倉敷・笠岡で過ごした＜鉄＞な1日＜速報版＞

今日は臨鉄、水島臨海鉄道キハ205の運転日。
天気は生憎の予報、でも、結局、朝と夕方、ホントに、ホントにごく短時間、
ポツポツとあたっただけ。バッグから傘を出すこともなく持ちこたえた。


【2016年4月3日10時20分】　水島臨海鉄道水島本線・球場前－倉敷市

沿線のサクラは五分咲き、菜の花は惨憺たる状況、2シーズン目だからかだろうか
カメラを構える“同業者さん”の姿も少なく、撮影できるポイントが限られる同線、
ゆっくりと撮影できた。

……　　……

2016年4月3日（日）曇りのち雨

「サンライズ」に乗る度に思うのだが...


【2016年4月3日6時19分】　山陽本線・岡山駅

いつ乗っても、岡山駅の朝、「サンライズ」号が別に廃止予定という訳でなくても
大勢のギャラリーがホーム上だけでなく階段までひしめき合って...、う～ん、謎!!
関東にお住まいの方なら、小田急ロマンスカーの予約サイトで“EXE”の充当便を調べて
小田急線・相模大野駅に行けば、いつだって見られるシーンのはずだが...。

解結シーンを熱心に観察する皆さんを尻目に、缶コーヒーを買っていた＜変態鉄＞。


【2016年4月3日8時00分】　水島臨海鉄道水島本線・倉敷市駅

倉敷駅に隣接する水島臨海鉄道・倉敷市駅。小さな駅舎内にはすでに行列が。
見慣れた顔もチラホラ。挨拶して列に加わる。でも、昨年の混乱にはほど遠く。
予定通り、8時から1日乗車券とグッズ類の販売が始まった。

これを買って、8:20発のMRTで浦田へ。昨シーズンと同じではあったが、
天理教前踏切でサクラを狙って...


【2016年4月3日10時20分】　水島臨海鉄道水島本線・弥生－浦田

「サンライズ出雲」の車窓から見た山陽本線沿線のサクラは満開に見えたのだが、
なぜか、臨鉄沿線は五分咲き程度。「サクラ×キハ」が撮れるのは、ここと球場前駅だけ。
小まめに“休車”の扱いをして、検査期限を延ばしているキハ205号車も、
走れる状態で来年のサクラの時期を迎えられるかどうかはかなりビミョー。
とりあえず、不十分でも撮るだけ撮りたかった。

今シーズンのキハの運用は午前中の2往復だけ。11時には“撮影終了”。
このまま空港に向かい羽田に戻って...ではおもしろくない、というか、勿体ない。

山陽本線の普通電車で広島県との県境に近い笠岡へ。


【2016年4月3日13時12分】　岡山県笠岡市・井笠鉄道記念館

1971年（昭和46年）まで笠岡から井原へと続いていたのが井笠鉄道。
軽便鉄道に由来する軌間762 mmの小さな車両たちが走る路線だったという。
その廃線跡、新山駅跡付近にあるのが「笠岡市井笠鉄道記念館」。

1913年製の蒸気機関車“コッペル”1号機と客車・貨車、各1両が展示されていた。

いま、この機関車の整備作業が行われている。
西日本を中心に多くの静態保存蒸気機関車の整備を行っているというO氏、
作業中にもかかわらず、この機関車に関していろいろと教えていただけた。
コッペルは、塗装を剥離し磨きだしているところ、これから再塗装とのこと。


【2016年4月3日13時47分】　岡山県笠岡市・井笠鉄道記念館

「こちら側がドイツで製造されたときからの鉄、こちら側は日本で作り替えて...」

そんな作業中のサイドタンクの模様。いわゆる“非公式側”、奥が煙突、手前がキャブ。
ナンバープレートの少し先のあたりを境に鋼板の質感が違っている。
井笠鉄道でタンクを改造して使用していた痕跡がわかるのも、今だけ。
＜変態鉄＞がテキトーに写真を撮っただけなら、絶対に分からなかった部分、
大変貴重なお話を伺うことができた。バス停で帰りのバスを待つ間、
そのお話を、必死に思い出しながら持っていたノートにまとめておいた。
＜詳細版＞のときにご紹介したい。ちなみに、機関車の整備が済んだら、
順次、客車・貨車もリフレッシュするみたい。

当初、“オマケ”のつもりで訪れた井笠鉄道記念館、とても充実した見学になった。
ぜひとも再訪してみたいと思っている。

（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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