20170225_筑西ディープ<鉄>(4) [常総線のキハとその仲間たち[関東鉄道]]
いつの間にか、3月になっている。まもなく、9日が<変態鉄>の誕生日。
自分もとうとう30代として最後の年を迎える。
物事、なかなか思った通りに進まないとは分かっているつもりでも...
「四十にして惑わず」
あと1年後、そんな風になれるとは...、まさに“夢のまた夢”。
毎年、3月になると「あっという間に1年が過ぎたなぁ...」と思うのだが、
時間だけが過ぎて自分は1歩も前に進んでいないような...
そんなことを思ってしまう今日この頃なのである。
で、ブログの方も全然前に進んでいないような。
【2017年2月25日12時55分】 茨城県筑西市村田付近・ザ・ヒロサワシティ
2月25日の関東鉄道常総線の話題、つづき。
3年間の休車期間を経て、今年になって正式に廃車となったキハ100形。
その姿を見たい...というのがキッカケ。
そんなキハ100形と入れ替わりに2月にメーカーから納車されたピカピカの新車が
この日の午後から一般営業運転に入ると告知されていた。
「新型車には興味が無い」と言いつつも、
それに先立ち、イベント参加者を乗せた臨時列車が
来るかも知れない...となれば、カメラを構えずにはいられなかった。
…… ……
2017年2月25日(土)晴れ
この日、関東鉄道常総線の水海道車両基地では朝10時過ぎから募集制の
撮影会が行われていた。当日から営業運転を開始する、新型車キハ5010形の
お披露目イベントである。2月アタマに先着順で100名を募集、そのメンバーが
車両基地内での撮影会と、その後、乗車会を行うという告知が出ていた。
ということで、偶然、10時過ぎに水海道にさしかかった<変態鉄>、
普通列車の車内から車両基地の様子を凝視していた。
【2017年2月25日10時56分】 関東鉄道常総線・キハ5002車内
11時前の時点で撮影会、たけなわ。
このイベント参加者の解散が、「12時半頃 水海道駅」とされていたので、
たぶん、11時頃に車両基地内から「試乗会」のような形で参加者たちを乗せて
常総線を途中駅まで、そこで折り返して水海道に12時半...
野次馬的にただ単に居合わせただけの<変態鉄>、その乗車会臨時列車の
“スジ”はおろか、行き先だってわからない。
時間的には取手まで行って折り返してくることも可能、でも...
集合時刻や解散時刻など発表されている情報と、過去の常総線のイベントに
実際に参加してみての経験からしても、撮影会の開始が10時半頃なら...
11時半頃 水海道 → 正午過ぎ 下妻駅折返し → 12時半頃 水海道
になりそうな気がしていたのである。
【2017年2月25日10時56分】 関東鉄道常総線・水海道駅
と言うわけで、<変態鉄>の乗った第61列車は水海道駅に10:58着。
次の第63列車が、11:16着、19分発。水海道駅で車両交換するような形になる。
ただ、1両編成どうしのリレーとなるので、3月4日改正から直通運転に改められる
予定のようだが...
【2017年2月25日11時01分】 関東鉄道常総線・水海道駅
「もしかしたら、少し早めに“乗車会列車”が入線してくるかも...」
淡い期待を抱きながら待っていたが、やって来たのはキハ2405単行の下館ゆき。
11:16着の取手発の列車から接続を受けるとドア横に人が立つくらいの混雑。
ただ、それも北水海道、中妻、三妻...と数駅停まるうちに乗客は徐々に
降りていき。
【2017年2月25日11時51分】 関東鉄道常総線・石下駅
ちょっと思うところあって、予定よりも早く、石下駅で下車。
【2017年2月25日11時32分】 関東鉄道常総線・石下駅
ここまで乗ってきた第63列車はこの駅で上り列車との交換のため数分停車。
キハ5010形の「乗車会」臨時列車は、この第63列車の続行でやってくると予想。
これまでの経験からすると(← つまり、<変態鉄>の妄想)
折返し駅は下妻駅、その際には転線に際していったんドアが開放され、
参加者が駅の構内通路に殺到...と予想していた。
【2017年2月25日11時32分】 関東鉄道常総線・石下駅
当初はホーム端のこの位置から入線してくるところを撮ろうと思っていたが
考えてみれば、下り列車の進入となれば南向きにカメラを構えることにので
逆光になるのは当然だった。
【2011年12月31日12時20分】 関東鉄道常総線・石下駅
そういえば、踏切事故で当時の新型キハ5000形が戦線離脱、キハ100形が代走
していたとき、2両のキハ100形が並んだシーンを撮ったのは5年前。
大急ぎで駅を出て...
【2011年12月31日12時43分】 関東鉄道常総線・南石下-石下
駅の近くに土蔵のような農業倉庫があって、以前その近くで撮ったような...
何年か前に訪問したときの記憶を頼りに駅の南側で撮影地...というかキハ2連の
姿が撮れる場所を探して。
その「農業倉庫があったはず」と思っていた場所は更地になっていた。
ほかにも建物が解体された跡だと思われる空き地がみられ、
それらは、常総水害の影響だろうか。
最初に思い描いていた場所は踏切周囲に障害物が多く2両編成には厳しそう。
でも、その隣の踏切付近では、緩やかなカーブで、とりあえず2両の全景を
撮ることができそうな...
来るか来ないか、確信の持てない列車を待つのも正直...
とはいえ、12時前、後続の列車には少し早く時刻表にないタイミングで
南の方から列車のタイフォンの音が。
正午前、突然鳴り出す踏切機、「勝ったぁ!!」。
【2017年2月25日11時32分】 関東鉄道常総線・南石下-石下
住宅の陰から姿を現したキハ5010形2連。正面には“TYPE 5010 DEBUT”の
ヘッドマークも掲出されており。
でも、思わず声を出しそうになってしまったのは、この塗装。
【2017年2月25日11時46分】 関東鉄道常総線・南石下-石下(後追い)
振り返って、後追いで“本命”ショット。
インカーブならキハの“顔”だけでなく車体側面も写ってくれて、そこに
もっと光が回るものだと期待していたのだが、思った以上にトップ光で。
でも、とりあえず、事前申込制とはいえ初めて乗客を乗せて走った
キハ5010形の姿を記録したというのは貴重なこと。良かったぁ~!!
さて、後続の12:07発、第67列車に乗って下館に向かわないと。
そちらが本来の目的地である。
【2017年2月25日11時50分】 関東鉄道常総線・石下駅
ちなみに、石下駅。
しばらく前までは駅員配置駅だったのだが、窓口営業がある時間帯が徐々に
短縮されてしまい、日中は無人となる。駅員のいない時間帯は、降車客の
運賃精算は車内の運転席ヨコの運賃箱で。それを示す「無」の標識が掲出
されているのが確認できる。
【2017年2月25日12時39分】 関東鉄道常総線・下館駅
さて、第67列車で終着駅・下館には12:44着。
早速、目的地に向かう。駅から3キロほど離れており、初めての場所なので...
<ケチ鉄>としては誠に遺憾ながら、タクシーで現地に向かうことにしたのだった。
事前に調べてきたところでは下館駅から南東の方向に位置しているみたいなので
少しでも距離を縮めるべく、JR側ではなく関鉄側の南口へ。
郊外のベッドタウンの駅といった感じの橋上駅舎と、ちょっと寂しい駅前広場、
でも、客待ちのタクシーは居てくれて。
「ヒロサワシティまで!!」
とはいえ、やはり、相当広いみたいで...
でも、「北斗星の寝台車が...」、ドライバーさんにもすぐにわかってもらえて。
小貝川を渡って広々とした関東平野の風景が広がり始めると、タクシーは
ちょっと薄暗い感じの路地へ。
【2017年2月25日12時54分】 茨城県筑西市村田付近・ザ・ヒロサワシティ付近
いかにも、畦道をそのまま舗装したような曲がりくねった細い道を
1~2分走ったところで停まった。駅からは10分あまり、1,900円だった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村
自分もとうとう30代として最後の年を迎える。
物事、なかなか思った通りに進まないとは分かっているつもりでも...
「四十にして惑わず」
あと1年後、そんな風になれるとは...、まさに“夢のまた夢”。
毎年、3月になると「あっという間に1年が過ぎたなぁ...」と思うのだが、
時間だけが過ぎて自分は1歩も前に進んでいないような...
そんなことを思ってしまう今日この頃なのである。
で、ブログの方も全然前に進んでいないような。
【2017年2月25日12時55分】 茨城県筑西市村田付近・ザ・ヒロサワシティ
2月25日の関東鉄道常総線の話題、つづき。
3年間の休車期間を経て、今年になって正式に廃車となったキハ100形。
その姿を見たい...というのがキッカケ。
そんなキハ100形と入れ替わりに2月にメーカーから納車されたピカピカの新車が
この日の午後から一般営業運転に入ると告知されていた。
「新型車には興味が無い」と言いつつも、
それに先立ち、イベント参加者を乗せた臨時列車が
来るかも知れない...となれば、カメラを構えずにはいられなかった。
…… ……
2017年2月25日(土)晴れ
この日、関東鉄道常総線の水海道車両基地では朝10時過ぎから募集制の
撮影会が行われていた。当日から営業運転を開始する、新型車キハ5010形の
お披露目イベントである。2月アタマに先着順で100名を募集、そのメンバーが
車両基地内での撮影会と、その後、乗車会を行うという告知が出ていた。
ということで、偶然、10時過ぎに水海道にさしかかった<変態鉄>、
普通列車の車内から車両基地の様子を凝視していた。
【2017年2月25日10時56分】 関東鉄道常総線・キハ5002車内
11時前の時点で撮影会、たけなわ。
このイベント参加者の解散が、「12時半頃 水海道駅」とされていたので、
たぶん、11時頃に車両基地内から「試乗会」のような形で参加者たちを乗せて
常総線を途中駅まで、そこで折り返して水海道に12時半...
野次馬的にただ単に居合わせただけの<変態鉄>、その乗車会臨時列車の
“スジ”はおろか、行き先だってわからない。
時間的には取手まで行って折り返してくることも可能、でも...
集合時刻や解散時刻など発表されている情報と、過去の常総線のイベントに
実際に参加してみての経験からしても、撮影会の開始が10時半頃なら...
11時半頃 水海道 → 正午過ぎ 下妻駅折返し → 12時半頃 水海道
になりそうな気がしていたのである。
【2017年2月25日10時56分】 関東鉄道常総線・水海道駅
と言うわけで、<変態鉄>の乗った第61列車は水海道駅に10:58着。
次の第63列車が、11:16着、19分発。水海道駅で車両交換するような形になる。
ただ、1両編成どうしのリレーとなるので、3月4日改正から直通運転に改められる
予定のようだが...
【2017年2月25日11時01分】 関東鉄道常総線・水海道駅
「もしかしたら、少し早めに“乗車会列車”が入線してくるかも...」
淡い期待を抱きながら待っていたが、やって来たのはキハ2405単行の下館ゆき。
11:16着の取手発の列車から接続を受けるとドア横に人が立つくらいの混雑。
ただ、それも北水海道、中妻、三妻...と数駅停まるうちに乗客は徐々に
降りていき。
【2017年2月25日11時51分】 関東鉄道常総線・石下駅
ちょっと思うところあって、予定よりも早く、石下駅で下車。
【2017年2月25日11時32分】 関東鉄道常総線・石下駅
ここまで乗ってきた第63列車はこの駅で上り列車との交換のため数分停車。
キハ5010形の「乗車会」臨時列車は、この第63列車の続行でやってくると予想。
これまでの経験からすると(← つまり、<変態鉄>の妄想)
折返し駅は下妻駅、その際には転線に際していったんドアが開放され、
参加者が駅の構内通路に殺到...と予想していた。
【2017年2月25日11時32分】 関東鉄道常総線・石下駅
当初はホーム端のこの位置から入線してくるところを撮ろうと思っていたが
考えてみれば、下り列車の進入となれば南向きにカメラを構えることにので
逆光になるのは当然だった。
【2011年12月31日12時20分】 関東鉄道常総線・石下駅
そういえば、踏切事故で当時の新型キハ5000形が戦線離脱、キハ100形が代走
していたとき、2両のキハ100形が並んだシーンを撮ったのは5年前。
大急ぎで駅を出て...
【2011年12月31日12時43分】 関東鉄道常総線・南石下-石下
駅の近くに土蔵のような農業倉庫があって、以前その近くで撮ったような...
何年か前に訪問したときの記憶を頼りに駅の南側で撮影地...というかキハ2連の
姿が撮れる場所を探して。
その「農業倉庫があったはず」と思っていた場所は更地になっていた。
ほかにも建物が解体された跡だと思われる空き地がみられ、
それらは、常総水害の影響だろうか。
最初に思い描いていた場所は踏切周囲に障害物が多く2両編成には厳しそう。
でも、その隣の踏切付近では、緩やかなカーブで、とりあえず2両の全景を
撮ることができそうな...
来るか来ないか、確信の持てない列車を待つのも正直...
とはいえ、12時前、後続の列車には少し早く時刻表にないタイミングで
南の方から列車のタイフォンの音が。
正午前、突然鳴り出す踏切機、「勝ったぁ!!」。
【2017年2月25日11時32分】 関東鉄道常総線・南石下-石下
住宅の陰から姿を現したキハ5010形2連。正面には“TYPE 5010 DEBUT”の
ヘッドマークも掲出されており。
でも、思わず声を出しそうになってしまったのは、この塗装。
【2017年2月25日11時46分】 関東鉄道常総線・南石下-石下(後追い)
振り返って、後追いで“本命”ショット。
インカーブならキハの“顔”だけでなく車体側面も写ってくれて、そこに
もっと光が回るものだと期待していたのだが、思った以上にトップ光で。
でも、とりあえず、事前申込制とはいえ初めて乗客を乗せて走った
キハ5010形の姿を記録したというのは貴重なこと。良かったぁ~!!
さて、後続の12:07発、第67列車に乗って下館に向かわないと。
そちらが本来の目的地である。
【2017年2月25日11時50分】 関東鉄道常総線・石下駅
ちなみに、石下駅。
しばらく前までは駅員配置駅だったのだが、窓口営業がある時間帯が徐々に
短縮されてしまい、日中は無人となる。駅員のいない時間帯は、降車客の
運賃精算は車内の運転席ヨコの運賃箱で。それを示す「無」の標識が掲出
されているのが確認できる。
【2017年2月25日12時39分】 関東鉄道常総線・下館駅
さて、第67列車で終着駅・下館には12:44着。
早速、目的地に向かう。駅から3キロほど離れており、初めての場所なので...
<ケチ鉄>としては誠に遺憾ながら、タクシーで現地に向かうことにしたのだった。
事前に調べてきたところでは下館駅から南東の方向に位置しているみたいなので
少しでも距離を縮めるべく、JR側ではなく関鉄側の南口へ。
郊外のベッドタウンの駅といった感じの橋上駅舎と、ちょっと寂しい駅前広場、
でも、客待ちのタクシーは居てくれて。
「ヒロサワシティまで!!」
とはいえ、やはり、相当広いみたいで...
でも、「北斗星の寝台車が...」、ドライバーさんにもすぐにわかってもらえて。
小貝川を渡って広々とした関東平野の風景が広がり始めると、タクシーは
ちょっと薄暗い感じの路地へ。
【2017年2月25日12時54分】 茨城県筑西市村田付近・ザ・ヒロサワシティ付近
いかにも、畦道をそのまま舗装したような曲がりくねった細い道を
1~2分走ったところで停まった。駅からは10分あまり、1,900円だった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村
コメント 0