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秋晴れの東京<鉄>散歩(2)都電7000形は、いまも... [都電を追って[都電荒川線]]

紅白歌合戦の出場歌手発表があったとか、無かったとか。最近の曲も歌手も
全然分からない<変態鉄>、名前すら聞いたことがない人たちもたくさん。
それだけ歳をとった...ということだろうか、最近の若い歌手の歌は聞いていても
全然、ピンとこない。

今年も、早いものでもう年末が近づいてきた。
仕事は相変わらず忙しいのだが、それでも、年末年始の“出撃”予定を検討している。

さてさて、とはいえ、拙ブログ。
相変わらず10月27日の<鉄>散歩の話題。

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【2017年10月27日12時09分】 都電荒川線・荒川車庫前電停付近

未だに由来すら知らないのだが、ちょうど、ハロウィーンで盛り上がっていた時期。
都電荒川線でも、ここ数年、恒例となった「ハロウィーン電車」の運行が。
……  ……

2017年10月27日(金)晴れ

<変態鉄>は1日乗車券で都電に乗ったときは、必ず一度は荒川車庫前で下りる
ことにしている。そう、車庫の裏にいるはずの、第一線を退いた老兵たちが
元気にしているかどうかを確認するため。

ちなみに、都交職員の遊び心だろうか、留置されたままの保存車6086号車の方向幕は
時折、変えられている。「赤羽」とか「神谷三丁目」とか...、かつての27・32系統の
いろいろな行き先を表示しているのである。これを確認するのも欠かせない。

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【2017年10月27日12時09分】 都電荒川線・荒川電車営業所

さて、この日の“発見”は、この謎の“車両”。
コイツがいたせいで、7022号「あおおび」の姿が撮れなかったのだが...

その台車。灰色のペンキで厚塗りだが...
都電の旧型車に多く用いられていたタイプの台車であることは容易に見て取れる。

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【2017年10月27日12時09分】 都電荒川線・荒川電車営業所

そして、そのハンスコ(手歯止め)。
ぬぁんと、「7516」とある。そう、7500形が部品だけとはいえ生きていたのである。
これは<変態鉄>としては初めて確認した。ちょっと驚きだったのである。

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【1993年9月】 都電荒川線・王子駅前-飛鳥山

探してみたのだが、7500形の現役時代の写真、試し撮り程度にしか撮っておらず。
う~ん。この当時は「いつでも撮れる存在」だったのである。

……  ……

さてさて、車庫の裏ばかり覗いていても。

9000形電車の車内外に装飾して走らせる季節ごとのイベント電車。
「ハロウィーン電車」も、ここ数年、恒例行事になってきた感が。「青いレトロ電車」
こと9002号車が充当されていた。

でも...

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【2017年10月27日12時09分】 都電荒川線・荒川電車営業所

せっかく、「来たぁ~!!」と思ったのに、ぬぁんと荒川車庫前入庫という運用。
日中でも運行間隔調整などのために車庫前止まり、車庫前始発が随時設定されるのだが
この時間に入庫すると言うことは、たぶん夕方まで出番は無いはずで。

ちょっと...、いや、かなり苦しい構図だが、入庫する際、急カーブで道路を
横切るところをサイドから。

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【2017年10月27日12時10分】 都電荒川線・荒川車庫前電停

そして、車庫の敷地に入ったところで。
車内の装飾なども撮っておきたかったのだが...

そこは来期への“宿題”となってしまった。

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【2017年10月27日12時10分】 都電荒川線・荒川電車営業所

9002号はそのまま入庫してしまうようで...
停まること無く、一気に建屋の中へと消えていった。その直前、出庫線で待機する
7700形とのすれ違いシーン。

よ~く見れば、緑色の7702号車の車内、すでに運転士さんの姿が。
ということは、替わってコチラが出庫である。

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【2017年4月16日11時46分】 都電荒川線・飛鳥山-王子駅前

今年上半期、<変態鉄>が追いかけたのが都電7000形の最後の姿。
6月、非冷房時代の塗装に塗り戻され「あおおび」と呼ばれていた7022号の引退をもって
全車が引退...ということになったのだが、都、というか、都交通局内部の様々な
事情により、直前になって計画が少し変わったようで。

2017年をもって7000形は全廃...だったのだが、そのうちの一部が走行機器を
最新の電車のものに取り替えるという“大規模修繕”の上、7700形として“再生”。

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【2017年10月27日12時11分】 都電荒川線・荒川車庫前電停

<変態鉄>と同世代、「荒川線近代化」に合わせて製造された角型の更新車体は
生き延びることになったのである。

尤も、吊り掛け駆動から最新の制御機器に交換されてしまえば、<変態鉄>としては
それを「7000形のグループ」と認めることは断じて出来ないわけで...

でも...

その中の全車では無いのだが...

若番の数両にだけ、ちょっと気になるアイテムが付いていて。
ちょうど、出庫した濃緑色は7702号車。車番が若いということは...

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【2017年10月27日12時12分】 都電荒川線・荒川車庫前電停

どうやら町屋駅前ゆきとして出庫するみたい。乗車ホームへダッシュしたのである。
荒川車庫前-町屋駅前という短距離系統は、さすがに乗客も少なく。

車内を撮りたい<変態鉄>には、うってつけの状況だったのである。
三ノ輪橋方の運転台背面の仕切り壁上部、都電の伝統、チンチンと鳴るベルの横。

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【2017年10月27日12時13分】 都電荒川線・7702号車内

7000形時代のナンバープレートが保存されているのである。7026号車を改造したのが
7702号車なのである。旧番号時代のナンバープレートを車内に保存している...
という車両、他の例がなかなか思い浮かばない。

以前、車内で見かけて「撮りたい!!」と思っていたのが、ようやく撮れたのである。

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【2017年10月27日12時22分】 都電荒川線・熊野前電停

その7702号で降り立ったのは熊野前電停。
電車通りと尾久橋通りが交差するところにあって、すぐ近くには首都大のキャンパス、
日中でも乗降の多い停留所である。

ちょっと苦しい構図になるが、降りたホームの町屋側にはスカイツリーを望める。
ただし、晴れると逆光である。

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【2017年10月27日12時23分】 日暮里・舎人ライナー・熊野前駅前

「なぜ、熊野前!?」
横断歩道を渡ると、尾久橋通り“上空”に見えるココへ。
そう、熊野前は、日暮里・舎人ライナーと都電荒川線の乗換駅でもある。
都営の1日乗車券を買ったのであれば...(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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コメント 2

johncomeback

拙ブログへのコメントありがとうございます。
所沢在住の息子が東京の「利久」の牛タンは薄いと言います。
同じ工場(岩沼市)で製造したモノでそんな事は無いと思いますが、
息子は帰省すると地元の「利久」で牛タン定食1.5人前を食べます。
by johncomeback (2017-11-17 16:00) 

あるまーき

johncomebackさん

コメントありがとうございます。
厚さに関しては、一度、食べて確認してみたいと思いますが...
なかなか仕事の合間に往復するのは厳しくて。
自分も、仙台に行ったときは必ず「1.5人前」です。


by あるまーき (2017-11-17 22:53) 

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