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冬晴れの夷隅路へ(2)(いすみ鉄道撮影記 20191215) [いすみ鉄道 国鉄型キハ]

~~ お知らせ ~~

このブログは、2020年1月中を目途に更新を終了します。
新ブログ「金失いの道ゆけば Part 2」も、よろしくお願いします。
こちら→ https://gohachinihachi1978.blog.ss-blog.jp/

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富山地鉄へと“出撃”した関係で2日降りとなってしまった、この話題。
久々に昨日は東京も冷たい雨の日曜日となったが、<変態鉄>は仕事だったので...

1週間前の日曜は穏やかに晴れた関東地方、<変態鉄>はすっかり久しぶりに
なってしまった、いすみ鉄道のキハに会いに行っていた。

仕事は溜まりに溜まって、全然前へ進まないのだが、気持ちだけは早くも正月休み。
毎年恒例になりつつある、あの路線に“出撃”を企てているものの、いまだ日程が
決まっていなくて。ヒコーキの方がかなりマズい状況になっている。
早いところ、日程を決めてしまいたいものの...

正月の“出撃”予定についても決定次第、予告記事を書きたいと思っている。
尤も、<変態鉄>のスケジュールのことなど、何の需要がある記事か...といった
感じしか漂ってこないのだが。(ブログとはそういうものだということで...)

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【2019年12月15日13時26分】 いすみ鉄道・大多喜-小谷松

さて、ひきつづき、いすみ鉄道の話題。
キハが走り出すのは正午、それまで時間に余裕があるので...

……  ……

2019年12月15日(日)晴れ

大多喜駅を10:10発の下り第57D列車は、いすみ301号の単行。

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【2019年12月15日10時08分】 いすみ鉄道・大多喜駅

大多喜駅で数名の乗客が下車したら、車内は閑散としており。
自分を入れても数えるほどの人数、もちろん、菜の花も紅葉も終わった時期で
観光客は一番少なくなる時期だろうが...、それにしても。

<変態鉄>もボックスシートに陣取って。

キハの運転時間も本数も削減されたため、普段から撮影地の選択の余地は
あまり無くて。その分、沿線を“ロケハン”できるのも、こういうとき。

途中、総元から年老いた女性が1人、乗り込んできたくらいで終点・上総中野駅。
本当に何もない小さな駅なのだが、それでもクルマでやって来たと思しき
観光客数名が列車が入ってくるところにスマホのカメラを向けており。

とはいえ...

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【2019年12月15日10時34分】 小湊鐵道・上総中野駅

10月25日の台風による大雨、小湊鐵道線は長期運休を余儀なくされており、
市原市側の養老渓谷駅までは年内の復旧見通しと、ついこの前、発表があったが
大多喜町に入ったところにある終着の上総中野駅までの1区間は、とうとう「越年」が
確定してしまっており...

そんな駅の様子を<鉄>として、一度は見ておきたかった。
やはり、レール面も輝きを失っており。表面には赤茶色の錆が浮いていることが
容易に見て取れる。

第57D列車が到着して第60D列車として折り返すまでの間合いは9分間。
ちょうど、使われていない小湊鐵道ホームを巡りながら、様子を観察すると...

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【2019年12月15日10時35分】 いすみ鉄道・上総中野駅

「何かが違う」と、漠然とした違和感は感じていたのだが...
上総中野駅も少しずつ変わっているのである。茶色く錆付いていた、いすみ鉄道の
ホーム上屋が、いつの間にか化粧直しされていて。

そんな発見があって...

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【2019年12月15日11時08分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘駅

すぐに10:42発の第60D列車、乗ってきた列車で折り返して向かった先は
城見ヶ丘駅。午後の「御止め川俯瞰」を考えれば、ここより奥へ行くことは
できなかったのである。

キハの通過まで約45分、それでも知りすぎたくらいまで、この付近の沿線の様子は
分かっているわけで。

第1森宮踏切の少し先、「法輪閣」手前の緩やかなカーブの外側から正面がちに
狙おうと決めていたのだが...

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【2019年12月15日11時25分】 いすみ鉄道・上総中川-城見ヶ丘(後追い)

いつもの「第1森宮」に着いたところで、ちょうど踏切機が鳴り出して。
兎にも角にも、とりあえず後追いで撮ってみたのは、上総中野ゆき第61D列車。

そのとき、気づいたのである。

普段は、この周辺、線路際に意外と草木が生い茂っていて、足回りが隠れるので
踏切カブリツキから正面がちに撮ることを強いられる...、その際にキハ28の顔に
光がまわるのが人気のポイントだが...

冬のいまだけだろうか、線路周りが意外なくらいスッキリしていて。

ということで...

ほかの人に混ざって、線路から下がって田んぼの畦道付近に三脚を置いたのだった。

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【2019年12月15日11時54分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘-上総中川

たぶん、いましか撮れない、ここの直線区間をゆくキハのサイドからの列車写真。
午前中の早い時間...つまり、いまでは「キハが走らなくなった時間帯」にしか
順光にならない箇所が多いキハ28 2346号車の“顔”。

ニハチの顔にキレイに光がまわっている状態で、かつ斜め前から撮れるポイントを
見つけてしまったのである。たぶん、春になれば列車の足回りを隠すくらいの
背丈の草が生えるのだろうが...

そんなシーンを撮れた、コレは思わぬ“収穫”だったのである。

さて、このまま「御止め川俯瞰」でも良かったのだが、もうちょっと“地上戦”。
13時を少し回ってやってくるはずの、第101D列車「急行1号」(くずれの普通)を
大多喜病院前付近で撮ることにしたのである。

ただ...

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【2019年12月15日13時19分】 いすみ鉄道・小谷松-大多喜(後追い)

何度撮っても“ベストショット”とならないのが、この地点の難しさで...
前景は見渡す限りの広々した田んぼだが、線路の東側には大多喜町の中心部を
通って、国道297号線(大多喜街道)に抜ける県道が通っているので、意外と
建物が多くて、何だかゴチャゴチャしてしまい、うまい画が撮れないのが
<変態鉄>の悩みなのである。この日も迷いに迷い続けた挙げ句、ほかの数名の
“同業者さん”が並んでいた踏切カブリツキに三脚を入れさせてもらったのだった。

試し撮りは第64D列車、これまた、いすみ301号の単行である。

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【2019年12月15日13時26分】 いすみ鉄道・大多喜-小谷松

そして、この列車とすれ違って、大多喜駅を発車するのが「急行1号」、第101D列車
この区間は普通列車の扱いである。

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【2019年12月15日13時26分】 いすみ鉄道・大多喜-小谷松(後追い)

西に傾き始めた陽の光を浴びながら、祠の裏を抜け、まもなく夷隅川に架かる
鉄橋を渡れば小谷松駅に到着である。

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【2019年12月15日13時26分】 いすみ鉄道・大多喜-小谷松(後追い)

もちろん、その姿を連写しながら追いかけた訳だが、それにしてもキハの爆煙ぶり。
周囲が白く霞むくらい。季節柄...ということもあるかも知れないが、一般に
<撮り鉄>には嬉しい“爆煙”も、キハのエンジンが不調であることを示す
ケースが少なくなくて。そういう悪いことでなければ良いが...

素直に喜ばず、自分ではどうすることもできないことで悩むのが<変態鉄>らしさ
なのかも知れない。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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