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元日の房総横断鐵道撮影記(3=最終回)観光マインド!? [いすみ鉄道 国鉄型キハ]

出撃の際に三脚と着替えを入れたバッグを予め、宿泊地に送ったり...
意外と宅配便というのは使う機会が多い。

そんなことを考え、この際、決意を固めて(笑)、数日前に

  クロ※コメンバーズ

というのに入ってみたのだった。そうしたら、自分宛に届く予定の荷物についても
メールで知らせてくれて。受け取り場所・日時の変更も簡単だというので、
調子に乗って、「コンビニ受け取り」へと変更してみたら、取りに行くのが面倒で。

でも、荷物を営業所へ直接持ち込むと、メンバーズの場合はいろいろと割引特典が
あるみたいで。無意味にクロ※コで荷物を頼んでみようと考えている<変態鉄>
なのである。仕事もプライベートもバタバタしていて、本当はそんな余裕は
無いのだが、でも...

ちなみに、そのメンバーズ特典を活かして、ちょっとおトクに発送した荷物の
第一弾が、13日分の撮影データが入っている(はずの)CFカードだったのだから...

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【2018年1月13日7時53分】 いすみ鉄道・デンタルサポート大多喜駅付近

キハ単行の撮影記は、データが復旧して戻ってきたら、記事にしたいと思っている。
ちなみに、13日は容量が一杯になりそうだったカードからスタート。
だから、最初の少しだけは手元に残っているのである。

……  ……

2018年1月1日(月)晴れ

第2五之町踏切で「急行4号」を撮った後、国吉駅まで急いで戻ったのは、
どうしても、16:10発の大原ゆき第66D列車に乗りたかったから。

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【2018年1月1日16時09分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅

この列車で大原には16:27着。それを待って、隣のホームから「急行5号」が16:33発。
急行列車のヘッドマークを撮って、そして、急行券を買って。

何度も乗っているとはいえ、珍しい(?)「30.-1.-1」の日付が入る訳で。
できれば、常備券タイプが欲しかったのだが...

乗務員のアテンダントさんに車内発券のものをお願いしてみたら、
「硬券の急行券もありますから、駅の売店で買って下さい」
確かに仰るとおり。

と、走って大原駅の売店へ。レジに居たお兄さんに「急行券ください」

「そこの自動販売機で...」
「いや、硬券の...」
「硬券? もう間に合わないですから」

大原駅からの“硬券急行券”は通常、大原駅の売店で売られていて。毎週末、
コンスタントに売れるはずなので、準備に時間がかかるというのも...
別に、他にレジ待ちしていた人が居た訳でも無く。常備されている硬券を
ダッチングマシン(日付印字機)にガチャと通して、日付の刻印を入れれば
発行できる訳で。自動券売機の「急行券 300円」のボタンの押し方を説明するより

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「時間が無いので、車内発券のものでも...」と言ってくれれば良かったのだが...

職種こそ全然違うのだが、自分も普段は1人の会社員として、お客様と直接、接する
部分の仕事もしている。そうしていると、いろいろな要望を言われる訳で。
もちろん、対応困難なもの、(気持ちはわかるが)対応してはいけないものなども
あるにはあるが、でも、少なくとも、そう言ってくるお客様が、何を意図して、
何を望んでいるのか、ちょっと考えながら対応するのが大事だと思っている。

大きな三脚を担いだ“お一人さま”のオッサンが「硬券で」と言ってまで、
急行券を買いに来たら、それが...

“ファミリー客が試しにキハに乗ってみるだけ”

とは思えなかったはずで。逆の立場だったら、

「硬券ではありませんが、常備券タイプの急行券なら乗務員が持ち合わせて...」

と答えていたような気がする。

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という訳で、自動券売機の、何だか学食の食券のようなきっぷを手にして。

と...、苦情のようなことを書いているが、でも、決して“怒りがこみ上げて”とか
そういうことは無かったのは、もう歳を重ねたせいだろうか。

「1月1日」の日付が入った硬券急行券を残せれば記念になったが、とりあえず、
自分はいろいろなタイプの急行券を持っており。でも、遠来の<鉄>が、こんな
対応を受けたら、かわいそうだっただろうし、いすみ鉄道に対する印象も変わって
しまうのだろうなぁ...と、そう思った程度である。
(※ 意見には個人差があります)

さて、長々と語ってしまったが、ここからは、元日の「急行5号」。

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【2018年1月1日16時27分】 いすみ鉄道・大原駅

“最終便”となる「急行5号」ではヘッドマークを変える...と聞いていたので
期待して、この日は、それに乗ってみることにしたのである。
“新作”という説もあるこのマーク、これから、いすみ鉄道沿線は菜の花シーズンを
迎えることになる。それにも相応しいマークでは無かろうか。

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【2018年1月1日17時05分】 いすみ鉄道・第105D列車(キハ28 2346)車内

発車は日没の時刻にも近く。発車するとすぐ、左へと急カーブして海と外房線に
わかれを告げるのだが、その車窓、オレンジ色と青のグラデーションの空には
満月が顔を出していて。この晩が、いわゆる“スーパームーン”だったはず。

「元旦、初日の出は注目するのに、なぜ、元日の“初日の入り”には注目する人が
いないのだろう?」

キハのDMHエンジンの心地よい揺れに身を任せつつ、そんな馬鹿なことばかり
考えていた<変態鉄>だったのである。

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【2018年1月1日17時05分】 いすみ鉄道・第105D列車(キハ28 2346)車内

2013年3月9日、<変態鉄>の35歳の誕生日に合わせて(?)、“復活”を果たしたのが
キハ28 2346号車。塗装は国鉄急行色に戻されているが、JR西日本時代、2011年まで
富山運転センターに居て、富山-越中八尾間の増発社会実験用の車両として
過ごしていた。“奇跡の復活”以来、すでに4年。

でも、車内には未だに「飛越ゴハチ」だった証が残されているのである。
そう、高山本線の富山側の運賃表。「飛越ゴハチ」時代は整理券式のワンマン運転。
運賃箱などは撤去されているが、でも、その当時の面影はいまもそのまま残されて
いるのである。

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【2018年1月1日17時05分】 いすみ鉄道・第105D列車(キハ28 2346)車内

最近、キハ28 2346号車はほぼ“常設”で「レストラン・キハ」用のテーブルを
セットした状態で運用されており、出不精、いやデ※症の自分にとっては座るのも
困難で、急行列車に乗るときもキハ52に乗っていることが多い。

シートモケットは旧国鉄時代の紺色のものに変えられているが、
車端部がロングシート化されて、吊革が増設されているなどJR西日本時代に
“近郊化改造”を施行された姿は「飛越ゴハチ」で見たときの姿そのもの。

やはり、懐かしいのである。

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【2018年1月1日17時05分】 いすみ鉄道・デンタルサポート大多喜駅

ということで、キハで過ごす時間はあっという間。
終着・大多喜駅には17:04着。すでに暗くてISO値を3200まで上げて何とか手持ちで。
「急行 なのはな」というマークは初めて見たのだった。

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ちなみに自分の世代で「なのはな」という列車名で言えば、こちらだろうか。
千葉管内の165系を改造して登場した“ジョイフルトレイン”が「なのはな」。
これが多客臨時電車に駆り出されたときの列車が「急行 なのはな」。
大口団体専用のお座敷電車だけに、多客臨での使用時は全車グリーン車扱い、
もちろん、当時の<変態ガキ鉄>には到底手の届く存在では無く...

さて。

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【2018年1月1日17時25分】 いすみ鉄道・デンタルサポート大多喜駅

わずかな乗客が駅を出て行くと、すでにすっかり暗くなった駅構内には
DMH17Hエンジンの、カラカラカラカラ...というアイドリング音だけが。
<鉄>として、いや、<変態鉄>として堪らないシーンなのである。

……  ……

「急行5号」で大多喜に戻ってきたときは、急ぎ“大手門”前にカメラをセット。
ここで入庫してくるキハを撮るのが“日課”になっているのだが...

駐輪場付近にカメラをセット。でも...

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【2018年1月1日17時10分】 いすみ鉄道・デンタルサポート大多喜駅付近

写っているのは、キハ28のヘッドライトに照らし出された350形の姿。
というのも、キハの停車位置付近には街灯もホームの灯りも一切無く。
いろいろと頑張ってみたのだが、どーーーんっ!! と黒い塊が見えるだけの写真しか
撮ることができずに。やはり、“撃沈”だったのである。

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【2018年1月1日17時25分】 いすみ鉄道・デンタルサポート大多喜駅

17時を過ぎれば、もう外は真っ暗。駅のイルミネーションを撮っても時間は余り。

灯りが消されて既に真っ暗になっている「観光本陣」前のベンチで寒さに耐えながら
バスを待ったのだった。

「明日あたりは混みそうですね~」
運転手さんとそんな会話を交わして。大多喜駅 18:10発の小湊鐵道高速バスは
アクアラインを順調に通過、本当に時刻表通り、シナガワグースへは19:45着。
たぶん、この便で定刻通りに到着できたのは初めてだったのでは無いだろうか。

「富士山が見えない」「急行券が自動券売機発券」、ちょっと残念だったこともあったが
そのかわり、いつもと同じバスに乗っても、いつもよりもちょうど1時間早く帰れて。

……  ……

おまけ。

その帰り道、渋谷駅から乗った井の頭線は「迎春」マーク付きのレインボー編成。

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【2018年1月01日20時02分】 京王井の頭線・渋谷駅

この時点で直感したのだった。ここ数年、元日に井の頭線に乗ると、
なぜかたった2編成だけの「迎春」マーク付きに出会うことが多かった。
その「迎春」マーク付き編成、吉祥寺駅到着時に2本が並ぶように、連続する運用に
入っていることが多い...というのが、これまでに<変態鉄>が“学習”してきた
ことだった。

「これは、きっと意図的にそうしているに違いない!!」

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【2018年1月1日20時22分】 京王井の頭線・吉祥寺駅

急行に乗って、降りるはずの三鷹台駅を素通り、やって来たのは終点・吉祥寺駅。

「予想通り!!」
今年もこのカットで元日の撮影記を締めくくることができたのも、「良かったこと」
だろうか。ここから、すでに2週間で3度目、いすみ鉄道に“連続出撃”していたの
である。(おわり)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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コメント 2

UZ

新年早々の遠征お疲れ様でした。
こちらは家族サービスが忙しくて、鉄道旅はおなざりになってます。
時節柄御身体ご自愛ください。
by UZ (2018-01-15 23:28) 

あるまーき

UZさん

コメントありがとうございます。
寒いですけど、晴れるとどうしても撮りたくて...。
今年になって、すでに3度も房総を訪れています。
まだまだ寒い日が続きます。お体には十分にお気を付け下さい。
by あるまーき (2018-01-16 10:09) 

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