GWは「ことでん」2016(1)プロローグ [飛行機の話題]
「ことでん」、高松琴平電鉄というのにここ1年ほどハマっている。
駅や沿線風景、それに「うどん、ぞぞー」も楽しみなのだが、<鉄>として
注目しているのは、もちろん“レトロ電車”。
【2016年4月30日14時48分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場
高松琴平電鉄も戦時統合で高松市周辺の私鉄がいっしょになって発足した会社、
いまの志度線と長尾線は路面電車だったのだが、そんな中、いまから90年ほど前、
『讃岐の阪急』と呼ばれたのが琴平線の前身、琴平電鉄だった。
広軌1,435 mm軌間、瀟洒な洋館風の駅舎、大柄な車体の半鋼製電車...
そんな大正時代に製造されたレトロ電車4両が、なんと“いまなお現役”。
(4両のうち1両は、大阪鉄道(現在の近鉄)からの譲渡車)
琴平線開業に合わせて新製された車両たちが今年で製造90年、“卒寿”を迎える。
昨年に引き続き、そんなレトロ電車たちのイベントが行われた。
昨年は、土曜の撮影会には参加できず、日曜の「レトロ電車4連運行」は
激しい雨の降る生憎の空模様。今年こそは...
イベント開催が発表される前に、すでに高松市内のホテルを確保していた
<変態鉄>だったのである。
…… ……
この“出撃”も、スタートは3月の四国訪問に遡る。
【2016年3月4日13時15分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
「路面電車のダブルクロッシングを見る」などと称して、大阪と四国に出撃した<変態鉄>、
丸亀城を見に行った後の“ついで”ではあったが、仏生山にも立ち寄った(→ こちら)。
その日だった。高松のいつも泊まるホテルで。
「あのぅ、4月29日も来ようと思っているんですけど、シングルって...」
大型連休の中の土日、ネットの予約サイトを見ると高松市内のホテルも軒並み満室、
まさに“ダメ元”だったのだが...。
ぬぁんと、シングルに空室があったのである。
ちなみに予約サイトで「満室」の表示の日でも、そのホテルに直接問い合わせると
「空室あり」というケースは経験上、少なくない。
この時点で「ことでん」の公式サイトでは、5月1日にレトロ電車の運転があることだけは
発表されていたが、その前日、4月29日に撮影会が催される...というのは
<変態鉄>の妄想の範囲を出なかったのである。まさに“見切り発車”。
ダメなら、対岸の岡山へ行って水島臨海鉄道でも撮れば良いかと...
…… ……
4月も中旬を過ぎて、相変わらず仕事は多忙を極めていたが、「ことでん」のサイトを
チェックしていると18日に「ゴールデンウィークのイベントについて」の発表。
記念の1日フリーきっぷの発売とともに「デカ下見学」。
【2016年4月30日13時30分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場
電動貨車「デカ1」を検修線に停めて、床下に潜り込める...という何とも
マニアックな企画が発表され、<変態鉄>は既に狂喜乱舞だったのである。
そして、仕事が忙しかったが、いよいよその日が。
2016年4月30日(土)晴れ
朝は4時半起き、コーヒーと菓子パンで簡単な朝食を済ませて羽田空港へ。
首都高の渋滞が怖くて安全策で品川乗り換えの京急線を選んだのだが...
【2016年4月30日6時26分】 東京都大田区・羽田空港国内線第2ターミナル
6時過ぎの羽田空港。やはり、大型連休初日とあって手荷物カウンターには長い列。
<変態鉄>の預け入れ手荷物は、剥き出しの三脚だから、あのマシンは無理なのだ。
【2016年4月30日6時30分】 東京都大田区・羽田空港国内線第2ターミナル
羽田空港の展望デッキは6時半に“開門”となる。
エスカレータを上がり、“一番乗り”で展望デッキへ。でも、羽田は...
<変態鉄>の愛用している“28-300”ズームレンズを頑なに拒むワイヤーフェンス。
コンデジをワイヤーの隙間に挿し込んでの撮影。
ANA便が発着する第2ターミナル、その展望デッキからだと、晴れた朝は逆光になる。
でも、その分、ヒコーキの翼がキラキラと輝いてくれて...
【2016年4月30日6時31分】 東京都大田区・羽田空港国内線第2ターミナル
とりあえず、自分が搭乗予定の、62番スポットに駐機されているB787型機を。
機体番号は、JA816Aだった。
【2016年4月30日6時32分】 東京都大田区・羽田空港国内線第2ターミナル
そして、振り返れば、こんな特別塗装機も現れた。
とはいえ、ここでゆっくりしている訳にもいかなかった。
7時前、急ぎ、保安検査場を抜け搭乗待合室へ。
【2016年4月30日7時34分】 NH531便(JA816A機内)
この日は後方窓側「32K」席だった。窓にカメラを向ければ、このシーン。
トーイングカーに押されて、ゆっくりと駐機場を離れるヒコーキを見送る地上職員。
晴れていても雨の日も、寒くても暑くても、飛び立つヒコーキに向かって
深々とお辞儀して、手を振って送り出す光景は鉄道にはない、ヒコーキ特有の
出発風景だろうか。
ところで、この日のNH531便、この時点ですでに少し遅れ気味。搭乗客が揃うまでに
時間がかかった...とか。しかも、滑走路の順番待ちで遅れは膨らんでいくのだった。
【2016年4月30日8時01分】 NH531便(JA816A機内)
晴れてはいたものの、雲が多めで全く期待していなかったが、でも、富士山。
頂上付近だけは少しだけ見ることができた。
直後、名古屋が近づく頃から窓には真っ白な雲。
【2016年4月30日8時43分】 NH531便(JA816A機内)
ちょうど姫路付近で針路を南に変えて、瀬戸内海上空にでるあたりでようやく
雲が晴れて。
【2016年4月30日8時49分】 NH531便(JA816A機内)
まもなく、約10分ほどの遅れで高松空港に着陸したのだった。
隣接する「さぬきこどもの国」には、ことでんの保存車とYS-11型機の姿。
9時過ぎ、ことでんバスが運行する高松駅ゆきのリムジンバスに乗り込んだ。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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駅や沿線風景、それに「うどん、ぞぞー」も楽しみなのだが、<鉄>として
注目しているのは、もちろん“レトロ電車”。
【2016年4月30日14時48分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場
高松琴平電鉄も戦時統合で高松市周辺の私鉄がいっしょになって発足した会社、
いまの志度線と長尾線は路面電車だったのだが、そんな中、いまから90年ほど前、
『讃岐の阪急』と呼ばれたのが琴平線の前身、琴平電鉄だった。
広軌1,435 mm軌間、瀟洒な洋館風の駅舎、大柄な車体の半鋼製電車...
そんな大正時代に製造されたレトロ電車4両が、なんと“いまなお現役”。
(4両のうち1両は、大阪鉄道(現在の近鉄)からの譲渡車)
琴平線開業に合わせて新製された車両たちが今年で製造90年、“卒寿”を迎える。
昨年に引き続き、そんなレトロ電車たちのイベントが行われた。
昨年は、土曜の撮影会には参加できず、日曜の「レトロ電車4連運行」は
激しい雨の降る生憎の空模様。今年こそは...
イベント開催が発表される前に、すでに高松市内のホテルを確保していた
<変態鉄>だったのである。
…… ……
この“出撃”も、スタートは3月の四国訪問に遡る。
【2016年3月4日13時15分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
「路面電車のダブルクロッシングを見る」などと称して、大阪と四国に出撃した<変態鉄>、
丸亀城を見に行った後の“ついで”ではあったが、仏生山にも立ち寄った(→ こちら)。
その日だった。高松のいつも泊まるホテルで。
「あのぅ、4月29日も来ようと思っているんですけど、シングルって...」
大型連休の中の土日、ネットの予約サイトを見ると高松市内のホテルも軒並み満室、
まさに“ダメ元”だったのだが...。
ぬぁんと、シングルに空室があったのである。
ちなみに予約サイトで「満室」の表示の日でも、そのホテルに直接問い合わせると
「空室あり」というケースは経験上、少なくない。
この時点で「ことでん」の公式サイトでは、5月1日にレトロ電車の運転があることだけは
発表されていたが、その前日、4月29日に撮影会が催される...というのは
<変態鉄>の妄想の範囲を出なかったのである。まさに“見切り発車”。
ダメなら、対岸の岡山へ行って水島臨海鉄道でも撮れば良いかと...
…… ……
4月も中旬を過ぎて、相変わらず仕事は多忙を極めていたが、「ことでん」のサイトを
チェックしていると18日に「ゴールデンウィークのイベントについて」の発表。
記念の1日フリーきっぷの発売とともに「デカ下見学」。
【2016年4月30日13時30分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場
電動貨車「デカ1」を検修線に停めて、床下に潜り込める...という何とも
マニアックな企画が発表され、<変態鉄>は既に狂喜乱舞だったのである。
そして、仕事が忙しかったが、いよいよその日が。
2016年4月30日(土)晴れ
朝は4時半起き、コーヒーと菓子パンで簡単な朝食を済ませて羽田空港へ。
首都高の渋滞が怖くて安全策で品川乗り換えの京急線を選んだのだが...
【2016年4月30日6時26分】 東京都大田区・羽田空港国内線第2ターミナル
6時過ぎの羽田空港。やはり、大型連休初日とあって手荷物カウンターには長い列。
<変態鉄>の預け入れ手荷物は、剥き出しの三脚だから、あのマシンは無理なのだ。
【2016年4月30日6時30分】 東京都大田区・羽田空港国内線第2ターミナル
羽田空港の展望デッキは6時半に“開門”となる。
エスカレータを上がり、“一番乗り”で展望デッキへ。でも、羽田は...
<変態鉄>の愛用している“28-300”ズームレンズを頑なに拒むワイヤーフェンス。
コンデジをワイヤーの隙間に挿し込んでの撮影。
ANA便が発着する第2ターミナル、その展望デッキからだと、晴れた朝は逆光になる。
でも、その分、ヒコーキの翼がキラキラと輝いてくれて...
【2016年4月30日6時31分】 東京都大田区・羽田空港国内線第2ターミナル
とりあえず、自分が搭乗予定の、62番スポットに駐機されているB787型機を。
機体番号は、JA816Aだった。
【2016年4月30日6時32分】 東京都大田区・羽田空港国内線第2ターミナル
そして、振り返れば、こんな特別塗装機も現れた。
とはいえ、ここでゆっくりしている訳にもいかなかった。
7時前、急ぎ、保安検査場を抜け搭乗待合室へ。
【2016年4月30日7時34分】 NH531便(JA816A機内)
この日は後方窓側「32K」席だった。窓にカメラを向ければ、このシーン。
トーイングカーに押されて、ゆっくりと駐機場を離れるヒコーキを見送る地上職員。
晴れていても雨の日も、寒くても暑くても、飛び立つヒコーキに向かって
深々とお辞儀して、手を振って送り出す光景は鉄道にはない、ヒコーキ特有の
出発風景だろうか。
ところで、この日のNH531便、この時点ですでに少し遅れ気味。搭乗客が揃うまでに
時間がかかった...とか。しかも、滑走路の順番待ちで遅れは膨らんでいくのだった。
【2016年4月30日8時01分】 NH531便(JA816A機内)
晴れてはいたものの、雲が多めで全く期待していなかったが、でも、富士山。
頂上付近だけは少しだけ見ることができた。
直後、名古屋が近づく頃から窓には真っ白な雲。
【2016年4月30日8時43分】 NH531便(JA816A機内)
ちょうど姫路付近で針路を南に変えて、瀬戸内海上空にでるあたりでようやく
雲が晴れて。
【2016年4月30日8時49分】 NH531便(JA816A機内)
まもなく、約10分ほどの遅れで高松空港に着陸したのだった。
隣接する「さぬきこどもの国」には、ことでんの保存車とYS-11型機の姿。
9時過ぎ、ことでんバスが運行する高松駅ゆきのリムジンバスに乗り込んだ。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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