<変態鉄>の<鉄>活動とは!?(1)クラウドファンディング [自己紹介・思い出・その他]
通勤電車に揺られているとき、最近では、たぶん老いも若いも乗客の8割は
スマホを見ているような気がする。他人様が見ているモノを覗き込むのはいけないが
時として、その画面は見たくなくても視界に入ってくる。
大半の方が、ゲームをしているような感じである。仕事でしょっちゅう通る
渋谷駅の...デジタルサイネージというのだろうか、商業施設の柱などにある画面、
あそこの広告も大半がスマホゲームの関連であるような...
それだけ、いま勢いのある業界なのかも。
でも、<変態鉄>、スマホも持っていないし、そもそも“ゲーム”というのを
ほとんどしない。<変態鉄>のガラケーの中には大学時代は、講義中の暇つぶしに
“テトリス”とか、そういう簡単なゲームを入れていたことはあるが、いまは...
SNSだってほとんど...。そんな<変態鉄>、電車の中ではケータイで新聞を
読んでいる。いまだ「iモード」ユーザーの<変態鉄>、面白さから某新聞社と
その対極にある、築地にある自分が大嫌いな新聞社に月額110円を払っているわけで。
2社の記事を読み比べると、いろいろと考えさせられる部分もあって楽しいのである。
でも、意外と新しいモノに弱い<変態鉄>なのである。
最初に「クラウドファンディング」(CF)というコトバを聞いたとき、正直言って
「えっ!? 何それ!? “♪ 薔薇が咲いた 薔薇が咲いた~”の息子さん!?」
といった感じで。
知ってからも「結局、おカネはそんな簡単には集まらないでしょう!!」と。
そのCF、<変態鉄>が初めて“支援者”になったのが...
…… ……
ことでん「還暦の赤い電車」だった。
【2019年3月6日13時40分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
ちょうど、自分が“妄想”していたモノ、ずばりそれを実現させようと。
目標額 1,500万円というのは、ことでんの電車の広告ラッピングに必要な費用から
決められたものだったそうだが(次回の検査入場までの期間の長さによる)、
その数字は、かなり大変な、壮大な計画のように思えたのだった。
このときに、“Ready For”(レディー・フォー)というCFサイトに登録して。
こちら → https://readyfor.jp/
ここのCFの多くが“All or Nothing”形式で実施されており。
つまり、この場合、約束していた終了日時(2018年12月21日23時)までに
1,500万円を超えなければ不成立(全額返金)となる...というもの。
そんなことを知ったのも、このときだった。
最後の最後までかかって。でも、ギリギリセーフで「達成」が確定したとき
(つまり、自分のクレジットカードから支援額の分だけ決済されるとき)、
ちょっと嬉しかったのである。
【2019年11月4日11時49分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所
このときの“返礼品”が、2019年11月の「乗車・撮影会」だった訳で。
そして、もう1点。
続けて、2018年早々に始まったのが、いすみ鉄道前社長が発起人となって...
雨漏りが酷くて車内の一部座席を閉鎖して運転している...とか、状態の悪化が
伝えられていたキハ52 125号車。その修理を兼ねて塗装を朱色とクリームの
ツートンカラー、ちょうど2011年に同車が、いすみ鉄道に転じたときのカラーに
塗り戻そうという...、こちらは<鉄>の中でも非常に注目度の高いプロジェクトに
なって。前社長さんの発信力もあろうが...、
ぬぁんと、<変態鉄>は、8,000円コースを2口だけだったが、設定額の500万円は
1週間で達成するという異例の事態。
【2019年7月11日10時45分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘-上総中川
見れば、50万円コース(返礼品はヘッドマーク)を申し込んだ人も複数居たみたいで。
期間内に2倍を上回る資金が集まって、国吉駅で保存されているキハ30形の
再塗装までが実現したのは、拙ブログでも何度か触れてきた通り。
そのほかにも、ちょくちょく、その“Ready for”のサイトを覗いていて...
気になったプロジェクトには積極的に支援していくことにした<変態鉄>なので
ある。昨年、<鉄>系のプロジェクトでは、これ以外に3つほど支援した。
<変態鉄>の“基本方針”としては、こういうとき「返礼品」には期待せず
「記念きっぷ」などの簡素なものくらいにして、「全力応援コース」を選択して
可能な限りの金額を出すようにしている。
ちょっとご紹介すると...
あまりご縁はないのだが、清里駅前に保存されている、小海線でも活躍した
“高原のポニー”C56形蒸気機関車の再塗装。
直前の台風で小海線自体が運休を余儀なくされ、記念の団体臨時列車も走るか
どうか危ぶまれたが、どうにかお披露目イベントもつつがなく行われたようで。
計画は立てているのだが、なかなか小海線を訪れる機会がなく...
いつか近いうちに実見しに行きたいと思っている。
それから...
「別府鉄道」の旧型気動車の整備。こちらは兵庫県内で廃線跡に保存されている
戦前型のガソリン動車である。前後に荷台があり、車体側面には連続して2つの
ドア、つまり荷物室付きの合造車(キハニ)だったことを偲ばせる車体。
荒廃した同車を何とか救うべく、保存会が動いているのは新聞報道などで
知っていたのだが、その修復のためのCF、第3弾が始まると言うことで、
<変態鉄>としても、ちょっとだけ支援させていただいたのである。
返礼品はクリアファイルと硬券入場券。
ちなみに、「別府鉄道」は“べっぷ”ではない。“べふ”である。
そう、九州は大分県を走っていたローカル線...と誤解される方もいるかも
知れないが、実は兵庫県内を走っていたのである。大雑把に言えば加古川から
南東方向に伸びて瀬戸内海に面した港町までの路線。
いまあれば、JR山陽本線と山陽電車が南北に離れる区間で、タテ方向に連絡する
路線として通勤通学で賑わっていたかも...。
このキハ2号車が保存されている公園の近くにある郷土資料館では
ディーゼル機関車と俗にいうマッチ箱客車が保存されていて。
さらに、その機関車は、ぬぁんと...水島臨海鉄道(の前身の倉敷市営鉄道)とも
関わりのある機関車だそうで。ぜひぜひ、見に行きたいと思っているのである。
そして、もう1つ。
<変態鉄>が<鉄>として“憧れの存在”でありながら、ちょっとだけ
間に合わなかったのが、「20系特急寝台用客車」である。
青い車体にクリーム色の3本の細帯、車両限界一杯の丸っこい車体。
“初代ブルートレイン”である。<変態鉄>が高校生になった頃、JR西日本に
承継された仲間が最後の活躍をしており、九州-大阪間の臨時急行寝台列車に
充てられていた。そのとき、一度だけ乗車する機会を得たのだが、当時、写真は...
保存車の数も少なく、最も憧れる最後部を飾った「ナハネフ22形」は
大宮の博物館のほかは福岡県の「貝塚公園」の保存車だけ。
【2012年2月7日9時56分】 福岡市・貝塚公園
ただし、こちらもご多分に漏れず、公園での屋外保存だけあって非常に
荒廃していたようで。ある方が個人的に資金を拠出することで再塗装。
そんなことを知らずに、ちょうどその塗装作業中に訪れたという話題を
拙ブログの最初期の記事でご紹介している(→ こちら)。
あれから7年余り。再塗装されたはずのナハネフ22 1007号車だったが再び荒廃。
今度はCFを利用して...、でも、その発起人が。
その“ナハネフ”に惚れ込んだという小学生が。
博多の地下鉄の終点にほど近い公園に保存されているだけあって、そう簡単に
見に行くことはできないのだが、ぜひ、美しい姿を取り戻して欲しいと思って
わずかばかり支援したのだった。
このプロジェクト、目標額を大幅に上回って。でも、小学5年生の利優くん、
非常に迅速に直筆メッセージ!! を添えて返礼品の硬券入場券を送ってくれた。
…… ……
【2019年11月4日13時50分】 高松琴平電鉄琴平線・円座-一宮(後追い)
今年は夏前に“情熱の赤プロジェクト”が、再び、「ことでん貸切乗車団」により
行われるとのこと。今回は琴平線1200形(京急旧700形)をバーミリオンに白帯の
京急カラーにするのだそうで...、再び支援させていただく予定。
決して経済的に余裕があるわけでは無いのだが、微々たるものとはいえ、
自分の気になる車輌、気になる鉄道情景の保存に協力するのも<鉄>の1つか...と
勝手にそう思っているのである。
~~ お知らせ ~~
このブログは、2020年1月中を目途に更新を終了します。
新ブログ「金失いの道ゆけば Part 2」も、よろしくお願いします。
こちら→ https://gohachinihachi1978.blog.ss-blog.jp/
~~~~ ~~~~
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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スマホを見ているような気がする。他人様が見ているモノを覗き込むのはいけないが
時として、その画面は見たくなくても視界に入ってくる。
大半の方が、ゲームをしているような感じである。仕事でしょっちゅう通る
渋谷駅の...デジタルサイネージというのだろうか、商業施設の柱などにある画面、
あそこの広告も大半がスマホゲームの関連であるような...
それだけ、いま勢いのある業界なのかも。
でも、<変態鉄>、スマホも持っていないし、そもそも“ゲーム”というのを
ほとんどしない。<変態鉄>のガラケーの中には大学時代は、講義中の暇つぶしに
“テトリス”とか、そういう簡単なゲームを入れていたことはあるが、いまは...
SNSだってほとんど...。そんな<変態鉄>、電車の中ではケータイで新聞を
読んでいる。いまだ「iモード」ユーザーの<変態鉄>、面白さから某新聞社と
その対極にある、築地にある自分が大嫌いな新聞社に月額110円を払っているわけで。
2社の記事を読み比べると、いろいろと考えさせられる部分もあって楽しいのである。
でも、意外と新しいモノに弱い<変態鉄>なのである。
最初に「クラウドファンディング」(CF)というコトバを聞いたとき、正直言って
「えっ!? 何それ!? “♪ 薔薇が咲いた 薔薇が咲いた~”の息子さん!?」
といった感じで。
知ってからも「結局、おカネはそんな簡単には集まらないでしょう!!」と。
そのCF、<変態鉄>が初めて“支援者”になったのが...
…… ……
ことでん「還暦の赤い電車」だった。
【2019年3月6日13時40分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅
ちょうど、自分が“妄想”していたモノ、ずばりそれを実現させようと。
目標額 1,500万円というのは、ことでんの電車の広告ラッピングに必要な費用から
決められたものだったそうだが(次回の検査入場までの期間の長さによる)、
その数字は、かなり大変な、壮大な計画のように思えたのだった。
このときに、“Ready For”(レディー・フォー)というCFサイトに登録して。
こちら → https://readyfor.jp/
ここのCFの多くが“All or Nothing”形式で実施されており。
つまり、この場合、約束していた終了日時(2018年12月21日23時)までに
1,500万円を超えなければ不成立(全額返金)となる...というもの。
そんなことを知ったのも、このときだった。
最後の最後までかかって。でも、ギリギリセーフで「達成」が確定したとき
(つまり、自分のクレジットカードから支援額の分だけ決済されるとき)、
ちょっと嬉しかったのである。
【2019年11月4日11時49分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所
このときの“返礼品”が、2019年11月の「乗車・撮影会」だった訳で。
そして、もう1点。
続けて、2018年早々に始まったのが、いすみ鉄道前社長が発起人となって...
雨漏りが酷くて車内の一部座席を閉鎖して運転している...とか、状態の悪化が
伝えられていたキハ52 125号車。その修理を兼ねて塗装を朱色とクリームの
ツートンカラー、ちょうど2011年に同車が、いすみ鉄道に転じたときのカラーに
塗り戻そうという...、こちらは<鉄>の中でも非常に注目度の高いプロジェクトに
なって。前社長さんの発信力もあろうが...、
ぬぁんと、<変態鉄>は、8,000円コースを2口だけだったが、設定額の500万円は
1週間で達成するという異例の事態。
【2019年7月11日10時45分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘-上総中川
見れば、50万円コース(返礼品はヘッドマーク)を申し込んだ人も複数居たみたいで。
期間内に2倍を上回る資金が集まって、国吉駅で保存されているキハ30形の
再塗装までが実現したのは、拙ブログでも何度か触れてきた通り。
そのほかにも、ちょくちょく、その“Ready for”のサイトを覗いていて...
気になったプロジェクトには積極的に支援していくことにした<変態鉄>なので
ある。昨年、<鉄>系のプロジェクトでは、これ以外に3つほど支援した。
<変態鉄>の“基本方針”としては、こういうとき「返礼品」には期待せず
「記念きっぷ」などの簡素なものくらいにして、「全力応援コース」を選択して
可能な限りの金額を出すようにしている。
ちょっとご紹介すると...
あまりご縁はないのだが、清里駅前に保存されている、小海線でも活躍した
“高原のポニー”C56形蒸気機関車の再塗装。
直前の台風で小海線自体が運休を余儀なくされ、記念の団体臨時列車も走るか
どうか危ぶまれたが、どうにかお披露目イベントもつつがなく行われたようで。
計画は立てているのだが、なかなか小海線を訪れる機会がなく...
いつか近いうちに実見しに行きたいと思っている。
それから...
「別府鉄道」の旧型気動車の整備。こちらは兵庫県内で廃線跡に保存されている
戦前型のガソリン動車である。前後に荷台があり、車体側面には連続して2つの
ドア、つまり荷物室付きの合造車(キハニ)だったことを偲ばせる車体。
荒廃した同車を何とか救うべく、保存会が動いているのは新聞報道などで
知っていたのだが、その修復のためのCF、第3弾が始まると言うことで、
<変態鉄>としても、ちょっとだけ支援させていただいたのである。
返礼品はクリアファイルと硬券入場券。
ちなみに、「別府鉄道」は“べっぷ”ではない。“べふ”である。
そう、九州は大分県を走っていたローカル線...と誤解される方もいるかも
知れないが、実は兵庫県内を走っていたのである。大雑把に言えば加古川から
南東方向に伸びて瀬戸内海に面した港町までの路線。
いまあれば、JR山陽本線と山陽電車が南北に離れる区間で、タテ方向に連絡する
路線として通勤通学で賑わっていたかも...。
このキハ2号車が保存されている公園の近くにある郷土資料館では
ディーゼル機関車と俗にいうマッチ箱客車が保存されていて。
さらに、その機関車は、ぬぁんと...水島臨海鉄道(の前身の倉敷市営鉄道)とも
関わりのある機関車だそうで。ぜひぜひ、見に行きたいと思っているのである。
そして、もう1つ。
<変態鉄>が<鉄>として“憧れの存在”でありながら、ちょっとだけ
間に合わなかったのが、「20系特急寝台用客車」である。
青い車体にクリーム色の3本の細帯、車両限界一杯の丸っこい車体。
“初代ブルートレイン”である。<変態鉄>が高校生になった頃、JR西日本に
承継された仲間が最後の活躍をしており、九州-大阪間の臨時急行寝台列車に
充てられていた。そのとき、一度だけ乗車する機会を得たのだが、当時、写真は...
保存車の数も少なく、最も憧れる最後部を飾った「ナハネフ22形」は
大宮の博物館のほかは福岡県の「貝塚公園」の保存車だけ。
【2012年2月7日9時56分】 福岡市・貝塚公園
ただし、こちらもご多分に漏れず、公園での屋外保存だけあって非常に
荒廃していたようで。ある方が個人的に資金を拠出することで再塗装。
そんなことを知らずに、ちょうどその塗装作業中に訪れたという話題を
拙ブログの最初期の記事でご紹介している(→ こちら)。
あれから7年余り。再塗装されたはずのナハネフ22 1007号車だったが再び荒廃。
今度はCFを利用して...、でも、その発起人が。
その“ナハネフ”に惚れ込んだという小学生が。
博多の地下鉄の終点にほど近い公園に保存されているだけあって、そう簡単に
見に行くことはできないのだが、ぜひ、美しい姿を取り戻して欲しいと思って
わずかばかり支援したのだった。
このプロジェクト、目標額を大幅に上回って。でも、小学5年生の利優くん、
非常に迅速に直筆メッセージ!! を添えて返礼品の硬券入場券を送ってくれた。
…… ……
【2019年11月4日13時50分】 高松琴平電鉄琴平線・円座-一宮(後追い)
今年は夏前に“情熱の赤プロジェクト”が、再び、「ことでん貸切乗車団」により
行われるとのこと。今回は琴平線1200形(京急旧700形)をバーミリオンに白帯の
京急カラーにするのだそうで...、再び支援させていただく予定。
決して経済的に余裕があるわけでは無いのだが、微々たるものとはいえ、
自分の気になる車輌、気になる鉄道情景の保存に協力するのも<鉄>の1つか...と
勝手にそう思っているのである。
~~ お知らせ ~~
このブログは、2020年1月中を目途に更新を終了します。
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