さぁ、最後の「ちてつ顔」を撮りに(前半14)<鉄>の女神が微笑んで... [雷鳥色の電車たち[富山地鉄]]
今日の話題に入る前に。やはり、北陸新幹線への台風の影響は長引きそうで。
来週は<変態鉄>はお休みが取れそう。ということで、すでに予告の通り、
紅葉の只見線を撮りに向かうのだが...、もし、只見線がダメだったら、富山地鉄に
再び14722編成を撮りに行こうかと検討していた。
でも...
【2018年4月7日8時49分】 東京都大田区・羽田空港国内線第2ターミナル
そう、臨時便が就航して、機材が「B38」から「76P」に変わって...
1日あたりの供給座席数で見れば、数百の単位で増加しているはずなのに、
ANAのサイトで確認すれば、羽田-富山の便はどれも満席。しかも、<変態鉄>の
休みと重なる時期には「外国要人来日のため」、日中の1往復の欠航が
発表されている状況で。まさか、ココにきて羽田-富山が“超”が付くプラチナ
チケットになるとは予想外だった。いっそ、「772」でも充当してくれれば...
かつては、羽田-富山線はB767型が中心、時折、B777型機も充てられていたのに...
これを機に新幹線一辺倒だった東京-富山間で、ヒコーキ復権!?
実は、富山県の経済面でのリスク管理の意味からも重要な問題だと思うのだが...
国鉄がJRになって三十余年、「新幹線が延伸されれば、すべてがバラ色」みたいな
薄っぺらい考え方で進んできたのがこの国の交通政策だったのかも知れない。
自然災害の多い国であることを踏まえて、ヒト、モノの流れをどのように守るか...
という観点からの検討を望みたいところ...と、柄にもなくお堅いスタートの拙ブログ。
訳の分からん戯れ言はこれくらいにして、9月26日の富山地鉄撮影記の最終回。
【2019年9月26日16時15分】 富山地鉄本線・寺田駅付近(後追い)
空港バスに乗るべく、富山へ戻る途中ですれ違った14722編成。それを迎え撃つのに
寺田駅で下車してみれば...
考えていたポイントでは電車の側面に思いっきり影が落ちて。
“撃沈”を確信。諦めの気持ちでカメラを構えていたのだが...
…… ……
2019年9月26日(木)晴れ
向こうの、寺田駅の立山線ホームにゆっくりと進入してきたのが、14722編成である。
1962年(昭和37年)製は、現在の地鉄電車(鉄道線)で現役最古参の電車。
12月までに引退することが発表されており。絶対に撮りたかったのに...
白い車体に影が落ちて“撃沈”することを分かっていて、でも、ここで構え続ける
しかないのが<徒歩鉄>の辛いところ。
【2019年9月26日16時40分】 富山地鉄本線・寺田駅付近
岩峅寺駅からの第1334列車は、寺田駅で3分ほど停まって本線の下り電車を待つ。
「せっかくのチャンスだったのに...」
「もしかしたら、これが最後の撮影になるかも知れないのに...」
自分の見込みの甘さに対する悔しさというか、何というか...
それなら、いっそ一度もすれ違わずに終わった方が良かったのかも...
自分のすぐ隣の踏切機が鳴り出して...。
【2019年9月26日16時43分】 富山地鉄本線・寺田駅付近(後追い)
下り電車は第145列車、「30かぼちゃ」の宇奈月温泉ゆきである。
でも、1枚上の写真とはわずか3分の違いなのだが、その違いにお気づきだろうか。
影がハッキリしなくなったのである。この日は朝から晴天だった。
とはいえ“雲一つ無い青空”では無かった。すっかり秋めいて、澄んだ青空の
高いところに白い雲のカタマリが点々としていて。
そう、そんな雲のカタマリがゆっくりと流れてきて、太陽を遮って。
でも、周囲を暗くすることもなく、何だろう、間接照明のような感じに...
だから陰影はハッキリしなくなってくれて。
俄然、<変態鉄>のテンションも上がって。
あとは再び雲の隙間から太陽が顔を出す前に...、もう祈るような気持ち。
かぼちゃ電車が左側の...本線のホームに消えていくのと同時に、
再び、<変態鉄>のヨコにある踏切機が鳴り出して。
【2019年9月26日16時44分】 富山地鉄本線・寺田駅付近
ほんのり薄~~く、白い車体を夕陽がオレンジ色に染めていて...
駅を出て、徐行のままポイントを渡り、ゆっくりゆっくりと近づいてくる“フタフタ”。
【2019年9月26日16時44分】 富山地鉄本線・寺田駅付近
ポイントのところでモハ14722号車の側面がチラッと見えて。
確かに影は落ちているが、先ほどの電車のときほどは気にならず。
【2019年9月26日16時44分】 富山地鉄本線・寺田駅付近
前側のモハが渡り線を過ぎて、後ろのクハ172号車の特徴的な側面がチラリと見えた
瞬間こそが狙っていた一瞬だった。
思い通りの...いや、それ以上の1枚である。
もちろん、撮っているときはそんなことを確かめる余裕も無く。
【2019年9月26日16時44分】 富山地鉄本線・寺田駅付近
もっと近づけて、この1枚。
そして...
【2019年9月26日16時44分】 富山地鉄本線・寺田-越中舟橋(後追い)
クハ172号車のテールライト。この先、越中舟橋駅までほぼ一直線である。
加速しながら遠ざかっていく姿を必死に追ったのだった。
ホッと一息。カメラをバッグに仕舞って、三脚を畳んでいるところに夕陽が
降り注いできて。まさにドンピシャのタイミングだったのである。
疲れているのも忘れて、寺田駅へと戻る足取りは軽かった。
…… ……
あとは電鉄富山駅に戻って、ちょっと慌ただしくなるがご飯を済ませて
18時半の空港バスに乗れば...
「特急 立山号」の大型ヘッドマークは、14722編成では撮ることができなかったが
でも、来シーズン、たぶん挑戦できる機会がやってくるかと。
10025-10026編成の“上滝朝3”も何とか撮れたし、最後の最後で14722編成も。
今秋でお別れの「20形電車」、その最後の2編成両方を撮ることができて。
充実の撮影だったのである。
ということで寺田駅。
【2019年9月26日16時50分】 富山地鉄本線・寺田駅
好ましい木造駅舎。数年前に「建て替えられる」と聞いたときは絶望感があったが
でも、以前からの木造駅舎を雰囲気を変えずに...、“まさか”だった。
何と右からの旧字体で書かれた駅名看板も、そのまま引き継がれて。
でも、ホームはリニューアルされず、昔のままが残っている。
【2019年9月26日16時57分】 富山地鉄本線・寺田駅
夕陽に輝く下りホームの様子にカメラを向けていると...
【2019年9月26日17時01分】 富山地鉄本線・寺田駅
電鉄富山ゆきがホームに入ってきたのである。(前半おわり)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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来週は<変態鉄>はお休みが取れそう。ということで、すでに予告の通り、
紅葉の只見線を撮りに向かうのだが...、もし、只見線がダメだったら、富山地鉄に
再び14722編成を撮りに行こうかと検討していた。
でも...
【2018年4月7日8時49分】 東京都大田区・羽田空港国内線第2ターミナル
そう、臨時便が就航して、機材が「B38」から「76P」に変わって...
1日あたりの供給座席数で見れば、数百の単位で増加しているはずなのに、
ANAのサイトで確認すれば、羽田-富山の便はどれも満席。しかも、<変態鉄>の
休みと重なる時期には「外国要人来日のため」、日中の1往復の欠航が
発表されている状況で。まさか、ココにきて羽田-富山が“超”が付くプラチナ
チケットになるとは予想外だった。いっそ、「772」でも充当してくれれば...
かつては、羽田-富山線はB767型が中心、時折、B777型機も充てられていたのに...
これを機に新幹線一辺倒だった東京-富山間で、ヒコーキ復権!?
実は、富山県の経済面でのリスク管理の意味からも重要な問題だと思うのだが...
国鉄がJRになって三十余年、「新幹線が延伸されれば、すべてがバラ色」みたいな
薄っぺらい考え方で進んできたのがこの国の交通政策だったのかも知れない。
自然災害の多い国であることを踏まえて、ヒト、モノの流れをどのように守るか...
という観点からの検討を望みたいところ...と、柄にもなくお堅いスタートの拙ブログ。
訳の分からん戯れ言はこれくらいにして、9月26日の富山地鉄撮影記の最終回。
【2019年9月26日16時15分】 富山地鉄本線・寺田駅付近(後追い)
空港バスに乗るべく、富山へ戻る途中ですれ違った14722編成。それを迎え撃つのに
寺田駅で下車してみれば...
考えていたポイントでは電車の側面に思いっきり影が落ちて。
“撃沈”を確信。諦めの気持ちでカメラを構えていたのだが...
…… ……
2019年9月26日(木)晴れ
向こうの、寺田駅の立山線ホームにゆっくりと進入してきたのが、14722編成である。
1962年(昭和37年)製は、現在の地鉄電車(鉄道線)で現役最古参の電車。
12月までに引退することが発表されており。絶対に撮りたかったのに...
白い車体に影が落ちて“撃沈”することを分かっていて、でも、ここで構え続ける
しかないのが<徒歩鉄>の辛いところ。
【2019年9月26日16時40分】 富山地鉄本線・寺田駅付近
岩峅寺駅からの第1334列車は、寺田駅で3分ほど停まって本線の下り電車を待つ。
「せっかくのチャンスだったのに...」
「もしかしたら、これが最後の撮影になるかも知れないのに...」
自分の見込みの甘さに対する悔しさというか、何というか...
それなら、いっそ一度もすれ違わずに終わった方が良かったのかも...
自分のすぐ隣の踏切機が鳴り出して...。
【2019年9月26日16時43分】 富山地鉄本線・寺田駅付近(後追い)
下り電車は第145列車、「30かぼちゃ」の宇奈月温泉ゆきである。
でも、1枚上の写真とはわずか3分の違いなのだが、その違いにお気づきだろうか。
影がハッキリしなくなったのである。この日は朝から晴天だった。
とはいえ“雲一つ無い青空”では無かった。すっかり秋めいて、澄んだ青空の
高いところに白い雲のカタマリが点々としていて。
そう、そんな雲のカタマリがゆっくりと流れてきて、太陽を遮って。
でも、周囲を暗くすることもなく、何だろう、間接照明のような感じに...
だから陰影はハッキリしなくなってくれて。
俄然、<変態鉄>のテンションも上がって。
あとは再び雲の隙間から太陽が顔を出す前に...、もう祈るような気持ち。
かぼちゃ電車が左側の...本線のホームに消えていくのと同時に、
再び、<変態鉄>のヨコにある踏切機が鳴り出して。
【2019年9月26日16時44分】 富山地鉄本線・寺田駅付近
ほんのり薄~~く、白い車体を夕陽がオレンジ色に染めていて...
駅を出て、徐行のままポイントを渡り、ゆっくりゆっくりと近づいてくる“フタフタ”。
【2019年9月26日16時44分】 富山地鉄本線・寺田駅付近
ポイントのところでモハ14722号車の側面がチラッと見えて。
確かに影は落ちているが、先ほどの電車のときほどは気にならず。
【2019年9月26日16時44分】 富山地鉄本線・寺田駅付近
前側のモハが渡り線を過ぎて、後ろのクハ172号車の特徴的な側面がチラリと見えた
瞬間こそが狙っていた一瞬だった。
思い通りの...いや、それ以上の1枚である。
もちろん、撮っているときはそんなことを確かめる余裕も無く。
【2019年9月26日16時44分】 富山地鉄本線・寺田駅付近
もっと近づけて、この1枚。
そして...
【2019年9月26日16時44分】 富山地鉄本線・寺田-越中舟橋(後追い)
クハ172号車のテールライト。この先、越中舟橋駅までほぼ一直線である。
加速しながら遠ざかっていく姿を必死に追ったのだった。
ホッと一息。カメラをバッグに仕舞って、三脚を畳んでいるところに夕陽が
降り注いできて。まさにドンピシャのタイミングだったのである。
疲れているのも忘れて、寺田駅へと戻る足取りは軽かった。
…… ……
あとは電鉄富山駅に戻って、ちょっと慌ただしくなるがご飯を済ませて
18時半の空港バスに乗れば...
「特急 立山号」の大型ヘッドマークは、14722編成では撮ることができなかったが
でも、来シーズン、たぶん挑戦できる機会がやってくるかと。
10025-10026編成の“上滝朝3”も何とか撮れたし、最後の最後で14722編成も。
今秋でお別れの「20形電車」、その最後の2編成両方を撮ることができて。
充実の撮影だったのである。
ということで寺田駅。
【2019年9月26日16時50分】 富山地鉄本線・寺田駅
好ましい木造駅舎。数年前に「建て替えられる」と聞いたときは絶望感があったが
でも、以前からの木造駅舎を雰囲気を変えずに...、“まさか”だった。
何と右からの旧字体で書かれた駅名看板も、そのまま引き継がれて。
でも、ホームはリニューアルされず、昔のままが残っている。
【2019年9月26日16時57分】 富山地鉄本線・寺田駅
夕陽に輝く下りホームの様子にカメラを向けていると...
【2019年9月26日17時01分】 富山地鉄本線・寺田駅
電鉄富山ゆきがホームに入ってきたのである。(前半おわり)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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2019-10-17 03:00
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