白銀の只見線を探して(9)吹雪の中で... [会津・越後のキハ[只見・磐越西線]]
昨日は偶然、仕事が早く終わって帰宅した後、17時頃にちょっと外出することが
あった。そう、17時を回っても東京の空は明るいのである。
思えば、まもなくサクラの開花する時期になるわけで。まさに「光陰矢の如し」。
「時が過ぎるのは速いなぁ~」と思っていたら、アタマの中に流れてきたのが...
♪ 時の過ぎゆくままに この身を任せ~
以前も書いたが<変態鉄>の母は、いまでも、この歌手を「カッコ良かったのよ!!」
「帽子を投げたりして~」(→ こちら/1分半あたり)と言っているのだが、
昨年、ドタキャン騒動を起こした方は...う~ん。
それはさておき。四国に行っていた関係で、しばし中断していたこの話題。
【2019年1月29日5時43分】 只見線・会津若松駅
1月下旬の只見線撮影記。話は1月29日の朝へと遡る。
前日の晩から、再び本降りになってきた雪は夜通し降り続けており...
…… ……
2019年1月29日(火)雪のち晴れ、夕方から再び雪
前夜のうちにフロントを通じてお願いしていたのだが...
「朝の時間帯のタクシーは...」、特に雪の朝などはタクシーの予約が混み合って
前夜のうちに電話してもらってもクルマを確保してもらうのが難しいのである。
幸いなことに、この朝は、早朝5時半にホテルの前まで迎えに来てもらって。
【2019年1月29日5時37分】 福島県会津若松市駅前町付近
ホテルは駅から1 kmあまりのところ。普段なら歩けば15分ほどだが...
幸い、タクシーに乗れば5分とかからない距離でもある訳で。
まだ人気も疎らな早朝の会津若松駅は駅前広場も見渡すことができない位の雪。
只見線の運休を告げるアナウンスは無く、それだけはホッとしていた。
そんな駅前広場から不意に轟音が...、クルマのものとは違ったエンジン音である。
咄嗟に振り返れば...
【2019年1月29日5時37分】 福島県会津若松市駅前町付近
バスロータリーの付近では除雪車による作業が行われているようで。
自動券売機で乗車券を買ったらホームへ。雪はホーム上にも容赦なく降り積もって、
そこに塩カルだろうか、作業着にヘルメット、融雪剤を撒くJR職員の方。
ほとんど乗り込む人のない早朝のキハ、でも、ホームまでの通路の除雪は万全だった
誰も居ないのを良いことに跨線橋の窓を開けて...
【2019年1月29日5時37分】 只見線・会津若松駅
4番のりばで発車を待っているのは、6:00発、会津川口ゆき第423D列車である。
それにしても、4番のりばのホームには真っ白く雪が積もっているのが分かる。
初日がそうだったように、冬の只見線撮影で最大のリスクは除雪運休。
いつも通り、旅行客と思われる数名と高校生数名、わずかな乗客を乗せて6時ちょうど
キハは動き出したのである。
【2019年1月29日7時14分】 只見線・第423D列車(キハ40 572号車)内
車内はワンマン化改造(ワンマン機器は使用中止)があり、冷房化改造で天井まわりも
変化は見られるものの、紺色のボックスシートが並んでいて...
ボックス席を1つ確保して、足をのばしてくつろぐのは何とも贅沢なひととき。
この日の編成は、
←会津川口 キハ40 2021 + キハ40 572
の2両編成。その後ろ側の車輌で。
国道を進む路線バスとは違って、只見線の線路は会津若松市街地を、掠めながら
会津盆地の南の端に沿うようにグルッと回って会津坂下へと至る。6時だとまだ
車窓を確認できないくらいの暗さだが、西若松駅で高校生達がまとまって乗車、
大半のボックスシートが埋まる頃、ちょうど阿賀川(大川)にかかる鉄橋を
渡り終えると、ようやく外が少しずつ明るくなってきて。
【2019年1月29日6時33分】 只見線・第423D列車(キハ40 572号車)内
会津本郷、会津高田、根岸、新鶴、若宮...
会津盆地の田園地帯を走る平坦区間。普段なら一面の広大な水田地帯なのだが
この朝ばかりはそんなことを確認するのも難しいほど...
【2019年1月29日7時14分】 只見線・第423D列車(キハ40 572号車)内
大半の高校生達が下車するのは列車交換のため7分停車になる会津坂下駅。
一転、キハの車内は旅行客と思しき数名だけになって。会津坂下駅を出ると次の
塔寺駅に向けて、車窓風景は一変する。線路際まで木々が生い茂り、会津盆地を
離れて山の中へと進んでいく。車窓をぼんやりと見ていても、上り勾配になった
ことを感じられるような、そんな区間。合わせて国道が寄り添ってくる。
【2019年1月29日7時24分】 只見線・第423D列車(キハ40 572号車)内
そして、会津柳津駅を過ぎればいよいよ右の車窓には、只見川が寄り添ってきて。
郷戸、滝谷と山間の小さな集落を拾っていくように無人駅に停車して...
会津桧原駅を出て、トンネルを抜けた先が「只見川第1橋梁」、あの俯瞰スポット
だが、この吹雪では、あのビューポイントから撮っても真っ白にしか写らなかった
はずで...
【2019年1月29日7時23分】 只見線・会津宮下駅
次の長時間停車は会津宮下駅。ここでも上り列車を待って5分ほどの停車時間。
まだ外は暗いが、ホームに下りてキハの写真が撮れるくらいにはなってきた。
【2019年1月29日8時01分】 只見線・会津川口駅
時折、強くなったり小降りになったりを繰り返しながら、終始、風と雪。
第3橋梁を過ぎて、早戸、会津水沼、会津中川と停車したら終点・会津川口駅には
8:08着。ちょうど2時間のキハ旅である。
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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あった。そう、17時を回っても東京の空は明るいのである。
思えば、まもなくサクラの開花する時期になるわけで。まさに「光陰矢の如し」。
「時が過ぎるのは速いなぁ~」と思っていたら、アタマの中に流れてきたのが...
♪ 時の過ぎゆくままに この身を任せ~
以前も書いたが<変態鉄>の母は、いまでも、この歌手を「カッコ良かったのよ!!」
「帽子を投げたりして~」(→ こちら/1分半あたり)と言っているのだが、
昨年、ドタキャン騒動を起こした方は...う~ん。
それはさておき。四国に行っていた関係で、しばし中断していたこの話題。
【2019年1月29日5時43分】 只見線・会津若松駅
1月下旬の只見線撮影記。話は1月29日の朝へと遡る。
前日の晩から、再び本降りになってきた雪は夜通し降り続けており...
…… ……
2019年1月29日(火)雪のち晴れ、夕方から再び雪
前夜のうちにフロントを通じてお願いしていたのだが...
「朝の時間帯のタクシーは...」、特に雪の朝などはタクシーの予約が混み合って
前夜のうちに電話してもらってもクルマを確保してもらうのが難しいのである。
幸いなことに、この朝は、早朝5時半にホテルの前まで迎えに来てもらって。
【2019年1月29日5時37分】 福島県会津若松市駅前町付近
ホテルは駅から1 kmあまりのところ。普段なら歩けば15分ほどだが...
幸い、タクシーに乗れば5分とかからない距離でもある訳で。
まだ人気も疎らな早朝の会津若松駅は駅前広場も見渡すことができない位の雪。
只見線の運休を告げるアナウンスは無く、それだけはホッとしていた。
そんな駅前広場から不意に轟音が...、クルマのものとは違ったエンジン音である。
咄嗟に振り返れば...
【2019年1月29日5時37分】 福島県会津若松市駅前町付近
バスロータリーの付近では除雪車による作業が行われているようで。
自動券売機で乗車券を買ったらホームへ。雪はホーム上にも容赦なく降り積もって、
そこに塩カルだろうか、作業着にヘルメット、融雪剤を撒くJR職員の方。
ほとんど乗り込む人のない早朝のキハ、でも、ホームまでの通路の除雪は万全だった
誰も居ないのを良いことに跨線橋の窓を開けて...
【2019年1月29日5時37分】 只見線・会津若松駅
4番のりばで発車を待っているのは、6:00発、会津川口ゆき第423D列車である。
それにしても、4番のりばのホームには真っ白く雪が積もっているのが分かる。
初日がそうだったように、冬の只見線撮影で最大のリスクは除雪運休。
いつも通り、旅行客と思われる数名と高校生数名、わずかな乗客を乗せて6時ちょうど
キハは動き出したのである。
【2019年1月29日7時14分】 只見線・第423D列車(キハ40 572号車)内
車内はワンマン化改造(ワンマン機器は使用中止)があり、冷房化改造で天井まわりも
変化は見られるものの、紺色のボックスシートが並んでいて...
ボックス席を1つ確保して、足をのばしてくつろぐのは何とも贅沢なひととき。
この日の編成は、
←会津川口 キハ40 2021 + キハ40 572
の2両編成。その後ろ側の車輌で。
国道を進む路線バスとは違って、只見線の線路は会津若松市街地を、掠めながら
会津盆地の南の端に沿うようにグルッと回って会津坂下へと至る。6時だとまだ
車窓を確認できないくらいの暗さだが、西若松駅で高校生達がまとまって乗車、
大半のボックスシートが埋まる頃、ちょうど阿賀川(大川)にかかる鉄橋を
渡り終えると、ようやく外が少しずつ明るくなってきて。
【2019年1月29日6時33分】 只見線・第423D列車(キハ40 572号車)内
会津本郷、会津高田、根岸、新鶴、若宮...
会津盆地の田園地帯を走る平坦区間。普段なら一面の広大な水田地帯なのだが
この朝ばかりはそんなことを確認するのも難しいほど...
【2019年1月29日7時14分】 只見線・第423D列車(キハ40 572号車)内
大半の高校生達が下車するのは列車交換のため7分停車になる会津坂下駅。
一転、キハの車内は旅行客と思しき数名だけになって。会津坂下駅を出ると次の
塔寺駅に向けて、車窓風景は一変する。線路際まで木々が生い茂り、会津盆地を
離れて山の中へと進んでいく。車窓をぼんやりと見ていても、上り勾配になった
ことを感じられるような、そんな区間。合わせて国道が寄り添ってくる。
【2019年1月29日7時24分】 只見線・第423D列車(キハ40 572号車)内
そして、会津柳津駅を過ぎればいよいよ右の車窓には、只見川が寄り添ってきて。
郷戸、滝谷と山間の小さな集落を拾っていくように無人駅に停車して...
会津桧原駅を出て、トンネルを抜けた先が「只見川第1橋梁」、あの俯瞰スポット
だが、この吹雪では、あのビューポイントから撮っても真っ白にしか写らなかった
はずで...
【2019年1月29日7時23分】 只見線・会津宮下駅
次の長時間停車は会津宮下駅。ここでも上り列車を待って5分ほどの停車時間。
まだ外は暗いが、ホームに下りてキハの写真が撮れるくらいにはなってきた。
【2019年1月29日8時01分】 只見線・会津川口駅
時折、強くなったり小降りになったりを繰り返しながら、終始、風と雪。
第3橋梁を過ぎて、早戸、会津水沼、会津中川と停車したら終点・会津川口駅には
8:08着。ちょうど2時間のキハ旅である。
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