新緑の夷隅路へ（４＝最終回）午後のキハはあっという間に。 [いすみ鉄道 国鉄型キハ]
実は現在、今月中に、あと2つの“出撃計画”が進行中なのである。
テーマは「新緑の中でキハを撮る」、久々のあの路線も...
【2019年4月28日15時55分】 いすみ鉄道・上総中川－城見ヶ丘
そんな中で、大型連休前半は28日にいすみ鉄道のキハを撮った以外は、会社にも
行っていたし、意外とおとなしく過ごしていたのである。
その撮影記も今日で最終回。いよいよ、明日からは大型連休後半「ことでん」の
話題へと進んでいくつもり。
さて、そのいすみ鉄道。上り2本、下り2本（上下各1本は大原－大多喜間）だけに
なってしまったキハの運用。最初が「急行2号」。これを撮った後は、1号、4号、
3号と続けてやってくる...といった感じになるのである。
午後の3回はあっという間に過ぎていく。
…… ……
2019年4月28日（日）晴れ
念願の＜鯉のぼり鐵＞に成功して、意気揚々と上総中川駅。
【2019年4月28日12時12分】 いすみ鉄道・上総中川駅
すぐにやってきた第61D列車に乗って向かった先は、再びの久我原だった。
駅を出て国道へ。大多喜街道を少し進むと久我原橋。夷隅川に架かる橋の上からは
並行して走る、いすみ鉄道の夷隅川鉄橋を見ることができる。
そのすぐ先の水田地帯が、多く紹介されている有名撮影地。午前中の列車を
国道側の畦道からサイドがちに撮るのが有名だが、2両だとキハの車体がケーブルか
竹やぶにかかってしまうので、あまり撮りに来ていなかったのだが...
午後は、その反対側から撮るとインカーブでスッキリした列車写真が...
【2019年4月28日13時11分】 いすみ鉄道・総元－久我原（後追い）
というわけで、試し撮りはその折返し第64D列車。思っていたよりも車体側面の光が
弱かったようで。ベストな光線状態では無かったが、でも...
【2019年4月28日13時35分】 いすみ鉄道・久我原－総元
タラコ色のキハ52形と急行色のキハ28形。竹やぶをバックに、しっかりと編成を
記録することができた。
このキハが、上総中野駅ですぐの折返し。「急行4号（大多喜まで普通）」として
40分後には戻ってくる。そう、＜徒歩鉄＞にとって撮影地はこの周囲に限定される
ことにもなる訳で。実は思い描いていた地点があったのだが...
行ってみれば、思ったより線路際の草が目立ってしまって、＜変態鉄＞が思い描いた
ような画は絶対に撮れないことが判明。ここは冬場に改めて挑戦することにして、
2回連続というのも...だが、先ほどのカーブの少し先、線路際にゴミステーションが
あって。その上に陣取って。
前回は線路際に寄ったので、今度は線路から離れて。
【2019年4月28日14時11分】 いすみ鉄道・総元－久我原（後追い）
手前には、ほんの少しだけ水田があって。水鏡とはいかないまでも田植えが済んだ
田んぼの水面にキハの車体が少しだけ映っていて。
後追いではあるものの、ほぼベストな光線である。バックの空もキレイな青。
“仕方なく”選んだポジションで思わぬ収穫となった1枚だった。
ちなみに、ここ、実際はゴミステーション（の通路）なので、周囲は意外と
ゴチャゴチャ感があって。しかも写真の左ギリギリまで家が建っていて。
キハ2両を何とか収めつつ、そういうのを排して...
構図決めはラクそうで意外と苦労したポイントだった。それだけに嬉しさも...
【2019年4月28日14時35分】 いすみ鉄道・久我原－総元
最近は1日フリーきっぷを買わないことが多くなったので...
今度の列車は下り第67D列車。大多喜－上総中野間は1閉塞の扱いでキハを撮った後は
下り列車を1本見送って、その折返しで大多喜方面に戻ることになる訳で。
ということで、“消化試合”的な感はあったが、大多喜街道の久我原橋から
夷隅川鉄橋を渡るその列車の姿を。新緑の時期だけあって、背後の木々もキレイに
見えてくれて。
“秘境駅”であるはずの久我原駅。そのベンチに座って、コンビニで買っておいた
パンでも食べよう...と思っていたら、なぜか、そのベンチがオバチャンたちに
“占拠”されており。嫁さんの愚痴だろうか、家庭内のことで大盛り上がりの中に
割り込んでいくこともできず。近くの道路沿いのコンクリートブロックに腰掛けて
パンを食べたら...
【2019年4月28日15時32分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘駅（後追い）
これまた350型単行の第66D列車で、城見ヶ丘駅へは15:32着。
この列車が2つ先の国吉駅で、最後の「急行3号」と交換してくる。あまり時間も
ないので、狙い通り、駅ヨコの踏切を渡って、カーブのところで。
前回、4月7日の訪問時にも撮ったのだが、あのときは、レンズが「28 － 300」。
300 mmではちょっと迫力が足りないか...と、いつもそう思っていた。
だから、「100 － 400」のズームに付け替えて。
【2019年4月28日15時55分】 いすみ鉄道・上総中川－城見ヶ丘
そうすると不思議なもので、「300 mm以上の超望遠で撮らないと意味が無い」的な
ヘンなこだわりが生まれてしまって。2両目のキハ28は藪の中に隠れたままで
“ケツ切れ”状態の写真を撮るしか無くなってしまった。
尤も、羽根形大型ヘッドマーク付きの急行列車。（首都圏色には不似合いだが...）
国鉄全盛期のディーゼル急行を考えれば、10両を超える長編成で走っていたと
考えても不思議では無い。ということで2両目を切ったことで、何だか長編成の
列車であるかのような...錯覚を与えられる1枚になったと考えれば、これもコレで
良かったのかと。
【2019年4月28日15時55分】 いすみ鉄道・上総中川－城見ヶ丘
お目当ての“正面ドカン”は、思ったよりも窮屈な画になってしまったというのが、
今日のトップ画像だった。
まさに「爆煙」、勾配区間でもないのに、思いっきり唸りを上げる2両のキハの
DMH17Hエンジン。たぶん、その車内では連結面のキハ52の乗務員室に戻った
アテンダントさんがマイクをとり、オルゴールのゼンマイを捻っている
タイミングだろうか。
【2019年4月28日15時56分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘駅付近（後追い）
キハ28の後ろ姿は思いっきり逆光になるのだが、強引にその姿を望遠で引きつけて。
このカットを撮ったら、その余韻に浸りながら...の時間はない。
…… ……
品川ゆきの高速バスは16:15発。200 mほど先にあるショッピングセンター、
“大多喜オリブ”バス停から乗るわけで。大急ぎでオリブへと。
そんな＜変態鉄＞の目の前を“KEIKYU LIMOUSINE”のロゴが入った1台のバスが。
「えっ、バスの時刻変わったの??」と焦ったが、どうやら回送だったようで。
ホッと一安心。
運転手さんからアクアラインが渋滞していることを告げられつつ。10名くらいの
乗客で品川に向かうのだった。
【2019年4月28日16時50分】 千葉県袖ケ浦市・東京湾アクア連絡道
やはり。木更津JCTの合流からアクアトンネルの半分を過ぎる頃までだっただろうか
毎度のように酷い渋滞。
【2019年4月28日18時58分】 東京都港区高輪・シナガワグース
結局、遅れに遅れて19時ちょうどに品川に到着したのだった。
自分にとっては“RP”の使い勝手もだんだん分かってきて。そう、だからこそ、
大型連休後半の「ことでん」にはどのカメラを“帯同”させるべきか、
悩みに悩むことになってしまったのである。（おわり）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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テーマは「新緑の中でキハを撮る」、久々のあの路線も...
【2019年4月28日15時55分】 いすみ鉄道・上総中川－城見ヶ丘
そんな中で、大型連休前半は28日にいすみ鉄道のキハを撮った以外は、会社にも
行っていたし、意外とおとなしく過ごしていたのである。
その撮影記も今日で最終回。いよいよ、明日からは大型連休後半「ことでん」の
話題へと進んでいくつもり。
さて、そのいすみ鉄道。上り2本、下り2本（上下各1本は大原－大多喜間）だけに
なってしまったキハの運用。最初が「急行2号」。これを撮った後は、1号、4号、
3号と続けてやってくる...といった感じになるのである。
午後の3回はあっという間に過ぎていく。
…… ……
2019年4月28日（日）晴れ
念願の＜鯉のぼり鐵＞に成功して、意気揚々と上総中川駅。
【2019年4月28日12時12分】 いすみ鉄道・上総中川駅
すぐにやってきた第61D列車に乗って向かった先は、再びの久我原だった。
駅を出て国道へ。大多喜街道を少し進むと久我原橋。夷隅川に架かる橋の上からは
並行して走る、いすみ鉄道の夷隅川鉄橋を見ることができる。
そのすぐ先の水田地帯が、多く紹介されている有名撮影地。午前中の列車を
国道側の畦道からサイドがちに撮るのが有名だが、2両だとキハの車体がケーブルか
竹やぶにかかってしまうので、あまり撮りに来ていなかったのだが...
午後は、その反対側から撮るとインカーブでスッキリした列車写真が...
【2019年4月28日13時11分】 いすみ鉄道・総元－久我原（後追い）
というわけで、試し撮りはその折返し第64D列車。思っていたよりも車体側面の光が
弱かったようで。ベストな光線状態では無かったが、でも...
【2019年4月28日13時35分】 いすみ鉄道・久我原－総元
タラコ色のキハ52形と急行色のキハ28形。竹やぶをバックに、しっかりと編成を
記録することができた。
このキハが、上総中野駅ですぐの折返し。「急行4号（大多喜まで普通）」として
40分後には戻ってくる。そう、＜徒歩鉄＞にとって撮影地はこの周囲に限定される
ことにもなる訳で。実は思い描いていた地点があったのだが...
行ってみれば、思ったより線路際の草が目立ってしまって、＜変態鉄＞が思い描いた
ような画は絶対に撮れないことが判明。ここは冬場に改めて挑戦することにして、
2回連続というのも...だが、先ほどのカーブの少し先、線路際にゴミステーションが
あって。その上に陣取って。
前回は線路際に寄ったので、今度は線路から離れて。
【2019年4月28日14時11分】 いすみ鉄道・総元－久我原（後追い）
手前には、ほんの少しだけ水田があって。水鏡とはいかないまでも田植えが済んだ
田んぼの水面にキハの車体が少しだけ映っていて。
後追いではあるものの、ほぼベストな光線である。バックの空もキレイな青。
“仕方なく”選んだポジションで思わぬ収穫となった1枚だった。
ちなみに、ここ、実際はゴミステーション（の通路）なので、周囲は意外と
ゴチャゴチャ感があって。しかも写真の左ギリギリまで家が建っていて。
キハ2両を何とか収めつつ、そういうのを排して...
構図決めはラクそうで意外と苦労したポイントだった。それだけに嬉しさも...
【2019年4月28日14時35分】 いすみ鉄道・久我原－総元
最近は1日フリーきっぷを買わないことが多くなったので...
今度の列車は下り第67D列車。大多喜－上総中野間は1閉塞の扱いでキハを撮った後は
下り列車を1本見送って、その折返しで大多喜方面に戻ることになる訳で。
ということで、“消化試合”的な感はあったが、大多喜街道の久我原橋から
夷隅川鉄橋を渡るその列車の姿を。新緑の時期だけあって、背後の木々もキレイに
見えてくれて。
“秘境駅”であるはずの久我原駅。そのベンチに座って、コンビニで買っておいた
パンでも食べよう...と思っていたら、なぜか、そのベンチがオバチャンたちに
“占拠”されており。嫁さんの愚痴だろうか、家庭内のことで大盛り上がりの中に
割り込んでいくこともできず。近くの道路沿いのコンクリートブロックに腰掛けて
パンを食べたら...
【2019年4月28日15時32分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘駅（後追い）
これまた350型単行の第66D列車で、城見ヶ丘駅へは15:32着。
この列車が2つ先の国吉駅で、最後の「急行3号」と交換してくる。あまり時間も
ないので、狙い通り、駅ヨコの踏切を渡って、カーブのところで。
前回、4月7日の訪問時にも撮ったのだが、あのときは、レンズが「28 － 300」。
300 mmではちょっと迫力が足りないか...と、いつもそう思っていた。
だから、「100 － 400」のズームに付け替えて。
【2019年4月28日15時55分】 いすみ鉄道・上総中川－城見ヶ丘
そうすると不思議なもので、「300 mm以上の超望遠で撮らないと意味が無い」的な
ヘンなこだわりが生まれてしまって。2両目のキハ28は藪の中に隠れたままで
“ケツ切れ”状態の写真を撮るしか無くなってしまった。
尤も、羽根形大型ヘッドマーク付きの急行列車。（首都圏色には不似合いだが...）
国鉄全盛期のディーゼル急行を考えれば、10両を超える長編成で走っていたと
考えても不思議では無い。ということで2両目を切ったことで、何だか長編成の
列車であるかのような...錯覚を与えられる1枚になったと考えれば、これもコレで
良かったのかと。
【2019年4月28日15時55分】 いすみ鉄道・上総中川－城見ヶ丘
お目当ての“正面ドカン”は、思ったよりも窮屈な画になってしまったというのが、
今日のトップ画像だった。
まさに「爆煙」、勾配区間でもないのに、思いっきり唸りを上げる2両のキハの
DMH17Hエンジン。たぶん、その車内では連結面のキハ52の乗務員室に戻った
アテンダントさんがマイクをとり、オルゴールのゼンマイを捻っている
タイミングだろうか。
【2019年4月28日15時56分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘駅付近（後追い）
キハ28の後ろ姿は思いっきり逆光になるのだが、強引にその姿を望遠で引きつけて。
このカットを撮ったら、その余韻に浸りながら...の時間はない。
…… ……
品川ゆきの高速バスは16:15発。200 mほど先にあるショッピングセンター、
“大多喜オリブ”バス停から乗るわけで。大急ぎでオリブへと。
そんな＜変態鉄＞の目の前を“KEIKYU LIMOUSINE”のロゴが入った1台のバスが。
「えっ、バスの時刻変わったの??」と焦ったが、どうやら回送だったようで。
ホッと一安心。
運転手さんからアクアラインが渋滞していることを告げられつつ。10名くらいの
乗客で品川に向かうのだった。
【2019年4月28日16時50分】 千葉県袖ケ浦市・東京湾アクア連絡道
やはり。木更津JCTの合流からアクアトンネルの半分を過ぎる頃までだっただろうか
毎度のように酷い渋滞。
【2019年4月28日18時58分】 東京都港区高輪・シナガワグース
結局、遅れに遅れて19時ちょうどに品川に到着したのだった。
自分にとっては“RP”の使い勝手もだんだん分かってきて。そう、だからこそ、
大型連休後半の「ことでん」にはどのカメラを“帯同”させるべきか、
悩みに悩むことになってしまったのである。（おわり）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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