晩秋の只見線を撮りに(6)やはり、国鉄型キハが撮りたくて... [会津・越後のキハ[只見・磐越西線]]
現在、正月の“出撃”について鋭意検討中なのである。その最有力はもちろん...
【2018年12月13日14時06分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前電停付近
こちら。阪堺電車、通称・チン電である。そう、何としても堺市内区間でモ161形を。
これまでの阪堺への出撃では、どうしても“確実に”、運用中の全車と出会える
住吉付近でカメラを構えて、同じようなショットを撮ることばかりで。
半分程度の電車しかやってこない、堺市内区間で何とか、モ161形を撮りたい...
それが今シーズンの<変態鉄>にとっての「課題」の1つだと考えている。
タイムリミットは、たぶん5月の大型連休前後、モ161形が“長い夏休み”を迎える
前に、できるだけ大阪に行きたいと思っている次第。
というわけで、引き続き、12月はじめの只見線撮影記。
いまの只見線、会津側の定期列車は全てキハ40形での運転である。
久々に<鉄>ブログらしく、車両の写真で埋め尽くしてみたい。
…… ……
2018年12月5日(火)雨のち曇り
今年、40歳になった<変態鉄>、只見線を走っているキハ40形というのは自分と
同世代なのである。40系ディーゼル動車の中で両運転台仕様のものが「キハ40形」。
その40系ディーゼル動車というのは、ある意味、“最後の国鉄型”といえる
形式かも知れない。系列全体では900両近くが製造され、さまざまな仕様があって
北海道から鹿児島まで全国各地に幅広く配置されたのも、キハ40系が最後。
ちょうど、<変態鉄>が生まれた1978年(昭和53年)というのは、キハ40系の新製が
本格化した時期。自分と同世代とあって、何だか最近は親近感がわくのである。
【2018年12月5日15時03分】 只見線・会津川口駅
ということで、この日、会津宮下 → 会津川口 → 会津若松 と2時間半ほどを
車内で過ごしたキハたちをご紹介したい。
会津川口駅での折返し時間は30分ほどあった。その間、車内に自分以外、誰も乗客が
居なかった時間帯があり、その間に車内写真を撮っておいたのだった。
【2018年12月5日15時00分】 只見線・第430D列車(キハ40 2026車内)
会津川口(下り)方に連結されているのが「東北色」のキハ40 2026号車。
1979年(昭和54年)6月に新潟鐵工所で製造された。気仙沼線や石巻線を受け持つ
小牛田に配置されていたが、2015年6月に郡山(会津若松派出)に配置替えとなり...
シートモケットは暖色系に張り替えられているが、座席配置はボックスシート主体の
国鉄時代からの“原型”を保っている。国鉄時代にはローカル用として非冷房で
製造されたが、この車両はJR化後、比較的早い時期に冷房化改造されている。
窓上にクーラーの吹き出し口が確認できる。
【2018年12月5日15時01分】 只見線・第430D列車(キハ40 2085車内)
そして、会津若松(上り)方がキハ40 2085号車。
先の2026号車より1年遅く、1980年(昭和55年)8月に、宇都宮の富士重工で製造。
「ユネスコエコパーク」のラッピングを施されているので、白地に緑濃淡の
「東北色」に統一されている、同線のキハの中では、まさに“異色”の存在。
でも、下地は「東北色」なので、窓回りや銘板などラッピングされていない部分
だけは、東北色が見えている。
ロングシート改造車も多い、現在の同線においてラッキーなことに2両とも“原型”
の座席配置を持つ車両だった。こちらはシートモケットはブラウンのもの。
天井の風道部分の形状が少し違うが、車内のよく似た2両での編成である。
そして、只見線運用車の特徴と言えるのが...
【2018年12月5日15時00分】 只見線・第430D列車(キハ40 2085車内)
JR東日本でもローカル線は多くがワンマン運転になっている。キハ40系も多くは
JR化後以降にワンマン化改造されている。もちろん、車内運賃収受式...路線バスの
ようなタイプの整理券式ワンマンである。
もちろん、この2両も小牛田配置時代にはワンマン運転も行われており...。
ただ、只見線は全列車が車掌乗務で運転されており。通学の高校生は大抵が定期券、
その他の旅客の数を考えても、ワンマンでも十分だろうが、自然環境の厳しさも
あって、万一の場合のためにも、運転士さんだけではなく2人乗務になっている...
とか、路線長がある割に列車本数が少なく、各駅にワンマン対応の設備(ミラー等)
を設置して維持管理するコストを考えればワンマン化のメリットが無いとか...
さらには、「できれば、早いうちに廃線にしたいから設備投資を控えている」とか、
諸説あるのだが、只見線はワンマン化の対象になっておらず。
<鉄>としては嬉しいのだが...
乗務員室ドア上に掲げられた運賃表示器は目隠しがされ、運賃箱は使用停止に
なっており。(ワンマン化でドアを撤去しており、仕切りとして残されている)
【2018年12月5日15時00分】 只見線・第430D列車(キハ40 2085車内)
そして、只見線の列車は基本的にドアは「半自動扱い」になっている。
駅に停車して車掌さんが鎖錠解除、そうするとランプが点灯する。その間、ボタンで
自分でドアを開け閉めして乗り降りするタイプ。本来はドアノブを持って、普通に
ドアを開けるタイプが多かったのだが、鉄道車両のドアというのは意外と重く、
最近ではボタン式がフツーになっている。ちなみに、ホンのわずかながらボタンの
設置が行われておらず、従来通り「ドアは手で開けて下さい」の車両もある。
マニアックなところでは、只見線沿線には列車無線の通じない区間があるため、
会津若松配置のキハ40形には屋根上に衛星携帯電話のアンテナが設置されている。
駅で停車中のキハを撮った写真、よ~~く見ると「Docomo」のロゴが入った灰色の
円筒形のアンテナが確認できる。
というわけで、このキハの4人ボックスシートでくつろいでいた<変態鉄>だった。
…… ……
17時近くになると日も暮れて、外は真っ暗になる。会津盆地は既に夜になっていた。
終点・会津若松駅には17:19着。
【2018年12月5日17時12分】 只見線・会津若松駅
とりあえず、ここまで乗ってきたキハをISO3200まで上げて手持ちでスナップ。
只見線の列車は会津若松駅では、4番ホームに発着する。4番ホームから改札口への
跨線橋は列車の後ろ側、七日町側にあるのだが...
なぜか、行き止まりとなる反対側のホーム端へと歩き始めた<変態鉄>である。
そう、ちょっと楽しみにしていたことがあって...。
【2018年12月5日17時13分】 只見線・会津若松駅
振り向けば車庫...郡山総合車両センター会津若松派出が見えるわけで。
すでに真っ暗、でも、煌々とヘッドライトが...
出庫前の点検が終わり、キハが動きださんとしているのである。
夕方の退勤ラッシュの時間帯を迎え、只見線の列車も...、次の列車は17:41発の
会津坂下ゆきである。駅撮りながら、その編成写真を。
10月の訪問時に撮っていたので、だいたい分かっていた。
3番ホームから、17:23発の喜多方ゆき普通電車が発車すると、入れ替わりにキハが
入線してくる...はずなのである。
【2018年12月5日17時17分】 磐越西線・会津若松駅
でも、先ほど降りてすぐにキハを撮ったときから、その“異変”を感じていた。
自分の乗ってきた第430D列車の会津若松駅到着は17:19、この時点で発車4分前に
なっている喜多方ゆきだが、隣のホームに見えているE721系は、ヘッドライトも
LED式の前面行き先表示器も消灯したままだった。
そちらは、しばらくして点灯したのだが...
「やはりっ!!」
駅の構内放送が入るのである。
「17:23発の喜多方ゆきは車両に不具合が見つかったため、発車を見合わせて...」
車両センターから駆けつけたのだろうか、作業服姿の人たちが運転室に乗り込んで。
運転士さんもホームに降り、助役さん(?)も駆けつけて...
「喜多方ゆきですが、準備ができ次第、車両交換して運転する予定です...」
ということで、17:41発の会津坂下ゆき...<変態鉄>の被写体は入線する予定の
ホームが塞がっており...
さらに放送が入って。会津坂下ゆきの発車を4番ホームに変更するとのこと。
大急ぎで、<変態鉄>は3番ホームへと移動したのだった。
【2018年12月5日17時25分】 只見線・会津若松駅
現行ダイヤでは「会津坂下ゆき」というのは、夕方のこの1本だけ。
普段は3番ホームからの発車である。4番ホーム発の会津坂下ゆきというのは
珍しいシーンなのである。しかも、入線前に発車してしまう喜多方ゆきと並んで。
でも、本当は、撮りたかったのはキハ40形とE721系の並び...では無かった。
この会津坂下ゆき、実は翌朝、会津川口発の朝一番の上り列車の送り込みを兼ねて
4両編成で出庫してきた編成なのである。
会津若松 → 会津坂下 → 会津若松 → 会津川口
と走って、今夜は会津川口駅で滞泊、翌朝の一番列車で会津若松へと戻ってくる。
ちなみに、そこで1両切り離されて、3両編成で会津川口へと向かう姿を
第1只見川橋梁で俯瞰したのであって。只見線の車両運用も分かってきた。
「東北色」のキハの4両編成を撮りたかった...
そんなときだった。喜多方ゆき電車の修理が済んだみたいで。
「まもなく発車」のアナウンス。いったんカメラを仕舞ってホームの中央に下がり。
10分少々の遅れで、E721系電車が出発すると4両のキハが。
【2018年12月5日17時29分】 只見線・会津若松駅
もう発車まであとわずか。無我夢中でレリーズスイッチを押して。
誰も居なくなったのを良いことに、3番ホームを走って移動して...
【2018年12月5日17時31分】 只見線・会津若松駅
ホーム有効長の違いから、普段の4番ホーム発の場合は列車の後ろ側からしか
撮ることができないのだが、長い3番ホームから4番ホームの列車を撮ると、
前後どちらからでも撮れるのである。
「業務連絡、改札を男性のお客様1名通過、学生さんです」
急遽、ホームが変更され、階段の上り下りが必要になって...
学校帰りの高校生たちもちょっと焦り気味。<変態鉄>も必死でEOSくんの
ファインダーを覗きながら構図を微調整して...
ちょっとだけ貴重なシーンを撮ることができたのだった。
さぁ、いよいよ明日は最終日。一応、「曇り」予報だが...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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【2018年12月13日14時06分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前電停付近
こちら。阪堺電車、通称・チン電である。そう、何としても堺市内区間でモ161形を。
これまでの阪堺への出撃では、どうしても“確実に”、運用中の全車と出会える
住吉付近でカメラを構えて、同じようなショットを撮ることばかりで。
半分程度の電車しかやってこない、堺市内区間で何とか、モ161形を撮りたい...
それが今シーズンの<変態鉄>にとっての「課題」の1つだと考えている。
タイムリミットは、たぶん5月の大型連休前後、モ161形が“長い夏休み”を迎える
前に、できるだけ大阪に行きたいと思っている次第。
というわけで、引き続き、12月はじめの只見線撮影記。
いまの只見線、会津側の定期列車は全てキハ40形での運転である。
久々に<鉄>ブログらしく、車両の写真で埋め尽くしてみたい。
…… ……
2018年12月5日(火)雨のち曇り
今年、40歳になった<変態鉄>、只見線を走っているキハ40形というのは自分と
同世代なのである。40系ディーゼル動車の中で両運転台仕様のものが「キハ40形」。
その40系ディーゼル動車というのは、ある意味、“最後の国鉄型”といえる
形式かも知れない。系列全体では900両近くが製造され、さまざまな仕様があって
北海道から鹿児島まで全国各地に幅広く配置されたのも、キハ40系が最後。
ちょうど、<変態鉄>が生まれた1978年(昭和53年)というのは、キハ40系の新製が
本格化した時期。自分と同世代とあって、何だか最近は親近感がわくのである。
【2018年12月5日15時03分】 只見線・会津川口駅
ということで、この日、会津宮下 → 会津川口 → 会津若松 と2時間半ほどを
車内で過ごしたキハたちをご紹介したい。
会津川口駅での折返し時間は30分ほどあった。その間、車内に自分以外、誰も乗客が
居なかった時間帯があり、その間に車内写真を撮っておいたのだった。
【2018年12月5日15時00分】 只見線・第430D列車(キハ40 2026車内)
会津川口(下り)方に連結されているのが「東北色」のキハ40 2026号車。
1979年(昭和54年)6月に新潟鐵工所で製造された。気仙沼線や石巻線を受け持つ
小牛田に配置されていたが、2015年6月に郡山(会津若松派出)に配置替えとなり...
シートモケットは暖色系に張り替えられているが、座席配置はボックスシート主体の
国鉄時代からの“原型”を保っている。国鉄時代にはローカル用として非冷房で
製造されたが、この車両はJR化後、比較的早い時期に冷房化改造されている。
窓上にクーラーの吹き出し口が確認できる。
【2018年12月5日15時01分】 只見線・第430D列車(キハ40 2085車内)
そして、会津若松(上り)方がキハ40 2085号車。
先の2026号車より1年遅く、1980年(昭和55年)8月に、宇都宮の富士重工で製造。
「ユネスコエコパーク」のラッピングを施されているので、白地に緑濃淡の
「東北色」に統一されている、同線のキハの中では、まさに“異色”の存在。
でも、下地は「東北色」なので、窓回りや銘板などラッピングされていない部分
だけは、東北色が見えている。
ロングシート改造車も多い、現在の同線においてラッキーなことに2両とも“原型”
の座席配置を持つ車両だった。こちらはシートモケットはブラウンのもの。
天井の風道部分の形状が少し違うが、車内のよく似た2両での編成である。
そして、只見線運用車の特徴と言えるのが...
【2018年12月5日15時00分】 只見線・第430D列車(キハ40 2085車内)
JR東日本でもローカル線は多くがワンマン運転になっている。キハ40系も多くは
JR化後以降にワンマン化改造されている。もちろん、車内運賃収受式...路線バスの
ようなタイプの整理券式ワンマンである。
もちろん、この2両も小牛田配置時代にはワンマン運転も行われており...。
ただ、只見線は全列車が車掌乗務で運転されており。通学の高校生は大抵が定期券、
その他の旅客の数を考えても、ワンマンでも十分だろうが、自然環境の厳しさも
あって、万一の場合のためにも、運転士さんだけではなく2人乗務になっている...
とか、路線長がある割に列車本数が少なく、各駅にワンマン対応の設備(ミラー等)
を設置して維持管理するコストを考えればワンマン化のメリットが無いとか...
さらには、「できれば、早いうちに廃線にしたいから設備投資を控えている」とか、
諸説あるのだが、只見線はワンマン化の対象になっておらず。
<鉄>としては嬉しいのだが...
乗務員室ドア上に掲げられた運賃表示器は目隠しがされ、運賃箱は使用停止に
なっており。(ワンマン化でドアを撤去しており、仕切りとして残されている)
【2018年12月5日15時00分】 只見線・第430D列車(キハ40 2085車内)
そして、只見線の列車は基本的にドアは「半自動扱い」になっている。
駅に停車して車掌さんが鎖錠解除、そうするとランプが点灯する。その間、ボタンで
自分でドアを開け閉めして乗り降りするタイプ。本来はドアノブを持って、普通に
ドアを開けるタイプが多かったのだが、鉄道車両のドアというのは意外と重く、
最近ではボタン式がフツーになっている。ちなみに、ホンのわずかながらボタンの
設置が行われておらず、従来通り「ドアは手で開けて下さい」の車両もある。
マニアックなところでは、只見線沿線には列車無線の通じない区間があるため、
会津若松配置のキハ40形には屋根上に衛星携帯電話のアンテナが設置されている。
駅で停車中のキハを撮った写真、よ~~く見ると「Docomo」のロゴが入った灰色の
円筒形のアンテナが確認できる。
というわけで、このキハの4人ボックスシートでくつろいでいた<変態鉄>だった。
…… ……
17時近くになると日も暮れて、外は真っ暗になる。会津盆地は既に夜になっていた。
終点・会津若松駅には17:19着。
【2018年12月5日17時12分】 只見線・会津若松駅
とりあえず、ここまで乗ってきたキハをISO3200まで上げて手持ちでスナップ。
只見線の列車は会津若松駅では、4番ホームに発着する。4番ホームから改札口への
跨線橋は列車の後ろ側、七日町側にあるのだが...
なぜか、行き止まりとなる反対側のホーム端へと歩き始めた<変態鉄>である。
そう、ちょっと楽しみにしていたことがあって...。
【2018年12月5日17時13分】 只見線・会津若松駅
振り向けば車庫...郡山総合車両センター会津若松派出が見えるわけで。
すでに真っ暗、でも、煌々とヘッドライトが...
出庫前の点検が終わり、キハが動きださんとしているのである。
夕方の退勤ラッシュの時間帯を迎え、只見線の列車も...、次の列車は17:41発の
会津坂下ゆきである。駅撮りながら、その編成写真を。
10月の訪問時に撮っていたので、だいたい分かっていた。
3番ホームから、17:23発の喜多方ゆき普通電車が発車すると、入れ替わりにキハが
入線してくる...はずなのである。
【2018年12月5日17時17分】 磐越西線・会津若松駅
でも、先ほど降りてすぐにキハを撮ったときから、その“異変”を感じていた。
自分の乗ってきた第430D列車の会津若松駅到着は17:19、この時点で発車4分前に
なっている喜多方ゆきだが、隣のホームに見えているE721系は、ヘッドライトも
LED式の前面行き先表示器も消灯したままだった。
そちらは、しばらくして点灯したのだが...
「やはりっ!!」
駅の構内放送が入るのである。
「17:23発の喜多方ゆきは車両に不具合が見つかったため、発車を見合わせて...」
車両センターから駆けつけたのだろうか、作業服姿の人たちが運転室に乗り込んで。
運転士さんもホームに降り、助役さん(?)も駆けつけて...
「喜多方ゆきですが、準備ができ次第、車両交換して運転する予定です...」
ということで、17:41発の会津坂下ゆき...<変態鉄>の被写体は入線する予定の
ホームが塞がっており...
さらに放送が入って。会津坂下ゆきの発車を4番ホームに変更するとのこと。
大急ぎで、<変態鉄>は3番ホームへと移動したのだった。
【2018年12月5日17時25分】 只見線・会津若松駅
現行ダイヤでは「会津坂下ゆき」というのは、夕方のこの1本だけ。
普段は3番ホームからの発車である。4番ホーム発の会津坂下ゆきというのは
珍しいシーンなのである。しかも、入線前に発車してしまう喜多方ゆきと並んで。
でも、本当は、撮りたかったのはキハ40形とE721系の並び...では無かった。
この会津坂下ゆき、実は翌朝、会津川口発の朝一番の上り列車の送り込みを兼ねて
4両編成で出庫してきた編成なのである。
会津若松 → 会津坂下 → 会津若松 → 会津川口
と走って、今夜は会津川口駅で滞泊、翌朝の一番列車で会津若松へと戻ってくる。
ちなみに、そこで1両切り離されて、3両編成で会津川口へと向かう姿を
第1只見川橋梁で俯瞰したのであって。只見線の車両運用も分かってきた。
「東北色」のキハの4両編成を撮りたかった...
そんなときだった。喜多方ゆき電車の修理が済んだみたいで。
「まもなく発車」のアナウンス。いったんカメラを仕舞ってホームの中央に下がり。
10分少々の遅れで、E721系電車が出発すると4両のキハが。
【2018年12月5日17時29分】 只見線・会津若松駅
もう発車まであとわずか。無我夢中でレリーズスイッチを押して。
誰も居なくなったのを良いことに、3番ホームを走って移動して...
【2018年12月5日17時31分】 只見線・会津若松駅
ホーム有効長の違いから、普段の4番ホーム発の場合は列車の後ろ側からしか
撮ることができないのだが、長い3番ホームから4番ホームの列車を撮ると、
前後どちらからでも撮れるのである。
「業務連絡、改札を男性のお客様1名通過、学生さんです」
急遽、ホームが変更され、階段の上り下りが必要になって...
学校帰りの高校生たちもちょっと焦り気味。<変態鉄>も必死でEOSくんの
ファインダーを覗きながら構図を微調整して...
ちょっとだけ貴重なシーンを撮ることができたのだった。
さぁ、いよいよ明日は最終日。一応、「曇り」予報だが...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
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