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念願のコレが撮れた、でも、一気にドン底へ。<速報版> [都電を追って[都電荒川線]]

“115系「そと房」号でゆく、いすみ鉄道の旅”の話題もいよいよクライマックスだが、
今日は1日お休み。都電の荒川車庫で、昨日5日に行われたイベントの模様を。

降りしきる雨の中、夢中になってシャッターを押し続けた自分。
この日の“メイン”は「荒川線40周年花電車」の装飾をした“花100形”。
でも、<変態鉄>のお目当ては、数年ぶりの展示となる、そして、自分にとっては
初となる6000形6086号車の展示だった。

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【2014年10月5日11時38分】 都電荒川線・荒川電車営業所

こんな念願のショットも撮ることができた。

楽しい1日だったはずなのだが...
……  ……

2014年10月5日(日)雨

毎年、10月1日は「荒川線の日」、都電全廃の方針から一転、
最後まで残った27・32系統の存続が決定、この2系統を統合(一部区間廃止)の上、
「荒川線」と命名されたのが、ちょうど40年前の1974年(昭和49年)10月1日。

これを記念して、毎年、この時期になると荒川車庫の公開イベントがあるのだが、
6086号車が展示されるのは、かなり久々のことだった。

「何としても撮らねば!!!!!!」

でも、台風が近づいてくる中、未明から東京も激しい雨となった。
開門は10時、余裕を持って8時に出発、山手線、大塚経由で荒川車庫には9時10分頃。
1時間前というのに、開門を待つ列は「おもいで広場」の前を横切り、車庫の前まで
さらに伸びて、9時半には営業所の玄関前くらいに達していた。

「物販」「福袋」「車庫公開」に分かれて、10時に入場開始。
もともとグッズ収集には、それほど熱心ではない<変態鉄>、まず、車庫内へ。

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【2014年10月5日10時06分】 都電荒川線・荒川電車営業所

「子ども記念撮影」には青い8800形が、40周年記念ヘッドマーク付きで。
その隣は風船でつくられた都電のキャラクター「とあらん」。
(ちなみに自分は「とあらん」より「みんくる」の方が好きだが...)

庫内には「休止中」の貼り紙、台車を抜かれた8500形のほか、青レトロ電車9002号など
入場中の車両の様子を眺めたり、実は、かなりディープな展示なのだが...スルー。

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【2014年10月5日10時53分】 都電荒川線・荒川電車営業所

車庫の奥まで一通り見た後は、早くも会場を出て車庫正面へ。
普段の出入庫線付近に6086号車と花100が並べられていた。もちろん、人だかり。
数分毎に方向幕が回される6086号車。系統板も荒川線の前身「27系統」「32系統」、
そして、過渡期に見られた6000形「荒川線」の表示、さらに新たにつくられた系統板も。

方向幕の表示も、最初はおとなしく(?)、荒川線にゆかりの行き先が続いた。
「大塚駅前」「早稲田」「町屋一丁目」(「町屋一」表示もあった)...
そして、「赤羽」「神谷三丁目」、これは荒川線化されるときに廃止になった
王子駅前-赤羽の区間にあった行き先。

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【2014年10月5日11時25分】 都電荒川線・荒川電車営業所

と、一通り終わったところで、飾り付けがはじまった。
ただ紙製だったとのことで、この激しい雨の中では...

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【2014年10月5日11時29分】 都電荒川線・荒川電車営業所

1974年に存続が決まった後も、長期的な方針が定まらないこともあって、
車両も運転形態も従来の都電のままだったが、恒久的な存続方針が決まったことで、
1978年(昭和53年)、電停の嵩上げ、青い帯のノンステップ型車両への更新など
新生・荒川線として再出発することになった。

この3月、文京区内に住んでいた夫婦の間に生まれた次男、後の<変態鉄>の誕生と
新生・荒川線の誕生、2つの誕生祝いとして(← もちろん、ウソ。後者だけです)、
1978年春に「花電車」が運転された。そのときも、先導車として赤帯6000形が
充当されたという。そんなことを連想させる姿での展示。

……  ……

カメラの砲列ができたが、まもなく、紙製の飾り付けは悲惨な姿に...
雨は激しくなっていく一方。

「このような雨ですので、本日は、12時30分までとさせていただきます。」

30分繰り上げての終了となることが予告された。
雨の中、集まったファンへのサービスと言うこともあったらしいが...

最後に「懐かしの系統板と行き先での展示」とアナウンスされると、皆、ズブ濡れに
なりながらもほとんど帰らなかった。
「新橋」「銀座」の表示の他、

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【2014年10月5日12時06分】 都電荒川線・荒川電車営業所

「12系統」「13系統」を交互に掲出しての展示となった。
ちなみに、どちらも新宿駅前から中央線に近い経路をとって、水天宮前、両国に向かう系統。
「新宿(角筈)」とは現在の新宿駅東口一帯、東京に詳しくない方には、
歌舞伎町近辺と言えば分かりやすいだろうか!?

現在、住居表示に「角筈(つのはず)」はないが、かつては新宿駅北側一帯を
指す地名だった。いまも公共施設などの名称に残っている。

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【2014年10月5日12時21分】 都電荒川線・荒川電車営業所

「大久保車庫前」などが一通り表示された後、最後、まもなく終了という時間になって
「秋葉原・岩本町」の表示。都心を縦横無尽に走っていた都電全盛期を知らない
<変態鉄>にとっては、本の中の白黒写真で見ただけの世界が目の前に繰り広げられ...

カメラバッグもグチョグチョになり、全身ズブ濡れ、悲惨な状況になりつつも
夢中でシャッターを切り続けたのだった。

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【2014年10月5日12時33分】 都電荒川線・荒川車庫前電停

帰ろうとしたら、荒川車庫前電停で「あおおび」くんこと7022号車にも会えた。
あっという間の3時間だった。

……  ……

そして、帰宅してからである。もともと結露のクセがある、わがレンズ、28-300。
でも、「普段に増してレンズ内部の結露が酷いなぁ」と思っていたら、
レンズの内部に水滴、というより大きな滴がハッキリと確認できるくらい...

そう、結露どころではない。ハッキリ分かるくらい水が溜まっていたのだ。
急遽、明日は新宿にあるCanonのサービス窓口に寄ってから会社に行くことに。
今週末は出撃予定。あぁ、どうなるんだ!?

最悪、ズームレンズをもう1本買うしかないと思っている(廉価版にするけど...)。
“いつか撮りたい”と思っていた6086号車が撮れた日の夜、一気にドン底へ。
あぁ「金失いの道」である。

と、この記事を下書きフォルダに保存して、いざ、凱旋門賞。TV観戦である。

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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