた。
右手には駅ソバ。ウニの駅弁はすでに売り切れている旨の紙が出ていた。
発車1時間前ながら、すでに駅舎内には多くの人。
後ろの窓に映り込んでいる朱色は八戸線のキハのタラコ色。
「開業30周年」のボードの後ろに居るのは能年さん?、「あまちゃん」の。
ご存知の通り、同番組中では「北リアス鉄道リアス線」の名称で登場している。
【2014年6月24日9時34分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅
という訳で、所ジョージ、あっ、間違えた。所狭しといろいろなものが展示されて
いるのだが、自分には全く分からない。テキトーに撮ってみただけ。
【2014年6月24日9時35分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅
という訳で、もう1枚。夜遅い仕事の自分、「あまちゃん」の時間はベッドの中。
話題になっているのは知っていたが、見たことはなかったのだ。
【2014年6月24日9時43分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅
発車まではまだまだ時間があったが、少し早めにホームへ。
手作り感溢れる飾り付けが何とも言えない。JR線の線路とホームを跨線橋で越えて
片面ホームの三陸鉄道乗り場。
【2014年6月24日9時45分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅
柵がある側には36-100形だろうか、すでに方向幕が抜かれ、使われていない感じの
ディーゼル動車が留置されていた。車内を覗くとリクライニングシート装備??
【2014年6月24日10時16分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅
10時を回る頃になると、シニア層の団体客を中心にホームは溢れんばかりの人だかり。
まもなく入線時刻。今日は3両編成での運転とのこと。
ホーム先端では駅員さんが大漁旗を持って入線してくる列車を出迎え。
【2014年6月24日10時16分】 三陸鉄道北リアス線・久慈駅
自分が待っていた所にはレトロ車が停車。新車36-700形2両を後ろに繋いだ3両編成。
ドアが開くと同時に、そのオバサンたちが血相を変えて猛然と車内の座席に向かって
猛ダッシュしていったのであった。座れることは期待していなかった自分、
連結面側の車掌台に荷物を置いて、ゆっくりとホームで写真撮影。
さぁ、まもなく発車時刻。3両編成の車内はすでに超満員だった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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このTVCMはあるまーきが生まれる前では?
三鉄は震災の4日前に完乗しました。
by johncomeback (2014-07-10 06:03)
johncomebackさん
コメントありがとうございます。
仰る通り、自分が生まれるより数年早く放映されています。
でも、動画サイトで見つけて...、いまのCMにはない名作だと思います。
いまだと、いろいろな所からクレームが来て、放送中止 → 謝罪会見の流れになる気がします。
自分も、三陸鉄道は以前から乗りに行きたいとは思っていたのですが...
なかなかスケジュールが合わないうちに、あの震災でした。
by あるまーき (2014-07-10 09:06)
ドラマでは観光協会だった昭和なビル、私も見に行きたい!
そういえば「じぇ、じぇ」って、すっかり耳にしなくなりました。
ブームの怖さを感じます。
丸善石油も業界再編で何処へ行ったのやら・・・・。
by サットン (2014-07-10 10:55)
サットンさん
コメントありがとうございます。
三陸鉄道は復旧したとはいえ、人口流出や高台移転、接続のJR線が不通のことなど、厳しい現状にあることは間違いなさそうです。
テレビで取り上げられた事によるブームが一過性で終わらないで欲しいところですが...。
朝の連続テレビ小説、いまやっている「花子とアン」も結構、話題になっているようですね。
丸善ガソリン...、会社名はなくなってもCMは名作として語り継がれて欲しいところです。
by あるまーき (2014-07-10 12:01)
猛烈ダッシュ!が価値あることだった時代ならではの名作ですね。
小川ローザさん、家人の実家近くのお風呂やさんの娘さんだそうです〜って関係無いですね。
by Cedar (2014-07-10 17:42)
Cedarさん
コメントありがとうございます。
いまの時代、「猛烈ダッシュ」を強いられている部分は、少なからず、あるのかも知れませんが...、その先にあるものは???
小川ローザさんも、そろそろ還暦くらいでしょうか。
by あるまーき (2014-07-11 00:58)