秋晴れの東京<鉄>散歩(3)不惑を前に...(日暮里・舎人ライナー編) [東京鐵話]
来年3月に不惑を迎える<変態鉄>、無為に年齢だけ重ねてしまったような。
「四十にして惑わず」など、絶対に無い。惑いまくりである。
二十歳くらいのとき、まさか自分が40歳になるとは思いもしなかった。
あの頃は毎晩、到底、こんなところに書けないようなメチャクチャなことばかりして
過ごしていたのだった。いろいろなことがあったが、いま思えば、楽しかった。
そんな<変態鉄>、趣味歴も30年を越えて40年近くになってくるわけで。
とはいえ、身近な場所にも、これまで一度もご縁が無かった路線があるわけで。
“新交通システム”というのも、その1つ。
コンクリート軌道をゴムタイヤで無人運転する、小ぶりな列車。
ちょっと<変態鉄>の趣味活動の方向性とは違っていて、なかなか乗車する機会が...
【2017年10月27日12時36分】 日暮里・舎人ライナー・日暮里駅
東京の北東部を走る日暮里・舎人ライナーもその1つ。
でも、これもまた、都営交通。上野動物園のモノレール、都電荒川線...
都営地下鉄は4路線すべて軌間、架線電圧、車両の寸法などが違っていて...
あらゆるタイプの鉄軌道を薄く広く、という方針なのだろうか。
尤も、建設までの経緯等を考えれば仕方ない部分は多いのだが、民間事業者では
考えられないくらい、各路線各様の不思議な体勢なのである。
そんなカオスな路線たち、ほぼ、すべてに乗れて700円。
都営交通の1日乗車券を買って東京の街を歩き回ったのは10月27日のこと。
「日暮里・舎人ライナー」の初乗りも果たしたのだった。
…… ……
2017年10月27日(金)晴れ
熊野前の交差点で、都電荒川線をオーバークロスしている高架が日暮里・舎人ライナー。
【2017年10月27日12時23分】 日暮里・舎人ライナー・熊野前駅前
さぁ、さっそくエスカレーターを上がれば...
自動改札機が並ぶ、ごくフツーの駅。
ちょうどやって来た12:31発の日暮里ゆき。無人運転の5両編成。
車内はロングシートとクロスシートが混ざった座席配置、適度に混んでいた。
【2017年10月27日12時31分】 日暮里・舎人ライナー(車内)
高いビルの間を縫うようにして。まるでジェットコースターのような急カーブと急勾配。
最後部の“かぶりつき”、そういう路線だからか、それほどのスピードではないが、
めまぐるしく展開される車窓、実際よりも“体感速度”は速いように感じた。
【2017年10月27日12時35分】 日暮里・舎人ライナー(車内)
すれ違う列車はこういう5両編成。外吊り扉がちょっと珍しい...感じだろうか。
ただ、こういう列車写真を撮るのが大変なのが新交通システムでの<鉄>の悩み。
窓越しのこのショット...。
【2017年10月27日12時40分】 日暮里・舎人ライナー・日暮里駅
ということで、すぐに終点・日暮里に到着。やはり、<鉄>としては全線完乗を
目指すべきであって...、途中駅の熊野前から、ではなく、始発駅の日暮里駅に
戻らないとダメなのである。
でも、この写真に、わずかに写っているのが前述の<鉄>の悩み。
運転士も車掌も居ない無人運転方式、ということで各駅のホームには、いわゆる
フルスクリーン式のホームドアが。しかも全線にわたって高架。
列車全景を撮れる撮影地というのが皆無なのである。しかも、ホーム端のガラス窓は
上半分が遮光用のカラーフィルムのようなものが貼られていて。
今日のトップ写真、それを避けるためにしゃがみ込んで、ホーム端の窓越しに
カメラを構えた“苦肉の策の1枚”。ガラス越しだと写り込みも気になるし、
ピント合わせも難しくなるし...、う~ん。
【2017年10月27日12時37分】 日暮里・舎人ライナー・日暮里駅
さて、ホームドアとその後ろに停車中の列車である。
余談ながら、上部のステッカーの「&TOKYO」は、あの前都知事の“置き土産”。
この写真に写っているのは先頭車の前側のドアである。写真の左隅に座っている
乗客の姿が確認できる。そう、実はこの前面かぶりつき、2+1配置で座席がある。
ここを確実に狙うために、折返しの見沼代親水公園ゆきを1本遅らせることにした
のである。
【2017年10月27日12時37分】 日暮里・舎人ライナー・日暮里駅
でも、自分以外にもやはり、この席を“狙っている”人がいるということだろうか。
始発列車などでは、この“かぶりつき”席が使えない旨、掲示されていた。
というわけで、12:46発の見沼代親水公園ゆき。前面かぶりつき席を無事に確保!!
【2017年10月27日12時48分】 日暮里・舎人ライナー(車内)
再び、日暮里駅を出て西日暮里、赤土小学校前を経て、熊野前を出ると大きなビルも
減ってきて、だんだん空が広く見えてくるのである。
秋晴れの午後、車窓はなかなか気持ちよく。
荒川小台駅の前後で、隅田川、荒川と大きな河川を続けて渡って。
軌道は地表からかなり高いところに設置されていて、なかなか迫力。
この車窓、<鉄>でない方でも、なかなか楽しめそう。
【2017年10月27日12時04分】 日暮里・舎人ライナー(車内)
その足立小台駅の近くで青空をバックに、日暮里ゆきを撮ったのが、
唯一、ちゃんと撮れた列車写真だろうか。窓越しの撮影である。
【2017年10月27日12時48分】 日暮里・舎人ライナー(車内)
荒川を越えると車窓は住宅街という感じになってきて。
乗ってくるより下車する人の方が多く、車内もだんだん空いてきて。
【2017年10月27日13時02分】 日暮里・舎人ライナー(車内)
13時を回って、終点・見沼代親水公園駅に到着したのである。
今度は中間車のロングシートで。ちょっとウトウトしていると、目的地である
西新井大師西駅に到着したのだった。
【2017年10月27日12時37分】 日暮里・舎人ライナー・西新井大師西駅
ここから住宅街を歩いて向かうのは...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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「四十にして惑わず」など、絶対に無い。惑いまくりである。
二十歳くらいのとき、まさか自分が40歳になるとは思いもしなかった。
あの頃は毎晩、到底、こんなところに書けないようなメチャクチャなことばかりして
過ごしていたのだった。いろいろなことがあったが、いま思えば、楽しかった。
そんな<変態鉄>、趣味歴も30年を越えて40年近くになってくるわけで。
とはいえ、身近な場所にも、これまで一度もご縁が無かった路線があるわけで。
“新交通システム”というのも、その1つ。
コンクリート軌道をゴムタイヤで無人運転する、小ぶりな列車。
ちょっと<変態鉄>の趣味活動の方向性とは違っていて、なかなか乗車する機会が...
【2017年10月27日12時36分】 日暮里・舎人ライナー・日暮里駅
東京の北東部を走る日暮里・舎人ライナーもその1つ。
でも、これもまた、都営交通。上野動物園のモノレール、都電荒川線...
都営地下鉄は4路線すべて軌間、架線電圧、車両の寸法などが違っていて...
あらゆるタイプの鉄軌道を薄く広く、という方針なのだろうか。
尤も、建設までの経緯等を考えれば仕方ない部分は多いのだが、民間事業者では
考えられないくらい、各路線各様の不思議な体勢なのである。
そんなカオスな路線たち、ほぼ、すべてに乗れて700円。
都営交通の1日乗車券を買って東京の街を歩き回ったのは10月27日のこと。
「日暮里・舎人ライナー」の初乗りも果たしたのだった。
…… ……
2017年10月27日(金)晴れ
熊野前の交差点で、都電荒川線をオーバークロスしている高架が日暮里・舎人ライナー。
【2017年10月27日12時23分】 日暮里・舎人ライナー・熊野前駅前
さぁ、さっそくエスカレーターを上がれば...
自動改札機が並ぶ、ごくフツーの駅。
ちょうどやって来た12:31発の日暮里ゆき。無人運転の5両編成。
車内はロングシートとクロスシートが混ざった座席配置、適度に混んでいた。
【2017年10月27日12時31分】 日暮里・舎人ライナー(車内)
高いビルの間を縫うようにして。まるでジェットコースターのような急カーブと急勾配。
最後部の“かぶりつき”、そういう路線だからか、それほどのスピードではないが、
めまぐるしく展開される車窓、実際よりも“体感速度”は速いように感じた。
【2017年10月27日12時35分】 日暮里・舎人ライナー(車内)
すれ違う列車はこういう5両編成。外吊り扉がちょっと珍しい...感じだろうか。
ただ、こういう列車写真を撮るのが大変なのが新交通システムでの<鉄>の悩み。
窓越しのこのショット...。
【2017年10月27日12時40分】 日暮里・舎人ライナー・日暮里駅
ということで、すぐに終点・日暮里に到着。やはり、<鉄>としては全線完乗を
目指すべきであって...、途中駅の熊野前から、ではなく、始発駅の日暮里駅に
戻らないとダメなのである。
でも、この写真に、わずかに写っているのが前述の<鉄>の悩み。
運転士も車掌も居ない無人運転方式、ということで各駅のホームには、いわゆる
フルスクリーン式のホームドアが。しかも全線にわたって高架。
列車全景を撮れる撮影地というのが皆無なのである。しかも、ホーム端のガラス窓は
上半分が遮光用のカラーフィルムのようなものが貼られていて。
今日のトップ写真、それを避けるためにしゃがみ込んで、ホーム端の窓越しに
カメラを構えた“苦肉の策の1枚”。ガラス越しだと写り込みも気になるし、
ピント合わせも難しくなるし...、う~ん。
【2017年10月27日12時37分】 日暮里・舎人ライナー・日暮里駅
さて、ホームドアとその後ろに停車中の列車である。
余談ながら、上部のステッカーの「&TOKYO」は、あの前都知事の“置き土産”。
この写真に写っているのは先頭車の前側のドアである。写真の左隅に座っている
乗客の姿が確認できる。そう、実はこの前面かぶりつき、2+1配置で座席がある。
ここを確実に狙うために、折返しの見沼代親水公園ゆきを1本遅らせることにした
のである。
【2017年10月27日12時37分】 日暮里・舎人ライナー・日暮里駅
でも、自分以外にもやはり、この席を“狙っている”人がいるということだろうか。
始発列車などでは、この“かぶりつき”席が使えない旨、掲示されていた。
というわけで、12:46発の見沼代親水公園ゆき。前面かぶりつき席を無事に確保!!
【2017年10月27日12時48分】 日暮里・舎人ライナー(車内)
再び、日暮里駅を出て西日暮里、赤土小学校前を経て、熊野前を出ると大きなビルも
減ってきて、だんだん空が広く見えてくるのである。
秋晴れの午後、車窓はなかなか気持ちよく。
荒川小台駅の前後で、隅田川、荒川と大きな河川を続けて渡って。
軌道は地表からかなり高いところに設置されていて、なかなか迫力。
この車窓、<鉄>でない方でも、なかなか楽しめそう。
【2017年10月27日12時04分】 日暮里・舎人ライナー(車内)
その足立小台駅の近くで青空をバックに、日暮里ゆきを撮ったのが、
唯一、ちゃんと撮れた列車写真だろうか。窓越しの撮影である。
【2017年10月27日12時48分】 日暮里・舎人ライナー(車内)
荒川を越えると車窓は住宅街という感じになってきて。
乗ってくるより下車する人の方が多く、車内もだんだん空いてきて。
【2017年10月27日13時02分】 日暮里・舎人ライナー(車内)
13時を回って、終点・見沼代親水公園駅に到着したのである。
今度は中間車のロングシートで。ちょっとウトウトしていると、目的地である
西新井大師西駅に到着したのだった。
【2017年10月27日12時37分】 日暮里・舎人ライナー・西新井大師西駅
ここから住宅街を歩いて向かうのは...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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