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雪の中、津軽のローカル客レ。(後編) [ローカル客レに魅せられて]

昨日の東京、朝起きたら久しぶりに、ホント久しぶりに青空がひろがっていた。
「井の頭線沿線のアジサイが...」と書いたばかり、出社前に撮影に行こうかと
思ったのだが...

「撮りに行かないといけない」と思って撮りに行くと思ったような結果が出ないのが
自分の<撮り鉄>。「...ねばならない」「...しないとマズイ」から行う事って、
何だか納得できない出来映えに終わってしまって、
単に、イライラすることが多いだけであるような気がするのだ。

尤も、仕事では...、会社員をやっていると(エラソーな事を言う人も居るけど)
仕事の大半は自発的にするものにはほど遠く、
この「...ねばならない」「...しないとマズイ」である。
だから、イライラが募るのだろうか??

という訳で、昨日は撮影には行かず、会社に行くまで自宅でゆっくりと過ごした。
(そうしているうちに、みるみる空には灰色の雲が広がって、激しい雷雨に...)

04_PICT1114.JPG
【2001年2月28日】 津軽鉄道・津軽五所川原駅

では、1日、お休みをいただいた津軽鉄道「ストーブ列車」の話題、今日はその後編を。

……  ……

高校生から大学生にかけての時期の自分、なぜか、出撃中にメモをとるのに
嵌っていた時期があった。いまの自分からは想像も付かないくらい詳細な旅行メモを発見。
いま、読み直してみると「??」と言った感じの記述もあるが、今回はその記述を
参考に、当日の自分が見たものを再現したい。

なお、当時の自分のメモを見ていて、全く記憶に残っていない事柄がたくさん。
特に検証していないので、事実誤認や不適切な記述などがあるかも知れないが、
それらも含めて、当時のままで...

2001年2月28日 雨

・五能線で10:43 五所川原、長い跨線橋を渡るとホームには、
  DD352 + オハ46 3 + オハフ33 1
のストーブ列車。

・EC改造のナハフ1200が機回し線とJR線の間に、屋根に、厚い雪を載せて留置というか
放置状態。逆にホーム側には黒い有蓋車やキハ22タイプのディーゼルカー留置。
ホーム上の雰囲気も良く、撮影を楽しみたいところだが、雨脚がさらに強まり、
早々に車内へ。

PICT1133.JPG
【2001年2月28日】 津軽鉄道・金木駅

・オハフ33は便・洗が撤去された以外は原型通り。重いドアを開けて中に入ると
ほぼ6~7割の乗車率。

PICT1128.JPG
【2001年2月28日】 津軽鉄道・津軽五所川原駅

・オハ46は「団体」の札が入ったまま締切扱い。

・車内は室内灯も消されたままで、地元客よりもビデオカメラなどを手にした旅行客。
自分はストーブから少し離れたボックス席。車内録音を開始するが、発車間際になって
向かい側の女性客が携帯電話で話し始めて、何ともミスマッチ。

PICT1122.JPG
【2001年2月28日】 津軽鉄道・第54列車(オハフ33 1車内)

・客車1両にもかかわらず、若い車掌さんはコートをズブ濡れにしながら、車内精算、
ホームに降りての集札、ドアの安全確認(旧型客車なので手動ドア)と忙しく
車内を走り回っていた。五農高前と津軽飯詰で車内に多少の余裕ができ、金木で
一気に閑散とした。

・芦野公園では保存車のオハ31(註;現在は大宮の鉄道博物館に展示)には
青いビニールシートが被せられ、また、終着間近の小さな駅のホームに
留置されたディーゼルカーは朽ち果てはじめ、終着・津軽中里駅構内の
ディーゼルカーにもビニールシート。

PICT1126.JPG
【2001年2月28日】 津軽鉄道・津軽中里駅

・津軽中里駅では40分ほどの折返し間合い。機回し作業を撮影したかったが、
全員、改札外に出されてしまった。

tugaru_ticket.jpeg

・駅周辺を歩くうちに雨で全身ずぶ濡れ。駅で硬券を買い求めて再び車内へ。

03_PICT1116.JPG
【2001年2月28日】 津軽鉄道・第54列車(オハフ33 1車内)

・ストーブが暖かく、スルメと石炭の臭いがする車内では、旅行者と地元客の話し声。
何枚かスナップした後、携帯で大阪のホテルに宿泊予約の電話を入れ、
折返し、12:24発で金木まで。
(註;翌日、青森から“廃止前日”の特急「白鳥」で大阪に戻った後の行程を
決定していなかった。急遽、大阪で1泊して最終運行を撮影することにしたのだった)

PICT1131.JPG
【2001年2月28日】 津軽鉄道・金木駅

・金木駅では通票交換を行っており、ストーブ列車もここでオレンジ色の
新型ディーゼル車と交換。沿線には数箇所だが、カチカチと鐘を鳴らすタイプの
踏切も残り、いい音を奏でていた。



(当日の車内録音は第54列車の津軽中里発車直後を。訛りのある地元のオバチャンたちの
話し声や、ストーブに石炭を補充する車掌さんのスコップの音、打鐘式踏切の警報音
などが記録されている)

・金木駅は駅舎に売店が併設の昔懐かしい木造の建物。駅の待合室は中高生で
ごったがえしていた。女子生徒が、不思議なくらい美人揃いなのは、なぜ??
(註;<鉄>活動の最中も駅構内の女子高生が気になっていた22歳の<変態鉄>。
そういうところは、14年経っても全く変わっていない。)

・13:17発のワンマン列車。旧客と比べて車内の明るさに少し驚くが、広い窓は
真っ白に曇り、閑散とした車内と相俟ってウトウト。突然の騒々しさに目を覚ますと
五農高前。高校生で満員になって津軽五所川原へ。

このあと、五所川原駅前を散歩していて、五能線・弘前ゆきの時刻を勘違い、
乗り遅れてしまうというハプニングがあったみたい(記憶にないぞ!!)。
駅の向かい側にある弘南バス乗り場で30分ほど待って弘前バスターミナルゆきに
乗ったとのこと。待合室が薄暗かったこと、乗り場案内のアナウンスが、
訛りが強くて全然聞き取れなかったことなどが記録されている。
貸切車の転用と思しきバスは10名くらいの乗客を乗せて、16:05 弘前BT着。

……  ……

PICT1135.JPG
【2001年2月28日】 津軽鉄道・金木駅

五所川原の「立佞武多」に合わせて、その前後にストーブ列車が特別運行されるのが
ここ数年の通例になっている。4日から仕事だが、8月3日は休みになる予定。
3日にも、この編成の特別運行があるのなら、五所川原に駆けつけようと、
いまから密かに狙っているのだが...。(おわり)

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