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阪堺モ161形を追った1日(5)さくら!? [ちん電[阪堺電気軌道]]

「おいっ、9時前から撮影していた...という記事なのに、まだ11時じゃねぇ-か!!!」
という、お叱りの声は気にしないことにする。半日間の日帰り撮影の記事を何回、
引っ張るつもりなのか、すでに、このブログの筆者は狂気の沙汰では!? と。

そんなことを思いつつも、まだまだ引っ張るのである。

そんな話題に入る前に。日曜は、本当は房総にキハを撮りに行くつもりだった。
でも、早々に諦めて。東京も昨日の晩から雨風が激しくなって、“出撃”など到底
あり得ない状況になっていた。

というわけで、ネットを見ながらゴロゴロと。

そんなとき、ニュースサイトで気になる記事を見つけたのだが...

・ 前後3時間以内に自社便がある
・ 運航7日前までに予約客に告知を行う

などの条件で「予約客の少ない国内線は欠航にしても良い」という方針を国交省が。
羽田から地方空港へという朝の便など、これに該当してしまう可能性があり、
<変態鉄>としては痛手なのだが...、果たして、青組・赤組の大手キャリアは、
どう対応するのだろうか。「予約客が少ない場合」というのが、どのレベルなのかなど
機材繰りを考えれば、片道だけ欠航という訳にもいかないはずで、意外と適用例は
少ないのかも知れないが、今後の動きがちょっと気になるところ。

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【2018年4月7日8時47分】 東京都大田区・羽田空港国内線第二ターミナル

というわけで、今日のトップ画像は、拙ブログには珍しく赤い方で。
ちなみに“鶴丸”のB787型は主に国際線で使用されており、この件とは関係ない。
たぶん、B737型機あたりが就航している路線が関係してきそうな気がするのだが...

さて、阪堺電車撮影記。
……  ……

2018年4月5日(木)曇り一時晴れ

安立町電停近くでカメラを構えた<変態鉄>、正直言って、この時点で“敗戦処理”。
建ち並ぶ住宅の軒先を掠めて電車が...と、そんな姿を“妄想”してきたのだが、
木の枝が邪魔だったり、踏切回りも足場が無かったりと、もう仕方が無く。

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【2018年4月5日11時11分】 阪堺電軌阪堺線・安立町電停付近

そんな中、金太郎塗装のモ166号車、その通過から1分も開かずに続けてモ164号車。
もしかしたら、住吉では続行状態になっていて鳥居前電停あたりで間隔調整を
していたのかも知れない。2両が運用に入ってくれたのなら、その2両が並ぶシーンが
撮りたいわけだが...

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【2018年4月5日11時12分】 阪堺電軌阪堺線・安立町電停

でも、「青い雲」塗装は撮りたかったうちの1両であることには間違いなく。
この塗色のオリジナルは1973年(昭和48年)頃に登場した立石電機(現・オムロン)の
広告塗装。いまのような広告では無く、この雲塗装の幕板部や車体裾に小さな字で
企業名とコピーを書いていただけの非常に控えめなモノ。

ちなみに、地の色はオレンジ、緑とこの青があり(事情で短期間だけ黄色もあった)、
モ164号車は記録によれば、緑色だったという。

「雲塗装」はたびたび復刻されているので、調子に乗って濃緑色のモ162号車の車体裾に
白い波模様を描いて、先代の「タマノイ酢」広告電車も復刻させてくれないだろうか!?

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【2018年4月5日11時12分】 阪堺電軌阪堺線・安立町電停

モ166号車の時と同じように安立町電停の発着シーンを。
安立町電停は、“阪堺の専用軌道区間標準仕様”ともいえる停留所のつくり。
木製上屋を備えた低いホーム、“電鉄駅”と電停を足して2で割ったような印象である。
わが地元、京王線もそうだが、大手私鉄の幹線系路線でも路面電車から発展して、
姿を変えていって、いまの姿になっているところは少なくない。
大げさに言えば、そんな“進化の過程”を感じさせてくれるような...

でも、そういう「わが国における私鉄発達史に関して」みたいな、難しい話題は
他ブログに譲るとして...。

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【2018年4月5日11時12分】 阪堺電軌阪堺線・安立町-我孫子道(後追い)

発車したモ164号車を、もちろん後追い。
そうしたら、我孫子道電停に到着していたモ166号車の姿が向こうに見えていて。

これまたビミョーな1枚だが、朝の松虫での1枚よりは少しマシな1枚を。
連続する2運用に入ってしまったがために、すれ違いシーンの撮影ができなかったのが
この日、最も心残りだった点である。

……  ……

日中時間帯は完全にパターンダイヤかする阪堺電軌、我孫子道電停を
毎時25分発が恵美須町ゆき、28分発が天王寺駅前ゆき、どちらも片道が20分少々、
数分の停車で折り返してくるとこの2両の順番が逆転するようになっているみたい。
だから、この日のモ161形2両は、

  我孫子道 → 天王寺駅前 → 我孫子道 → 恵美須町 → 我孫子道

を交互に繰り返す運用に入ってしまったみたいで...
こんど、我孫子道を11:25発の恵美須町ゆきが“金太郎”、28分発の天王寺駅前ゆきが
“青い雲”となり、折り返して戻ってくるときには住吉の到着時点で逆転しており、
今度は12時過ぎに“青い雲”→“金太郎”の順番になって戻ってきて、
12:25発が“青い雲”、12:28発が“金太郎”という2時間サイクルのループになって
いるみたいで。これでは住吉以北の区間では2両をまとめて撮ることは絶対にできず。

う~ん、気づいてしまって改めて悩んだのである。どちらも撮りたいが...
まさに“究極の選択”を迫られて。まぁ、撮りたい2両で悩むのも贅沢だが。

……  ……

というわけで、10時台は神ノ木電停でモ166号車を撮ったから、続けて上町線に行けば
すぐにモ164号車“青い雲”が上がって来るわけで。
ちょっと気になるポイントがあって、東天下茶屋電停で下車。

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【2018年4月5日11時12分】 阪堺電軌上町線・東天下茶屋-北畠(後追い)

「おおっ!!」
不意に鳴り出した踏切機、LEDだから写真には写らないが「貸切」表示のモ710号車。
そう、1時間前に神ノ木電停で撮った“パンダ電車”を使ったお花見電車の折返し。
車内では宴会真っ最中だった。

そんな東天下茶屋電停で降りたのは...

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【2018年4月5日11時33分】 阪堺電軌上町線・北畠-東天下茶屋(後追い)

北畠電停との中間付近(というか、歩いてみたら北畠の方が近かった)にサクラの木が
あるのが以前から気になっていた。かつて某鉄道誌の路面電車特集で、そのサクラの
下をゆくモ161形が扉ページの写真に使われていたことがあって。

朝方、車内から見た感じでは緑色が混じり始めているもののギリギリセーフかと...
この「堺トラム」の6分後に来るのがモ164号車の筈。背後のマンション(?)をカット、
サクラを残しつつ、あべのハルカスも気になって...

写真のイロハでもあるのが「構図は引き算」だが、盛り込みすぎて失敗するのは
<変態鉄>にとってはいつものパターン。写真右上のケーブルをどう処理するか...

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【2018年4月5日11時39分】 阪堺電軌上町線・北畠-東天下茶屋(後追い)

迷っているうちに、モ164号車はやって来てしまった。
サクラは思っていたより葉っぱが目立ってしまって...、アウトなのかセーフなのか...
これを<サクラ鐵>に認めるべきかどうかは非常に悩ましいところ。
皆さんのご意見もぜひ伺いたい。そして、できれば、来シーズンにでも、
再チャレンジしてみたい。

このまま、折り返してくるモ164号車を撮っても良かったのだが、でも...

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【2018年4月5日12時07分】 阪堺電軌阪堺線・塚西-東粉浜

恵美須町から戻ってくるはずの“金太郎塗り”を捕捉すべく向かったのは...(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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