SSブログ

お正月の大阪で(18)Yes タカス...!! [その他の鉄話]

そもそもこのシリーズ、ちょっと引っ張りすぎでは無かろうか!?
拙ブログで一番長い“出撃記録”のシリーズは、2015年秋に神戸から四国へ...
このときも阪堺電車、そして、とさでん交通と伊予鉄の路面電車を撮って。

そのときの記事は10月の出撃から2ヶ月かけて34回に分けてご紹介したわけで。

  https://gohachinihachi0309.blog.so-net.ne.jp/2015-12-19

今回は、その34回という記録更新なるか...ということで。
まだまだ続くこのシリーズ。1月4日の撮影記、その続き。

s34_DPP_00004729.JPG
【2019年1月4日11時50分】 南海高野線・浅香山-堺東

お目当てのモ161形車が動いていなくても、じゅうぶん楽しむことができたのである。

阪堺電車でも「Yes 高須!!」なのである。

  自分を楽しんでますか??

  Yes!!

……  ……

79_IMG_9920.JPG
【2019年1月4日11時35分】 阪堺電軌阪堺線・高須神社電停

高須神社!!


2019年1月4日(金)晴れ

11時過ぎ、急ぎ、ホテルを出て。

41_IMG_9916.JPG
【2019年1月4日11時22分】 阪堺電軌阪堺線・大小路電停

再びやって来たのは大小路電停。向こうから近づいてくる天王寺駅前ゆきは
“黄金糖”のモ602号車。

大小路から阪堺電車の天王寺駅前ゆきに乗れば、綾ノ町の交差点まで紀州街道の
中央を走る一直線の併用軌道区間が続く。

42_IMG_9873.JPG
【2019年1月3日13時55分】 阪堺電軌阪堺線・綾ノ町電停付近

綾ノ町交差点を横切って下町情緒の専用軌道区間に入り、S字カーブを過ぎれば
そこが高須神社電停。ちなみにここから電車は一気に上り急勾配を駆け上がり、
大和川の堤防に上がった所が大和川電停である。

そんな高須神社電停。

「隠れた難読駅名」と言われるとおり...

  たかすじんしゃ

なのである。車内放送も駅名看板も「たかすじんしゃ」である。「じゃ」ではない。
尤も、「高須じんじゃで降りたいんですが...」と言って、
「はっ、そんな停留場、ねぇ~し...」と答える運転士さんもいないだろうが...

43_IMG_9921.JPG
【2019年1月4日11時35分】 阪堺電軌阪堺線・高須神社電停付近

下り線に面して、その由来となった「高須神社」がある。
この記事を書くにあたって、その高須神社のことを調べようと検索サイトに
入れてみたら...

ぬぁんと神社のページより前にトップに出てきたのは、あのクリニックのサイト。
それはさておき...

1681年の創建、堺の鉄砲鍛冶・芝辻家ゆかりの神社ということで。
1614年 大坂冬の陣に備えて徳川家康から短期間で500丁の鉄砲をつくるよう
命じられた芝辻理右衛門は見事、それに応え、その功績からこの地を賜った...
ということで、その子孫によって高須神社が創建されたのだとか。

でも、住宅街の中のちょっと個性的すぎる建物...といった感じで、外観では
神社であるとは気づきにくい感じだろうか(← 失礼な!!!)

<鉄>としては、たぶん使われていないはずだが上下線間に渡り線があるのが
気になるところ。高須神社か大和川で折り返す運用というのがあったのだろうか??

さて、そんな高須神社電停で降りたら、神社の方へと踏切を渡って線路に沿って
綾ノ町方面に少しだけ戻れば...

44_IMG_9922.JPG
【2019年1月4日11時37分】 阪堺電軌阪堺線・高須神社-綾ノ町

「あっ!!」気づいたのだった。

高須神社電停の綾ノ町側、直線区間は生活感に溢れた専用軌道区間で、晴れれば
午前中は電車に光が回ってくれそう。こういう感じの画を求めて御陵前-寺地町で
何度か撮ったが、あの地点より撮りやすいかも知れない。

と、思っていたところに...

45_IMG_9924.JPG
【2019年1月4日11時40分】 阪堺電軌阪堺線・高須神社-綾ノ町

ちょうど「堺トラム」がやって来たのだった。
ちょっと錆び付いた鉄製架線柱も良い感じである。

次の機会、晴れた日にモ161形車が“天浜運用”に入ってくれたら、こちらの地点で
撮りたいと思う次第。

でも、この日はS字カーブの手前で左に入って線路から離れて。

46_IMG_9926.JPG
【2019年1月4日11時46分】 南海高野線・浅香山-堺東

高速道路の下を抜ければ住宅街の中へ。少し歩くと正面には踏切が見えてきた。
ネットの情報によれば、この踏切が高野線の下り電車に対して撮影好適地...の
はずだが、背景に浅香山駅の跨線橋が写り込むのは良いとしても、線路沿いも
意外とゴチャゴチャしているし、何と言っても逆光なのである。

ということで、仕方なく順光サイドになる反対側へ。

47_IMG_9927.JPG
【2019年1月4日11時48分】 南海高野線・浅香山-堺東

それにしても頻繁に踏切が鳴るのである。どこで撮るか...考えている途中にも
立て続けに列車は通過していく。EOSくんを取り出すのは間に合わないので
急ぎ、コンデジでスナップした和泉中央ゆきの準急電車に充てられていたのが、
この日、<変態鉄>が最も撮りたかった電車、南海6000系電車である。

同じような車体をもつ鋼製車、7000系電車の方が好きだった。
でも、「いつか撮りに行こう!!」と思っているうちに片開き扉の車両は...
高野線に最後まで残る、20 m 4扉の片開き扉をもつ通勤型電車である。

ステンレス電車が実用化された時期にできた、いわば“第一期生”。
側面の感じや屋根上の分散冷房装置...、わが地元、井の頭線3000系の初期車との
“類似性”を感じずには居られないのである。

s16_DPP_00003888.JPG
【2018年8月10日13時14分】 北陸鉄道浅野川線・内灘駅付近

そう、その初期車、2編成だけつくられた片開き扉車に会いたくて、金沢まで
行ってきたのは昨夏のことだった。ステンレス電車の“第一期生”といえるのは、
東急7000系と京王井の頭線の3000系、それと南海6000系だと勝手にそう思っている
<変態鉄>なのである。ちなみに、片開き扉を持つ通勤電車も、大手私鉄では、
いまや京急と南海くらいになってしまった。

とにかく“実用本位”な車体外観こそ、昭和30年台から40年台、高度成長期の
空気感が伝わってくる電車であるような気がするのである。

それにしても...

s34_DPP_00004729.JPG
【2019年1月4日11時50分】 南海高野線・浅香山-堺東

“大手私鉄”というものを撮ることが滅多に無い<変態鉄>。
南海高野線といえば、神ノ木電停で阪堺電車を撮っているときに、チラッと眺める
程度の存在。どんな電車が走っているのかさえ、よく知らなかったくらいだが...。

思ったよりも頻繁に見かけたのが泉北高速鉄道線からの乗り入れ車。
この電車、パッと見た感じが、東急8500系に似た感じで。

48_DPP_00004930.JPG
【2019年1月4日11時53分】 南海高野線・堺東-浅香山(後追い)

それにしても、無責任な<鉄>ブログで。<鉄>ブログのクセして、車両の説明を
何も書いていないという...、もはや、<鉄>ブログ失格も良いところ。

でも、普段、撮るものが非常に偏っている<変態鉄>、南海電車は“専門外”なので。
いや、それなら調べて書けば良いのだろうが、なかなかその時間がとれなくて。

49_DPP_00004931.JPG
【2019年1月4日11時56分】 南海高野線・堺東-浅香山(後追い)

ただ、南海電車も最近の電車は...
何だか首都圏を席巻中の“走ルンです”仕様車が増殖してきているような...。
やはり、昭和テイストの電車の方が撮っていても乗っても楽しく感じる<変態鉄>
なのである。

ということで、明日も説明のない写真の羅列が続いてしまいそうな勢い。(つづく)

あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

nice!(21)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 21

コメント 2

Cedar

車輛の説明書いてない鉄ブログといいますが、Cedarブログよりはキチンとされてます。
高須じんしゃ、昔京都市電で「熊野じんしゃ前」っていうのがありました。
by Cedar (2019-02-07 17:10) 

ferrum_queserasera

Cedarさん

コメントありがとうございます。
キチンとできているかどうか...、そう言っていただいて恐縮です。
「じんじゃ」と「じんしゃ」は地域差などでは無いようで、詳細はわからないのだとか。
自分は「じんしゃ」と聞くと「人車」を考えてしまうのですが...
by ferrum_queserasera (2019-02-08 01:54) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。