行ってはみたものの...(亀戸と小岩で撮影記)<後編> [東京鐵話]
木曜の東京は...、“春の嵐”などと。でも、実際は予想通りの“吹く吹く詐欺”。
青空が広がった日、自宅で会社から持ち帰った仕事をしているときほど、<鉄>として
一番辛いときなのかも知れない。
【2018年2月28日12時37分】 東武鉄道亀戸線・亀戸水神-亀戸
さて、水曜日の撮影記。つづき。
新金線では貨物列車はほぼ思った通りの1枚を撮ることができたが、その後に185系が...
やはり、事前の調べは重要。行き当たりばったりで撮影に行って損するのは
<変態鉄>にとっては“毎度のこと”。
この日、小岩から“転戦”したのは、まずは平井駅、続いて亀戸だった。
…… ……
2018年2月28日(水)曇り時々晴れ
総武線の車窓に「最後の国鉄特急型電車」185系が新金線を走ってくる様子を
指をくわえて見守るしかなかった<変態鉄>。でも、この日はもうちょっと撮りたい
ものがあった。12時過ぎに新小岩駅を出発するはず。
快速線の北側にある“5本目の線路”を走るのは、朱色のディーゼル機関車。
2月最後の日に、2月最初の“煙分補給”である。ディーゼル車を一度も撮らなかった月も
珍しいわけで。いすみ鉄道にも小湊鐵道にも結局、行けずじまいだった1ヶ月。
そのディーゼルとは...!?
平井駅は緩行線だけが停まる比較的小さい駅。
ホーム端は首都圏には珍しい位、スッキリ。
でも、線路南側のビルの影が落ちて、超望遠がないと列車写真は厳しいか!?
北側を通る快速線も、なぜかこの区間は架線柱の間隔が密になっていて、撮りづらく。
思ったほどの場所ではなかったが...
【2018年2月28日11時44分】 総武本線・平井駅
ちょっと遠いけれど、ビル影に入る手前でE231系。背後に見えるのは荒川、中川と
続けて渡る橋梁、その真ん中、2つの川の間に架かる高架橋が首都高速。
【2018年2月28日11時51分】 総武本線・平井駅(後追い)
不意にやって来てしまって、取り損ねたのは銚子からの特急「しおさい8号」。
JR発足直後、各社が競って意欲的な新型特急を製造していたときにできた253系も
いまや“古参”といえる車両になって。
“Boso View Express”と名付けられ、ちょっとバブリーな、ムダに豪華な車内のつくり。
JRの特急列車が「特別急行」だった最後の時代を知る電車かも知れない。
いま走っている“特急列車”は完全に「有料通勤電車」に過ぎないわけで。
待つこと暫し。
【2018年2月28日12時10分】 総武本線・平井駅
一番遠い、北側の線路をゆっくりと進んできたのはDE10型ディーゼル機関車が牽く
ミニ編成の“貨物列車”。
少し引いて、架線柱の間に収まる位置で編成全景を。
【2018年2月28日12時11分】 総武本線・平井駅
この日は3両の“チキ車”を連ねた編成を牽いて。DE10 1571号機がやって来た。
宇都宮運転所の車両廃止に伴い、高崎車両センターに移管され、首都圏の臨時列車牽引
など、比較的地味な活躍が目立つ機関車だが...
実は総武本線のように見えて、一番北側のこの線路。
新小岩駅から総武線の複々線の北側を走ってきて、ここから高架に上がる。
一気に高度を上げて亀戸駅付近で総武線の線路を跨いで一気に南側へ。
そこから明治通りのすぐ西側を走って、東京湾沿い、京葉線の潮見駅に近いJR東日本
東京資材センターに至る貨物専用線、通称・越中島貨物線の定期列車である。
【2018年2月28日12時11分】 総武本線・平井駅(後追い)
王子の専用線がなくなって以来、たぶん、東京都内で国鉄型のディーゼルが活躍する
最後の路線ではなかろうか。(← テキトーな発言)
と言うわけで、何とか2月もディーゼルを撮ることができて。
そして、最後にやって来たのは...
…… ……
1つ隣の亀戸駅。東口側に出て築堤上をゆく総武線の南側の狭い道を東へ。
【2018年2月28日12時27分】 東武鉄道亀戸線・亀戸水神-亀戸
亀戸駅から2番目の踏切が隣の亀戸水神駅に向かって急カーブのところにあり、
なかなか撮りやすいのだとか...
現地に着くとすぐに8000系の2両編成。
亀戸水神駅のホームがすぐ後ろに見えてはいるが、下町らしい風景の中をやって来る
2両編成の電車。「電鉄線」らしいシーンが撮れた。
【2018年2月28日12時37分】 東武鉄道亀戸線・亀戸水神-亀戸
次に亀戸水神駅を出て、こちらにやって来たのは8000系試験塗装車。
東武では、セイジクリームを皮切りにかつての塗色を次々に“復刻”させていて。
【1993年6月】 埼玉県・東武動物公園
この試験塗装は、1958年(昭和33年)頃に7800系に施されていたもの。2017年7月に
亀戸・大師線用として復刻されたとのこと。
この日は黄色い試験塗装車(復刻)と白地に青帯の標準塗装車が1本ずつ。
【2018年2月28日12時47分】 東武鉄道亀戸線・亀戸水神-亀戸
亀戸水神駅を出発、ゆっくりと近づいてくるのは標準塗装の8000系。
10分間隔のサイクルダイヤ。8000系ワンマン仕様2両編成2本の電車が、曳舟-亀戸を
往復し続けるダイヤになっており、20分で運用は一巡するのである。
ということで、滞在20分、3本目に標準色を撮ったところでここで撮影終了。
【2018年2月28日12時47分】 東武鉄道亀戸線・亀戸水神-亀戸
最後は、8000系の“正面ドカン”で締めくくり。
ヘッドライトがシールドビームからHIDに交換されていることに初めて気づいた
<ダメ鉄>だったのである。
でも、ここでそれ以上に“驚愕の事実”に気づいたのである。
来るときはJR線の南側、高架と築堤のJR線に阻まれて東武の線路は見えないところの道を
歩いてきた。事前の調べで撮影地は「亀戸駅から2番目の踏切が良い」とあったのだが...
ぬぁんと、自分が「2番目」と思っていた踏切は「3番目の踏切」だった。
もう1つ亀戸寄りには上下線ともスッキリ撮れそうな見晴らしの良い踏切があった。
「あと20分、続ける??」
ちょっとだけ迷ったが、そのまま亀戸駅に戻って中野ゆきに乗り込んだのだった。
…… ……
でも、本当に辛かったのは足下。買い換えたスニーカーがどうも足に合っていなくて。
歩く度に痛みが。これ、意外と、というか、かなりイライラする原因になっていて。
どうしても「早く帰りたい」に気持ちが傾くのであった。
【2018年2月28日10時53分】 新金線・金町-新小岩
特に新金線なら、普段、午後からの勤務になることの方が多い<変態鉄>、このまま
新宿の職場に向かえば通常勤務に間に合う時刻。今度は下調べもキチンとして、
旅客列車の回送が組まれる平日に新金線を訪れたいと思う<変態鉄>だった。
明日はもしかすると、もしかする...かも知れない。(おわり)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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青空が広がった日、自宅で会社から持ち帰った仕事をしているときほど、<鉄>として
一番辛いときなのかも知れない。
【2018年2月28日12時37分】 東武鉄道亀戸線・亀戸水神-亀戸
さて、水曜日の撮影記。つづき。
新金線では貨物列車はほぼ思った通りの1枚を撮ることができたが、その後に185系が...
やはり、事前の調べは重要。行き当たりばったりで撮影に行って損するのは
<変態鉄>にとっては“毎度のこと”。
この日、小岩から“転戦”したのは、まずは平井駅、続いて亀戸だった。
…… ……
2018年2月28日(水)曇り時々晴れ
総武線の車窓に「最後の国鉄特急型電車」185系が新金線を走ってくる様子を
指をくわえて見守るしかなかった<変態鉄>。でも、この日はもうちょっと撮りたい
ものがあった。12時過ぎに新小岩駅を出発するはず。
快速線の北側にある“5本目の線路”を走るのは、朱色のディーゼル機関車。
2月最後の日に、2月最初の“煙分補給”である。ディーゼル車を一度も撮らなかった月も
珍しいわけで。いすみ鉄道にも小湊鐵道にも結局、行けずじまいだった1ヶ月。
そのディーゼルとは...!?
平井駅は緩行線だけが停まる比較的小さい駅。
ホーム端は首都圏には珍しい位、スッキリ。
でも、線路南側のビルの影が落ちて、超望遠がないと列車写真は厳しいか!?
北側を通る快速線も、なぜかこの区間は架線柱の間隔が密になっていて、撮りづらく。
思ったほどの場所ではなかったが...
【2018年2月28日11時44分】 総武本線・平井駅
ちょっと遠いけれど、ビル影に入る手前でE231系。背後に見えるのは荒川、中川と
続けて渡る橋梁、その真ん中、2つの川の間に架かる高架橋が首都高速。
【2018年2月28日11時51分】 総武本線・平井駅(後追い)
不意にやって来てしまって、取り損ねたのは銚子からの特急「しおさい8号」。
JR発足直後、各社が競って意欲的な新型特急を製造していたときにできた253系も
いまや“古参”といえる車両になって。
“Boso View Express”と名付けられ、ちょっとバブリーな、ムダに豪華な車内のつくり。
JRの特急列車が「特別急行」だった最後の時代を知る電車かも知れない。
いま走っている“特急列車”は完全に「有料通勤電車」に過ぎないわけで。
待つこと暫し。
【2018年2月28日12時10分】 総武本線・平井駅
一番遠い、北側の線路をゆっくりと進んできたのはDE10型ディーゼル機関車が牽く
ミニ編成の“貨物列車”。
少し引いて、架線柱の間に収まる位置で編成全景を。
【2018年2月28日12時11分】 総武本線・平井駅
この日は3両の“チキ車”を連ねた編成を牽いて。DE10 1571号機がやって来た。
宇都宮運転所の車両廃止に伴い、高崎車両センターに移管され、首都圏の臨時列車牽引
など、比較的地味な活躍が目立つ機関車だが...
実は総武本線のように見えて、一番北側のこの線路。
新小岩駅から総武線の複々線の北側を走ってきて、ここから高架に上がる。
一気に高度を上げて亀戸駅付近で総武線の線路を跨いで一気に南側へ。
そこから明治通りのすぐ西側を走って、東京湾沿い、京葉線の潮見駅に近いJR東日本
東京資材センターに至る貨物専用線、通称・越中島貨物線の定期列車である。
【2018年2月28日12時11分】 総武本線・平井駅(後追い)
王子の専用線がなくなって以来、たぶん、東京都内で国鉄型のディーゼルが活躍する
最後の路線ではなかろうか。(← テキトーな発言)
と言うわけで、何とか2月もディーゼルを撮ることができて。
そして、最後にやって来たのは...
…… ……
1つ隣の亀戸駅。東口側に出て築堤上をゆく総武線の南側の狭い道を東へ。
【2018年2月28日12時27分】 東武鉄道亀戸線・亀戸水神-亀戸
亀戸駅から2番目の踏切が隣の亀戸水神駅に向かって急カーブのところにあり、
なかなか撮りやすいのだとか...
現地に着くとすぐに8000系の2両編成。
亀戸水神駅のホームがすぐ後ろに見えてはいるが、下町らしい風景の中をやって来る
2両編成の電車。「電鉄線」らしいシーンが撮れた。
【2018年2月28日12時37分】 東武鉄道亀戸線・亀戸水神-亀戸
次に亀戸水神駅を出て、こちらにやって来たのは8000系試験塗装車。
東武では、セイジクリームを皮切りにかつての塗色を次々に“復刻”させていて。
【1993年6月】 埼玉県・東武動物公園
この試験塗装は、1958年(昭和33年)頃に7800系に施されていたもの。2017年7月に
亀戸・大師線用として復刻されたとのこと。
この日は黄色い試験塗装車(復刻)と白地に青帯の標準塗装車が1本ずつ。
【2018年2月28日12時47分】 東武鉄道亀戸線・亀戸水神-亀戸
亀戸水神駅を出発、ゆっくりと近づいてくるのは標準塗装の8000系。
10分間隔のサイクルダイヤ。8000系ワンマン仕様2両編成2本の電車が、曳舟-亀戸を
往復し続けるダイヤになっており、20分で運用は一巡するのである。
ということで、滞在20分、3本目に標準色を撮ったところでここで撮影終了。
【2018年2月28日12時47分】 東武鉄道亀戸線・亀戸水神-亀戸
最後は、8000系の“正面ドカン”で締めくくり。
ヘッドライトがシールドビームからHIDに交換されていることに初めて気づいた
<ダメ鉄>だったのである。
でも、ここでそれ以上に“驚愕の事実”に気づいたのである。
来るときはJR線の南側、高架と築堤のJR線に阻まれて東武の線路は見えないところの道を
歩いてきた。事前の調べで撮影地は「亀戸駅から2番目の踏切が良い」とあったのだが...
ぬぁんと、自分が「2番目」と思っていた踏切は「3番目の踏切」だった。
もう1つ亀戸寄りには上下線ともスッキリ撮れそうな見晴らしの良い踏切があった。
「あと20分、続ける??」
ちょっとだけ迷ったが、そのまま亀戸駅に戻って中野ゆきに乗り込んだのだった。
…… ……
でも、本当に辛かったのは足下。買い換えたスニーカーがどうも足に合っていなくて。
歩く度に痛みが。これ、意外と、というか、かなりイライラする原因になっていて。
どうしても「早く帰りたい」に気持ちが傾くのであった。
【2018年2月28日10時53分】 新金線・金町-新小岩
特に新金線なら、普段、午後からの勤務になることの方が多い<変態鉄>、このまま
新宿の職場に向かえば通常勤務に間に合う時刻。今度は下調べもキチンとして、
旅客列車の回送が組まれる平日に新金線を訪れたいと思う<変態鉄>だった。
明日はもしかすると、もしかする...かも知れない。(おわり)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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