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ゴーニーの日。そして昨日のお出かけ(空振りっ!!) [東京鐵話]

明日から、高松。「ことでん」へと出撃する<変態鉄>、一足早く、荷物だけクロネコ
によって讃岐の地へと旅立っていった。

富山地鉄のデキホキ撮影会の話題もアップしたのだが、やはり、連続でアップできる
日程で、と考えて、来週、高松から帰ってから記事を書こうと考えている。

さて、日付変わって5月2日。そう、“ゴーニー”の日である。

<変態鉄>にとっての“ゴーニー”とは「キハ52形式ディーゼル動車」、
いすみ鉄道で頑張っている125号車は1965年(昭和40年)製の“老雄”である。
山岳ローカルに用いるために2基エンジン車として製造された仲間。国鉄 → JR時代は
北陸地方での活躍が長かった。その最後の活躍の場になったのは大糸線。

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【2004年8月】 北陸本線(当時)・呉羽-富山

その活躍末期、糸魚川鉄道部のキハ52形はわずか3両の小所帯。
富山で「ボンたか」(注)を撮ろうと向かう途中、あくまで“移動手段”として乗った
キハ52 115号車。夜行快速「ムーンライト信州」で白馬へ、そこから眠い目を
こすりながら乗り換えた快速電車で南小谷、ここでしばらく待つとキハ52が来るはず...

(注)「ボンたか」:越後湯沢-金沢間を結んだ新幹線接続特急が「はくたか」。白い車体の681・683系に統一された後も臨時列車では、JR西日本金沢支社配置の489系「能登」編成が登板することもあった。国鉄特急色、両先頭車がボンネット型、「ボンたか」と呼ばれ当時の<鉄>の注目の的。ひとたび、これが走るとなるとカメラの砲列ができた。
……  ……

大糸線を走っていたキハ52形は、分割民営化当初、敦賀運転所にあって越美北線の運用を
受け持っていた。ワンマン化改造などと合わせて白地に緑色のラインの入った塗色に
変更されており、引き続き、転属先の糸魚川鉄道部でも「越美北線色」のまま活躍、
いつの間にか、それが「大糸線色」と呼ばれるようになっていた。

この日も、白地に緑色の車体のキハが来るとばかり。その様子をスナップすべく
南小谷駅のホーム端に...

でも...

「違うっ!!」、近づいてくるキハの姿、その何かが違うのである。

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【2004年8月】 大糸線・南小谷駅

そう、車体塗色が朱色にクリーム色の“国鉄一般型気動車色”なのである。
そんなこと、ノーチェックだった自分、喜ぶというより「何が起きたか分からない」
といった感じ。まさに叫びだしそうなくらい、コーフンしたのである。

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【2004年8月】 大糸線・南小谷駅

折返し作業のため下りてきた(ワンマン運転)、運転士さんに尋ねてみると、
この直前に塗装変更を行ったとのこと。糸魚川でお披露目の会があったとか
無かったとか...、<徒歩鉄>にとってはアクセスが難しい大糸線。

でも、このとき以来、2010年の引退まで何度も撮りに通うことになったのである。

ちなみに、その糸魚川鉄道部で2010年まで活躍した3両のキハ52、その3両全てが
保存されている、というのも珍しいこと。このときの115号車は津山の扇形庫に、
156号車は糸魚川駅近くの施設に、そして125号車は、いすみ鉄道を走っている。

たかが塗色、されど塗色。<鉄>として車体塗色というのは非常に重要なポイント。


2018年5月1日(火)晴れ

夏を思わせる暑い1日。<変態鉄>、今シーズン初めてTシャツ1枚の軽装でのお出かけ。
向かった先は...

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【2018年5月1日11時11分】 京王線・武蔵野台駅(後追い)

<非鉄>な用件を済ませて、明大前駅から11時前の電車でやって来たのは武蔵野台。
京王線で調布と府中のちょうど中間付近。2つ手前の駅が飛田給。
大阪で「飛田」と言えば違う意味になるそうだが、飛田給は「味の素スタジアム」の
最寄り駅である。

さて、その武蔵野台、駅名の示す通り「武蔵野」らしい風情が残っている。
住宅の間に畑が点在していて、でも、駅前には大きなスーパーがあって。

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【2018年5月1日11時12分】 京王線・武蔵野台駅

そんな武蔵野台駅、実は、車内放送にも京王線電車の車内掲示の路線図にも書かれて
いないのだが、この駅、西武多摩川線の白糸台駅と徒歩数分の距離。
ちなみに、西武多摩川線車内の案内には「京王線乗り換え」と書かれている。
そんな“片思い乗換駅”なのである。

ちょうど3ヶ月ぶりの訪問。前回は「赤電色」になった西武101系を撮りに来た。

そこに今度、新たに加わったのが、オリジナルの黄色にベージュ、
西武101系の本来のオリジナルカラーの編成である。

小学生の頃、母親に、<変態ガキ鉄>、その兄で連れて行ってもらった「としまえん」、
昭和60年前後の話だが、その行き帰りに池袋から乗った電車が、その塗色だった。

……  ……

歴史的経緯もあって、自社の他線との接続が無い西武多摩川線、
白糸台には小ぶりな車庫があって、そこに多摩川線を走る101系がいる。

両端駅入れても6駅、全線単線のミニ路線。白糸台の車庫には4両編成4本が常駐、
その中の3編成が日中の運用に入り、もう1本が予備というか整備を受ける。

はたして...

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【2018年5月1日11時18分】 西武多摩川線・白糸台駅付近

駅に行く前に車庫の方に回ってみれば...

う~ん。ここでこの日の撮影は終了となってしまうのだった。
そう、洗車台に停まってホースで水をかけてもらっているのが、お目当ての編成。
ということは、この日は日中運用に入る予定は無く。嗚呼。空振り!!

まぁ、近々、もう一度来るしか無いのである。あぁ~あ、ついてない。

でも、「悪あがき」。

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【2018年5月1日11時20分】 西武多摩川線・白糸台駅付近

イマドキの西武仕様の駅名板と、懐かしい(本来の)カラーの101系。
101系のベージュ色の塗り分けを省くようになったのは90年代後半からだったような。
(↑ 曖昧な記憶に基づくテキトーな記述。)

<変態鉄>が、この「正しい西武101系」にカメラを向けるのはコレが初。
駅と低いフェンスを隔てた細い道から必死にカメラを向けて。

08_DPP_00003282.JPG
【2018年5月1日11時24分】 西武多摩川線・白糸台駅

簡易改札機にPASMOをタッチして駅構内へ。
この西武多摩川線、以前の記事でも書いたとおり、東京電力の幹線級の送電線の真下に
線路が敷かれており。架線柱も送電線を支える鉄塔も...

もう少し位置がズレていれば、スッキリ撮れるのだが、惜しいところで編成全景が
撮れないような位置に支柱があって。広角側で何とか、編成の姿を。

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【2018年5月1日11時24分】 西武多摩川線・白糸台駅

百葉箱も健在。それと101系の特徴的なフェイスを合わせて。
この個性的な顔立ちこそ、西武101系の後期車(新101系)のシンボル。
最近では窓の上下を黒く塗っていることが多かったが、こちらもオリジナルの
ベージュ色に戻されている。左側(助士席側)窓上の種別表示幕が塞がれているのが
玉に瑕だが、それでも、やはり、何となく懐かしい感じがするもの。

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【2018年5月1日11時34分】 西武多摩川線・白糸台駅

日中は完全に12分ヘッド、こんどやって来た是政ゆきは「赤電」色だった。
架線柱が五月蠅いが、強引に2世代の西武電車の標準色を並べて。

「赤電色」も撮った野川公園入口のあの築堤でもう一度、リベンジである。
近々、行ってきたいと思っている。

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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正民鉄

あるまーきさん、このブログでは初めまして、水臨でお世話になりました。

正民鉄です。
これからもよろしくお願いします。
あっちこっち撮影されてるんですね。

あるまーきさんの行動力には脱帽します。

by 正民鉄 (2018-05-02 23:17) 

あるまーき

正民鉄さん

コメントありがとうございます。お返事が遅くなって申し訳ありません。
会社が休みの日には、できるだけいろいろな路線に行ってみようと動き回っております。

すっかりご無沙汰しております。来月頃までに水島臨海鉄道も撮りに行きたいと思っています。また、現地でご一緒できれば。

こんなブログではありますが、また、ご感想など寄せていただければ幸いです。
by あるまーき (2018-05-03 09:29) 

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