SSブログ

路面電車のダイヤモンドクロスを見る旅(23)UDATSU-4 [町歩き(鉄分薄め)]

今日の話題に入る前に。
<変態鉄>が<鉄>で遠征するとき、目的地までの足は主にヒコーキと高速バス。

01_DPP_3672.JPG
【2016年3月19日8時04分】 富山地鉄市内軌道線・富山駅電停付近

先月、富山地鉄を撮りに行くときも新宿駅西口から西武の夜行高速バスで出発した。
だから、早朝の到着。時間はタップリあったので、環状線代走に入ったT100型を
撮るだけの余裕ができたのだった。

さて、通勤には京王線を使う<変態鉄>、職場は新宿駅はサザンテラス口の近く。
だから、駅を降りて甲州街道を歩くことになる。
今日というか昨日からは、その甲州街道でいままで見られなかったバスが...

……  ……

そう、高速バスターミナル「バスタ」である。かつて、そんな構想を聞いたときは
“どうせ無理だろう”と思っていたが、とうとうオープンしたらしい。

という訳で、3月に撮った高速バスの写真から。

02_IMG_5719.JPG
【2016年3月8日7時30分】 東京都新宿区・新宿駅西口付近

3月8日、小湊鐵道の高速バスで五井に向かった。
小田急と共同運行で新宿-木更津、新宿-五井を結ぶ高速バスは
「新宿駅西口(小田急ハルク前)」に発着していた。

<変態鉄>が<変態ガキ鉄>だった頃、岐阜にあの真紅の路面電車を撮りに行くのに
乗った高速バスが、いまや懐かしの“新岐阜バスターミナルゆき”の「パピヨン」号。
小田急と岐阜バスの共同運行で、このバス停に発着していた。
(※ 小湊の木更津線など一部の高速バスは4月以降もハルク前発着の予定。)

03_IMG_5730.JPG
【2016年3月18日22時11分】 東京都新宿区・新宿駅西口付近

そして、西武系の高速バスは都営バスと共同のロータリー真ん中にある路線バスの
のりばに発着していた。先日、富山に行くとき、直前に発車する高岡・氷見ゆきの
西武高速バスをスナップしてみた。小田急デパートをバックに発車するシーンも
見納めとなったのだった。

ヨドバシカメラの前の狭い道を、歩行者と入り乱れるように走っていた京王の高速バスも。
<バスマニア>ではないが、いままで乗り降りしていた場所がなくなるのは...

……  ……

さてさて。

仕事が忙しかったり、<速報版>を挟んだり...、すっかり間隔が開いてしまった
この話題。もう1ヶ月前になる。3月3日は快晴、この時期にしてはかなり暖かい1日だった。

四国に残る国鉄型ディーゼル動車、キハ47形に乗りに訪れた徳島。
でも、その運用は夕ラッシュ時まで無し。“暇つぶし”のつもりで訪れたのが
吉野川沿いの小さな町・脇町。徳島線・穴吹駅で降りて吉野川を渡り、
少し進んだところ。「うだつの町並み」をザッと見てくるだけのつもりだったが、
ところがどっこい。時間がとまったような、何だかゆったりした雰囲気の町の感じが
自分と「波長が合っていた」ような...、予定時間をオーバーして散策してしまった。


2016年3月3日(木)晴れ

前の記事から時間を遡ることになるのだが、穴吹駅から脇町まで歩いてゆく途中、
県道沿いに脇町郵便局があった。

04_fuukei_wakimachi.jpg

まずは、その風景印。

印影が不鮮明なのが残念だが、でも、風景印を捺してもらったそのハガキと
いっしょに局員さん、1枚の紙を。A4のOA用紙にプリントされたもの。
「風景印意匠説明 脇町郵便局」と書かれていた。

これまで数百の風景印を集めたのだが、説明を印刷したプリントを付けてもらったのは
記憶にない。敬意を表して、その説明文を引用してご紹介したい。

  
 風景印意匠説明  脇町郵便局   ~うだつと吉野川~ (1985年11月11日から使用)    徳島県の東西中ほどに位置する脇町は、江戸時代から明治にかけて藍を取り扱う商人達によりたいへん栄えました。「うだつ(卯建)」は隣家の火事をもらわないようせき止める土壁のことをいい、建てるために大変な費用がかかったことから、商家の繁栄ぶりを示すものとして現在も町並みに残されています。この「うだつの町並み」南側を流れる吉野川は、当時は藍の交易の水路として、現在では鮎釣りのメッカとしても名高く、うだつとともに意匠に用いられた川舟は「カンドリ舟」と呼ばれる鮎釣り用の小舟で、四季を通じ川岸に見られることから景観のひとつとなっています。

この脇町の、その歴史と町並みが少しイメージできるような...
<変態鉄>がグダグダと書き連ねるよりも、すっきりとわかりやすく、簡潔に
この町の魅力が表現されているような気がする。

DPP_3659.JPG
【2016年3月3日12時42分】 徳島県美馬市脇町(吉田家住宅)

その「うだつの町並み」の中、1792年につくられた「吉田家住宅」は当時の藍商の
繁栄を伝える建物として公開されている。その蔵の中も見学したのだった。

05_DPP_3673.JPG
【2016年3月3日12時53分】 徳島県美馬市脇町(吉田家住宅)

嫁入りに使われた駕籠から。

06_DPP_3674.JPG
【2016年3月3日12時54分】 徳島県美馬市脇町(吉田家住宅)

山岡鉄舟の屏風とか...

07_DPP_3675.JPG
【2016年3月3日12時57分】 徳島県美馬市脇町(吉田家住宅)

これは...(何だったっけ?? 1ヶ月経つと記憶も...)

08_DPP_3676.JPG
【2016年3月3日12時58分】 徳島県美馬市脇町(吉田家住宅)

いまでも蔵の中はイベント会場のような形でも使われることがあるみたいで、
イスが用意されていた。

09_DPP_3677.JPG
【2016年3月3日13時18分】 徳島県美馬市脇町

そして、吉田家住宅を辞してもと来た方向へ。
「うだつの町並み」の先で、吉野川の支流、大谷川にかかる小さな橋を渡る。
そこにあるのは古めかしい映画館である。その名も「オデオン座」。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村
nice!(21)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 21

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0