晩秋の只見線を撮りに(7)最後の朝は... [会津・越後のキハ[只見・磐越西線]]
年末になって、スゴい話題が!?
以前、ご紹介した「ことでん」、高松琴平電鉄の1080形を、そのオリジナル...
京急1000系時代のバーミリオンに白帯の塗色に復元しようというプロジェクトは
その費用、1,500万円をクラウドファンディングで...
というのを知って、<変態鉄>も2回に渡って微力ながら協力して。
All or nothing形式、ということで、21日23時までに1,500万円集まらないと...
<変態鉄>のクレジットカードからも引き落とされないわけで(笑)。
達成して欲しいような、欲しくないような...
まさにアンビバレントな気持ちで過ごしていたのである。
自分が協力させてもらった時点で2割ほどの達成率、長らく3割のところで低迷、
「もう無理かなぁ...」と勝手にそう思っていた。
昨日、サイトを確認したときも70%ほどのところだったと思うのだが...
…… ……
ということで、来年も「ことでん」、高松琴平電鉄に出撃する機会が増えそう。
こんなことになるのなら、京急で走っていたときに一度でも撮りに行っておけば
良かったものの...
あの頃は撮ろうとも思わなかった。いつの間にか、その姿を見なくなって...
【2017年12月17日13時20分】 髙松琴平電鉄琴平線・円座-一宮(後追い)
「ことでん」で再会することになるとは思っても居なかったわけで。
【2018年5月5日9時48分】 高松琴平電鉄琴平線・三条-太田(後追い)
京急の羽田アクセスの広告ラッピングで、ちょっと違った形で。現行の京急色の
ラッピングを施された編成が...
でも、やはり、「これはちょっと違う」という思いがあったというのも確かで。
【2017年12月17日11時35分】 高松琴平電鉄琴平線・滝宮-羽床
レトロ電車を撮りたいのは間違いないのだが、それ以外にも「撮りたい車両」が
登場してきて。2019年は讃岐の地への出撃が増えそうな気がするのである。
さてさて。
引き続き、今月初めの只見線撮影記。いよいよ最終日を迎えるのだが...
2018年12月6日(木)曇り
前夜、ホテルに戻って確認した翌日の天気予報は「曇りのち雨」、会津地方は
午後から雨になる...とのことで。何とか、降り始めが遅くなって欲しいと願いつつ。
でも、悩みはもう1つあったのだ。
今回、<変態鉄>が宿泊したホテル、かつては旅館だったのだろうか。
大手チェーンなどとは全然違って、温かみのある雰囲気で。大浴場もあって、
過ごしやすかったのは間違いないのだが、悩みが1つ。
それは、深夜帯はフロントが無人になること。フロントが開くのが朝6時。
早朝出発の場合は、真っ暗な中、フロントに置かれた箱に鍵を入れて出発する。
ということは...
そう、荷物を預けることができない...ことに気づいて焦りだしていた<変態鉄>。
フロントと交渉を重ねて。部屋にバッグを置いたままチェックアウトさせてもらい、
清掃の時に、そのカバンをフロントに引き上げてもらう...ということで、最終的に
合意に達したのだが...
さぁ、最後の朝は...
5時半過ぎにホテルを出発。距離で言えば七日町駅の方が近いのだが、この朝は
会津若松駅に向かったのである。歩いて10分少々。
改札口から磐越西線の頭端式ホームのところを通って...
【2018年12月6日5時39分】 只見線・会津若松駅
前日、会津川口から乗ってきたのと同じ2両編成である。キハ40 2026号車が前。
「東北色」のキハ、その車内の乗客はわずかだった。
少し時間に余裕があったので...
【2018年12月6日5時41分】 只見線・会津若松駅
反対側、後ろ側はラッピング車のキハ40 2085号車である。
というわけでキハの車内に。旅行客が数名程度、通学の高校生たちは西若松駅で
ドッと乗り込んでくるのも、いつも通り。
基本的に前日の再現なのだが...、違いと言えば会津坂下を出発しても車窓に
雨は当たらないこと。
「降り出さないで...」と、まさに祈るような気持ちで過ごしていたのである。
坂下を過ぎると車内は閑散とする。只見川の流れと寄り添うようになると
まもなく、会津宮下駅である。やはり、7時半の到着である(← 当たり前)。
【2018年12月6日7時25分】 只見線・会津宮下駅
昨日との違い。それはキハの塗色、そして、ISO値を上げなくても手持ちで写真を
撮れるだけの明るさがあったこと。2度目の訪問となれば、ちょっとは落ち着いて
周囲を見渡す余裕もできるわけで。かつては機関車駐泊所があったと思われる構内、
「蒸機時代の遺構発見っ!!」とカメラを向けてみたら。
【2018年12月6日7時24分】 只見線・会津宮下駅
崩壊して自然に還ろうとしている、給炭設備(?)の遺構にカメラを向けたつもりが
その左隣には、目を凝らせば、これは転車台(ターンテーブル)の跡では!?
あるいは、周囲の雑草を刈って、掘り起こせばターンテーブルが“出土”するかも
知れないのだが...、どうなのだろうか。ささやかながら観光資源となりそう。
上り列車が先発するわけで...
【2018年12月6日7時24分】 只見線・会津宮下駅
必ず駅員さんがホームに立って列車を見送る風景が見られるのも、只見線の特徴。
上下のキハが停車して駅が賑わう時間もホンのわずか。
【2018年12月6日7時28分】 只見線・会津宮下駅(後追い)
上り第424D列車に続いて、<変態鉄>が乗ってきた第423D列車が会津川口に向けて
発車すると、駅は再び静寂に包まれるのである。
この朝、会津宮下駅で降りたのは自分の他に
大きなキャリーバッグを引いた、Kの国のカップルだろうか...
ということで8時過ぎの町営バスには、この朝は3人で。
それにしても、ヒールを履いてキャリーバッグを引いて俯瞰スポットに登ろう
というのも無謀な...、と余計な心配もしてみたくなるわけで。
それにしても、鉄橋を渡るローカル列車を見下ろせる...だけ、といったら失礼だが
でも、そんな場所にも海外から観光客がやって来る...というのは何だか意外。
…… ……
8時にバスがやって来て。昨日と同じバスである。
【2018年12月6日9時48分】 福島県大沼郡三島町大字川井付近
やはり、ちょうど5分で「道の駅 尾瀬街道みしま宿」に到着するのである。
【2018年12月6日9時54分】 福島県大沼郡三島町大字川井付近
でも、2度目というのは油断に繋がるのである。喜び勇んで急な階段を上り始めて
しばらくしてから気づくのだった。
「あっ、帰りのバスの予約を忘れた!!」
列車の通過は9:17頃、でも、帰りのバスは予約制での運行で、その締切時刻は
9時ちょうどという悩ましい設定。やむなく、いったん登ったところを...
「道の駅」のレジに戻って予約の申込用紙を書いて。
再び、ビューポイント「C」を目指すのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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以前、ご紹介した「ことでん」、高松琴平電鉄の1080形を、そのオリジナル...
京急1000系時代のバーミリオンに白帯の塗色に復元しようというプロジェクトは
その費用、1,500万円をクラウドファンディングで...
というのを知って、<変態鉄>も2回に渡って微力ながら協力して。
All or nothing形式、ということで、21日23時までに1,500万円集まらないと...
<変態鉄>のクレジットカードからも引き落とされないわけで(笑)。
達成して欲しいような、欲しくないような...
まさにアンビバレントな気持ちで過ごしていたのである。
自分が協力させてもらった時点で2割ほどの達成率、長らく3割のところで低迷、
「もう無理かなぁ...」と勝手にそう思っていた。
昨日、サイトを確認したときも70%ほどのところだったと思うのだが...
…… ……
ということで、来年も「ことでん」、高松琴平電鉄に出撃する機会が増えそう。
こんなことになるのなら、京急で走っていたときに一度でも撮りに行っておけば
良かったものの...
あの頃は撮ろうとも思わなかった。いつの間にか、その姿を見なくなって...
【2017年12月17日13時20分】 髙松琴平電鉄琴平線・円座-一宮(後追い)
「ことでん」で再会することになるとは思っても居なかったわけで。
【2018年5月5日9時48分】 高松琴平電鉄琴平線・三条-太田(後追い)
京急の羽田アクセスの広告ラッピングで、ちょっと違った形で。現行の京急色の
ラッピングを施された編成が...
でも、やはり、「これはちょっと違う」という思いがあったというのも確かで。
【2017年12月17日11時35分】 高松琴平電鉄琴平線・滝宮-羽床
レトロ電車を撮りたいのは間違いないのだが、それ以外にも「撮りたい車両」が
登場してきて。2019年は讃岐の地への出撃が増えそうな気がするのである。
さてさて。
引き続き、今月初めの只見線撮影記。いよいよ最終日を迎えるのだが...
2018年12月6日(木)曇り
前夜、ホテルに戻って確認した翌日の天気予報は「曇りのち雨」、会津地方は
午後から雨になる...とのことで。何とか、降り始めが遅くなって欲しいと願いつつ。
でも、悩みはもう1つあったのだ。
今回、<変態鉄>が宿泊したホテル、かつては旅館だったのだろうか。
大手チェーンなどとは全然違って、温かみのある雰囲気で。大浴場もあって、
過ごしやすかったのは間違いないのだが、悩みが1つ。
それは、深夜帯はフロントが無人になること。フロントが開くのが朝6時。
早朝出発の場合は、真っ暗な中、フロントに置かれた箱に鍵を入れて出発する。
ということは...
そう、荷物を預けることができない...ことに気づいて焦りだしていた<変態鉄>。
フロントと交渉を重ねて。部屋にバッグを置いたままチェックアウトさせてもらい、
清掃の時に、そのカバンをフロントに引き上げてもらう...ということで、最終的に
合意に達したのだが...
さぁ、最後の朝は...
5時半過ぎにホテルを出発。距離で言えば七日町駅の方が近いのだが、この朝は
会津若松駅に向かったのである。歩いて10分少々。
改札口から磐越西線の頭端式ホームのところを通って...
【2018年12月6日5時39分】 只見線・会津若松駅
前日、会津川口から乗ってきたのと同じ2両編成である。キハ40 2026号車が前。
「東北色」のキハ、その車内の乗客はわずかだった。
少し時間に余裕があったので...
【2018年12月6日5時41分】 只見線・会津若松駅
反対側、後ろ側はラッピング車のキハ40 2085号車である。
というわけでキハの車内に。旅行客が数名程度、通学の高校生たちは西若松駅で
ドッと乗り込んでくるのも、いつも通り。
基本的に前日の再現なのだが...、違いと言えば会津坂下を出発しても車窓に
雨は当たらないこと。
「降り出さないで...」と、まさに祈るような気持ちで過ごしていたのである。
坂下を過ぎると車内は閑散とする。只見川の流れと寄り添うようになると
まもなく、会津宮下駅である。やはり、7時半の到着である(← 当たり前)。
【2018年12月6日7時25分】 只見線・会津宮下駅
昨日との違い。それはキハの塗色、そして、ISO値を上げなくても手持ちで写真を
撮れるだけの明るさがあったこと。2度目の訪問となれば、ちょっとは落ち着いて
周囲を見渡す余裕もできるわけで。かつては機関車駐泊所があったと思われる構内、
「蒸機時代の遺構発見っ!!」とカメラを向けてみたら。
【2018年12月6日7時24分】 只見線・会津宮下駅
崩壊して自然に還ろうとしている、給炭設備(?)の遺構にカメラを向けたつもりが
その左隣には、目を凝らせば、これは転車台(ターンテーブル)の跡では!?
あるいは、周囲の雑草を刈って、掘り起こせばターンテーブルが“出土”するかも
知れないのだが...、どうなのだろうか。ささやかながら観光資源となりそう。
上り列車が先発するわけで...
【2018年12月6日7時24分】 只見線・会津宮下駅
必ず駅員さんがホームに立って列車を見送る風景が見られるのも、只見線の特徴。
上下のキハが停車して駅が賑わう時間もホンのわずか。
【2018年12月6日7時28分】 只見線・会津宮下駅(後追い)
上り第424D列車に続いて、<変態鉄>が乗ってきた第423D列車が会津川口に向けて
発車すると、駅は再び静寂に包まれるのである。
この朝、会津宮下駅で降りたのは自分の他に
大きなキャリーバッグを引いた、Kの国のカップルだろうか...
ということで8時過ぎの町営バスには、この朝は3人で。
それにしても、ヒールを履いてキャリーバッグを引いて俯瞰スポットに登ろう
というのも無謀な...、と余計な心配もしてみたくなるわけで。
それにしても、鉄橋を渡るローカル列車を見下ろせる...だけ、といったら失礼だが
でも、そんな場所にも海外から観光客がやって来る...というのは何だか意外。
…… ……
8時にバスがやって来て。昨日と同じバスである。
【2018年12月6日9時48分】 福島県大沼郡三島町大字川井付近
やはり、ちょうど5分で「道の駅 尾瀬街道みしま宿」に到着するのである。
【2018年12月6日9時54分】 福島県大沼郡三島町大字川井付近
でも、2度目というのは油断に繋がるのである。喜び勇んで急な階段を上り始めて
しばらくしてから気づくのだった。
「あっ、帰りのバスの予約を忘れた!!」
列車の通過は9:17頃、でも、帰りのバスは予約制での運行で、その締切時刻は
9時ちょうどという悩ましい設定。やむなく、いったん登ったところを...
「道の駅」のレジに戻って予約の申込用紙を書いて。
再び、ビューポイント「C」を目指すのだった。(つづく)
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