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水島臨海鉄道「鉄道の日」イベント(8)最後の最後に... [水島臨海鉄道キハ20]

いま、ちょっと困っていることがある。それは...
この時期、上場企業は、この時期、決算発表を行うところが多いのだが...

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【2018年12月9日6時52分】 東京都大田区・羽田空港国内線第2ターミナル

その中で<変態鉄>の投資先。「長期保有を楽しむ」ことを目的として保有している
こちらの航空会社は、そのまま持ち続けるつもりに変わりはない。
(ちょっと、ウフフフ...となるくらいの“含み益”もある訳で...)

ただ、某銘柄。具体名は避けるが、ちょっと困りものの銘柄が居て。
業種自体、またその会社自体、(自分としては)伸びしろが残っていないと判断
していて。これから先もジリ貧の流れで行くと思っていて。
いろいろな事情で、昨日・今日でコレを売却することを決めていたのだが、
そう思って、昨日確認したら、-10円くらい。ちょっと下がっていたので、
「もうちょっと待って、明日(= つまり、今日)にしようかなぁ」と放置したら
今日も続落していて。しかも激しく。

“損切りできない人間は市場に関わってはいけない”と、大学時代に「寄付講義」で
来ていた、実際に取引に関わっていた現場の人(客員教授)が講義で言っていた
コトバを思い出すのである。

「このまま“塩漬け”にしてしまおうか」
「もう、出遅れた感満載でも、高い授業料を払ったと思って売ってしまおうか」

と、アレコレ悩んでいて仕事も手に付かない<変態鉄>なのである。

さて、10月27日の水島臨海鉄道「鉄道の日」イベント。
この時は晴れカット狙いで構内踏切付近へ。でも、行った途端にドン曇り。
「場所を変えるか、晴れるまで粘るか...」、このときもアレコレ悩みつつ、
“場所を変える”という決断ができないまま時間だけが経過していた。

……  ……

2019年10月27日(日)晴れ一時曇り

13時半に始まった5両編成のキハ、その展示運転。14時半に終了と伝えられており
既に後半戦に突入していた。

空を見上げると、太陽よりも灰色の雲が圧倒的に支配的な状況で。
「コレは、もうダメかなぁ...」

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【2019年10月27日14時02分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

倉敷貨物ターミナルのコンテナ積み込みホームから伸びる線路が「16番線」。
有効長は数百メートルある...とはいえ、貨物駅の端から端まで往復するだけ...
と、あっては撮影も単調になりがち。

同じ場所で、同じカメラで...

タテにしたりヨコにしたり...、ちょっとテレ側に振ったり、ワイド側に...
ちょっとだけでも変化を付けた撮り方をしておこうと悪あがき。

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【2019年10月27日14時06分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル(後追い)

三菱自工前駅側の出発信号機の手前まで前進して...

数分待って折り返してくるのである。
この間、<変態鉄>も周囲の“同業者さん”も考えることは同じなわけで。

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【2019年10月27日14時10分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

キハ205号車のヘッドライトが灯って、ゆっくりと近づいてくるのが確認できると
空を見上げて、太陽が灰色の雲の後ろに居るのを確認して...

周囲からも溜息が漏れるのだった。

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【2019年10月27日14時10分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

いっそ、雨雲に覆われて...というか、雨がザァーザァー降りなら完全に諦めも
付くのだが、時折、雲の隙間から陽が射して、周囲がパッと明るくなる...
それが短い周期で繰り返され、キハが通りかかるのとタイミングが一致しない
ということで、イライラだけが募るのだった。

「最後の1往復みたいです」、周囲の<鉄>の声。

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【2019年10月27日14時15分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル(後追い)

その往路、キハ205号車のテールライト。
この時点では、相変わらずのドン曇り、「もうダメかなぁ...」と思い始めて
いたときだった。

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【2019年10月27日14時18分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

「明るいっ!!」
100点満点ではなくても、周囲には陽が差し始めて。
「早く来いっ!!」、まさに祈るような気持ち。
撮影用の構内運転なので、時速は10 km程度だろうか、走れば追いつけるくらいの
ペースでゆっくりと近づいてくるのである。

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【2019年10月27日14時19分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

後ろには大きな雲が写っているが、それでも最後の最後がこのカットだった。

キハ205号車の顔に西に傾き始めた太陽の光が...
最後の最後の1枚だけが、イメージ通りのカットになって。

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【2019年10月27日14時19分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル(後追い)

慌てて、三脚からカメラを外して後追いも。
最後尾はキハ30 100号車である。キハ20形もキハ30形も国鉄時代に製造され
DMH17系エンジンを持っていたグループ。でも、四国と関東、国鉄末期に
置換えられ譲渡された車輌と、JR化後も長らく活躍した車輌。

2形式の国鉄型キハが編成の両端に。
中間の3両は、分割民営化を目前に控えた時期に少数だけ製造された珍しい形式。
“国鉄型”とはいえ、船舶エンジンの“既製品”の流用などローカル線の
経営合理化を強く意識した、分割民営化前後の過渡期的な車輌たち。
(でも、増備はされなかった)

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【2019年10月27日14時22分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

これで展示運転も終了。キハの後ろ姿を撮っていると、周囲は“お片付け”モード。

そうなると空腹と眠気に襲われる<変態鉄>だったのである。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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