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2月14日の西武線。(4=最終回)そこには「有楽町線」があった。 [東京鐵話]

働くようになって分かったこと。
外から見て「忙しいんだろうなぁ」と思われそうなとき、
当の働いている本人からすれば「忙しさのピークは過ぎた」と思っていることが多い。
「銀行員は毎日15時で勤務上がり」というわけでも無さそう。お店屋さんで
働いている人だって、営業時間 = 勤務時間 というわけでも無い訳で。

<変態鉄>にとって“ニハチ”と言えばキハ28形(→ こちら)。でも、世間で「ニハチ」
と言えば「2月と8月」の意味で使うことが少なくない。販売業などでは、ちょっと
ピークを過ぎて落ち着いている時期、という意味だろうか。

自分の業種...というか、自分がいま担当している業務は1月末から2月アタマにかけて
忙しさのピークがやってくる。つまり、いまこそ、それが終息に向かっている状況で。

となれば...

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【2011年10月24日8時51分】 阪堺電軌阪堺線・住吉電停

この電車を撮りに3日くらい大阪に出かけようかと検討していたのだが...

昨日の晩あたりから、何だか体調が優れなくて。
火曜の体調をみて、予約するかどうかを考えたいと思っている。
でも、そうでなければ、再び迫り来るのが拙ブログの“ネタ切れ”。実に悩ましい。

と言うわけで、14日の西武線の話題、最終回。

……  ……

自分だって<鉄>の端くれとして、学生時代は「鉄道全路線制覇」を目標にしていた
こともあった。大学生の頃、覚え立ての表計算ソフトでJR、民鉄の全路線のデータを
入力して、どれくらい乗車したか、などを記録していた。

出かけるときも、できるだけ周辺の“未乗区間”に立ち寄ることができるように考えた。
でも、<撮り鉄>が中心になってくると、拙ブログでもご紹介の通り、出撃先の路線が
非常に偏ってしまって。最近では狙って乗りに行くということはしていない。

でも、西武線の中に、自分にとっての“未乗区間”だと自信をもってそう言える区間が
あった。帰り道、来た時と同じように保谷からの路線バスで帰るのも“芸が無い”と
思って。撮影地の「保谷7号」踏切からは、むしろ、ひばりヶ丘駅の方が近くて。


2018年2月14日(水)晴れ

ひばりヶ丘駅に着いたのは13時過ぎ。急行電車が発車した直後で、ラッキーなことに
ホームで発車待ちしていたのは、6000系の13:09発、各停・新木場ゆき。

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【2018年2月14日13時06分】 西武池袋線・ひばりヶ丘駅

急行を先に通したからだろうか、車内はガラガラ。空いている席に腰を下ろして。
その“未乗区間”、西武池袋線というのは、あまり頻繁では無くても乗ることがあった
<変態鉄>、でも、いつも池袋駅で乗り換えていた。

そう、都心から西武池袋線にアクセスするのには、もう1つのルートがある。
以前書いたように、<変態鉄>が幼稚園から小学校に入る頃まで、まだ半蔵門線が
開業していなかった頃、自宅最寄り駅は営団有楽町線の麹町駅だった。

最初は池袋-新富町間だった有楽町線、まず、池袋から北に延伸された。
延伸当初は、営団成増駅(当時)まで。その途中の小竹向原駅から南へと分岐する
ミニ路線ができた。その名は“西武有楽町線”。途中駅無し、小竹向原-新桜台間。
西武の路線でありながら、西武線とは一切繋がっておらず、走るのも営団7000系の
有楽町線電車だけ...という不思議な路線だった。

有楽町線に乗るとき、「営団成増ゆき」に混ざって何本かに1本「新桜台ゆき」が
やってくるので、この路線の存在は認識していたが、なかなか乗車する機会が無く。
和光市まで延伸されて東武東上線と繋がり、さらに、自分がメトロ沿線から離れる頃
新桜台-練馬間が延伸され、ようやく、1998年から、西武有楽町線を介して、
営団地下鉄と西武池袋線の直通運転が始まっている。

と言うわけで、西武有楽町線の全線、練馬-小竹向原 2.6 kmは確実に
未乗だった訳で。それなら“ついで”とばかり。

さて、その新木場ゆき、大泉学園駅で元気な子どもたちが大挙して乗り込んできて。
一気に賑やかになるのである。ブロガーとしては、何とか「西武有楽町線に乗った」
と分かる写真が撮りたいのだが...

最初はドア鴨居部にある液晶ディスプレイの「新桜台」の表示を撮ろうと思っていたが、
子どもが一杯乗っている、しかも、地下線を走る電車の中で車内の写真を撮っている
オッサンというのは、どう見ても不審者である。ここは自重。
新桜台駅で下車してみた。
高架の練馬駅で池袋線から離れて、トンネルに入ってしばらく。地下線なので“乗車記”
のようなものも書けるわけでも無く。

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【2018年2月14日13時26分】 西武有楽町線・新桜台駅

13:28、新桜台駅到着。乗り入れ先のメトロ線が、有楽町線と副都心線の2路線に跨がる
関係もあってか、意外と運転本数は多く、日中は7~8分間隔。

次の13:36発の元町・中華街ゆきが来るまで駅の様子を観察してみることにした。

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【2018年2月14日13時27分】 西武有楽町線・新桜台駅

相対式ホームの典型的な地下鉄駅。上下線の線路間の支柱に駅名標があるのも。
もちろん、駅名板は白地に青の西武線仕様。

でも...

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【2018年2月14日13時27分】 西武有楽町線・新桜台駅

壁の、レンガ風のタイルとか、黄色いラインカラーとか。
時折、東京メトロ線の駅に立ち寄ると、民営化以来、いろいろとリニューアルして、
オシャレになっているのは良いのだろうが、自分が知る「営団地下鉄」のテイストが
駅構内からも失われつつあって。そんな中で、黄色い(本当はゴールドらしいけど...)
ラインの有楽町線の駅の姿が、非常に良く残っていた。

営団地下鉄では、後で建設される路線になればなるほど、相対式では無く島式ホーム
(島式ホームとは、1面のホームの両側に線路があって原則として進行方向右側のドアが開くタイプ)
を備える駅が増えていった。その中で有楽町線では数少ない相対式ホームの駅だったのが
当時の終点・新富町駅。小学4年生から中学受験の塾通いをしていた<変態鉄>、
最寄り駅は八丁堀だったが、新富町駅からも歩こうと思えば歩けるくらいの距離で。

何だか懐かしい気分だった<変態鉄>なのである。

さて、話が逸れている。

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【2018年2月14日13時28分】 西武有楽町線・新桜台駅

何だか位置関係がわかりにくい話題で...

駅ホームにも路線図が掲出されていた。左上に伸びる赤茶色の水平な直線が池袋線。
この左側から進んできて、練馬から西武有楽町線を斜め右上に進んで、いま新桜台駅。
ここから、後続電車で小竹向原に進んで東京メトロに入っていこうという考え。

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【2018年2月14日13時28分】 西武有楽町線・新桜台駅

ホームの案内看板は西武仕様、そこに「渋谷・横浜方面」と書かれていることが
自分としては“違和感”なのだが...

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【2018年2月14日13時28分】 西武有楽町線・新桜台駅

でも、やっぱり駅ホーム全体の雰囲気は営団地下鉄そのもので。
滞在時間は8分間、後続の「元町・中華街ゆき」が入ってくる13:36までだが...

さて、接近放送が流れて。

ISO感度を上げたとしても、地下鉄の走行写真というのは基本的に無理。
明るいホームで少しシャッタースピードを稼いだとしても、狭い地下ホームでは
電車に近接しての撮影になるのは避けられないわけで。

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【2018年2月14日13時33分】 西武有楽町線・新桜台駅

苦し紛れ!! 斜め前からの流し撮りにチャレンジしてみたが...

もはや、意味不明な1枚。どこの部分の動きにもシンクロしていない、つまり、
ただのブレブレな写真。でも、運良く7116編成であることだけは記録できて。

副都心線経由で新宿に戻ってきたのだった。(おわり)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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