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秋の北東北「鉄印帳」の旅(26)30年ぶりの函館市電

やはり、おカネと時間は両立しないもので。
「いつか撮りに行きたい」と思いながら、そのままになってしまう路線というのはあるもので。

1993年の秋、高校生だった<変態ガキ鉄>は、札幌からの夜行快速「ミッドナイト」号で朝6時の函館へ。いまほど“観光地化”が酷くなかった朝市に行って家族への土産を買ったら、函館市電を撮ったのだが...

天候には恵まれていたものの、<変態ガキ鉄>のカメラの腕前は酷いレベル、どうしようもない写真を連発したのだった。

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【2023年10月26日10時37分】 函館市企業局交通部本線・松前町-函館駅前

“定番”ではあったものの、八幡坂のカットは、どうしても「撮り直したい」と思いつつ、30年間、函館を訪れる機会もなく。
そう、札幌や釧路に行くことはあったが、<変態鉄>の渡道の手段は、時間のかかる列車からヒコーキへと移り、函館というのは遥か上空を通過するだけの街になっていたのだった。

だから、道南いさりび鉄道の「鉄印」となったときに、最初に考えたのは、どうしても函館市電を撮って来たい...ということ。
30年前、角ばった車体の“新型車”(というか車体更新車)が増えつつあった函館市電も、超低床車が導入されたり...と、当たり前だが30年間でいろいろな変化があって、<変態鉄>にとっては“浦島太郎状態”での訪問となった。

でも、そういうときに限って運が回ってくるもの??
函館駅前の交差点で、最初に見かけた電車は、緑とクリーム色のツートンカラーの吊り掛け電車。

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