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さぁ、最後の「ちてつ顔」を撮りに(前半13)最後の最後に... [雷鳥色の電車たち[富山地鉄]]

今日の話題に入る前に。

ようやく...、16日の朝から只見線(会津若松-会津川口)が運転再開になる予定
との情報が入ってきて。

でも、一難去ってまた一難!?

日本のはるか南の太平洋上では熱帯低気圧が発生しており。幸い、いまのところ、
フィリピン方面に抜けていく予報となっているのだが...、こればかりは...
“要注意”なのである。嗚呼、仕事ならどうなっても構わないのだが、
“出撃”予定に影響が出る事態だけは避けたいところ。

とはいいつつ、少しずつ準備を始めている。果たして、会津の紅葉は...

さて、引き続き9月26日の富山地鉄撮影記。

131_DPP_00006480.JPG
【2019年9月26日16時44分】 富山地鉄本線・寺田駅付近

10020形が9月末で引退、もう1つの「20形」、14720形“フタフタ編成”も、年内の
引退が発表されており。だから、このときも、14722編成も狙っていたのである。

ただ、10025-10026編成には“上滝朝3”という「定期運用」があるのに対して、
14722編成は「30かぼちゃ」と共通運用で全路線の運用に入るので、これをいきなり
“捕捉”するのは至難の業でもあって。

構図を狙いすぎた挙げ句、大失敗に終わった本宮駅での撮影を終えて空港バスに
乗るべく、富山に帰る電車の車内で...

……  ……

2019年9月26日(木)晴れ

14時過ぎから15時にかけて立山駅を出発する特急電車たち。その正面に掲出される
大型ヘッドマークを撮りたくて、本宮駅で待っていたのだが...

帰り道は、本宮駅を15:28発の第332列車。これで電鉄富山駅には16:27着。
空港ゆきの地鉄バスは18時半の出発、2時間の間にノンビリと。マリエのレストラン街で
早めの夕食をとってから空港に向かえば...

すでに<変態鉄>のアタマの中は、撮影モードから帰宅後のことに切り替わりつつ
あったのである。

でも、それは突然。第332列車の「30かぼちゃ」が五百石駅に停車して。
「反対列車の行き違い待ちです」、運転士さんのマイク放送。ウトウトしていた
<変態鉄>、そのアナウンスで目が覚めて。

すると...

「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」

一気に目が覚めた。バッグから「地鉄電車時刻表」を取り出して...

128_DPP_00006466.JPG
【2019年9月26日16時09分】 富山地鉄本線・寺田駅(後追い)

午後...夕方の上り電車を順光で捉えられるポイント...ということで、
急遽、下車したのが寺田駅だった。

昨年8月のある夕方、急遽、ここで特急TY列車を撮るために...駅至近、舟橋側の
踏切で編成写真的な、典型的な写真が撮れるはず。

駄菓子菓子。

だが、しかし...

132_DPP_00006469.JPG
【2019年9月26日16時15分】 富山地鉄本線・寺田駅付近(後追い)

お目当てのポイントは誰もおらず。でも、それより致命的だったのは...

さっそくやって来た上市ゆき第1043列車「60かぼちゃ」。
西に傾いた太陽が良い感じに周囲をオレンジ色に染めているのだが...

そう、建物の影がニョキッとのびてきて。これは“記録性重視”の列車写真では
致命的な問題なのである。

万事休す。先ほど、五百石駅で交換した14722編成は岩峅寺折返しの区間運用、
すぐに折り返して寺田駅 16:42発の第1334列車で戻ってくることが分かったので
ここで迎え撃つことにしたのに...

これほどまでにクッキリと影が落ちてしまえば、“撃沈”確定である。

133_DPP_00006470.JPG
【2019年9月26日16時21分】 富山地鉄本線・寺田駅付近

寺田駅で第1043列車は3分ほど停車して、やはり上市駅から戻ってくる本線の
第1044列車と交換する。そちらは「60だいこん」。

もう少し駅に近いところで望遠で切り取ると、夕方のエロい光線に照らされて...
良い感じに写ってくれたが...

でも...

これは本線の上りだから。立山線はこの少し手前にポイントがあって。
だから、今日の14722編成、このカットは撮れないのである。

ということで、「撮影地変更っ!!」とならないのが<徒歩鉄>の辛さ。

でも、これが生涯最後かも知れない14722編成の撮影、簡単に引き下がるわけには
いかなかったのである。ここから20分間、壮大な悪あがき開始である。

134_DPP_00006471.JPG
【2019年9月26日16時25分】 富山地鉄本線・寺田駅付近(後追い)

影が目立たないようにするためには“正面ドカン”。
踏切の反対側から望遠400 mmで切り取るという作戦に変更。

まず、後ろからやって来たのは第335列車、立山ゆき「30かぼちゃ」である。

全長37mほどの2両編成の電車、それが非常に長く感じるのである。

「影が落ちない位置はあるのか??」

135_DPP_00006472.JPG
【2019年9月26日16時28分】 富山地鉄本線・寺田駅付近

続けて、今度は立山線からの電鉄富山ゆき。特急TY6列車「立山6号」は
ダブルデッカーエキスプレスである。
そして、この13分後に同じホームにやってくるのが14722編成である。

錆色の架線柱、立山方面と宇奈月方面の分岐点に相応しい複雑に入り組んだ線路配置、
かつての信号扱い所の屋根も見えて...

ロケーションは最高でも、肝心の“主役”、電車に黒い影が落ちてしまえば...。

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【2019年9月26日16時28分】 富山地鉄本線・寺田駅付近

急カーブに位置する寺田駅のホームを離れて、ポイントを渡って近づいてくる
ダブルデッカーエキスプレスの姿を連写しながら、少しでも影に入らない
ポジションを探していたのだが...

もちろん、ダメ。

そういえば去年の8月にココで撮ったのは、空一面に灰色の雨雲が広がって...
ゲリラ豪雨を恐れながら...だった。だから建物の影が気になるはずがなかった
のである。う~ん、前日に“下見”していた越中三郷では無くて寺田を選んで...
完全に裏目に出た。

137_DPP_00006474.JPG
【2019年9月26日16時35分】 富山地鉄本線・寺田駅付近

そして、第142列車、宇奈月温泉からの電鉄富山ゆきはアルプスエキスプレス車。
これで分かったのは、“正面ドカン”なら電車の顔には影が落ちないこと。
そう、この写真、中央付近に立山線から本線に合流するところの渡り線が
写っている。

でも、本当に“敗色濃厚”、せっかくのチャンスをものにできない自分に対する
何ともやるせない気持ちで、シャッターを切っていたのである。

そして...

138_DPP_00006475.JPG
【2019年9月26日16時40分】 富山地鉄本線・寺田駅付近

寺田駅3番ホームに“フタフタ”編成が入線してきた。嗚呼、負け戦...(つづき)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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