富山地鉄 デキ12021号 貸切撮影会(4)箸休め?? 14722編成 [雷鳥色の電車たち[富山地鉄]]
こういう趣味をしていると、よく言われる...、自分でも何度も実感しているコトバ。
「『いつか撮ろう!!』ではダメ」ということ。
【2015年12月20日8時47分】 NH531便機内
大型連休にも「ことでん」を撮りに高松に行ってきたのは既報の通り。
そのとき、高松空港にこの機体がいるのを確認していた。
ただ、この機体、次回は高松空港で見ることができないらしい。
というのも、国が所管する地方空港の民営化が進む中で髙松空港もその1つに。
コレに伴い、この機体の高松空港での保管が困難になったと言うことで、なんでも
「のと里山空港」(に隣接する学校施設??)に移されるのだとか...
自衛隊ではいまでも現役で運用されているYS-11型機だが、日本国内で民間所有の
同型機というのは非常に貴重なものであり。
「能登なら富山から近くなって良いじゃ無い!?」と、言われそうだが...
…… ……
「のと里山空港」というのは定期運航でANA便が羽田から飛んでいる。一度だけ
利用したことがあったのだが...
「よく、こんな場所に空港をつくったなぁ...」
と、思ってしまいたくなるほど交通が不便な場所。一番、妥当なルートは金沢からの
高速バス利用だろうか!?
何でも、今日、11日にその移転のためのフライトが予定されているのだとか。
ちょっと見に行きたい気もするが...(← 仕事っ!!)
※ おことわり ※
この記事には「デキ12021号 貸切撮影会」に参加して撮影した写真が含まれます。
よって、事情により、この記事では写真の撮影時刻・場所等の記載を省略します。
なお、この撮影会は、ある団体が企画したものであり、富山地方鉄道が主催した
イベントではありません。したがって、撮影会の詳細に関して地鉄に問合せなどは
絶対にしないようにお願いいたします。
また、この記事の写真には、通常では撮影による立ち入りが認められない場所で
許可を得て撮影した写真や、通常の運行ではあり得ない場面が含まれます。
さて、引き続き、4月某日の「富山地鉄 デキ12021号貸切撮影会」の話題。
ピンク色の電気機関車が“主役”だが、期せずして、その“露払い”を務めてくれた
モハ14722-クハ172編成、普段、富山地鉄を訪れたときに、いつも狙っている編成。
以前、こちらの記事でご紹介したのだが、
製造は、1962年(昭和37年)日本車輌である。
地鉄(鉄道線)の旅客車としては、最古参の電車となった。この“2枚窓”こそ、
<変態鉄>の中での「正しい地鉄電車」の顔。
電鉄富山・宇奈月温泉側が制御電動車「モハ14722」、
立山・上市側が制御車「クハ172」の2両編成である。
(本線は上市駅で方向転換するので表現が難しいのである。)
前から見るとオデコの車番以外はほぼ同じように見えるのだが...
同時に製造されて、ずっとペアを組んでいるのに、2両は側面から見れば全く違う。
まず、ぱっと見に分かるくらい、クハの方が車体長が短いのである。
2枚上の写真はクハ172側から、この写真はモハ14722側から撮った写真。
側面は2扉、車端部を除いて臙脂色のモケットの転換クロスシートが、ズラッと並び。
地方私鉄がいまだ地方都市の交通の中心であった時代を感じさせてくれる。
その側面の違いは、運転台直後の窓配置に現れている。クハの“寸詰まり感”が...
この車両、56年前の新製時、設計は2両編成、でも、製造段階になって急遽3両編成に
設計を変更。さらにわずか数年で中間付随車サハ222に運転台を取り付けて「クハ」化
することになって...、中間車の車端部に運転台部分を接合したとされる。
富山平野を走ってきた地鉄立山線が、一気に山岳路線へと姿を変える転換点になる、
この駅。映画のロケ地にもなった、この駅で運行ダイヤの都合上、デキホキ編成が
しばらく停車するということで、駅前にバスを停めて入場券を買って。
ホームの向かい側に残っているのは変電所の建物だっただろうか!?
そんなホームで発車の時を待つ、デキ12021号をスナップ。
そのとき、隣のホームに入ってくる普通電車が、お目当ての編成では無いか...
ということになって。急遽、そちらに“転戦”。
「やはり!!」
複雑怪奇な地鉄電車の運用、新幹線開業前のダイヤまでは、
「30運用」(京阪から来た“かぼちゃ電車”が主体の普通電車中心の運用)
「60運用」(地鉄生え抜きの14760形“だいこん電車”主体の特急を含む運用)
の区別がハッキリしていて、14722編成は前者のグループに組み込まれていた。
いまも、この運用区別はあるようだが、エリア特急「くろべ」や特急「立山」の設定で
特急運用も増加し、「30運用」の10030形や、この14722編成も大型ヘッドマークを
掲げて走る姿が紹介されるようになり...、
もう、<変態鉄>のアタマでは到底ついていけなくなっているのである。
自分ひとりなら絶対に分からなかったこと。集団行動の貸切撮影会ならでは...
なのである。
「日本海みそ」「ホクセイアルミ」「銀盤酒造」が富山地鉄の駅ホーム広告看板の
ベスト3だろうか!? (← きわめてテキトーな発言)
昔ながらの石積みのホーム、その地鉄らしい広告看板をどうしても画面に入れたかった。
この駅で折返しの区間運用に入っていた。
ということでヘッドライトが灯ったところで編成写真を。
“還暦”が近づいてきた同車、“いつまでも、あると思うな...”なのである。
見かけた限りは、撮れるカットはできるだけ撮っておくべきなのである。
そして、<変態鉄>お気に入りのカットはこちら。
富山地鉄の駅、ホーム端の2~3メートル分だけの極めて短い上屋がある駅が多い。
石積みホームに木製上屋、そして懐かしさを感じさせる駅名板。
そこに停まる56年間、地鉄生え抜きで活躍中の14722編成。う~ん、堪らん。
雨に濡れるレール面も良い感じ。こういうカットは、晴れた日より、どんより曇った
日に撮るのも嫌いでは無い。
クハ172号車の後ろ姿を撮っていると、集合時刻が近づいてきた。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村
「『いつか撮ろう!!』ではダメ」ということ。
【2015年12月20日8時47分】 NH531便機内
大型連休にも「ことでん」を撮りに高松に行ってきたのは既報の通り。
そのとき、高松空港にこの機体がいるのを確認していた。
ただ、この機体、次回は高松空港で見ることができないらしい。
というのも、国が所管する地方空港の民営化が進む中で髙松空港もその1つに。
コレに伴い、この機体の高松空港での保管が困難になったと言うことで、なんでも
「のと里山空港」(に隣接する学校施設??)に移されるのだとか...
自衛隊ではいまでも現役で運用されているYS-11型機だが、日本国内で民間所有の
同型機というのは非常に貴重なものであり。
「能登なら富山から近くなって良いじゃ無い!?」と、言われそうだが...
…… ……
「のと里山空港」というのは定期運航でANA便が羽田から飛んでいる。一度だけ
利用したことがあったのだが...
「よく、こんな場所に空港をつくったなぁ...」
と、思ってしまいたくなるほど交通が不便な場所。一番、妥当なルートは金沢からの
高速バス利用だろうか!?
何でも、今日、11日にその移転のためのフライトが予定されているのだとか。
ちょっと見に行きたい気もするが...(← 仕事っ!!)
※ おことわり ※
この記事には「デキ12021号 貸切撮影会」に参加して撮影した写真が含まれます。
よって、事情により、この記事では写真の撮影時刻・場所等の記載を省略します。
なお、この撮影会は、ある団体が企画したものであり、富山地方鉄道が主催した
イベントではありません。したがって、撮影会の詳細に関して地鉄に問合せなどは
絶対にしないようにお願いいたします。
また、この記事の写真には、通常では撮影による立ち入りが認められない場所で
許可を得て撮影した写真や、通常の運行ではあり得ない場面が含まれます。
さて、引き続き、4月某日の「富山地鉄 デキ12021号貸切撮影会」の話題。
ピンク色の電気機関車が“主役”だが、期せずして、その“露払い”を務めてくれた
モハ14722-クハ172編成、普段、富山地鉄を訪れたときに、いつも狙っている編成。
以前、こちらの記事でご紹介したのだが、
製造は、1962年(昭和37年)日本車輌である。
地鉄(鉄道線)の旅客車としては、最古参の電車となった。この“2枚窓”こそ、
<変態鉄>の中での「正しい地鉄電車」の顔。
電鉄富山・宇奈月温泉側が制御電動車「モハ14722」、
立山・上市側が制御車「クハ172」の2両編成である。
(本線は上市駅で方向転換するので表現が難しいのである。)
前から見るとオデコの車番以外はほぼ同じように見えるのだが...
同時に製造されて、ずっとペアを組んでいるのに、2両は側面から見れば全く違う。
まず、ぱっと見に分かるくらい、クハの方が車体長が短いのである。
2枚上の写真はクハ172側から、この写真はモハ14722側から撮った写真。
側面は2扉、車端部を除いて臙脂色のモケットの転換クロスシートが、ズラッと並び。
地方私鉄がいまだ地方都市の交通の中心であった時代を感じさせてくれる。
その側面の違いは、運転台直後の窓配置に現れている。クハの“寸詰まり感”が...
この車両、56年前の新製時、設計は2両編成、でも、製造段階になって急遽3両編成に
設計を変更。さらにわずか数年で中間付随車サハ222に運転台を取り付けて「クハ」化
することになって...、中間車の車端部に運転台部分を接合したとされる。
富山平野を走ってきた地鉄立山線が、一気に山岳路線へと姿を変える転換点になる、
この駅。映画のロケ地にもなった、この駅で運行ダイヤの都合上、デキホキ編成が
しばらく停車するということで、駅前にバスを停めて入場券を買って。
ホームの向かい側に残っているのは変電所の建物だっただろうか!?
そんなホームで発車の時を待つ、デキ12021号をスナップ。
そのとき、隣のホームに入ってくる普通電車が、お目当ての編成では無いか...
ということになって。急遽、そちらに“転戦”。
「やはり!!」
複雑怪奇な地鉄電車の運用、新幹線開業前のダイヤまでは、
「30運用」(京阪から来た“かぼちゃ電車”が主体の普通電車中心の運用)
「60運用」(地鉄生え抜きの14760形“だいこん電車”主体の特急を含む運用)
の区別がハッキリしていて、14722編成は前者のグループに組み込まれていた。
いまも、この運用区別はあるようだが、エリア特急「くろべ」や特急「立山」の設定で
特急運用も増加し、「30運用」の10030形や、この14722編成も大型ヘッドマークを
掲げて走る姿が紹介されるようになり...、
もう、<変態鉄>のアタマでは到底ついていけなくなっているのである。
自分ひとりなら絶対に分からなかったこと。集団行動の貸切撮影会ならでは...
なのである。
「日本海みそ」「ホクセイアルミ」「銀盤酒造」が富山地鉄の駅ホーム広告看板の
ベスト3だろうか!? (← きわめてテキトーな発言)
昔ながらの石積みのホーム、その地鉄らしい広告看板をどうしても画面に入れたかった。
この駅で折返しの区間運用に入っていた。
ということでヘッドライトが灯ったところで編成写真を。
“還暦”が近づいてきた同車、“いつまでも、あると思うな...”なのである。
見かけた限りは、撮れるカットはできるだけ撮っておくべきなのである。
そして、<変態鉄>お気に入りのカットはこちら。
富山地鉄の駅、ホーム端の2~3メートル分だけの極めて短い上屋がある駅が多い。
石積みホームに木製上屋、そして懐かしさを感じさせる駅名板。
そこに停まる56年間、地鉄生え抜きで活躍中の14722編成。う~ん、堪らん。
雨に濡れるレール面も良い感じ。こういうカットは、晴れた日より、どんより曇った
日に撮るのも嫌いでは無い。
クハ172号車の後ろ姿を撮っていると、集合時刻が近づいてきた。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村
コメント 0