水島臨海鉄道「鉄道の日」イベント(7)あっ、曇ったぁ [水島臨海鉄道キハ20]
う~ん、久々に「やってしまった...」。
拙ブログの“舞台裏”を明かすと、本文はパソコンの「メモ帳」で .txt
つまり、プレーンテキストのファイルでつくっている。それに写真のデータなどを
合わせて、1話ずつフォルダに入れて...
それをアップしていく...という方式。でも、その「.txt」、軽くて扱いやすいのは
間違いないのだが、反面...
そう、上書きしないで閉じてしまったのである。もう、そうなると復旧する方法はなく。
ということで、もう一度、同じ話を入力していかないといけない...
こういうとき、何とも言えない気分になるものなのである。
さて、そこで書いていたのは...
今日は、11月14日。
「だから、何??」といった感じだが、<変態鉄>にとっては重要な“記念日”。
そう、コチラ。
【2010年9月2日11時33分】 高山本線・速星-千里
<変態鉄>が、最後の日までずっと追いかけていた...、たぶん、<鉄>として、
40年近く、その中で最も真剣に、がむしゃらに向き合った列車だったかも知れない。
高山本線の、富山市内に位置する区間での増発社会実験、そのために残されたのは
昭和30年台に製造された、58系急行型ディーゼル動車。
最後まで富山に残った4両のうち、この写真の先頭車が「キハ58 1114号車」。
2両編成2本のうち、もう1本が国鉄急行色に塗り戻されてからは、こちらの編成は
多くの<鉄>にとって“ハズレ”だったみたいで。
でも、後期型の“パノラミックウィンドウ車”の最後の生き残り。
<変態鉄>には気になる1両だった。ちなみに、このキハ58 1114号車の富山時代、
晩年の“相棒”がキハ28 2346号車、JRでの引退後、いすみ鉄道に転じている。
そんなわけで、<鉄>というのは、意外と数字に拘りを持つことが多いようで。
例えば撮影地でのこと。線路沿いの道路でカメラを構えるときなど、地元の人の
クルマがやってきたら、素早く三脚を畳んで道を開けるのが<鉄>としてのマナー。
でも...
…… ……
他府県ナンバーで「58-61」なんてナンバーだったら、「ふぅ~ん...」程度。
乗っているのは、ほぼ間違いなく“同業者さん”である。
そう...
【1994年9月頃】 JR東日本・新宿駅
「EF58-61号機」といえば...
平成に入っても、多くの<鉄>を魅了していたのがEF58型直流電気機関車。
流線型のボディもカッコいいのだが...
その“最高峰”といえたのが、61号機。発注段階から「お召し列車専用機」
としてつくられており。晩年、90年台、<変態ガキ鉄>がカメラをもつような
時期に入ると、同機の活躍の舞台は主に関東地方の臨時列車の牽引。
こういうのに、あまり興味が無かった<変態鉄>、他の列車を待っているときに
新宿駅で、EF58-61号機が団体臨時列車の先頭に立っているのを発見。
ホーム上でスナップしたのだった。それくらいしか撮っていない。
でも、話題になるような列車の撮影地を訪れると、まず間違いなく1台は
「58-61」号が停車している。それは<撮り鉄>界の“あるある”かも...
そのほかにも。例えば、「52-28」などというナンバーなら、たぶんそれは
いすみ鉄道のキハを撮りに通っている<鉄>のクルマ。そういう例はたくさんある。
クルマに乗らない<変態鉄>でも...
【2011年3月3日13時03分】 高山本線・西富山-婦中鵜坂
例えば荷物をコインロッカーに入れるとき、空きが多ければ、やはり、番号を見て
選んでしまうのである。ちなみに、本記事の水島臨海鉄道「鉄道の日」イベントも
前日の仕事上がりに特急寝台「サンライズ」で倉敷に向かったが、そのときも
新宿駅西口近くの某所のコインロッカー、その「477番」を使うわけで...。
そう、「飛越ゴハチ」のもう1両、最後の日まで撮り続けたのが、キハ58 477号車。
やはり、<鉄>というのは、そういうヘンなヤツが多いのだろうか??
さてさて。
それでは、引き続き、10月27日の水島臨海鉄道「鉄道の日」イベントの話題。
午後、この日のイベントの最後、13:30~14:30 に行われたのが国鉄型キハ
5重連の展示運行。1往復目はサイドから狙ってみたのだが...
2019年10月27日(日)晴れ一時曇り
こういう大人数での撮影。撮影場所が決められていたとしても、だんだんと
カメラを持つ手は前方へと...線路側へと伸びていくわけで。
【2019年10月27日13時33分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル
そうすると手前の人がカメラを突き出したら、その奥の人はもっと前に向かって
手を伸ばしてカメラを突き出さないと、撮ることができなくなって。
どれだけ注意喚起があったとしても、やはり、だんだん線路に近づいていく。
ちょっと、その状況に嫌気が差して...
構内踏切付近へと移動したのである。ここならキハ205号車の“顔”を正面から
狙えるわけで...
【2019年10月27日13時41分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル(後追い)
2往復目。
倉敷貨物ターミナルの周囲にあるのは、三菱自工前駅のところから続く、某大手(笑)
自動車メーカーの工場。広大な敷地ではあっても、それほど高い建物はないので
空が広く見えるのである。この開けた感じが(逆説的に)ローカル線らしさか??
キハ20形には、やはりローカル線の風景がよく似合うのである。
ほぼ思い通りの画に仕上がったのだが、画竜点睛...ヘッドライトが消えている。
そう、後追い撮影なので当然と言ったら当然だが。
(正直、どうせ、展示運転だから後ろもヘッドライトを点けてくれれば良いのに...と
内心、そう思っていた<変態鉄>だが...)
【2019年10月27日13時44分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル
「それならば、その“返し”を撮れば...」
それは当然なのだが、でも、この写真。この日、青空は広がっていたのだが、
雲の塊が点在する、<撮り鉄>として最も厄介な空模様だった。
先ほどの“晴れカット”の数分後、折り返して戻ってくるタイミングで
太陽は雲に隠されてしまい...
【2019年10月27日13時45分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル
ということで、2往復目の返しは「ヘッドライト点灯+ドン曇り」嗚呼。
本当は、ここの地点でも1~2回撮ったら、もう少し貨物ホーム側に移動して。
カーブしているところで編成の全景を撮れれば...と。
でも、こうなると“晴れカット”を撮るまでは動けない...という心境。
期待を込めて、3往復目。
【2019年10月27日13時50分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル(後追い)
でも、先ほどよりも暗くなって。傘を差すほどではなくてもポツリポツリと
冷たいものが当たり始めて。う~ん...
ただ、雨と言っても少し向こうには青空も見えており、単なる通り雨だというのは
明らかに分かる状態ではあったが...。
【2019年10月27日13時53分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル
その返し。先ほどと同じ撮り方だが、でも、そのときよりはホンのかすかに明るい
だろうか。とはいえ、思い描いている画からはほど遠く。
【2019年10月27日13時58分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル(後追い)
一向に太陽は出てこないまま...
というか、キハが通りかかるタイミングに合わせて空が灰色であるだけで
その合間の数分間には、一瞬、周囲が明るくなることもあるので、現地にいると
一層、いらだちが募るものなのである。
同じカットばかり量産しても面白くないので、ちょっとでも変化を付けるために
いったん横位置に変えて。
そういえば、<変態鉄>が「5両編成の列車」を撮るというのは意外と少ない。
只見線もことでん琴平線も最長編成は4連。それでも“長編成”だから...
フツーの<鉄>にとっては、この構図は“列車写真の王道”とも言える構図だが
<変態鉄>は、大半が2~3両、あるいは単行の列車が大半なので、こういうのは
意外と撮り慣れないのである。
【2019年10月27日14時01分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル
カメラのファインダーを覗いて、そして空を見上げて...
<変態鉄>の周囲に居る大勢の“同業者さん”たちも、やはり、考えていることは
同じである訳で...
「晴れているときに撮らないと...」、背中の方から聞こえてくる、そんな会話を
聞きながら、ずっと期待しながら待っていたのである。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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つまり、プレーンテキストのファイルでつくっている。それに写真のデータなどを
合わせて、1話ずつフォルダに入れて...
それをアップしていく...という方式。でも、その「.txt」、軽くて扱いやすいのは
間違いないのだが、反面...
そう、上書きしないで閉じてしまったのである。もう、そうなると復旧する方法はなく。
ということで、もう一度、同じ話を入力していかないといけない...
こういうとき、何とも言えない気分になるものなのである。
さて、そこで書いていたのは...
今日は、11月14日。
「だから、何??」といった感じだが、<変態鉄>にとっては重要な“記念日”。
そう、コチラ。
【2010年9月2日11時33分】 高山本線・速星-千里
<変態鉄>が、最後の日までずっと追いかけていた...、たぶん、<鉄>として、
40年近く、その中で最も真剣に、がむしゃらに向き合った列車だったかも知れない。
高山本線の、富山市内に位置する区間での増発社会実験、そのために残されたのは
昭和30年台に製造された、58系急行型ディーゼル動車。
最後まで富山に残った4両のうち、この写真の先頭車が「キハ58 1114号車」。
2両編成2本のうち、もう1本が国鉄急行色に塗り戻されてからは、こちらの編成は
多くの<鉄>にとって“ハズレ”だったみたいで。
でも、後期型の“パノラミックウィンドウ車”の最後の生き残り。
<変態鉄>には気になる1両だった。ちなみに、このキハ58 1114号車の富山時代、
晩年の“相棒”がキハ28 2346号車、JRでの引退後、いすみ鉄道に転じている。
そんなわけで、<鉄>というのは、意外と数字に拘りを持つことが多いようで。
例えば撮影地でのこと。線路沿いの道路でカメラを構えるときなど、地元の人の
クルマがやってきたら、素早く三脚を畳んで道を開けるのが<鉄>としてのマナー。
でも...
…… ……
他府県ナンバーで「58-61」なんてナンバーだったら、「ふぅ~ん...」程度。
乗っているのは、ほぼ間違いなく“同業者さん”である。
そう...
【1994年9月頃】 JR東日本・新宿駅
「EF58-61号機」といえば...
平成に入っても、多くの<鉄>を魅了していたのがEF58型直流電気機関車。
流線型のボディもカッコいいのだが...
その“最高峰”といえたのが、61号機。発注段階から「お召し列車専用機」
としてつくられており。晩年、90年台、<変態ガキ鉄>がカメラをもつような
時期に入ると、同機の活躍の舞台は主に関東地方の臨時列車の牽引。
こういうのに、あまり興味が無かった<変態鉄>、他の列車を待っているときに
新宿駅で、EF58-61号機が団体臨時列車の先頭に立っているのを発見。
ホーム上でスナップしたのだった。それくらいしか撮っていない。
でも、話題になるような列車の撮影地を訪れると、まず間違いなく1台は
「58-61」号が停車している。それは<撮り鉄>界の“あるある”かも...
そのほかにも。例えば、「52-28」などというナンバーなら、たぶんそれは
いすみ鉄道のキハを撮りに通っている<鉄>のクルマ。そういう例はたくさんある。
クルマに乗らない<変態鉄>でも...
【2011年3月3日13時03分】 高山本線・西富山-婦中鵜坂
例えば荷物をコインロッカーに入れるとき、空きが多ければ、やはり、番号を見て
選んでしまうのである。ちなみに、本記事の水島臨海鉄道「鉄道の日」イベントも
前日の仕事上がりに特急寝台「サンライズ」で倉敷に向かったが、そのときも
新宿駅西口近くの某所のコインロッカー、その「477番」を使うわけで...。
そう、「飛越ゴハチ」のもう1両、最後の日まで撮り続けたのが、キハ58 477号車。
やはり、<鉄>というのは、そういうヘンなヤツが多いのだろうか??
さてさて。
それでは、引き続き、10月27日の水島臨海鉄道「鉄道の日」イベントの話題。
午後、この日のイベントの最後、13:30~14:30 に行われたのが国鉄型キハ
5重連の展示運行。1往復目はサイドから狙ってみたのだが...
2019年10月27日(日)晴れ一時曇り
こういう大人数での撮影。撮影場所が決められていたとしても、だんだんと
カメラを持つ手は前方へと...線路側へと伸びていくわけで。
【2019年10月27日13時33分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル
そうすると手前の人がカメラを突き出したら、その奥の人はもっと前に向かって
手を伸ばしてカメラを突き出さないと、撮ることができなくなって。
どれだけ注意喚起があったとしても、やはり、だんだん線路に近づいていく。
ちょっと、その状況に嫌気が差して...
構内踏切付近へと移動したのである。ここならキハ205号車の“顔”を正面から
狙えるわけで...
【2019年10月27日13時41分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル(後追い)
2往復目。
倉敷貨物ターミナルの周囲にあるのは、三菱自工前駅のところから続く、某大手(笑)
自動車メーカーの工場。広大な敷地ではあっても、それほど高い建物はないので
空が広く見えるのである。この開けた感じが(逆説的に)ローカル線らしさか??
キハ20形には、やはりローカル線の風景がよく似合うのである。
ほぼ思い通りの画に仕上がったのだが、画竜点睛...ヘッドライトが消えている。
そう、後追い撮影なので当然と言ったら当然だが。
(正直、どうせ、展示運転だから後ろもヘッドライトを点けてくれれば良いのに...と
内心、そう思っていた<変態鉄>だが...)
【2019年10月27日13時44分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル
「それならば、その“返し”を撮れば...」
それは当然なのだが、でも、この写真。この日、青空は広がっていたのだが、
雲の塊が点在する、<撮り鉄>として最も厄介な空模様だった。
先ほどの“晴れカット”の数分後、折り返して戻ってくるタイミングで
太陽は雲に隠されてしまい...
【2019年10月27日13時45分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル
ということで、2往復目の返しは「ヘッドライト点灯+ドン曇り」嗚呼。
本当は、ここの地点でも1~2回撮ったら、もう少し貨物ホーム側に移動して。
カーブしているところで編成の全景を撮れれば...と。
でも、こうなると“晴れカット”を撮るまでは動けない...という心境。
期待を込めて、3往復目。
【2019年10月27日13時50分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル(後追い)
でも、先ほどよりも暗くなって。傘を差すほどではなくてもポツリポツリと
冷たいものが当たり始めて。う~ん...
ただ、雨と言っても少し向こうには青空も見えており、単なる通り雨だというのは
明らかに分かる状態ではあったが...。
【2019年10月27日13時53分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル
その返し。先ほどと同じ撮り方だが、でも、そのときよりはホンのかすかに明るい
だろうか。とはいえ、思い描いている画からはほど遠く。
【2019年10月27日13時58分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル(後追い)
一向に太陽は出てこないまま...
というか、キハが通りかかるタイミングに合わせて空が灰色であるだけで
その合間の数分間には、一瞬、周囲が明るくなることもあるので、現地にいると
一層、いらだちが募るものなのである。
同じカットばかり量産しても面白くないので、ちょっとでも変化を付けるために
いったん横位置に変えて。
そういえば、<変態鉄>が「5両編成の列車」を撮るというのは意外と少ない。
只見線もことでん琴平線も最長編成は4連。それでも“長編成”だから...
フツーの<鉄>にとっては、この構図は“列車写真の王道”とも言える構図だが
<変態鉄>は、大半が2~3両、あるいは単行の列車が大半なので、こういうのは
意外と撮り慣れないのである。
【2019年10月27日14時01分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル
カメラのファインダーを覗いて、そして空を見上げて...
<変態鉄>の周囲に居る大勢の“同業者さん”たちも、やはり、考えていることは
同じである訳で...
「晴れているときに撮らないと...」、背中の方から聞こえてくる、そんな会話を
聞きながら、ずっと期待しながら待っていたのである。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
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