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お盆の富山を少しだけ(1)稲荷町の朝(その1)

大学時代、金融を学んでいた<変態鉄>、そのときに「モラルハザード」という用語を知ることになる。
主に保険などの分野で使われるのだが、大雑把に言うなら、「保障の手厚い保険に加入すると、加入者は安心して注意を払わなくなり、逆に事故などを起こしやすくなる」ということ。

デジカメの画像、「RAW」と「jpeg」の2種類があって。
前者は“raw”、つまり、「生」のデータ。カメラのセンサーが感じ取った光のデータがそのまま記録される。後者は、スマホでもケータイでもパソコンでも、世界中で広く使われる画像データのフォーマット。
「RAW」はカメラ(メーカー)ごとに仕様が違う上、パソコンなどでデータを読み込んでも、対応したソフトがないと画像を見ることすらできない。ただし、圧縮されずに「生」のデータとして保存されているので、色調や明るさは後で調整できる。例えば、ブログに貼ったり、X(旧ツイッター)などのSNSに載せる画像など、RAW画像を専用のソフトでjpegなどの一般的な画像ファイルのフォーマットにして出力したものを使うのだが、その段階で調整すれば良い。フィルムカメラ時代からの“伝統”で、そのRAWデータを調整して画像ファイルを出力する作業は「現像」と呼ばれている。

<変態鉄>はここ数年、専ら「RAW」で撮っている。そうすると、だんだん露光や色調(WB)の設定がテキトーになって。
「あとで現像のときに直せば良いかぁ~」と。カメラの設定もロクに確認せずにテキトーに撮るのが当たり前になっていた。

でも...

実家のトイレの便器が壊れて...。格安の業者を探したら、そこは見積もりなどをネットで行っていて。その写真を撮る...つまり、実家のトイレを撮るためにカメラの設定を「jpeg」に変更していたのだった。しかも、色調(WB)は「蛍光灯」という設定。それに気づいたのは稲荷町駅で撮っている途中。

だから、前半は妙に青味がかった写真が続くのである。う~ん、久々の<鉄>活動はほろ苦いスタートである。

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【2023年8月12日6時02分】 富山地方鉄道上滝不二越線・稲荷町駅

地鉄電車を撮るのは約3年半ぶりだろうか、その間、車両も、駅の様子も変わっており。

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