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白銀の只見線を探して(5)夜の会津若松駅ホームは... [会津・越後のキハ[只見・磐越西線]]

いよいよ3月。引き続き、<変態鉄>の仕事は忙しいのだが...
この前、<予告編>を書いた通り、来週には四国に“出撃”を予定している。

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【2018年5月6日14時14分】 高松琴平電鉄琴平線・榎井-羽間(後追い)

そう、お目当ては、ことでん-高松琴平電鉄の「還暦の赤」。
もと京急1000形の、ことでん1080形がバーミリオンに白帯の“京急色”になる。
その「お披露目」は6日の午後なのだが、どうやら天気が...う~ん。

数年前まで間違いなく「晴れ男」(※ゲ男ではない)だったはずの自分だが、
最近はすっかり「雨男」になってしまったような...。嗚呼。

徳島地区のキハ40系列ももはや風前の灯火、何とか、1枚でも撮ってきたいのだが...
そんな、四国を走っているキハと同型の車両が、雪深い会津を走っている。
これこそ、まさに「国鉄型」の魅力でもある。国鉄がなくなって30年余り、とうとう
“最後の国鉄型”だと思っていた“40系一般型ディーゼル動車”も、その「終点」に
近づきつつあるようで。国鉄末期のさまざまな事情を抱えて製造された分、
車輌としての技術的評価は分かれるところだが、40年を超えて走り続けてきたのは
やはり“名車”、いや“名脇役”かも知れない。

夜の会津若松駅ホームに、そんな昭和生まれのキハが並ぶ時間帯があって...

……  ……

2019年1月27日(日)晴れ

西若松駅構内のはずれにあたる位置にある小さな踏切が「二番町踏切」。
普段なら、どうせ周囲がゴチャゴチャした感じでカメラを構えようという気には
ならなかったと思うのだが、積雪というのは、それらをカバーするだけの魅力が
あるような気がする。

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【2019年1月27日14時16分】 只見線・西若松駅付近

ちなみにこの駅、昔は西口(写真右)側に駅舎(つまり駅本屋)があったのだとか。
その関係でホームは右側から1番、2番、3番となっている。ただし、1番ホームは
夕方、17時過ぎに只見線の上下列車がすれ違うとき以外は閉鎖されており、左側の
島式ホームだけを使っている。上下に関係なく、只見線は2番ホームに、会津鉄道は
3番ホームを使用する。

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【2019年1月27日14時22分】 会津鉄道線・西若松駅付近

「帰ろう」と荷物をまとめて歩き出したときに、遠くから列車の音が聞こえてきて...

<鉄>としては、やはりカメラを向けずには居られないのである。
あとで時刻表を確認したところ、第3158D列車「AIZUマウントエクスプレス3号」。
赤い車輌はリクライニングシート装備、快速列車としては豪華な列車である。

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【2019年1月27日14時22分】 会津鉄道線・西若松-七日町(後追い)

先ほどと同じ構図で後追いして。一度、浅草から東武線で会津に向かってみたいと
思っているのだが...

これで撮影は終了。急いでホテルに戻らないと。

西若松駅からの路線バスは西口と東口から半分ずつ...といった感じだろうか。
試しに東口に行ってみたら、ちょうど良い感じでバスがあって。

ホテルは前々回と同じところ。神明通りバス停近くのホテルにチェックインして。
急ぎ、TVを点けて大相撲中継を楽しんだのだった。

一月場所は横綱 稀勢の里の引退が最大の話題...かと思っていたら、玉鷲の初賜杯、
直近6場所で5人の優勝力士が出る...というところに、世代交代を感じつつも。

そんな話題を書きながらも、すでに大阪での三月場所の初日が近づいているわけで...

さて、会津若松で意外と困るのが夕食なのである。アルコールを飲まない<変態鉄>
にとって夜の若松の街でゆっくりと夕食をとれるお店というのを、まだ見つけて
いないのである。ということで、初日の夜は、会津若松駅前にあるステーキ店...
と言っても、チェーン店のファミレスである。歩道の雪が凍結して足をとられそうに
なるのに、ちょっと気をつけながら夕方のラッシュが始まったバス停へ。

すぐにやって来たバスに乗って...

夕食を済ませたら19時。そのままホテルに戻る<変態鉄>であるはずも無く。

入場券を買って会津若松駅へ。19:00に会津坂下からキハ4連が戻ってきて、
19:41発の会津川口ゆきとして折り返す運用がある。3番ホームからの発車なので
4番ホームの端から“バルブ”を試みることにして...

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【2019年1月27日19時01分】JR東日本・郡山総合車両センター会津若松派出所

会津若松駅の後ろ側には大きな機関庫があって。SL列車運転時に使われる転車台、
そのほかに只見線、磐越西線の運用に入る列車が休んでいるのもココ。
その様子は、只見線・会津鉄道線が使用する4・5番ホームから撮ることができる。

3連ということは、お昼過ぎの第428D列車で戻ってきた編成だろうか?
検修庫の前に佇んでいるキハの姿を撮ったら...

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【2019年1月27日19時02分】 只見線・会津若松駅

屋根肩部分まで白い雪が載っている、東北色のキハ40形4両編成。会津川口ゆきの
第435D列車である。この列車は、そのまま会津川口で滞泊となり、つまり、
翌朝の通学列車の送り込みを兼ねている訳で、いまでは珍しくなった国鉄型キハの
4両編成での運転なのである。どうやら、ラッピング車は検査入場中だったようで、
白地に緑の「東北色」で統一された編成...というのも良い感じ。

そのときに、向かい側のホーム、磐越西線の列車が発着する2番ホームはと言うと...

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【2019年1月27日19時08分】 只見線・会津若松駅

そう、こちらには19:42発の野沢ゆき第239D列車が停車中。こちらは新潟支社の
キハ47形2両編成。“40系ディーゼル動車”の中で「片開き扉・両運転台」がキハ40、
「両開き扉・片運転台」がキハ47形。でも、同系列だけあって前面形状などは同じ。
同系車並びである。

実はこの日、磐越西線の電化区間は大雪のためにダイヤに乱れが出ていて、ちょうど
この時間帯、会津若松駅に居たのは国鉄型キハだけだった。
2連と4連、北側へのスイッチバックの磐越西線ホームと南向きに線路がのびる只見線
ホーム、列車の停車位置は揃っているはずがなく、両方のキハを入れて撮るのは
かなり苦し紛れだったが、どうにか...

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【2019年1月27日19時13分】 磐越西線・会津若松駅

郡山方面の列車は暫くやって来ないことがホームの案内放送で繰り返されており、
その隙を突く形で、<変態鉄>は郡山ゆきが発着する1番ボームに回って、
2番ホームに停車中のキハ47形の姿を。

車体塗色は「新潟色」だが、車内は紺色のボックスシートが残る“国鉄のかほり”が
する車輌なのである。こういう、夜のキハに揺られてみたい気もするのだが...。
紺色に白文字の「普通」表示もまた国鉄型らしくて。

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【2019年1月27日19時16分】 磐越西線・会津若松駅

図々しくも、同じ編成を反対側からも撮っていた<変態鉄>。

奥に見えるヘッドライトは只見線、第435D列車のキハ40形のものである。
思わぬ形で、キハ40系並びを堪能した<変態鉄>、発車まで見届けたい気持ちも
あったが、明日の朝に備えてホテルに戻ることにしたのだった。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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