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青い空なのに...、白い雲との闘い(4)ことでんレトロ(後編) [ことでん旧型たち [高松琴平電鉄]]

年末年始に向けて...、世の中がそんな感じになってきても、相変わらずの<変態鉄>。
今日から生活は、ほぼ“通常モード”。でも、記事をアップする時間帯は不規則なことが
しばらくの間、続いてしまいそうで。

さて、引き続き17日の「ことでんレトロ」撮影記。

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【2017年12月17日12時09分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

折返しレトロ電車が高松築港ゆきとして琴電琴平駅を出発するのは13時過ぎ。
先行する12:13発の普通電車で向かったのは...

……  ……

2017年12月17日(日)晴れ

ことでん琴平線は、その名の通り、海に面した高松築港駅から琴電琴平駅まで
おおよそ讃岐平野を北から南西に向かって走る路線。

その途中、2度、川に架かる大きな鉄橋を渡る。一宮駅と円座駅の間にある香東川、
羽間駅と榎井駅の間の土器川鉄橋。建築的には両鉄橋とも歴史的価値のあるものだ
そうだが、同時に、どちらも上路式のガーター橋で、サイドから両岸から、
比較的スッキリした写真が撮れるポイント。自分も両鉄橋に何度も撮りに訪れている。

そんな中から...

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【2017年12月17日12時09分】 高松琴平電鉄琴平線・円座駅

この日は初めて円座駅で降りてみたのである。かつては相対式ホームを備えた
交換可能駅だったことがわかる構内。バリアフリー対応のトイレ設置工事に伴って
一部撤去されているものの、旧2番ホームが残っているのが容易に確認できた。

ただ、ホームには下りの琴平方面の電車を待っていた人が多く...
写真を撮ることはちょっとできなかったのである。

駅を後に兎に角、東へ。廣旗神社の脇を通り過ぎて踏切を渡り、できるだけ線路から
離れないように住宅街の中を歩き回ること数分、香東川の川岸へ。

“川”と言いつつも、ここに水が流れているのは限られた時期だけだそうで、
流水の作用で丸くなった大小様々な石が広がる空間があるだけ。

その途中からサイドがちに。

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【2017年12月17日13時20分】 髙松琴平電鉄琴平線・円座-一宮(後追い)

もと京急1000系の1080形も製造から間もなく60年になろうとしている。
実は琴電に移籍してきたのは、まだ昭和だった頃。高松に来てからも間もなく30年、
こちらも、いつ引退してもおかしくないような、そんな車齢になってきており。

「※※線に新車が入るから、代替廃車の※※系を譲受して置き換えるらしい」

<鉄>の間では、どこの路線についても多かれ少なかれ、そんな情報が飛びかう。
“※※車庫の職員が言ってた”とか“知り合いの、友人の、その友達の運転士が...”
とか、怪しげなソースの情報を、さもホントっぽく(真顔で)話している<鉄>は
多いのだが、そういうテキトーな情報源ではないところで、そろそろ、1080形も...
という話を聞いたことがあったので、レトロ電車を撮りに来たとき、他の形式にも
積極的にカメラを向けておかないといけいないと思っているのが最近の<変態鉄>。

まぁ、つまり「予防的<葬式鉄>」ということ。

さて、いまの1080形が高松築港ゆき、それが一宮駅で交換したのが...

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【2017年12月17日13時23分】 高松琴平電鉄琴平線・一宮-円座

四電(四国電力)のグループ会社(?)の広告ラッピング車の琴電琴平ゆきである。
河原の雰囲気を強調するために、カメラを少し下げて。なかなか良い感じ。

でも...

このまま居たら、マズいことになっていた。
そう、編成長がちょっと短い...ことは、さておき。
前後にパンタがある編成。パン切れという最悪のパターンになっていた。

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【2017年12月17日13時49分】 高松琴平電鉄琴平線・円座-一宮(後追い)

と言う訳で、ここでも、やはりタテ!!
その方が、水が流れていない河床の石たちがたくさん入ってくれて。
何だか、この方が「香東川鉄橋で撮った写真」らしくなるのではないかとの思惑。

それにしても、お目当ての高松築港ゆきに対して、後追いになるこの場所で...

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【2017年12月17日13時52分】 高松琴平電鉄琴平線・一宮-円座

もちろん、その意図は順光側重視。光線より前から撮ることを重視するフツーの
<鉄>たちは、定番の一宮側の線路脇に数名。最後の試し撮りになったのは
「ことちゃんひやく号」の琴平ゆき。これが2つ先の岡本駅でレトロと交換するはず。

あえて、後追い側を選んだのは順光側で撮りたかったからだが、でも、陽が翳れば
もちろん順光も逆光も無くなる訳で。やはり(!?)、「ひやく号」の通過後、雲が...

ここでも「あぁ、もうダメかぁ...」とそう思っていたら。

二度あることは...だろうか、朝の回送、羽床の下りに続いて、ここでも直前になって
再び、太陽が顔を出してくれて。

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【2017年12月17日14時05分】 高松琴平電鉄琴平線・円座-一宮(後追い)

ここでも、ほぼ思い通りの1枚を手にすることができて。
奥の方、5000形500号車のパンタが架線柱を噛んでしまったような気がするけれど...

それを差し引いても、自分としては大満足の1枚になった。

これを撮って大満足で...

と行きたいところだが、高松築港駅で折り返したレトロが15時頃に仏生山に帰ってくる。
その回送をどこかで撮れるかと。

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【2017年12月17日14時21分】 高松琴平電鉄琴平線・一宮駅

田畑と住宅が点在するエリア、ちょっとわかりにくい道順だが10分ほど歩けば、
一宮駅に到着。14:22発の高松築港ゆきに間に合った。

ただ、迷ったのは「どこで撮るか?」
意外と根本的な問題が残っていたのである。

朝、立ち寄った踏切付近を想定していたのだが、1日に2度も同じ場所というのは...

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【2017年12月17日14時56分】 高松琴平電鉄琴平線・太田駅

ということで選んだのは、この駅の近くだった。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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