白銀の只見線を探して(2)吹雪の先は、雪晴れの若松。 [路線バスの旅]
昨日はいすみ鉄道のダイヤ改正のニュースを見て、ちょっとショックで。
急遽、記事を差し替えてしまったので、1日お休みをいただいたこの話題。
2月も終わろうとしているのに、まだ1月の撮影記の冒頭部分。相変わらずの拙ブログ。
さて、鉄道にしても路線バスにしても、地方に行くと、多くの場合、
その“お得意さん”は沿線の高校生の通学需要。
只見線沿線も、間違いなくそう。列車の設定も朝晩に偏っており、昼間には列車が
来ない時間帯が長く続く。そういう意味でも「輸送機関」としてのローカル線
というのは、大半のケースでその使命をほぼ終えたとも言えそう。
でも、だからといってローカル鉄道は不要か...となると、そこは難しい気も
するのである。つまり、それがほぼ“観光路線”ということになるのだが...
と、珍しく<変態鉄>にしてはマジメな話題からスタートだが、最近、ちょっと
気になるニュースがあった。
会社で勤務中、マジメに仕事をしている風を装って実は“Yahoo!ニュース”などを
読んでいることが多いのだが、そこで福島の地元紙の記事(→ こちら)を見つけて...
2023年度までに県立高校25校の統廃合を進め、13校にするとの記事。
見ていけば、只見線の車内でよく見かける高校の名前も統廃合対象に。
会津坂下駅を利用する高校生が半減してしまうような、短区間であれ、只見線キハの
車内を埋め尽くしている高校生たちが、数年後には居なくなるというのは...
少子化・過疎化の進行でローカル線を取り巻く環境が厳しさを増しているのは確か。
でも、<変態鉄>にできることなど僅かなのである。ということで趣味者としては
できるだけ多く訪れて、1枚でも多く撮るしか無いのである。
【2019年1月27日19時02分】 只見線・会津若松駅
ということで、先月の只見線の話題。でも...
…… ……
2019年1月27日(日)晴れ
会津が近づいてから、高速道路に雪による通行規制がなければ定刻で到着できそう...
発車前に運転手さんに訊いてみたら、そんな回答だった。
東北道は快晴に近い、穏やかな天気。バスは快調に走って。
【2019年1月27日8時49分】 埼玉県羽生市大字弥勒・羽生PA
9時前に最初の休憩地・羽生PAに到着。明るい時間帯の羽生PAというのは初めてだが
撮るなら...上り線なのである。上り線側は“鬼平犯科帳の頃の江戸の街”という
コンセプトの店舗が並んでいたはず。
ここで9時過ぎまで15分ほどの休憩時間。飲み物などを補充して...
【2019年1月27日10時17分】 東北自動車道・会津夢街道1号車内
引き続き快調に東北道を。栃木県内に入り、10時を回って那須野付近だっただろうか
沿道に白いものが残っているのが。
こちらは青空でも向こうの方の山々は白い雲がかかっており。たぶん、山の方は
雪が降っているのかと。
ということは、会津も雪!?
【2019年1月27日10時40分】 福島県白河市泉田・東北道阿武隈PA
2度目の休憩地は10時半の阿武隈PA、こちらもまた15分休憩だが、羽生PAに比べて
だいぶ小ぶりなPAで簡素な売店が1つある程度。
でも、その一画には...
【2019年1月27日10時40分】 福島県白河市泉田・東北道阿武隈PA
「これより、みちのく」の碑が立っている。いよいよ東北地方に足を踏み入れる訳で。
ところで、バスの車内では早くから案内放送も入るのだが...
この「夢街道会津号」というのはJRバスと地元の会津バスの共同運行。
そういった関係もあってか、JR運行便でも会津バス便でも、車内で運転手さんに
頼めば、会津バスの路線バス半額券か、会津タクシーの割引券がもらえる。
ちなみに復路の高速バス乗車前には“WEB乗車票”を運転手さんに見せることで
路線バスが1回、半額で乗れる。よほど酷い天気でない限り、お昼過ぎの只見線、
上下列車を近場で撮るつもりだったので会津バス半額券を確保。
窓の外が一変したのは、その直後。阿武隈PAを出て暫くすると、郡山JCT
バスはここから磐越自動車道を経由して会津若松に向かう。
ぬぁんと...
【2019年1月27日11時28分】 磐越自動車道・会津夢街道1号車内
郡山を過ぎた途端、窓の外が白く...見えにくくなるくらいまでの吹雪になって。
でも、やはり東北のドライバーは慣れたもので。皆さん、スピードを緩めることなく
いつも通りの走り。
【2019年1月27日11時33分】 福島県耶麻郡猪苗代町付近・会津夢街道1号車内
高速道路をいったん下りて、ほぼ定刻で、猪苗代駅前に停車。ここでの降車客が
案外多かった。歩道部分の雪は膝上あたりまでありそうで。
写真が青く見えるのは、窓ガラスの色。
コレはコレで憂鬱なのである。このバスは12時過ぎに会津若松駅前に到着予定。
そして、午後の時間帯、会津若松駅を13:07発の下り第427D列車と、14:25着の
上り第428D列車というのが。これを若松市内のどこかでテキトーに撮って、
それで15時までにホテルに入れば、大相撲中継が視られる...そう思っていた。
でも、吹雪の中では...
会津若松駅の入場券だけ買って、ホームで撮っておしまいにするべきか...
バス車内で一人、迷っていた<変態鉄>なのである。
でも、それは杞憂。ぬぁんと、猪苗代駅前は吹雪だったにもかかわらず、
若松ICを下りて一般道に入るところで、外は快晴。見事な青空が広がって。
「よしっ!!」と、いったんはそう思ったのだが...
<変態鉄>が考えていた撮影地というのが...
【2018年10月29日15時21分】 只見線・会津本郷-西若松
ココ、只見線の阿賀川鉄橋の北側約1 kmのところに架かっている道路橋、高田橋から
撮っている。そう、北から南向きにカメラを構えるわけで...
ということは「晴れれば逆光」。雪が降っていれば、1 km先の視界が効かずに
撮れないはず。でも、晴れれば逆光になるはず。ということは...
【2019年1月27日12時15分】 福島県会津若松市駅前町付近
悩んでいたら、あっという間に会津若松駅前に到着である。ほぼ定刻での到着。
積雪も歩くのに気になるほどでもなく。晴れたり曇ったり。
そんな中、ホテルに寄って荷物を預けたら、撮影地を探しに... (つづく)
…… ……
第2話まで終わって、只見線キハが登場していない拙ブログ、相変わらずの
引っ張りようなのである。でも、クルマの運転をしない<変態鉄>にとって
高速バスの車窓に見える高速道路の風景というもの自体が“非日常の体験”、
結構、車窓に集中していて、コンデジでいろいろ撮っているので、それだけで
ブログ記事が書けてしまうのである。
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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急遽、記事を差し替えてしまったので、1日お休みをいただいたこの話題。
2月も終わろうとしているのに、まだ1月の撮影記の冒頭部分。相変わらずの拙ブログ。
さて、鉄道にしても路線バスにしても、地方に行くと、多くの場合、
その“お得意さん”は沿線の高校生の通学需要。
只見線沿線も、間違いなくそう。列車の設定も朝晩に偏っており、昼間には列車が
来ない時間帯が長く続く。そういう意味でも「輸送機関」としてのローカル線
というのは、大半のケースでその使命をほぼ終えたとも言えそう。
でも、だからといってローカル鉄道は不要か...となると、そこは難しい気も
するのである。つまり、それがほぼ“観光路線”ということになるのだが...
と、珍しく<変態鉄>にしてはマジメな話題からスタートだが、最近、ちょっと
気になるニュースがあった。
会社で勤務中、マジメに仕事をしている風を装って実は“Yahoo!ニュース”などを
読んでいることが多いのだが、そこで福島の地元紙の記事(→ こちら)を見つけて...
2023年度までに県立高校25校の統廃合を進め、13校にするとの記事。
見ていけば、只見線の車内でよく見かける高校の名前も統廃合対象に。
会津坂下駅を利用する高校生が半減してしまうような、短区間であれ、只見線キハの
車内を埋め尽くしている高校生たちが、数年後には居なくなるというのは...
少子化・過疎化の進行でローカル線を取り巻く環境が厳しさを増しているのは確か。
でも、<変態鉄>にできることなど僅かなのである。ということで趣味者としては
できるだけ多く訪れて、1枚でも多く撮るしか無いのである。
【2019年1月27日19時02分】 只見線・会津若松駅
ということで、先月の只見線の話題。でも...
…… ……
2019年1月27日(日)晴れ
会津が近づいてから、高速道路に雪による通行規制がなければ定刻で到着できそう...
発車前に運転手さんに訊いてみたら、そんな回答だった。
東北道は快晴に近い、穏やかな天気。バスは快調に走って。
【2019年1月27日8時49分】 埼玉県羽生市大字弥勒・羽生PA
9時前に最初の休憩地・羽生PAに到着。明るい時間帯の羽生PAというのは初めてだが
撮るなら...上り線なのである。上り線側は“鬼平犯科帳の頃の江戸の街”という
コンセプトの店舗が並んでいたはず。
ここで9時過ぎまで15分ほどの休憩時間。飲み物などを補充して...
【2019年1月27日10時17分】 東北自動車道・会津夢街道1号車内
引き続き快調に東北道を。栃木県内に入り、10時を回って那須野付近だっただろうか
沿道に白いものが残っているのが。
こちらは青空でも向こうの方の山々は白い雲がかかっており。たぶん、山の方は
雪が降っているのかと。
ということは、会津も雪!?
【2019年1月27日10時40分】 福島県白河市泉田・東北道阿武隈PA
2度目の休憩地は10時半の阿武隈PA、こちらもまた15分休憩だが、羽生PAに比べて
だいぶ小ぶりなPAで簡素な売店が1つある程度。
でも、その一画には...
【2019年1月27日10時40分】 福島県白河市泉田・東北道阿武隈PA
「これより、みちのく」の碑が立っている。いよいよ東北地方に足を踏み入れる訳で。
ところで、バスの車内では早くから案内放送も入るのだが...
この「夢街道会津号」というのはJRバスと地元の会津バスの共同運行。
そういった関係もあってか、JR運行便でも会津バス便でも、車内で運転手さんに
頼めば、会津バスの路線バス半額券か、会津タクシーの割引券がもらえる。
ちなみに復路の高速バス乗車前には“WEB乗車票”を運転手さんに見せることで
路線バスが1回、半額で乗れる。よほど酷い天気でない限り、お昼過ぎの只見線、
上下列車を近場で撮るつもりだったので会津バス半額券を確保。
窓の外が一変したのは、その直後。阿武隈PAを出て暫くすると、郡山JCT
バスはここから磐越自動車道を経由して会津若松に向かう。
ぬぁんと...
【2019年1月27日11時28分】 磐越自動車道・会津夢街道1号車内
郡山を過ぎた途端、窓の外が白く...見えにくくなるくらいまでの吹雪になって。
でも、やはり東北のドライバーは慣れたもので。皆さん、スピードを緩めることなく
いつも通りの走り。
【2019年1月27日11時33分】 福島県耶麻郡猪苗代町付近・会津夢街道1号車内
高速道路をいったん下りて、ほぼ定刻で、猪苗代駅前に停車。ここでの降車客が
案外多かった。歩道部分の雪は膝上あたりまでありそうで。
写真が青く見えるのは、窓ガラスの色。
コレはコレで憂鬱なのである。このバスは12時過ぎに会津若松駅前に到着予定。
そして、午後の時間帯、会津若松駅を13:07発の下り第427D列車と、14:25着の
上り第428D列車というのが。これを若松市内のどこかでテキトーに撮って、
それで15時までにホテルに入れば、大相撲中継が視られる...そう思っていた。
でも、吹雪の中では...
会津若松駅の入場券だけ買って、ホームで撮っておしまいにするべきか...
バス車内で一人、迷っていた<変態鉄>なのである。
でも、それは杞憂。ぬぁんと、猪苗代駅前は吹雪だったにもかかわらず、
若松ICを下りて一般道に入るところで、外は快晴。見事な青空が広がって。
「よしっ!!」と、いったんはそう思ったのだが...
<変態鉄>が考えていた撮影地というのが...
【2018年10月29日15時21分】 只見線・会津本郷-西若松
ココ、只見線の阿賀川鉄橋の北側約1 kmのところに架かっている道路橋、高田橋から
撮っている。そう、北から南向きにカメラを構えるわけで...
ということは「晴れれば逆光」。雪が降っていれば、1 km先の視界が効かずに
撮れないはず。でも、晴れれば逆光になるはず。ということは...
【2019年1月27日12時15分】 福島県会津若松市駅前町付近
悩んでいたら、あっという間に会津若松駅前に到着である。ほぼ定刻での到着。
積雪も歩くのに気になるほどでもなく。晴れたり曇ったり。
そんな中、ホテルに寄って荷物を預けたら、撮影地を探しに... (つづく)
…… ……
第2話まで終わって、只見線キハが登場していない拙ブログ、相変わらずの
引っ張りようなのである。でも、クルマの運転をしない<変態鉄>にとって
高速バスの車窓に見える高速道路の風景というもの自体が“非日常の体験”、
結構、車窓に集中していて、コンデジでいろいろ撮っているので、それだけで
ブログ記事が書けてしまうのである。
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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