消印の中の鉄道情景（６６）中川郵便局（福島県） [消印の中の鉄道情景]
今日の話題に入る前に。
「3月9日」と言えば、何の日か、皆さんならきっとご存じかと。
タレントの木梨憲武さん、そして、某大手自動車メーカー前会長のカルロスさん(笑)、
そして、＜変態鉄＞の誕生日です。
早いもので自分も今日から41歳。
いまさら、「お誕生日、おめでとう!!」と言われても全く嬉しくはないのですが...
たぶん、出社したら職場でからかわれそうな予感。
ということで、何か記念すべき記事にしたかったものの...
木曜に東京に戻ってきて、このあとしばらく公休日も無さそうなくらい、仕事が
たまっている現状。土曜も日曜も朝一番での出社となっており。
只見線の話題を再開したかったものの...
今日は、ちょっとその“スピンオフ”的なネタで。
…… ……
会津若松からの只見線、会津柳津を過ぎて、いよいよ山深い区間に入るとともに
只見川に寄り沿って走るようになる。もともと水力発電所の建設のため...という
使命も帯びていたこの路線だけあって、パッと見にわかるくらい、鉄道敷設時には
困難が立ちはだかっただろう...とわかる沿線風景である。
旧国鉄会津線として戦前に開業したのが、会津川口までの区間。
【2018年12月5日14時56分】 只見線・会津川口駅
その“終点”会津川口駅は、まさに只見川に面してある小さな駅である。
2011年夏の豪雨で、ここから只見までの区間は依然としてバス代行輸送になっており。
少しずつ復旧作業は進められているようだが...
そんな会津川口駅から会津若松側に少し戻っていくと...
【2019年1月29日12時30分】 福島県大沼郡金山町大字川口付近
「日本のスイス」とも称される大志の集落が見えてくる。
やがて、その集落に差し掛かる手前で線路といっしょに走る道路（国道252号線）は
線路をオーバークロスして、川沿いに出る。
【2019年1月29日13時14分】 只見線・会津中川駅
そこから歩くこと10分ほどだろうか「道の駅 奥会津かねやま」が見えてきたら
会津中川の集落である。只見線の会津中川駅は片面ホームの無人駅。
「道の駅」と只見線の会津中川駅のちょうど中間付近に位置するのが中川郵便局。
【2019年1月29日10時42分】 福島県大沼郡金山町大字中川・中川郵便局
どこの町にもありそうな小さな郵便局である。
この局にも、風景印 － 風景入通信日付印、つまり消印が置かれている。
ハガキを1枚買って押印をお願いするのは、いつも通り。
「会津川口駅から徒歩で来ました」と言うと、「くれぐれも遭難しないで...」と
心配されてしまった＜変態鉄＞。この日は、立っているのも辛いくらいの吹雪。
このあと、午後から天候は回復したのだが、午前中の撮影は非常に苦しかった。
その合間の郵便局訪問である。
風景印を捺してくれた後、郵便窓口の局員さん。ちょっと何か探して...
ハガキに添えられて渡されたのが、この小さな紙片。
現物はメモ帳サイズの小さなもので、切り口を見ればハサミか何かで、手作業で
切り取ったものだとわかるような...
途中、長い中断期間は挟みながらも、1992年頃から風景印を集めている＜変態鉄＞、
ごく稀に...だが、局舎内に、そこの風景印の“由緒書き(??)”のようなものを
用意している局があるのだが...
この中川局では特にリクエストしていなくても、わざわざ用意していただけた
のである。ちょっと嬉しいサービスである。
さて、そんな風景印の意匠。もう一度。
“水沼地区の橋から見た光景”とのこと。そう、中央に見えているのは只見線キハ。
そのキハが渡っているトラス鉄橋は「只見川第４橋梁」である。
この意匠の風景印の使用開始は、昭和59年ということは、まだ国鉄だった頃。
描かれている只見線キハも、いまのようなキハ40形だけの編成では無く、
国鉄型...当時はそんな呼び方も無かったはずだが...の雑多な形式のキハを連ねた
編成だったと推測される。キハ58系もキハ20系も...場合によってはキハ55系
だったかも知れない。これだけではわかりにくいのだが...
その「只見川第４橋梁」の景色だけは変わること無く。
【2019年1月29日14時47分】 只見線・会津水沼－会津中川
腰まで以上の深さで積もった雪、慣れないスノーシューを履いて
それを掻き分けながら、俯瞰撮影地にたどり着いて...
…… ……
SLと新幹線を除けば、国鉄 → ＪＲの列車が図柄になった風景印というのは意外と
少ない気がする。どうしても多いのは、路面電車とかモノレールとか...
地元の町のシンボル的存在だから...だろうか、別に調べた訳では無いが。
今日は、どの形式か特定できるような大きさにはなっていないものの、
国鉄型キハが描かれている,,,というちょっと珍しい風景印をご紹介した。
さぁ、明日以降、準備が整い次第、1月の只見線撮影記を再開したい。
乞うご期待。
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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「3月9日」と言えば、何の日か、皆さんならきっとご存じかと。
タレントの木梨憲武さん、そして、某大手自動車メーカー前会長のカルロスさん(笑)、
そして、＜変態鉄＞の誕生日です。
早いもので自分も今日から41歳。
いまさら、「お誕生日、おめでとう!!」と言われても全く嬉しくはないのですが...
たぶん、出社したら職場でからかわれそうな予感。
ということで、何か記念すべき記事にしたかったものの...
木曜に東京に戻ってきて、このあとしばらく公休日も無さそうなくらい、仕事が
たまっている現状。土曜も日曜も朝一番での出社となっており。
只見線の話題を再開したかったものの...
今日は、ちょっとその“スピンオフ”的なネタで。
…… ……
会津若松からの只見線、会津柳津を過ぎて、いよいよ山深い区間に入るとともに
只見川に寄り沿って走るようになる。もともと水力発電所の建設のため...という
使命も帯びていたこの路線だけあって、パッと見にわかるくらい、鉄道敷設時には
困難が立ちはだかっただろう...とわかる沿線風景である。
旧国鉄会津線として戦前に開業したのが、会津川口までの区間。
【2018年12月5日14時56分】 只見線・会津川口駅
その“終点”会津川口駅は、まさに只見川に面してある小さな駅である。
2011年夏の豪雨で、ここから只見までの区間は依然としてバス代行輸送になっており。
少しずつ復旧作業は進められているようだが...
そんな会津川口駅から会津若松側に少し戻っていくと...
【2019年1月29日12時30分】 福島県大沼郡金山町大字川口付近
「日本のスイス」とも称される大志の集落が見えてくる。
やがて、その集落に差し掛かる手前で線路といっしょに走る道路（国道252号線）は
線路をオーバークロスして、川沿いに出る。
【2019年1月29日13時14分】 只見線・会津中川駅
そこから歩くこと10分ほどだろうか「道の駅 奥会津かねやま」が見えてきたら
会津中川の集落である。只見線の会津中川駅は片面ホームの無人駅。
「道の駅」と只見線の会津中川駅のちょうど中間付近に位置するのが中川郵便局。
【2019年1月29日10時42分】 福島県大沼郡金山町大字中川・中川郵便局
どこの町にもありそうな小さな郵便局である。
この局にも、風景印 － 風景入通信日付印、つまり消印が置かれている。
ハガキを1枚買って押印をお願いするのは、いつも通り。
「会津川口駅から徒歩で来ました」と言うと、「くれぐれも遭難しないで...」と
心配されてしまった＜変態鉄＞。この日は、立っているのも辛いくらいの吹雪。
このあと、午後から天候は回復したのだが、午前中の撮影は非常に苦しかった。
その合間の郵便局訪問である。
風景印を捺してくれた後、郵便窓口の局員さん。ちょっと何か探して...
ハガキに添えられて渡されたのが、この小さな紙片。
現物はメモ帳サイズの小さなもので、切り口を見ればハサミか何かで、手作業で
切り取ったものだとわかるような...
途中、長い中断期間は挟みながらも、1992年頃から風景印を集めている＜変態鉄＞、
ごく稀に...だが、局舎内に、そこの風景印の“由緒書き(??)”のようなものを
用意している局があるのだが...
この中川局では特にリクエストしていなくても、わざわざ用意していただけた
のである。ちょっと嬉しいサービスである。
さて、そんな風景印の意匠。もう一度。
“水沼地区の橋から見た光景”とのこと。そう、中央に見えているのは只見線キハ。
そのキハが渡っているトラス鉄橋は「只見川第４橋梁」である。
この意匠の風景印の使用開始は、昭和59年ということは、まだ国鉄だった頃。
描かれている只見線キハも、いまのようなキハ40形だけの編成では無く、
国鉄型...当時はそんな呼び方も無かったはずだが...の雑多な形式のキハを連ねた
編成だったと推測される。キハ58系もキハ20系も...場合によってはキハ55系
だったかも知れない。これだけではわかりにくいのだが...
その「只見川第４橋梁」の景色だけは変わること無く。
【2019年1月29日14時47分】 只見線・会津水沼－会津中川
腰まで以上の深さで積もった雪、慣れないスノーシューを履いて
それを掻き分けながら、俯瞰撮影地にたどり着いて...
…… ……
SLと新幹線を除けば、国鉄 → ＪＲの列車が図柄になった風景印というのは意外と
少ない気がする。どうしても多いのは、路面電車とかモノレールとか...
地元の町のシンボル的存在だから...だろうか、別に調べた訳では無いが。
今日は、どの形式か特定できるような大きさにはなっていないものの、
国鉄型キハが描かれている,,,というちょっと珍しい風景印をご紹介した。
さぁ、明日以降、準備が整い次第、1月の只見線撮影記を再開したい。
乞うご期待。
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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お誕生日おめでとうございますﾟ･:*【祝】*:･ﾟ
41才ですか、初めて僕のブログを訪問して下さった
のは7年前です。「光陰矢のごとし」ですね。
by johncomeback (2019-03-09 19:53)
johncomebackさん
コメントありがとうございます。
johncomebackさんのブログ、いつも楽しみに拝見しております。
もう７年ですか...、何だかあっという間だったような気がします。
満年齢で41歳、つまり、今年は数えの42歳。楽しい厄年ライフを
満喫しているところです。
by ferrum_queserasera (2019-03-09 22:11)