SSブログ

2024年1月 熊本の鉄道を楽しむ(21)大江車庫

いろいろ事情もあるのだろうが...
「※※市交通局」という部局の名前が各地から無くなっていくようで。イシンな人たちが“身を切る改革”を実行した結果、消えてしまった大阪市交通局は別としても、昨秋、訪れた函館市も「企業局交通部」になっていたし、この熊本市交通局も2025年までに改組されて「交通局」ではなくなるそうで。
そうなると、大江車庫の前の電停...交通局前も改称される可能性が極めて高く。

90年代、高校生の自分が訪れたときは、その交通前電停のすぐヨコに大きな車庫があった。大江車庫である。
それが上熊本に移転して。でも、大江車庫も電車の留置線は何本か残されており。何だろう、豊橋の電車の競輪場前をちょっと大きくしたような感じだろうか、でも、熊本は、いまも乗務員交替は交通局前で行われており、いまも運転上の要衝であって。交通局前電停の健軍町側、帰りの電車では、味噌天神前を出て交通局前に到着する直前、右の車窓に留置されている電車の姿がチラッと見えるのである。

211_msi00008195.JPG
【2024年1月11日14時06分】 熊本市交通局・旧大江車庫

「いたっ」
でも、タイミングを逸してしまって。迷った末に、再び交通局前まで戻ることにしたのだった。

続きを読む 

nice!(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

2024年1月 熊本の鉄道を楽しむ(20)健軍町

何だか暖かくなったり、急に寒くなったりを繰り返しているここ最近。睡眠不足も相まって体調が優れないもので。
せめて、暑いのか寒いのかくらいはハッキリしてほしいもの。そんな中、“リピーター”になってしまうが、某社のサイトに撮影会の情報がアップされ。
まもなく見納めになるシーンを特別な場所で撮らせてくれる。もちろん、いろいろな制約はあるものの、ちょっと関心が。

来週末でちょっと仕事が一段落する。でも、それに合わせたかのように天気が崩れるみたいで。う〜ん...
今年は今月末から来月中旬までゆっくりできそうな見通し。キハも含めて、アレコレ、趣味活動を充実させたいと思っている次第だが。

201_msi00008191.JPG
【2024年1月11日13時08分】 熊本市交通局健軍線・健軍町電停

さて、1月11日の熊本での撮影記。

朝は熊本市電5014号車を追いかけて撃沈、通町筋での撮影の後、熊本電鉄の併用軌道区間へ。
ここまで歩いてきた浄行寺交差点までの区間も、かつては市電の線路が敷かれていたという。これだけ、“いい感じ”の併用軌道が残っているのなら、できるものなら、市電と接続していて欲しかったと思う次第。

そんな熊本電鉄の撮影は、ちょうど1時間。上下の電車を2本ずつ撮って終わることにした。
まずは、先ほど藤崎宮前駅に到着した03系電車が折返し、御代志ゆきとして戻ってくるところから。

そのあとは、再び熊本市電に“復帰”、14時半過ぎの新幹線まで市電で時間を潰そうと思ったが...

続きを読む 

nice!(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

2024年1月 熊本の鉄道を楽しむ(19)菊池電車

「路面電車」という言葉が、実は非常に奥が深い。
安定の(?)、Wikipedia で「路面電車は軌道法の適用対象であり、鉄道事業法に基づく一般の鉄道とは明確に区別されている。」とあるが、自分の見解はその反対で。

準拠法令が軌道法というのであれば、(変遷はあれど)一部のモノレールや地下鉄も該当してしまう。道路の中央に橋脚が立てられていたり、道路の下にトンネルを掘ったりしているため。そこまで“極論”でなくても、多くの趣味誌で路面電車として扱われる筑豊電気鉄道などの例もある。

「道路上に軌道が敷かれている(併用軌道)」というなら、東急世田谷線や筑豊電気鉄道などの例外ができる。さらに、京阪大津線や江ノ電のような“グレーゾーン”が。さらに、かつての名鉄線、犬山橋のような区間を“路面電車”という人は居ないだろう。

「普通鉄道に比べて小型車体の電車で、路面からの乗降に適したステップがある」というのを基準とすれば、ホームの嵩上げとともにステップレス化した都電荒川線の例や、かつての福鉄福武線200形のような高床の車両、さらに直通先として低床車を導入した、えちぜん鉄道などの例外が...

国交省の資料で路面電車として扱われている路線という区分もあるだろうが、それだって趣味者の認識とは違いがあると言わざるを得ず。

この「路面電車」の“定義”と、その指し示す路線・事業者の範囲については、これまでにさまざまな考え方が提示されてきて、鉄道趣味誌でも「本誌では...を今回の対象と考えました」的な断り書きが入るのが通例となっている。

だから、この話題だけで<変態鉄>の考え方をまとめても2〜3日は記事を書けるのだろうが、ここは撮影記を急ぐとして。
熊本市電を撮り終えて、向かったのは熊本電鉄...菊池電車の藤崎宮前〜黒髪町の併用軌道区間。

191_msi00008177.JPG
【2024年1月11日11時35分】 熊本電鉄藤崎線・藤崎宮前-黒髪町

ちょうど、電車が通り過ぎた直後のタイミングだったようで、生活道路の片隅でカメラを持ってジッと佇む...という単なる不審者として、しばらく過ごしたのだった。

続きを読む 

nice!(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

2024年1月 熊本の鉄道を楽しむ(18)浄行寺町

某天気予報サイトによれば、来週はまた雪の予報が出ていて。最高気温は今日よりも15℃程度下がる予想なのだとか。この冬から春に移り変わっていく時期というのは、“三寒四温”というか暖かくなったり寒くなったりを繰り返しながら、春の気配が...と、そんな生易しいものではなくなっているのかも知れない。再来週に、今度は“大規模”出撃を検討している<変態鉄>にとっては、「2週間予報」も気になってしまうもので。

まぁ、行く行くと言いつつ、まだどこに行くかも決めていないのだが。

ということで、1月11日の熊本市電撮影記。

181_msi00008172.JPG
【2024年1月11日10時48分】 熊本市交通局幹線・通町筋電停

観光パンフなどにも必ずと言って良いほど写真が出てくるのが、通町筋電停近くで撮った熊本市電のバックに熊本城が見える構図の1枚。
横断歩道の近くから...など、いくつか足場は考えられるのだが、自分は専ら通町筋電停のホーム端に立つことにしている。

9時半過ぎに着いたときにはベストな光線状態で喜んだが、道路の左側から少しずつ伸びてくる影が10時を過ぎると、道路中央の軌道敷に迫ってきて。最初に影に入ったのは東郵便局の前のところだろうか。交差点のカーブのところを望遠で切り取るか、電停に近づいてきたところを広角気味に行くか、選択の幅はどんどん狭まってくる10時台だった。

そんな中、先ほど辛島町方面に上がっていった「教習車」1001号車が戻ってきたのを1つの区切りとして。

続きを読む 

nice!(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

2024年1月 熊本の鉄道を楽しむ(17)さらに、通町筋

急遽、大阪に行ったため昨日は<速報版>を挟んだが...引き続き、1月の熊本の話題。

日付変わって15日。既に2月も半分が過ぎて。つまり、2024年も8分の1が過ぎてしまったということ。1月は、いろいろ考えることもあって、今年は自分にとっての激動の1年にするつもり...だったのだが、相変わらずの生活を続けている。

さて、最近の拙ブログ、路面電車専門みたいになっているが、キハも撮りに行きたいと思っている。小湊は「房総里山トロッコ」が牽引のSL風ディーゼル機に不具合が見つかったとのことで半年間の長期運休。でも、キハ好きにとっては日中時間帯に撮れるキハが1仕業増えることになるので、不謹慎ながら、それはそれで。近々、再び、小湊鐵道を撮りに行きたいと思っている。
でも、倉敷にも行きたいし...う〜ん。

ちなみに、阪堺電車の他に今シーズンは、改組に伴いまもなく名称が変わる熊本市交通局と駅前新線の開業が迫る広島電鉄を撮りに行きたいと考えている。広島のホテルが不当に高いのを何とかして欲しいところだが。

さて、それでは1月11日の熊本市電撮影記を引き続き。通町筋電停で定番のカットを撮り続けたのだった。

171_msi00008162.JPG
【2024年1月11日10時18分】 熊本市交通局幹線・通町筋電停

レトロ調電車は<変態鉄>が高校生の頃、最新の車両だったが、すぐ後に超低床連接車の時代が来ると、ちょっと中途半端な存在になっているのか...
車体にイルミネーションの装飾を施されているが、あまり一般運用で見かけなかった気がする。この日は、「教習車」として。
ちょっとだけ珍しい表示で撮れたのだった。

続きを読む 

nice!(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

2月 阪堺の古豪モ161形車に会いに大阪へ <速報版>

火曜日は仕事を休みにすることができて。迷った末に、月曜、ヒコーキを予約して。そう、「今週のトクたび」に入っていた関空 → 羽田のNH098便で東京に戻ってきた次第。伊丹と神戸ばかりでしばらく来ていないうちに関空の中もだいぶ変わっていて。いつものレストランはなくなっており、仕方なく、日本語がほとんど聞こえてこないフードコートで軽く夕食。

というわけで、日帰りの超強行日程で大阪を訪れたのは、やはり、阪堺電車が撮りたかったから。南海のアプリを使って阪堺電車の運行状況を確認することができて。その赤いアイコンがモ161形車を表す。公式にアナウンスされていたモ161形の臨時運用は1月いっぱいだったが、自宅でアプリを見ていて、2月になっても、ほぼ毎日、日中、その赤いアイコンが出てくることに気づいていた。ファンサービスなのか、あるいは社内の事情で旧型車を運用入りさせないとならない事情があるのか...

s1_msi00008226.JPG
【2024年2月13日11時50分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山四丁目電停

「撮れないかも知れない」というのは確かだが、でも、行ってみないことにはチャンスは絶対に無い。意を決してヒコーキを予約したのだが...
朝9時、我孫子道の車庫を覗いてみて「もしかしたら、ダメかも!?」と思ったが、アプリでの“予習”の通り、10時に恵美須町ゆきから運用入り。今日は茶色のモ164号車。

<変態鉄>が勝手に「えび天」と呼んでいる、我孫子道で折り返す度に阪堺線(恵美須町ゆき)と上町線(天王寺駅前ゆき)を交互に繰り返すパターンに入った。帝塚山三丁目から塚西へ、聖天坂から松虫通りを抜けてハルカスバック、阿倍野から平野線を辿りながら今船、東へ西へ歩き回りながらの撮影は普段、不健康な暮らしをしている45歳には辛い展開。足が痛くなって...

でも、夕方になって“筑豊カラー”のモ162号車も貸切運行で。撮影成果には悔しい部分もあったが、あっという間に1日が過ぎたのだった。

続きを読む 

nice!(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

2024年1月 熊本の鉄道を楽しむ(16)通町筋

昨日の冒頭に書いた件だが、この記事を書いている時点でも引き続き、迷い続けている。
片道をマイル消化に充てて、片道は割引運賃で...と考えているので金額的には、そこまで大きな“決断”とはならないが、昨日も書いた通り、早朝に出発、そして、撮れずに“空振り”で帰ってくるリスクを抱えるというのは、ちょっと恐いのである。

まぁ、昨日、運用入りしていたから、今日も運用に入る...などというものではないのだが、ネットで情報を収集しながらあれこれ悩んでいる。

ということで、1月11日の熊本市電撮影記。路面電車撮影、とりわけ朝ラッシュの時間帯に撮影に行くとコマ数が多くなるもので、自然、ブログも長くなるのである。<速報版>を挟むかどうかは別として、もうあと1週間くらい、熊本市電の話題が続くだろうか。
3セク鉄道を巡って「鉄印」を集めてくることが目的の旅だったが、いつの間にか、路面電車を撮った方が話題の中心になっており。まぁ、趣味活動では思いっきり“雑食系”の自分なのである。乗るのも撮るのも好き。

161_msi00008153.JPG
【2024年1月11日9時53分】 熊本市交通局幹線・通町筋電停

どの路線もそうだが、各鉄道事業者ごとに“ローカルルール”みたいなものがあるわけで。最近ではネットで、きっと内部関係者でないと知り得ないような事柄も含めて、大半のことは情報を得ることができるだろうが、撮影しながら経験則として学んでいくというのも<変態鉄>の楽しみ。

それでは、1月11日の熊本市電撮影記。

続きを読む 

nice!(5) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

2024年1月 熊本の鉄道を楽しむ(15)1063号車

いま、非常に迷っている。青いヒコーキの会社のサイトにアクセスするべきかどうか...
そして、「予約」のタブをクリックするかどうか...ということである。「行きたい」という気持ちは高まっている。でも、撮れるかどうかはわからない。当日、現地に着いて「あぁ、ダメだった」のリスクがあるところ。ヒコーキで往復するようなところまで「撮れるかどうかは分からない」という車両を。

リスクを取らないと成果は得られないものだが、早起きしてヒコーキで出向いて“空振り”に終わったときのショックを考えると、ビンボー会社員<鉄>としては、その“迷い”を断ち切ることができない。いまも悩みに悩んでいるのである。

果たして...

151_msi00008197.JPG
【2024年1月11日14時07分】 熊本市交通局・旧大江車庫

そんな中、熊本にももう一度、撮りに行きたい。こちらは、よほどのことがない限り、「狙っている車両」のうち、どれか1両は目にすることができそう。もちろん、あくまで確率論の問題だが。
1月に訪れた時も、最大の狙い目は5014号連接車だった。でも、もう1両、「撮ってみたい」という気持ちが強かったのは、旧ワンマン塗装で残る1063号車。まだ暗い時間帯に辛島町で出会って。たぶん、朝ラッシュの運用に就いている筈。B系統(上熊本 〜 健軍町)に張り付いていて見かけなかったので、A系統にいる可能性が高く。西辛島町電停ホーム端から望遠で狙っていたのは、その1063号車だった。

続きを読む 

nice!(3) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

2024年1月 熊本の鉄道を楽しむ(14)2連敗!?

いつの間にか、1ヶ月前のことになってしまうのだが...
2泊3日で熊本を訪れたわけで、そのプランを考える段階では、3セク路線を回って「鉄印」を集めることが“メイン”だった。
その合間に熊本市電をちょっと撮れれば...という感じだったのだが、もっと時間をとって撮影に臨めばよかった...というのが、今回、心残りだった点かも知れない。

やはり、もう一度、5014号車の走る姿は撮りに行きたいと思っている。もうちょっと撮り慣れてくると、自分なりに撮影地も見つけられるような気がして。地図を見てみると、※※町電停の近くが撮りやすそうな気がするのだが...、次に訪れたときは絶対に一度、下車して現地の様子を確認してきたいと思っている。朝7時に出庫して9時前には入庫してしまう電車だけに、その撮影はもうちょっと陽が長い時期になってからの方が良いかも知れない。

何だか、コレをキッカケに再び熊本に行ってみたくなっている<変態鉄>なのである。九州へのヒコーキが安くなる方法を考えたい。いや、貯まっているマイルを投入してしまうか???

141_msi00008137.JPG
【2024年1月11日8時56分】 熊本市交通局上熊本線・新町電停付近

専用軌道区間ならスッキリと撮れるだろう...という読みは甘かった。
ちょうど、線路と太陽の光が平行になってしまって。両サイドとも側面は真っ黒に潰れてしまう時間帯。「連接車の全景を記録する」という目的を達することはできなかったのである。

続きを読む 

nice!(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

2024年1月 熊本の鉄道を楽しむ(13)あんたがたどこさ

この童謡、続いて...

  肥後さ 肥後どこさ 熊本さ 熊本どこさ 船場さ 船場山には 狸がおってさ 〜〜

と小気味よいリズムとテンポで続いている。その「船場」は、かつては文字通り、船着き場があったということらしいのだが、今では、そこから転じて「洗馬」となり、熊本市電にも洗馬橋という電停がある。

131_msi00008128.JPG
【2024年1月11日8時38分】 熊本市交通局上熊本線・洗馬橋-新町

ほぼ全線にわたって併用軌道区間が続く熊本市電だが、この1区間、洗馬橋から隣の新町までの数百メートルだけは専用軌道区間を走る。
九品寺交差点の歩道橋では、あいにく右折レーンに列をなすクルマたちに阻まれて、お目当て、5014号車を撮ることができなかった。

折返し、健軍からの上熊本ゆきで、早々に5014号車は入庫してしまう。この日、最後のチャンスとなる訳だが、クルマに被られるリスク回避にも、<変態鉄>が選択したのは、この専用軌道区間だったのだが...

続きを読む 

nice!(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー